ポツンと一軒家 世界遺産のほとり…湖に眠る故郷の記憶▽悠々自適!鮎つり暮らし[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ポツンと一軒家 世界遺産のほとり…湖に眠る故郷の記憶▽悠々自適!鮎つり暮らし[字]

衛星写真で発見!“何でこんな所に?”という場所に、ポツンと建つ一軒家を日本全国大捜索!

◇番組内容
【奈良県】
和歌山との県境に近い奈良の山の中で一軒家を発見!最寄りの集落で出会った女性が、知り合いに電話をして一軒家の様子を確認してくれたが、「今は廃屋になっている」とのこと。捜索隊はやむを得ず、別の一軒家の捜索を開始。すると、女性から「心当たりのある家が…」と、まさかの情報提供が!
◇出演者
【司会】所ジョージ
【パネラー】林修
【ゲスト】戸次重幸、本田望結
◇ナレーション
緒方賢一、小山茉美
◇おしらせ
☆お知り合いの『ポツンと一軒家』を教えてください!

☆番組HP
 https://www.asahi.co.jp/potsunto/
☆Twitter
 https://twitter.com/potsun_abctv

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – その他

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  17. 敷地
  18. 衛星写真
  19. 温泉
  20. 故郷

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

散髪進行!
(一同 笑い)

(堀内)覚えた。 もう覚えた。

<衛星写真を拡大すると

見えてくる>

<人里離れた

<いったい

<こんな所に暮らして
いるのだろうか?>

(捜索隊)これか
(捜索隊)完全な工事中だな

怖いな なんか…
すごい道だ

初めて通りますよ こんな道

(捜索隊)すごいですね

<急流沿いの荒れた河原を
走っていくと…>

<故郷を失った
切ない記憶が

水の底に
沈んでいた>

<今夜も

(スタジオ内 拍手)

どうですか?
その… ポツンと一軒家で

こう 山ん中で暮らすみたいなお話

いや もう きついですね…
えっ なんで きついんですか?

だって いい話ですよ
人生観がね すごく…

もう すてきな方ばっかりで

Wi-Fiがないっていうのは
きついと思いますよね

そんな世代ですか?
いやいやいや そうですよ

本当に?
最低4Gないと

僕の携帯で
ゲームやってるんですけど


できないんですよ

本当に そんな世代?
いやいや… ですよ!

私は フィギュアスケートを
やってるんですけど…

うん… 知ってます
ふふふふっ

みんな 知ってます
はい フィギュアスケートの

拠点にしてる大阪のリンクが
意外と 山…

奥なの?
ちょっと まあ ポツン感が

あるので ポツン慣れしてます

で そういう所で
生活をするとなったら どう?

きょうだい 5人きょうだいで
うん

ワンちゃんも6匹いるので…
うん ガヤガヤしてれば

大丈夫ということでね
はい 本日の

こちらです

奈良県ですね はい
和歌山寄りの所ですが

おおー
まあ 埋もれてますね

今 チラッとしか
見えませんでしたけど

周り なんにもなかったですよ

すごい これ 山奥
今回は 山深いですよ

で 青い屋根と茶色い屋根が
見えますが

道がはっきり映っておりません

ある程度 こう…
人と合わなくて済む仕事

やっぱり 芸術的な?
そういったのを

なりわいとしてる人
なんじゃないかなと…

木工であったり
土をいじってたりっていう人

この辺 木工は
結構 有名な地域だと思いますよ

これ 畑もないですか?
あれ 畑かもしれない

あっ そうですね
この辺りは その可能性は…

何を作ってると思います?
畑だとすれば

レモン
あっ レモンとかを?

僕は 椎茸栽培
この辺り それも有名ですから

この辺 木々が多いから伐採して
キノコを作ってるんじゃない…

あっ なんか この中で

当たりそうな感じ しますよね

<衛星写真で見つけた 奈良県の

ポツンと一軒家を目指し

最寄りの集落から捜索開始>

よく見つけたな これ

(捜索隊)山奥ですね すごいですね
(捜索隊)すごいですね

(捜索隊)はーい

(捜索隊)狭いですね

(捜索隊)本当ですね
(捜索隊)うーん

人と出会えるかな?

