出典:EPGの番組情報
情熱大陸【映画監督/藤井道人▽「緻密な演出」と「熱き志」が作る、妥協なき現場】[字]
日本アカデミー賞優秀賞を当時33歳で受賞。納得するまでテイクを繰り返す撮影は、より良いものを生み出すため。日本映画界に新しい風を「今一番、撮ってもらいたい監督」
番組内容
第43回日本アカデミー賞優秀賞を手にしたのは約2年前。当時33歳という若さも相まって注目を集めた気鋭の映画監督・藤井道人。2年先まで仕事の予定が埋まる時代の寵児…その最新作『余命10年』制作現場に密着した。監督として高い評価を得る彼に不遜な態度はなく、物腰はいたってやわらか。だが、その人柄とは裏腹にヘアメイクや衣装などこだわりは細部まで。撮影現場では一切の妥協を許さず納得するまでテイクを繰り返す。
番組内容2
リアリティに疑問を持てば、ひとつひとつ丁寧に確認をし、「こんな感じでいいんじゃない」という曖昧な姿勢はしない。一方リテイクでは高圧的なダメ出しをせず、俳優や制作スタッフの感情に寄り添う。愚直で誠実な彼だが、その経歴は順風満帆だったわけではなく20代は苦労の連続…失敗し憂き目にあった数々の経験が今を支えていると語る。今をときめく俳優たちから「今一番撮ってもらいたい監督」と呼ばれる若き監督の素顔に迫る
プロフィール
【映画監督/藤井道人】 1986年東京生まれの35歳。幼い頃から高校卒業まで父譲りの剣道三昧。日本大学芸術学部に入り、奥深さを知って映画制作の虜となる。大学卒業後、映像制作会社『BABEL LABEL』を設立。 伊坂幸太郎原作『オー!ファーザー』(2014)で、監督デビュー。『青の帰り道』『デイアンドナイト』などの映画作品を含め、CM制作、ミュージッククリップなどの映像演出を精力的に手掛ける。
制作
【製作著作】MBS(毎日放送)
公式HP
【番組HP】 http://www.mbs.jp/jounetsu/
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おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
映画 – 邦画
福祉 – 文字(字幕)
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<35歳の若さで
売れっ子映画監督に
なってしまった 藤井道人>
(藤井)俺が見たいっすよ
被写体かえても 全然大丈夫っすよ
<おかげで
今をときめく旬の俳優とも
まるで
同志のような関係でいられる>
<横浜流星を主演に据えた
短編映画の現場>
すぐ横ぐらい…
はい ありがとう
あっ そうだね ありがとう はい
じゃあ…
<緻密で丁寧な演出が引き出す
最良の瞬間>
<出演を熱望する俳優は
少なくない>
…ありがとう
はい OK よくできました
じゃあ バストショットいきます
じゃあ ラスト BS
<2年前
日本アカデミー賞 優秀監督賞を
受賞して以来
彼のもとには
オファーが殺到している>
<作品は多種多彩>
<ジャンルを問わず
結果を出し続ける男のスケジュールは
2年先まで埋まっていた>
<藤井作品の常連・綾野 剛が言う>
(スタッフ)分かりました
<今 最も忙しい映画監督の一人>
<挑戦の日々を貫く
その信念を見届けた>
ず~っと言ってますけど…
♬~
<この日も
撮影の現場が待っていた>
<映画監督・藤井道人には
ポリシーがある>
<同名のベストセラー小説を
原作にした作品 「余命10年」>
何かさ ちょっと
この次のシーンさぁ…
<難病を患う主人公の女性が
倒れるシーン>
だったら
あっちで倒れるみたいな
…変かなと思って
<リハーサルの前に
確かめておきたいことがあった>
<連絡したのは 医師>
かしこまりました
ありがとうございます
失礼しま~す
<倒れ方 一つにも
リアリティーを重視する>
(女性)よろしくお願いします
はい お願いします
<だから
俳優へのアドバイスは 具体的だ>
多分もう ガタッ…
(小松)はい
はい 用意… スタート!
(カチンコの音)
「今はでしょ?
