プロフェッショナル「YOSHIKIスペシャル」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

プロフェッショナル「YOSHIKIスペシャル」[解][字]

XJAPANのリーダーYOSHIKI。「本当の自分は音楽の中にしかいない」という言葉を手掛かりに旅は始まった。明かされる素顔。本当のYOSHIKIを探した日々。

詳細情報
番組内容
ロックバンドXJAPANのリーダーとして、数々の伝説を残してきたアーティスト・YOSHIKI。取材は3年半前、突然アメリカに呼び出されたことから始まった。世界各国での音楽活動、多忙な合間を縫っての被災地ボランティア、満身創痍(い)の中でのライブ、父への思いや、亡き盟友との約束、そして最愛の母の死…。番組は予想もしなかったエンディングへと加速していく。生と死の狭間で揺れる男。1200日の記録。
出演者
【出演】YOSHIKI,松本孝弘,HYDE,【語り】橋本さとし,上白石萌音

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

テキストマイニング結果

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その男は 想像以上に ぶっ飛んでいた。

(たたく音)

昼夜問わず 突然始まるトレーニング。

♬~

かと思えば 午前2時にドラムに向かう。

ロックバンド「X JAPAN」を率い

数々の名曲を世に放ってきた
カリスマ YOSHIKI。

≪We are! X! We are! X!

長きにわたる交渉の末

3年半に及ぶ「異例の密着取材」が
実現した。

だが 取材を進めるうちに
浮かび上がってきたのは

カリスマの孤独。

そして 苦悩。

次第に
愛するものを失い続けてきた男の

救いようのない悲しみが見えてきた。

今宵 あなたは目にする。

本当の YOSHIKIを。

♬~

始まりは 2019年の春。

取材交渉から1年。

アメリカに来てもらいたいという連絡が
突然入った。

肝心のライブは 撮影NG。

それでも 帰り道…。

プライべートジェットに
乗るように言われた。

あ~。

しばらくすると 眠気を催したのか…。

寝てしまった。

これが YOSHIKIとの出会いだった。

次に姿を捉えたのは1週間後 東京。

YOSHIKIに 聞いておきたいことがあった。

厳しい面。

それを早速 目の当たりにした。

楽屋に 一台のピアノ。

集中の妨げになると
部屋を追い出された。

♬~(ピアノ)

指を慣らすための 単調な基礎練習。

リハーサルが始まるまでの1時間
途切れることなく それは続いた。

♬~(ピアノ)

リハーサルが始まった。

演奏するのは 1曲。

23年前 当時の天皇陛下のために作曲した
「Anniversary」。

♬~

YOSHIKIは 自らのピアノに
納得がいかない様子だった。

♬~(ピアノ)

ピアノが また 鳴り始めた。

深夜12時を過ぎても
それが鳴りやむことはなかった。

♬~(ピアノ)

本番当日。

♬~(ピアノ)

夜通し練習してもなお
基礎練習から繰り返す。

♬~(ピアノ)

これまで 数えきれないほど弾いてきた曲。

それでも毎回 必ず
ギリギリまで練習を繰り返す。

♬~

目指す 境地がある。

♬~

♬~

(拍手)

♬~(ピアノ)

本番が終わってもなお
YOSHIKIのピアノは 鳴り続けていた。

♬~(ピアノ)

♬「X 感じてみろ」

♬「X 叫んでみろ」

YOSHIKIが X JAPANを率い
デビューしたのは 1985年のことだった。

ど派手なメークに 圧倒的な演奏

破滅的な演出。

熱狂的ファンを生み出し

時代の顔となった。

♬「Endless rain, fall on my heart」

作詞・作曲の大半を担ったのが
リーダーのYOSHIKI。

その感性は高く評価され

「世界に最も近いロックバンド」と
いわれた。

♬~

≪おはようございます。
今日は よろしくお願いいたします。

取材を始めて1か月。

撮影は 早くも行き詰まっていた。

密着が許されるのは

華やかな式典などの

ごく限られた場面ばかり。

カメラに映るYOSHIKIは

あくまで表向きの姿。

そこに 真実は ないように思われた。

♬~

音楽活動に迫ろうとすると…。

本当の姿を撮りたい。

そう申し入れたところ

YOSHIKIが拠点を置くロサンゼルスに
来るように 知らせが入った。

(取材者)あの…。

ほとんど会話できないまま
一日が終わろうとしたときだった。

インタビューに応じると連絡が入った。

聞きたいことを
何でも聞いていいという。

すみません じゃあ…。

ハァ~。

OK ワンダフル。

初めてのインタビューは 7分。

それからだった。

YOSHIKIとの関係が
少し変わったのは。

一緒に旅をしないか。

世界を巡る日々に
同行することになった。

≪すみません サインお願いします。

(ファンたち)X! X! X!