(捜索隊)こんにちは

(捜索隊)あのですね

(捜索隊)一応 衛星写真
お持ちしたんですけど

はい
見えますか? えーっとですね…

いや でしょうな これ

(捜索隊)すいません

あっ 本当ですか

いいな 高台で ここ
玄関 立派ですね

(捜索隊)はいはいはい

(捜索隊)小屋?

あっ 飯場?

(捜索隊)はあはあ はあはあ
そういうふうな…

<山奥にポツンと建つ
その一軒家は

昔 山仕事をする人たちが
寝泊まりしていた

飯場ではないかと言うお母さん>

線?
線?

集材機の線っていうのが
あるんですか?

へえー
何? あれ

(捜索隊)あっ そうなんですね

<深い谷を挟んで

険しく切り立った山が向き合う
この辺りでは

急な斜面に
作業道を設けるのが難しく

山から山へワイヤーをつないだ
架線式の集材機が

いくつも設置されているという>

あれで運んじゃうんだ
じゃあ あれで

相当の強度があるんですね
そうですね 材木 重たいからね

<その最大積載量は3tに及び…>

3t?

<林業の伐採作業や
地滑り防止工事などに使う

小型重機を山の上に運んだり
伐採した木々や

工事で出た土砂などを
運び出したりと

大事な役割を担っている>

よく 3tで あれが
こんな たるまないね

ねえ すごいですね

<この集材機の操作は 作業現場と
対面する山に設置された

ワイヤーを巻き取る
巨大なウィンチがついた

専用の機械で行っている>

えっ 知らなかった 集材機?
ほう 架線集材機

<昔 山で働く作業員の
飯場だったと思われる

ポツンと一軒家>

<今は もう その周辺の架線で

集材機が使われている様子は
ないらしい>

(捜索隊)あっ そうなんですね

(捜索隊)あっ そうなんですね

(捜索隊)行けない?

えっ? 本当に道がないんだ

<2011年
紀伊半島を襲った

大型台風12号>

<そのときに起きた
土砂崩れの影響で

山の上の飯場へ通じる道は
通れなくなってしまったそうだ>

面倒見がいいなー

めちゃくちゃ頼れるな お母さん
うん

<今も飯場が使われているのか
確かめるため

わざわざ お母さんが

知り合いに電話をかけてくれた>

(捜索隊)こんにちは

(捜索隊)ははははっ

<用事を済ませた娘さんも
玄関に顔を出してくれた>

ここは 4G 来てるんですね
そこですか?

うん ここは まだ来てるんだ
おおー

(捜索隊)残念ですねー

<この辺り一帯 およそ150ha

東京ドーム32個分の広さの山では

昭和57年から 杉や檜などの

大規模な伐採が行われ

確かに 山の中に飯場があり

大勢の作業員で
にぎわったそうだ>

すごいとこ 行こうとしてたんだね

よく あそこから 材木 運んだな

本当ですね すごい

<だが お母さんが

言っていたとおり

10年前の台風で起きた

土砂崩れの影響で

そこへ至る道が寸断され

誰も寄りつけないまま

今は もう
廃墟となっているという>

ああー やっぱ そうなんだ

<残念ながら
今回の捜索は これで終了>

どうすんの?

<協力してもらった岡田さん一家に
お礼を言い 別れる間際

捜索隊は 気になっていた事を
聞いてみた>

何よ?

(捜索隊)何をやられて…
職業はね…

(捜索隊)
何でも屋さんなんですか?

(捜索隊)あっ そうなんですね

あっ 椎茸 きた!
あっ! すごーい

(捜索隊)
ロッジもやってるんですか?

あっ 川沿いでね

(捜索隊)あっ 熊野古道が
通ってるんですか?

あっ 熊野古道
そっか そういう場所だ

(捜索隊)はあー
はい

(捜索隊)ちなみに

(捜索隊)いいですか?

