出典:EPGの番組情報
SWITCHインタビュー 達人達「橋本愛×田中泯 EP1」[字]
ドラマ「あまちゃん」でブレイクした女優・橋本愛×「鎌倉殿の13人」で話題沸騰のダンサー田中泯。年齢差50歳、踊りに人生をかける田中の素顔とは? 秘蔵映像も!
番組内容
伝説のドラマ「あまちゃん」でブレイクした女優・橋本愛。その後も数々の作品に出演、春には人生初のダンス公演に挑む。そんな橋本が会いたいと望んだのは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」出演で話題沸騰のダンサー・田中泯。即興で踊る“場踊り”をライフワークとし、30か国以上で公演を行ってきた。年齢差50歳、EP1の今回は田中のダンス公演が行われる京都を橋本が訪ね、その素顔に迫る。歴代名ドラマの秘蔵映像もご紹介!
出演者
【出演】橋本愛,田中泯,【語り】岡田将生,満島ひかりジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
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- 演技
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
アイドルになりた~い!
伝説のドラマ「あまちゃん」で
アイドルを目指す美少女を演じ
大ブレークした…
その後も成長を続け 数々のドラマで活躍。
去年の大河ドラマ「青天を衝け」では
主人公 渋沢栄一を支える妻役に
抜てきされた。
お義父様やお義母様も
「よくやった」と褒めてくださいますよ。
お千代もか?
フフフ… えぇ。 千代もです。
人気と実力を兼ね備えた橋本が
会いたいと望んだのは…。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で
話題沸騰中の…
時が来れば…。
思う存分 戦ってくるがよい。
菅田将暉演じる源 義経を
戦へと送り出すシーンでは
たった1分の登場にもかかわらず
トレンド入り。
お茶の間を沸かせた。
♬~
田中の本業は…
決まった振り付けも衣装も必要とせず
即興で その場のエネルギーを
すくい取って踊る。
♬~
唯一無二の存在感で 世界から絶賛され
これまで 30か国以上で
公演を行ってきた。
橋本と田中は
実は 3年前
ドラマで共演を
果たしている。
あの…。
私は 教授のことが好きです。
大学院生の橋本が
年の離れた教授に思いを寄せる
ラブストーリー。
田中は 撮影現場で
ただならぬオーラを発していたという。
圧倒された橋本は
ほとんど話しかけることができなかった。
一生物というか…
僕を相手に選んでくれたということは
僕は…
♬~
3月。 橋本 愛は 都内の稽古場で
踊りのレッスンに励んでいた。
えっと このときに 1 2…。
おお~…。
1 2…。 タタタン! そう。
この春
初めてのダンス公演に挑戦する橋本。
敬愛する 田中 泯と話すことで
ヒントを得たいと考えていた。
公演が行われるのは京都。
あっ 「THEATRE」… 「KYOTO」。 着いた。
田中の踊りを生で見るのは初めて。
暗いステージに田中が現れた。
ぽっかりと球体が浮かぶ シンプルな舞台。
田中の踊りには
決まった型や振り付けは存在しない。
「場踊り」と名付けた独特の舞が
周囲を圧倒する。
♬~
(拍手)
あっという間に 1時間の公演が終了。
(拍手)
無人になった舞台で田中を待つ。
おお~…。
あっ… お久しぶりです。
こんにちは。
こんにちは。
しばらくでした。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お疲れさまでした。
どうも。
本当に しばらくでした。
はい。
何か… 感じたことが
いっぱい あり過ぎて
すごく 言葉にするのは難しいんですけど。
ええ。
最後 何か 結構…
ああ そう…。
そうなんです。 びっくりしたんですけど。
泯さんが こう 髪をかき上げるような…。
3回ぐらい 指で こうされたときに
何か こう 地肌の感触とか
髪の柔らかさみたいなものが
何か こう 自分の手にも
伝わってくるような感じがして。
何か それだけで泣けたんですよね。
うん。
確かに 私…
だから…
このとき すごい
赤ちゃんみたいだなって思ったら
次は もう 体が…
何だろう… 身動きが取れなくなった
老人のようになったりとか。
…と思ったら すごい たけだけしい
何か 間男みたいになったりとか。
えっ もう すごい! ってなって。
僕がやってるのはですね この…
…っていうやり方をするんです。
へえ~!
だから 鏡で見るように
顔を変えるんじゃなくて…
ここの劇場の環境の中に
これがあるという想定で
ここのそばに来たときに
僕は 何を思い
見る人は どんなふうに思うんだろうか
っていうことの中で
まあ 言ってみれば
右往左往するわけですよね。
で もう できるかぎり 自分の
そこで生まれた感覚に正直な動きをして。
で 自分の…
心の中に生まれた衝動のようなものを
動き化していくっていうか
そういうことなんだろうと思うんですね。
踊りを見ている最中に
何か… 興奮してきたのか
分かんないですけど
すごい 何か
ドッドッドッドッドッて…
1945年3月10日。
10万人の死者が出た東京大空襲の日に
田中は生まれた。
生後まもなく
父の実家がある八王子に疎開。
そこに 田中の踊りのルーツがあった。
間違いなく。
なるほど。
よりうれしかったり
より悲しかったりする。
なるほど。
小さいころの体験の中で
やっぱり 遠くのほうから…
なぜだか知らないけど…
それで「あそこに行きたい」
って言って
近所のおにいちゃんに
連れていってもらって。
いろんなお祭りを 結局
それ以来 見に行くんですけども。
盆踊りは もう 学校の校庭とか
いろんな所で ちょっとした広場で
おかあさんとか おねえさんたちが
そこに入って
やってましたね。
へえ~…!