和君は 今 満たされてて
私といると 楽だから
一緒にいたいだけなんだよ」
(坂口)「何で そうなるんだよ
そんなわけないでしょ」
スタスタスタッて行っちゃって
大丈夫
そうすると 息が
どんどん苦しくなっていくから
「ちょっと待って
えっ? えっ?
茉莉ちゃん!」
はい カット~! はいはい
よいしょ
<主人公を蝕む病についても
かなり詳しく調べていた>
結構 そこはね…
(カチンコの音)
<与えられた役を どう演じるか…>
<俳優の演技には
彼らの努力が潜んでいる>
<その努力に報いるためにも
現場に悔いは残せない>
<粘れる限り粘り
登場人物の感情に迫るのが
藤井流だった>
(映画スタッフ)はい カット!
<俳優と力を合わせて
シーンの精度を上げてゆく>
うん… とは思う
うんうん うんうん
(映画スタッフ)はい …撮っていきます
はい 用意 スタート!
(カチンコの音)
<自身の余命を知り
恋だけはするまいと決めた主人公>
<だが 彼女に再会した同級生は
次第に心ひかれてゆく>
<ともに繊細な演技が必要だった>
「怒るのは私のほうだから」 で…
「言っておくけど」だと思うから
(映画スタッフ)回った
はい 用意
スタート
(カチンコの音)
<テイクは 既に7回目>
<収録された映像の確認も
念入りだった>
<表情やセリフのチェックは
もちろん
わずかなピントの迷いや
照明の揺らぎも見逃さない>
<映像へのこだわりは
並外れている>
何か やっぱり…
<こうして出来上がった
ワンシーン>
「えっ ちょ ちょっと待って
ちょっと待って」
「俺 何か
怒らせるようなことした?」
「私のこと 何にも知らないで
勝手にいろいろ決めつけないで!」
(荒い息遣い)
「茉莉ちゃん… どうした?」
(荒い息遣い)
「茉莉ちゃん? あっ!
茉莉ちゃん?」
<スタッフの顔ぶれは
少々異色だった>
(スタッフ)あっ 後輩
あっ 同級生じゃないんですか
(スタッフ)後輩
1年生…
(スタッフ)あっ そうなんですね
(スタッフ)あっ そうなんですか
はい チーズ
<気心の知れた後輩たちとの
共同作業が 結束力につながり
作品のクオリティーを高めている>
(スタッフ)失礼しま~す
<所属する映像制作会社も
日大芸術学部時代の仲間と
立ち上げたもの>
15時にお昼ごはん?
大学生みたい
<同僚によれば 食えない時期も
藤井は映画作りに
取りつかれていたそうだ>
俺のデスクです
(スタッフ)デスク
段ボールハウス
だんだん 積み上がって…
<貪るように映画を見
細々と だが懸命に
映画を作り続けてきたから
今がある>
<この時は
6本の作品が同時進行していた>
(男性)よろしくお願いいたします
お願いします
<ドラマの撮影場所を決める
いわゆるロケハン>
<切り詰めた予算の現場を
踏んできた藤井は
こんな時も
ワガママを押し通したりしない>
何か ヌケもいいからさ
何か ちゃんと見えたほうがいい
何かさ…
<状況次第でイメージを改変する
しなやかさ>
ホントはね…
(ノック)
<初めてのジャンルにも
積極的だった>
<取り組んでいたのは
大ヒットアニメ「攻殻機動隊」>
<配信された12話のシリーズを
劇場用映画1本に仕立て直す>
なるほどね
まぁ もうちょい余裕があったら
「うっ」てあるじゃん
見る 「うっ」ていうのがあって…
<実写しか知らない藤井には
違う競技をするよう…
だったそうだ>
面白そう ハハハハ
2 見たい
全然…
(スタッフ)へぇ~
でも 何か それは要は…
そこは…
それが どうなってるかは
まだ分かんないですが
<現場に追われ 編集に追われ
その合間にも脚本執筆>
<ただならぬ忙しさから
逃げ出したくなることは
ないのだろうか>
うん 何か…
がんばろう
<父の海外赴任で 幼い頃は
ニューヨークで過ごした>
<当時から高校まで剣道を続け