<本業は 土木業だが

家の前の広い敷地に
大きなビニールハウスを建て

椎茸の原木栽培も
行っているという岡田家>

おっ すごいね 大々的だね

すごっ
本当だ

<今は コロナ禍で休業中だが

熊野古道を散策する観光客相手に
民宿も営んでいると聞き

ちょっと見せてもらうことに>

熊野古道…
あっ この橋 渡るんですか?

熊野古道
(好世)はい そうです

(捜索隊)へえー

(捜索隊)はあはあはあ すぐですね
(好世)すぐです

(捜索隊)はいはいはい

あっ ここですか?

(岡田)ははははっ

<以前は 収穫した椎茸を
袋詰めする作業場や

保管する倉庫として
使っていたという

古いスレート張りの建物>

(岡田)ははははっ

(捜索隊)ははははっ

本当だね 外観とだいぶ違うよ
本当ですね

(好世)はい 畳の…
(捜索隊)和室?

(好世)はい
(捜索隊)へえー

(岡田)こちらは
キッチンになっててね…

(捜索隊)へえー
(岡田)はい

(捜索隊)あっ そうなんですね

(捜索隊)へえー

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)結構ガッチリ…
(岡田)入れてますね はい

なるほど

はい

(岡田)洗濯機も こうやって
置いてあるんですけどね

(捜索隊)ははははっ なるほど

すごい設備投資したね これ

だって もともと
倉庫だったんですもんね

(捜索隊)5千円? 1人?
はい

(捜索隊)へえー

<実は この民泊用に改装した
倉庫などが建つ広い敷地は

もともと テニスコートや
屋内プールなどを併設した

リゾート施設の
所有地だったそうで

それが15年前に売りに出され
岡田家が買い取ったのだという>

<かつて ペンションとして
使われていた

丸太小屋風のロッジは

これがロッジ?
(岡田)はい

(捜索隊)
小さい丸太を埋め込んで…

(捜索隊)あっ すいません

(岡田)勿体無いんですけどね
(捜索隊)えっ これは もう

(捜索隊)出されてたんですか?
(岡田)そうですね あのね

(捜索隊)川が綺麗で…
(岡田)綺麗です

もう すっごく綺麗やってね

桜の花が咲いたら
ものすごい綺麗です

ははははっ
(捜索隊)ええー

もったいないな
もったいないね

もったいない!

<親子で

<10年前に始めた椎茸栽培が
忙しくなり

レストラン経営まで 手が
回らなくなってしまったそうだ>

<無理を言って
いろいろ 見せてもらったが…>

さあ どうする? 捜索隊

行きに何か見つけてたのかな?

<親切な岡田さん親子に
別れを告げ

また

<山道を引き返す捜索隊>

<だが ここで

なんだ?
電話!

やっぱり!
ええー

思い出したんだ
思い出した…

ありますよ! みたいな
お母さんが

(捜索隊)了解です

<奈良県のポツンと一軒家は

山仕事をする人たちの
飯場だとわかったが

今は もう 使われていなかった>

<いろいろと お世話になった
岡田さん母娘に別れを告げ

来た道を引き返していると…>

<捜索隊の電話が鳴った>

(捜索隊)ごめんなさい ちょっと
いったん どっかで止めます

(捜索隊)了解です

<電話の相手は
さっき 別れたばかりの

岡田家のお母さんだった>

あっ やっぱ お母さんだ
ほら 面倒見がいいからさ

<なんと あのあと
知り合いに連絡して

この辺りに
ほかにポツンと一軒家がないか

聞いてくれたようだ>

娘さんと話したのかな? これ
ポツンと一軒家がなかったらさ

これ 全部 うちらも
カットになっちゃうんじゃない?

いやいや… そういう会議では
なかったと思いますよ

<心当たりのある
一軒家があったというのだが

果たして…>

「見つかりました?」って…
ははははっ

お母さん任せだもん もう

魚釣りを この川でされる
そういう感じですね

(捜索隊)そういう方が
いらっしゃるんですか?

優雅ですね
いいな

(捜索隊)はあはあ はあはあ…

(捜索隊)おじさんが1人?

