徹子の部屋 中村メイコ[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

徹子の部屋 中村メイコ[字]

~終活で大切なものを大量処分…それでも捨てられない“宝物”とは~中村メイコさんが今日のゲストです。

◇ゲスト
中村メイコさんがゲスト。
◇番組内容
2年前に骨折をして一時期は断酒していたメイコさん。しかしすぐにやめてしまい今では毎日飲んでいるという。引っ越した際、子役時代に多くの有名人から貰ったプレゼントを捨ててしまった話を。その中でも惜しいと思ったのはエノケンこと榎本健一さんから貰った人形だった。それでも唯一処分できなかったのは親友・美空ひばりさんの遺品のサングラスとハンカチ。これだけは自分が他界した時に一緒に埋葬してもらうつもりだと語る。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

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キーワード出現数ベスト20

  1. 本当
  2. お酒
  3. イヤ
  4. エノケン
  5. メイコ
  6. 普通
  7. 全然
  8. 万円
  9. お金
  10. ビックリ
  11. 一緒
  12. 今日
  13. 自分
  14. 出掛
  15. 神津
  16. 不安
  17. フアン
  18. フフフフ
  19. 元気
  20. 大事

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

(黒柳)さあ この可愛いお写真。

お人形さんと 楽しく

遊んでいらっしゃる お嬢さん。

これは エノケンさんから
おもらいになった

お人形だそうですけど

この 遊んでらっしゃる
お嬢さんが 今日のお客様です。

というわけで
中村メイコさんです。

もう おわかりだと思います。

半年前に ご主人の神津さんと

次女の はづきさんとが
おいでになってですね

私生活を いろいろ
暴露なさったりしたんですけど。

よく いらしてくださいました。

これは あなたにいただいた
ネックレスしてきました これ。

ちょうどよかったから… うん。
いいでしょう?

(中村)はい。 今日のお洋服にね
色が ちゃんと合ってる。

でも あなたさ いろんなもの…
こういうもの くださるんだけど

どういうとこ行って 見付けるの?

出掛けるの?
出掛けない。

この頃はね また特に
出掛けられなくなったけど

昔は よく
1人で プラプラ プラプラ…。

そうするとね こういう
ネックレスやイヤリングが

「メイコさん 私を見て」って
呼ぶわけよ。

フフフフ…。

そうすると
これは誰さんにあげようとか

そういう風に思うわけ?
うん。

じゃあ コロナ禍の生活でも
どうって事なかったの?

でもね 出歩けないじゃない?
つまんないわね。

まあね。
うん。

ずっと うちに
いなきゃなんないしね。

大昔に 銀座の真ん中で
会いましたね あなたに。

会った… 覚えてる。 うん。
そう。

そしたら 「元気がないわね」って
あなたがおっしゃるから

「そう。 ちょっと 手術するの
おなかを」って言ったら

「なんの手術?」って言うから
「胆石の」って。

「胆石があるらしいので」
って言ったら

「あっ 本当? うまく出たら
ちょうだい 私に」。

「私 珍しい石をためてるの」って
あなた 言って。

そうそう 覚えてますよ。

普通の人だったら
ショックでしょうけど

私は あなたが言うんだから
全然 普通に思って。

どうしたの?
結局 いただかなかったけど。

取れなかったの 石が。
本当に?

なんか
薬で溶かしたんじゃないかな。

なんかさ その時の話ではね
大きい石は出なかった…。

なんか 小石になっちゃってたとか
言ってた。

そうそうそう 小石になってたの。

指輪にもならない
小石になってたって話だった…。

そうそう そうそう。 そうみたい。

でもさ 普通ね 仲良しのお友達が

「私 胆石の手術するの」
って言ったら

「本当? お大事に」とかって
言うのが普通の会話じゃない?

あなたって 「本当? じゃあ
うまく その石が出たら

絶対 私に ちょうだい!」って。
フフフフ…!

普通の人なら ビックリするわよ。

そう…
ビックリしなかった? あなた。

しなかった。
あなたが言うんだもの。

まあね。 でも あなた
今でもオシャレして

出掛けられるものなら
出掛けるのが

お好きなんですってね。
好き 好き。 大好き。

なんにもしないでさ
お化粧もしないでさ

ボサーッとしてると
どんどん駄目になっちゃわない?

それは まあ そうね。
ねえ。

でも 話 違うんですけど あなた

股関節骨折っていうのをなさって

それから なんか もう
お酒も断つわ 入院するわで

大変だったんでしょう?
そう。

私が断ったわけじゃないけど
断ちなさいって。

それは お医者様は
そうおっしゃるわよね。

あなた… お酒をね。
うん。

だから イヤだった…
それが 一番つまんなかった。

でもね 股関節 骨折するとね

すごく 用心深くなるわね
立ち居振る舞いが。

振る舞いが?
うん。

私 しょっちゅう
すっとこどっこいだから

ひっくり返ったり つんのめったり
いろいろしてたけど

本当に慎重になった。

でも はづきさんが
今年の3月にいらしたんですよ。

それで 暴露なさった事が
ありますので ちょっと

お聞きになっていただいて
いいですか?