東京都の大会で
優勝したこともある>
<大学では
映画学科の脚本コースに学び
映画作りの楽しさと深さに
ハマった>
<毎日が まるで文化祭だった>
<卒業後も就職せずに ひたすら
映像制作の道を歩み続ける>
<20代後半までは
食べてゆくのも キツかった>
<例えば 去年公開された…>
<藤井作品に共通するのは
考え抜かれた
スタイリッシュな映像と
俳優たちの渾身の演技と
言っていい>
<全てが信頼関係のたまものだ>
<監督のオファーは
この1年だけで 20本余り>
<仕事を選べる立場となって
藤井が引き受けた一つが
連続ドラマのチーフ監督だった>
<収録スタジオの控え室で
脚本の手直し>
<物語の運びも
藤井に一任されている>
ありがとう
<丹念にト書きを加え
人物の心情などを
より分かりやすくしていた>
<彼の真摯さを知る出演者たちは
皆 藤井と親しくなるそうだ>
もう脚本家っすね
ホントですよ
いやいや…
結構 面白くなりそう 5話が
そうね だから 5話は
アバランチが出来る前みたいな
はっ
<主演の綾野 剛が 自ら
アイデアを持ってきてくれた>
<綾野 剛が じきじきに
演出上のアイデアを
持ってきてくれた>
うんうんうん
うん うん うん
こっちだけど… こっち かいて
うん 確かに 確かに
ジェイク・ギレンホールが
やってそうですよね 何かね
<こんなやり取りが
作品の面白さを増してゆく>
<担当回ではないシーンの収録に
立ち会うこともあった>
<彼の推薦で 8年ぶりのドラマ出演が
かなった田島 亮とは
学生時代からのつきあい>
「ま 調べてみよっかな
アバランチ…」
(男性)「ほどほどにな」
あぁ 俺がやったら
<藤井の自主映画に 当時
既にデビューしていた田島は
快く出演してくれた>
<「友情」と言えば安く響くが
訳あって 田島が
俳優を退いていた間も
何かとサポートしてきた>
<がむしゃらに夢を追いかけていた
時期の仲間は 特別なのだ>
「社会でも通用する」
<藤井にとって大事なものとは
何だろう>
(ドラマスタッフ)はい 本番
(ドラマスタッフ)用意 スタート!
(カチンコの音)
<この時代に仕事が殺到する監督は
希有な存在だ>
<けれど 優れた職業監督に
なりたかったわけでは…
恐らく ない>
<いつか 自分が本当に撮りたい
作品を撮ること
その志だろうか>
<久々にカメラの前に立つ仲間が
藤井にも刺激になっている>
アハハ ハハハ…
そう いや…
<この日は
田島が出演する 別の回の撮影も>
電話してて 「知り合いの」みたいな
<連続ドラマは全10話>
<別の回に使うカットも
同じ場所で撮れるものは
極力 撮りきる>
はい 用意… スタート!
(ドラマスタッフ)スタート!
(カチンコの音)
<映像には
否応なく自分の今が刻まれると
藤井は言う>
<うそをつこうとしても
たくらみは隠せない>
<それは 俳優も同様だ>
<だから いつも
監督として
できる限りの努力をするのだと>
は~い カット
(ドラマスタッフ)は~い カット
は~い OKです
(ドラマスタッフ)OKです
うぃ~
OKでした
ありがとうございました
あ ホント
ありがとうございました
うぃっす うぃっす
<自分は映像で生きてゆく>
<強い思いに燃えていた日々が
ふと よみがえったか>
<年が明け また新作が動き出した>
<1月
新作映画の撮影が始まっていた>
<今回も初めてのジャンルらしい>
<自嘲にも似た言葉を戒めに
あえて難しい作品に挑んできた>
はい 用意 スタート!
上手 人映ってる
<今は自分の可能性を広げたい>
<藤井道人の文化祭は
まだまだ続く>
<次回は…>
<子宮や卵巣を脅かす
がん細胞との闘い>
<絶対に譲れない思いがある>
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