(捜索隊)あっ ないですか

<衛星写真で確認してみると

もともと 目指していた

すでに
廃墟となっている飯場から

3kmほど離れた川のほとりに
確かに建物があった>

<周りに家がなく ここも
間違いなくポツンと一軒家だ>

なかなか いいロケーションですね
ねえ

すぐ鮎が釣れるような
ロケーション

<ここに
鮎釣りのシーズンだけ

おじさんが 1人で
住んでいるというのだが

敷地は広く
いくつかの建物が

整然と並んでいる>

(捜索隊)ああー

(岡田)で あの

(岡田)そうですね

(捜索隊)ああー なんか 結構
工事をされてるような

感じですけど…
(岡田)工事中ですね

(捜索隊)ああー あれ あそこ

日本中で
こういうこと 起きてるんですね

そうだね

<ここ10年以内で この辺りの
山で起きた土砂崩れは

大小合わせて30ヵ所ほど>

<河原に重機が入って
作業しているのは

川に流されてきた
土砂や流木などを撤去したり

治水工事を行っているためだった>

<お母さんが教えてくれた

新たなポツンと一軒家への道も

3年前の大雨による土砂崩れで
通行止めに>

<現在は 川の向こう側に
造られた

臨時の迂回路を
通っていくほかに

道は ないという>

(捜索隊)ずーっとまっすぐ?
はい で

(捜索隊)あっ 左側にあるんですね

ははははっ

いえいえ

(捜索隊)ああー

(捜索隊)ありがとうございます

ははははっ
(捜索隊)えっ?

お土産まで?

えっ?
いい人だ

これね

(岡田)これね

(捜索隊)へえー isao
(岡田)isao茸

(捜索隊)
isao茸っていうんですか?

(捜索隊)ああー ははははっ

(捜索隊)そうなんですね
亥早夫さんなんですね

(捜索隊)揚げ寿司?

(岡田)こういう感じ
(捜索隊)ああー!

これを揚げ寿司っていうんですか
(岡田)そうです

(岡田)おいなりさんですね

ありがたい
こういうことなんだよな

なんか こう… 田舎に行くと
こういう人の優しさに触れるの

いいですね
あと 助かるよね 車の中で

ちょっと 1口 食うのにね
そうですね これ

(捜索隊)すいません
(岡田)食べようと思うときに

サッとね 出して食べるんです

今 食べんだ

すごいな
おいなりさんまで もらって

情報も もらって
そのマイク 置いてけよ そこへ

はははっ

使いようはないと思いますよ
けど 記念にね

<新たなポツンと一軒家を
教えてもらったうえに

お土産に 自家製の椎茸と
おいなりさんまで いただき

恐縮しきりの捜索隊>

いいね

怖いですよね
本当に道があるのかとか

怖いでしょうな

(捜索隊)すごいですね

ははっ

<岡田さん母娘が
家の前で手を振ってくれていた>

<どこまでも親切な母娘に見送られ

河原に造成された
臨時の う回路を進む>

<ほぼ垂直に切り立つ山の急斜面>

<崩れ落ちた木や土砂が
川にまで達し

川沿いに走っていた道は
完全に飲み込まれてしまい

見えなくなっていた>

(捜索隊)凄いですね

<土砂で埋まった道を避けて
造られた う回路から

仮設の橋を渡って
また反対側の川岸へ>

(捜索隊)言ってましたね

(捜索隊)そうですね

<この橋を渡って左に曲がれば
あとは道なりに走るだけで

ポツンと一軒家に
たどり着くはずだ>

<うっそうとした森が迫る
川沿いの道を走り

一路 ポツンと一軒家へ>

<鮎釣りのシーズンだけ
そこに住んでいるという人は

いったい どんな人で

どんな暮らしを
しているのだろうか>

あっ 川に沿って
いい鮎が釣れるんでしょうね

<随分と高い所まで

上がってきた捜索隊>

<と

(捜索隊)あっ これですか?

(二宮)この大きな洗剤 すぐなくなりません?
(主婦4人)すぐなくなるのよね~

「NANOX」なら これ1本で約2倍長く使えます
(主婦A)に・・・・2倍!?

♬~
《中身が濃いからながーーーく
使えちゃう》

「NANOX」 見た目じゃないのよ 洗剤は

(二宮)服のニオイ気にして
色んなもの使ってない??