何でかな? 昼休みに
「みんな 校庭へ出て…」
へえ~…!
19歳になると
モダンダンスやクラシックバレエを学び
ダンサーとして活動を開始。
1970年代には
ゴミの最終処分場だった
東京湾の埋め立て地「夢の島」で
踊るようになる。
既存のダンスの価値観に疑問を持ち
全裸に近い状態で
踊ることで
表現方法を模索した。
33歳のときには
パリのルーブル装飾美術館で踊りを披露。
型破りなダンスは
世界の知識人や芸術家に衝撃を与え
一目置かれる存在となった。
それも
踊りの一つの在り方なわけです。
それを否定する気 全くないし。
でも 一番…
そこが 一つの
一番重要なとこだと思うんですね。
確かに。
要するに…
うん。 なります。
なりますよね。
そうか…。
だから 今日
何か 最後…
そういう言い方すると…
そういう気持ちになって。
そういう状態に自分がなれて
それで動くことができると
すんごく うれしいんです。
うん うん…!
それで
それができてる自分っていうものを
ここだけの話なんつって これ
テレビに映るわけだから あれだけど
あのね…
これも 何の実証も
できることじゃないんだけど…
世界を飛び回り さまざまな踊りを
体現した田中。
行き着いた先は農業だった。
野良仕事で体を作り その体で踊ると決心。
40歳で山梨県に移住した。
野菜や小麦を作り 家畜を飼う。
そんな生活を送っている。
何か 実際に 農業をやっていて…
…っておっしゃっていたのが
すごく印象に残っていて。
どう違いますかね? 具体的に。
どう違う…?
例えば…
へえ~…!
斜面の 上ってるほうに向かって
仕事してるんで。
そっか…!
ここまで曲げる必要ないんです。
このくらいで できちゃうんです。
へえ~!
だから 一番いい例が…
平地に近づくにつれて
曲がって お神楽が…。 へえ~!
それも すごい楽しいし。
へえ~…!
で まっすぐ立とうとして
斜面の下のほうに向かってると
何か…
そういう感覚は もう
日常茶飯事にあるわけですよね。
…っていうふうには思いますね。
今日も 見ていて…
そうですね。 要するに…
僕は 何か それだけで
うれしいというふうに
思っちゃうほうなんですよ。
だから…
…って
思ったりもすることあるんですよ。
だから…
たぶん…
特殊な人だけが踊るものでもなかった。
みんなが踊ることができる。
もっと前は
もっとそうだったと思うんですよね。
…って僕は思ってます。
だから…
…と僕は思うんですね。
うん うん。
踊り一筋で生きてきた田中に
転機が訪れたのは 57歳のとき。
田中の舞台を見た山田洋次監督から
映画「たそがれ清兵衛」への出演を
打診されたのだ。
演じたのは 主人公と敵対する剣豪。
壮絶な斬り合いの末に命を落とす
伝説のシーンが こちら。
たそがれ…。
それで死んでいくんですが。
あの映画が いろんな人が
見てくれるようになって
それで…
すごく大勢の人が。
…って思って。
僕にとって すごくうれしかったのは…
もう それこそ
ビデオの初めのころから
映しては見て
映しては見ているんですけど
全然違うんです。
だから 結局…
それがね
「たそがれ清兵衛」っていう中で…
「たそがれ清兵衛」の演技で
日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞を
受賞した田中。
以後
さまざまな映像作品から声がかかり
ドラマの常連に。
あのソロンとかいう機械に
使われてるんじゃないのか。
塩を作る職人を演じた
朝ドラ「まれ」では
実際に
1週間 弟子入りし
体に動きを たたき込んだ。
そして その…
…っていうふうに
決めちゃったんです。 なるほど。
僕にとっての技っていうのは…
要するに 内側の技術ですね。
そういうやつですので。 だから…
いいんです。
いや 見る目ないです その人は。
でも 今は 本当に…
難しいはずなのに
何ていうのかな… やっぱり…
うそをつかなくなるまで
いつも 準備するんですけど。
やっぱり
泯さんのお芝居というか…
それは やっぱり すごいなと思って。
うそがないっていうか
本当 ばかかもしれないんだけど…
ああ…。
だから…
なるほど なるほど。
幸せなことに
うそなありようを排除しても
なんとか 排斥されずに
生きられたっていうのが
現状なんじゃないですかね。
なるほど。
ラッキーですよね。
何か 少し ちょっと…
すごいうれしいです。
何か 分かんないけど…。
通じますよね きっとね。
通じますね。
半世紀をかけて みずからの体や踊りと
向き合ってきた田中。
人生の最期についても
考えていることがあるという。
できることなら…
最高ですね。 最高というか
すごいですね それ。
すごい…!
僕も話しましたけど 先生と。
それで 出てきて 全員と会って
で 奥様に…
すごい…!
すごいよね。
すごすぎる!
もう 僕は そのときに…
一緒に 最後までって…。 本当ですね。
ふだんから たぶん 自分の体と
つきあっていくっていうか
語り合っていくっていうことは
不可能じゃないと思うんですよね。
ダンサーは絶対やるべきだと思うなあ。
何か…
自分の中に流れてる血液の水流を
感じられなくて。
ハハハハ…!
感じたことありますか? 血の流れ。
ああ そうか そうか。
だから…
はいはい はいはい しますね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
次回は 聞き手がスイッチ。
橋本 愛の みずみずしい演技の秘密に
田中 泯が迫る。
さらに 田中の教えを胸に
橋本が人生初のダンス公演に挑戦。
果たして その結末は…。
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