チアーズ チアーズ。

はい チアーズ。

完璧でありつつ未完成であろうとする
YOSHIKIのレコーディングは

壮絶を極めるという。

だが そこに 本当のYOSHIKIがいる。

レコーディングが
この番組の終着点になると思われた。

ということは…

(取材者)えっ ほんとですか?

パーティーのあと。

(笑い声)

「ごめんね 僕とつきあっているとね」。

常に 人に囲まれながらも

時折見せるYOSHIKIの表情には
孤独の色が見えた。

(たたく音)

デビューから 37年。

肉体のピークは とうに過ぎた。

それだけではない。

激しい演奏スタイルがたたり
頸椎を2度手術。

腕にも爆弾を抱えている。

医師からは引退を勧められているが

ステージに立ち続けるための努力を
YOSHIKIは一日も欠かしたことはない。

(YOSHIKI)今 この与えられた時間を
まあ 精一杯 生きてるというか。

なぜ そこまで追い込み
生き急ぐような生き方を

YOSHIKIはするのか。

それが少しだけ分かったのは
取材を始めて3か月が過ぎた頃。

突然 ピアノがセッティングされた。

≪やばい!
≪かっこいい!

♬~

事前の告知もなく
サプライズでピアノを弾く。

♬~

♬~

(拍手と歓声)

演奏を終えたYOSHIKIの目に
光るものがあった。

X JAPANのギタリストであり

無二の親友だった HIDE。

24年前 この世を去った。

HIDEを失ってから YOSHIKIの生き方は
大きく変わったという。

(笑い声)

飾らない姿を YOSHIKIは
カメラにさらすようになっていた。

We are!
(ファンたち)X!

We are!
(ファンたち)X!

忙しい合間を縫って
ファンの一人一人と向き合う姿が

そこにあった。

(笑い声)

取材を始めて半年。

レコーディングを撮る機会は
訪れなかったが

YOSHIKIの これまでにない一面を
目にすることになった。

YOSHIKIは この日
しきりにスケジュールを気にしていた。

どうしても やらなければならないことが
あるという。

翌日 向かったのは 千葉県 鋸南町。

2週間前 大型の台風が直撃。

甚大な被害が出ていた。

よろしくお願いします。

素性を隠してのボランティア。

同行を渋られたが

目立たないようスマホで撮影し
ディレクターも手伝うという約束で

許可を得た。

40度近い温室で
YOSHIKIは黙々と もみ殻を運んだ。

だが 過密スケジュールの代償は
ことのほか大きかった。

翌日 2つの異なるステージを
控えているが

腕が全く上がらない。

「チョイスが 無い」。

「この生き方しかできない」と
YOSHIKIは言った。

♬~

治療を終えると また ピアノ。

♬~

演奏に妥協できず
練習を重ねるほどに痛みが増す。

それでも やめられない。

一睡もせず 本番。

♬~

♬~

いつしか 楽屋での取材も
許されるようになっていた。

そこには いつもピアノがあった。

まるで この世界と自分をつなぎ留める
唯一の よすがであるかのように

YOSHIKIは音楽を奏でた。

♬~

(歓声)

YOSHIKIは以前 こう語ったことがある。

「悲しみが深いほど
美しい音楽を奏でられる」。

私たちは やがて
YOSHIKIの本当の悲しみに

触れることになった。

YOSHIKIさんは 千葉県館山市の生まれ。

重いぜんそくを患い 発作が起きる度に
病院に担ぎ込まれた。

外出は めったに許されず

唯一の楽しみは 4歳で始めたピアノ。

鍵盤に向かう そのときだけは
苦しさから自由になれた。

YOSHIKIさんのピアノを
誰よりも喜んでくれたのが

父だった。

小学5年生の夏休み。

父は突然 自ら命を絶った。

愛した父は
自分を愛してはいなかったのか。

愛する人から
ひとり取り残される孤独を

初めて知った。

音楽に すがりついた。

レコード店に 通い詰めた。

そこで ある出会いをする。

♬~(「Got Love for sale」)