はい 古い~

今やニオイ専用これ1本で

全部いけちゃいます

紫の「NANOX」ニオイ専用
(二宮・相葉)いっしょだと最高!

<ついに
地元の人に教えてもらった

奈良県の

<そこは 山あいを縫うように
流れる大きな川のほとり>

<青々とした みなもに

亀が頭を突き出したような
広い敷地に

赤い屋根の2階建てと
茶色い横長の屋根の平屋が

2棟 並んで建っていた>

川っていうより湖だね もう
そうですね

めっちゃきれい
広い

(捜索隊)おっ ワンちゃん いる

ワンちゃん いるってことは
いるわな

いる いる

(捜索隊)突然 すいません

奥さんもじゃん

(捜索隊)あっ そうなんですね

ご主人

(捜索隊)ああー すいません

ニコニコしてる

<突然 お邪魔した
捜索隊を

快く迎えてくれた
この人が

ポツンと一軒家の
あるじ

(捜索隊)奥さん
お名前 教えていただいても…

はい?
(西)美子 美しい子と書きます

(捜索隊)美子さん

(捜索隊)今日 来たんですか?

(捜索隊)っていうことは…

(捜索隊)あっ お父さんは
ずっと いるんですか? ここに

ほとんど
(捜索隊)ほとんど こっちに

住んでて…

(捜索隊)ああー

へえー
いいな

これ 建てたやつやな
(捜索隊)あっ 61歳の時?

じゃあ
まだ築18年ぐらいですか?

(西)これはね

(捜索隊)ああー ご自分で 会社を
やられてたってことですか?

(西)そうそうそう

(捜索隊)仮設を建てる
専門ってことですか?

うん 仮設でやってました
(捜索隊)へえー

(捜索隊)あっ そうなんですね

(捜索隊)えっ ダムで
水没したんですか? 実家

水没して ほんで もう

ええー じゃあ

<昭和33年 戦後の
電力不足を解消するため

<工事は
異例の急ピッチで進められ

<その際 弘さんの実家があった
集落を含む

4つの集落 100世帯以上の家が
ダムに沈み

多くの人が慣れ親しんだ
ふるさとを失った>

<弘さんが自分の生まれ育った家が
あったという場所に

案内してくれた>

<着いたのは ダム湖の
ほとりにある小さな集落>

(捜索隊)はい はい

(捜索隊)ああー そうなんですか

(捜索隊)あっ そうなんですか

(捜索隊)へえー

(捜索隊)あっ なるほど

(捜索隊)あっ そうなんですか

ほんで

(捜索隊)じゃあ
弘さんのご実家は ここになる

ってことなんですか? 今
(西)そうやね

<ダム工事が始まる前に
集落の住人たちは

みんな それぞれ
新たな土地を見つけて

出ていった>

<両親は ダム湖を見下ろす

対岸の高台に土地を買い

新しく家を建てて移り住んだ>

(捜索隊)あっ そうなんですね

<ダム湖のほとりに建てた

新しい家には

ほとんど住むことはなく

高校時代は寮生活を送った弘さん>

<東京の大学に進むと

卒業後は建築会社に就職>

<転勤先の大阪で
美子さんと知り合い

26歳で結婚>

<40代で独立し 工事現場の
仮設事務所などを建てる

建築会社を設立>

<以来 大阪に家を建てて

ずっと夫婦2人で
暮らしていたのだが

18年前 61歳のときに会社をたたみ

46年ぶりに生まれ故郷に戻って
暮らし始めたそうだ>

やっぱり 故郷がいいんだ

ほんで これ
倉庫に建てとっただけ

(捜索隊)ああー

(捜索隊)お願いしたんですね
(西)はい はい

(捜索隊)なるほど

よいしょ

はい はい

失礼します あっ ここが…
(西)リビング あと キッチンか

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)へえー

(捜索隊)システムキッチンですね

(捜索隊)
あっ オール電化なんですね

(捜索隊)湧き水が
ここで出てるんですか?