はづきさん どうぞ。

「お酒も
飲んじゃいけないんですって?」

(はづき)「入院中はね
もちろんですけども…」

「ずっと断酒してたんですって?
メイコさん」

「“もう お酒とさよならね”
なんて言って」

「“私がお酒をやめるのよ”なんて
すごい言って

断言して 帰ってきたんですけど」

「帰ってきたら どうしたの?」
「帰ってきて

数日して まあ ちょっと
様子を見に行ったんですよ」

「そしたら
リビング入ったら なんか

「“あっ いらっしゃい”って
言いながら なんか その

折った足を なんか
すごい動かしてるから

痛いのかな? なんか
何してるのかな? と思ったら

床に置いてあるウイスキーの瓶を

なんとか
スカートの中に隠そうとして」

「足で…
骨折した割には すごい器用に

ウイスキーの瓶を スカートの中に
しまってるのが見えたんですよ」

「なんだ? こいつ もう飲んでる!
と思って」

「でも 一応 それ
言わずに帰ってきましたけど」

「ここに
水割りのグラスもあったけど…」

「もう今日 わかっちゃったわね。
フフフ…!」

「今は 普通に飲んでる?」
「飲んでますね」

「ただ あの… 半分
見て見ぬふりをしてますけどね」

(はづき)「お酒の量は
お父さんが管理してるの?」

「うん。
管理はしてるんだけどね

あの… なんだろうな?
うまいんだよ」

「隠れて飲むのが?」
「隠れて飲むのが」

「うん そういうところは
すごく 女優だから うまそう」

盗み酒のメイコさんって
有名なんだもん。

そうなの。
今でも そうやってるの?

そう。 私ね
なんか お酒 飲まないと

1日が うまく終わらないの。
じゃあ 夜 飲むの?

うん。
ふーん…。

あなたって
全然 お酒 飲まないもんね。

私 1滴も飲まないのよ。
1滴もね。

でもね 飲まないでもね
「いつも お陽気ですね」って。

「飲んでいらっしゃるんでしょ?」
って みんなに言われるんだけど

お陽気ですけど
飲んでないんですよ。

陽気ね あなたね。
私 陽気。 道 歩いてる時もね

タクシーの運転手さんに
言われた事ある。

「この前も 六本木
酔っ払って 随分お元気で

機嫌良く
歩いていらっしゃいましたね」。

「私 飲んでませんよ」
って言ったんだけど

「いえいえ 飲んでましたよ」って
みんな 決めちゃってるの。

私の事… 飲まないのに。
全然 平気?

飲まないで?
うん。

全然 平気よ。 飲んだ方が変。

ああ そう…。
お酒 飲むと どうなるの?

頭痛がするわね。

ちっとも おいしいとか楽しい…。
そういう風には思わない。

1回 飲んだ事あるんだけど
それは NHKの事かなんかで。

もう 次の日 大変だったもん
天井はグルグル回っちゃうし。

あら。
だから 私 お酒 合わないと…。

それで もう 1回でやめました。

よかったわね。
まあね。

体質的に お酒が合っちゃうと
こういう風になるわよ。

でも 別に 今
どうって事ないでしょ? あなた。

お酒 飲んでるからって。
どこも壊れてない…。

ねえ だから いいじゃない。
けがして骨折しただけでね。

肝臓とか そういうのも
悪くなってないの?

どこも。
うん。

でも 昔は 100人くらいの人
お呼びになって

パーティーしたりなんか
したんでしょ?

そうそう そうそう。
パーティー 大好き。

でも おうちが あの…
引っ越して おうちを縮小して

マンションかなんか行ってから
なんにもできないんですって?

なんにもできない。

猫2匹と神津善行さんだけ。
フフフフ…。

その 大きいおうちの時には
地下室があって

そこに 数百本のお酒が
あったんですって? 本当に?

隠し酒っていうか コレクションで
すごい お酒がいっぱい…。

だから 引っ越す時に
どうしようかと思って

知り合いのお店とかね
バーとかね

それから あとは どういうとこへ
持っていったのかな?

何しろ200本ぐらい
高価なお酒を…。

あら そうなの。 惜しかったわね。

でも いちどきに飲んじゃうわけに
いかないもんね。

ねえ!
そう そう。

子役時代の いろんな宝物は
どうしました?

それが悲しかった。
そうでしょう。

エノケンさんからいただいた
キューピーだ

ロッパさんからいただいた
フランス人形だっていうのを

みんな お別れね
ごめんなさいねって。

涙が出てくるの ポロポロ。
そうよね そういうのってね。

エノケンさんと…

エノケンさんにおもらいになった
人形っていうのも

随分 なんか
大事にしてらしたんでしょ?