そんなYOSHIKIさんを
応援してくれたのが

母 千恵子さんだった。

少しでも息子を元気づけたいと
ドラムセットを買ってくれた。

KISSのライブにも
仕事を休んで連れていってくれた。

♬~

♬~

ロックにのめり込み 練習に明け暮れた。

♬~

中学3年生で 初ライブ。
♬~

♬~

高校2年で
同級生らと「X」を結成。 ♬~

青春の全てを注いだ。 ♬~

でも YOSHIKIさんの理想は高く

それについていけないと
メンバーの脱退が相次ぎ

20人以上が去っていった。

そんなとき
ひとりのギタリストと出会う。

別のバンドでリーダーをしていた
1つ年上のHIDEさん。

HIDEさんが加わることで
かみ合い始めた バンドの歯車。

YOSHIKIさんは
自分の感性を信じて曲を書き上げ

そのメロディーは
多くの人の心をつかんだ。

26歳 YOSHIKIさんは
さらなる高みを自らに課した。

自分たちのロックが世界に通用することを
示したい。

それが 悲劇の始まりだった。

完璧を求め
何千 何万と収録を繰り返したが

納得できない。

気付かないうちに
バンドは壊れ始めていた。

世界進出を表明して 5年。

YOSHIKIさんは 愛するものを失った。

でも 本当の悲劇は その先にあった。

(泣き叫ぶ声)

解散から5か月。

HIDEさんが この世を去った。

まあ…

なぜ 愛したものは
ことごとく自分を置き去りにするのか。

YOSHIKIさんは
自身の音楽活動に終止符を打ち

表舞台から身を引いた。

それから1年。

YOSHIKIさんのもとに
あるオファーが届いた。

当時の天皇陛下の即位10年を祝う
奉祝曲の作曲依頼。

自分にはできない。

断るつもりでいた。

たったひとり 相談したい人がいた。

母 千恵子さん。

いつ いかなるときも

自分を肯定してくれた人。

電話をかけると 母は言った。

そして 曲が生まれた。

(歓声)

演奏の前 降り続いていた雨が やんだ。

♬~

愛するものが次々と去る。

そんな絶望の中で
生きることを諦めなかった。

(YOSHIKI)
きっと生かされているんだと思うのね。

(拍手)

母が喜んでくれたことが
YOSHIKIさんは何よりもうれしかった。

音楽にささげ 音楽に奪われ

音楽に救われてきた人生。

繰り返される悲しみと再生の中で
その音楽は

深さを増していく。

取材を始めて1年。

新型コロナウイルスのまん延で
密着取材は中断していた。

YOSHIKIは アメリカの自宅で
ひとり過ごすことが多くなっていた。

再会したのは 2021年の冬。

顔を合わせるのは
1年11か月ぶりだった。

いやいや…。

だが 連絡があったのは
それから5か月後のことだった。

単刀直入 聞いてみた。

本当の自分がいると語った
レコーディング。

その扉が ようやく開こうとしていた。

翌日。

撮影は
急きょ中止になった。

YOSHIKIは また
ひとりになった。

5日後。

≪YOSHIKIさんで~す!
(拍手)

挨拶だけで帰るつもりが

いつもどおり撮影してほしいと言われた。

あれだよね 何だっけ…。
≪おっ。

突然 ピアノに向かった。

♬~

うん… そうですね…。

計り知れない悲しみの中で

YOSHIKIは また
新たな音楽を紡ぎ出そうとしていた。

これまで 立ち入ることが許されなかった
レコーディング。

新曲は ロック。

自ら書き下ろしたという。

(ドラムの音)

♬~

書き上げた楽譜に沿って

1つずつ 音をとっていく。

タンタンタ タンタカタカタ…。

いいよ。
≪はい 38から流します。

それだけに飽き足らず
楽譜以上の音はないか 探り続ける。

♬~

♬~

(ドラムの音)

果てのない 模索。

♬~

新曲のボーカルを務める HYDE。

♬~

♬~

なんか…

♬「time to fly time to fly high」

♬「time to fly
time to fly high」

みたいな?

♬「time to fly
time to fly high」

♬~

(HYDEの歌声)

♬~

緊張で息もできないほどと聞いていた
レコーディング。

♬~

そこは 意外なほど穏やかだった。

♬~

(笑い声)

(笑い声)

はい… ああ!

♬~

♬~
(防災行政無線「Forever Love」)

♬~(ピアノ)

母がこの世を去って初めて

人前でピアノを演奏するコンサートが
開かれようとしていた。

♬~

ピアノを弾く息子を
いつも うれしそうに見ていた母。

伝えたかった思いを 音にする。

♬~

(拍手)

♬~

♬~

(拍手)

(拍手)

♬~(主題歌)

♬~

密着の最後 もう一度 あの質問をした。

まあね…。

う~ん…。

♬~

僕じゃない人間が
プロフェッショナルだと思います。

(取材者)どういうことですか?

僕は 甘いと思う。 いろんなところが。

やっぱり
自分はプロじゃないなって思います。

僕は 永遠のアマチュアでいい。

なんか…

僕もね ずっと
いろんなことがあって考えてたけど

なんか
僕 本当に音楽が好きなんだなっていう。

努力してるし 音楽を愛してるし

音楽に この身をね ささげるつもり。

(取材者)
本当にありがとうございました。

また お願いします。

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