<そんな家の脇には
弘さんが作った家庭菜園があり

色んな野菜を育てている>

(捜索隊)あっ ドッグラン?
(西)はい

(西)ここ 閉めて

(捜索隊)ああー そうなんですね

(西)囲わんと もう

(捜索隊)ああー

全方向から攻撃してくるんですね

(捜索隊)溶接してあるんですか?
(西)うん

(捜索隊)へえー

(捜索隊)ミョウガ

(捜索隊)ミョウガって
(西)これ もう

(捜索隊)ミョウガ 楽しみですよね

(西)これはね

(西)ほんで これ
屋根してますねん

(捜索隊)そうなんですね

やりますね

(西)ほんで これ 茄子

(捜索隊)あっ 茄子

(西)ほんで これ きゅうり
(捜索隊)あっ きゅうり

(西)はい ほんで それはキャベツ

(捜索隊)それはキャベツですか
あっ 本当だ

(捜索隊)へえー

(捜索隊)これ スイカ

(西)ほんで

(捜索隊)へえー
そんな大玉がなるんですね

これ 全部
(捜索隊)弘さん あれですね

(捜索隊)これ

(捜索隊)ええー?
そんな大量に来たんですか?

それを発注して ここに…
大がかりですね

<テレビ番組で
野菜作りを学んだという弘さん>

<広い敷地はあったが

畑ができるような土地では
なかったので

木の板で枠を組み
40tもの真砂土を入れ

自力で

きちょうめんなんでしょうね
すごいきれい

<すると 弘さん 畑仕事に
必要な物を調達すると言って

家庭菜園の奥へ>

(捜索隊)そうですか

(捜索隊)ああ わかりました

<もし 足を滑らせでもしたら

一気にダム湖まで転げ落ちそうな
急斜面>

<今年の年末には
80歳になる弘さんだが

そんな斜面でも
しっかりと足をふんばり

どんどん下へ下りていく>

野草かな? なんだろう

<畑仕事に必要な物を
調達すると言って

崖のような急斜面を

しっかりした足取りで下りていく

今年 80歳になる

<ついには 湖面ギリギリの
うっそうと生い茂る藪の中へ>

なんだろうな?

竹?
竹?

<わざわざ
危険な急斜面を下りてまで

弘さんが取りに行ったのは
水辺に自生する竹だった>

(捜索隊)ははははっ

<細めの竹を10本ほど切って
束にすると

それを抱えて急斜面を上り
家庭菜園へ>

<果たして この竹を
何に使うのだろうか?>

<長さ3メートルほどの竹の先を
上の金網に通すと…>

<根元を土に突き刺した>

なるほど
なるほどね

添え木にすんだ

(捜索隊)それ きゅうりですか?
(西)きゅうり

(捜索隊)ああ こうやって
きゅうりの支柱とかに

使うんですね
(西)そうそう そうそう

(捜索隊)ああー

<こうして 毎日 手入れを欠かさず

愛情込めて作る野菜は

全部で20種類>

<夫婦で食べるほか

学生時代からの友人や

昔の仕事仲間にも

送ったりしているそうだ>

(捜索隊)そうですよね

<畑仕事を終えた弘さん
今度は 車に乗って どこかへ>

<仕事を辞めて故郷に戻り

ポツンと一軒家暮らしを始めて
18年>

<この時期 毎日のように
出掛ける場所があるという>

あれじゃん 鮎釣りだな
違うのかな?

いや それ意外は考えにくい

<軽トラで山道を走り
やって来たのは…>

(捜索隊)温泉って書いてあります
大露天風呂って…

えっ? あっ 違う?
温泉があるの?

<突如 目の前に現れた温泉の看板>

露天風呂があるよ

<畑仕事の汗を流しに
来たのだろうか?>

<温泉の のぼりに導かれるように

川沿いの急な坂道を下りていく>

<坂を下りきった所に
駐車場があり

そこに車を止めた>

釣るんじゃないかな?

よいしょ

<車を降りると すぐ
腰までの胴長をはき

ベストを羽織った>

鮎 釣るんだ
やっぱ そうだ

(捜索隊)これから釣りに?
釣りにいく

(捜索隊)鮎ですか
(西)うん

<そう 弘さんの目的は

麓で話を聞いた
岡田さんも言っていたとおり

鮎釣りだった>

毎日 来てんだろうな これ
うわー きれい

楽しいんでしょうね
うん

<川底が見える澄みきった清流>

<ここは 弘さんが通っている

いくつかあるポイントのうちの
1つだそうだ>

(捜索隊)あっ そうなんですね

(捜索隊)ちなみに

あっ これ 友釣りかな?

(捜索隊)囮?

(捜索隊)
先に鮎を付けるんですか?

(西)うん

(捜索隊)そういうことなんですね

<弘さんが行うのは

<釣り糸に囮の鮎を付けて

川を泳がせ それを追い払おうと

体当たりしてくる鮎を

掛け針に引っ掛けて
釣り上げるのだ>

<すると 釣り始めて すぐに…>

<ものの2分足らずで
最初の鮎が掛かった>

(捜索隊)おっ おおー

<すると また5分後…>

<でも 今度は…>

ああ… あっ 落とした

あっ そういうこともあるよね
引っ掛かってるだけですからね

ああー
(捜索隊)ははははっ

<残念ながら2匹目は
逃がしてしまった>

<鮎釣り歴が70年近い
大ベテランでも

こんな失敗は よくあること>

<こうした魚との駆け引きが

釣りの醍醐味だと笑う
太公望の弘さん>

<清流にたたずみ
また 次の獲物を狙う>

<出だしは よかったが

結局 この日の釣果は
2時間で鮎3匹>

<いつも大漁とはいかないのが
また楽しいそうだ>

<ということで
釣れた鮎を家に持って帰り

塩焼きにして
食べさせてもらえた>

うわ こんなん
絶対うまいじゃないか

丁寧だな もう

<釣りたての
新鮮な天然の鮎の味は…>

美味いですね

<頭までペロッと平らげた>

美味い

あっ そうなんですね

<妻の美子さんは
大阪にある自宅と

ご主人が暮らす
このポツンと一軒家を

行ったり来たりの生活>

(捜索隊)あっ 旅行

(捜索隊)はいはい はいはい

(捜索隊)海外ばっかり?

<結婚当初から
旅行が共通の趣味だった

西さん夫婦>

<子どものいない身軽さもあり

独立したあとは
毎年 お盆と正月は

決まって海外旅行に出かけ

何か国 行ったか わからないほど
世界中を巡り

自由な旅を満喫していたという>

<だが 会社をたたんだのを機に

趣味の旅行も卒業>

<今は 夫婦で大阪と奈良の

2拠点生活を楽しんでいる>

ふふふふっ

(捜索隊)ははははっ

大漁に見せたかったんだね

<4年前に金婚式を済ませた
仲よし夫婦>

いいねー

<今は それぞれの時間を尊重した
2拠点生活>

<生家が沈む
ダム湖のほとりに建てた

ポツンと一軒家は

成熟した夫婦関係に欠かせない
大切な家のようだ>

(スタジオ内 拍手)

いや なんか いいお話
最後 聞けましたね これね

途中 どうなるかと
思いましたけども

飯場だったんですね
ええ

夏目漱石のって作品で
飯場が出てくるんですけど

今の生徒 飯場って言っても
全然わかってくれないので

あれだよって言えるんで
あそこ ちゃんとね

みんなに見てもらいたいですね
仕事の現場にはね

飯場っていうのがあってね
僕も飯場の実物

初めて見ましたから
どうですか? こういうお話

なんか この ずっと一緒に
いるわけじゃないっていうのが

お二人 すごくいい距離感というか
なんか 長続きっていったら

おかしいんですけども 長く一緒に

いられる秘けつなのかなと…

いいっしょ? こういう暮らし

いいですね 畑もよかったです

畑 性格 出るじゃないですか

だから 私は もし 家族で

ポツンと一軒家な
おうちに住むんだったら

妹に任せます 畑は

自分は やんないの?
妹がめちゃめちゃ

きちょうめんなので
私は 見守っときます

収穫だけ自分がやるの?
収穫だけ

ズルいじゃん それ お姉さん…
楽しいところだけやります

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