そう ずっとね…。
戦争中に

疎開するのも
全部 一緒に

抱きかかえて。

列車に乗ったり
いろいろして。

大変でしたよね
こんな大きいもの持っていくのね。

私と同じぐらいですもんね
大きさね。

本当 ほとんど同じ。
本当に。

これ エノケンさんから
おもらいになった…。

そう。 懐かしいわね
エノケンさん。

なんか
昔の方って こう

色が濃いじゃない?
個性が。

だから
思い出すとね

「メイコちゃん 僕はね」とかって
聞こえてきちゃう 声が。

そうそう。 私は テレビ 一緒にね
『若い季節』とか…

『若い季節』の前の
『お父さんの季節』っていうので

ご一緒だったのね。
うん。

エノケンさんって なんか
とってもいい方でしたよね。

そう。

ロッパさんには とっても
可愛がっていただきました。

ああ… ねえ。
うん いろんなお話…。

すごく紳士でね 素敵なお洋服のね
ダブルの…。

ごちそうになりました
いろんなもの。

でも あなたは エノケンさんから
おもらいになったお人形が

一番大切だったんだけど

あれを捨てた時に なんか
踏ん切りがついたんですって?

そう そう。 もう これが

いわゆる お別れ時だと思って。
全ての事に。

だから 全てのおもちゃに

さようなら さようならって
こう…。

そう。 ちょっと寂しかったでしょ。
うん。

でも ひばりさん…
美空ひばりさんが

お亡くなりになった時の
なんか 形見みたいなものは

あなた お持ちでしょ?
そう ビックリしましたよ。

ひばりさんのね 部屋に…
2階なのね。

そこへ 私は
しょっちゅう行ってたから

泣きながら
スッて入っていったら

「メイコが来たら渡すように」って

見覚えのある あの人の字で
メモがついて

黒いハンカチーフとサングラスが
置いてあったの。

きっと 泣き腫れちゃうからと
思ったんでしょうね。

「メイコが来たら渡してください」
って書いてあった。

じゃあ 今
それ 大事に持ってるの?

なんか それだけは 棺…

あなたの棺に 亡くなった時

入れてほしいと
思ってるんだって?

そう。

ひばりさんとは
どうして知り合ったの?

あのね あの…
今 もう なくなっちゃったけど

江東劇場っていう所に出て
歌を歌ってる時に

対談があるんで そこしか
時間がないからっていうんで

私が楽屋を訪ねて それが初対面。
うん。

でもね 私
本当にビックリしちゃったの。

「ねえ ひばりちゃん 私たちだって
普通の女の子みたいに

堂々と ボーイフレンドと一緒に

銀座かなんか歩きたいわね」
とか言ったら

「私は そうは思わないわ」。

「フアンの方が ご覧になって
イヤだなと思う事は

我慢しなくちゃね」なんて。

なんだい? こいつはと思って。
フフフフ…。

初めから そういう少女だった。

そんな小さい時から?
うん。

13とか14か そのぐらいでしょ?
そう。

初めて会った時。 ああ そう。

「フアンの方に失礼になっちゃ
いけないから」って こうやって?

フアン…
「ファン」って言えないのね。

「フアンの方が嫌がらないように
気を付けなきゃね メイコ」。

向こうの方がね 年下のくせして

「そうでしょ? メイコ」
って言うから

「はい」って言って。
もう 全然… 貫禄でしたよ。

でも 私もお会いしたけど
面白い方でしたね なんかね。

面白い人でしょ?
うん とっても。

あの有名な話があるじゃない?
あなたのとこに

お金 持たないで
タクシー乗って来たっていう。

そうそう。 で あの…

「中村メイコのうち
行ってちょうだい」って言って

それで 運転手さんが
たまたま知ってたのね。

それで 来たら…。

「お勘定…」って言ったら

「私は お金というものは
持ちません」って言うんだって。

そう言ったの?
そう。

それで 運転手さん
ビックリしちゃって

「いや 困っちゃうな。
なんか それじゃあ

証拠になるもの」って言ったら…。

で 「どうしたの? あなた」って
聞いたら

「『リンゴ追分』
1コーラス歌ってやった」。

「そしたら どうした?」
って言ったら

「はあ… 確かに
美空ひばりさんでしたね」。

「いいもの
聴かせていただきました」。

「タクシー代は結構です」
って言われたって。

そうだってね。

おかしい人でしたよ
あの人は 本当に。

でも 初めは
いいかげんに歌ったら

「信用できねえ」とか言われて
もう1回 心を入れ替えて

本意気で歌ったんですってね。
そうしたら

「1人で聴かせていただいて
ありがとうございます」…。

最近 ご夫婦で あなた方

物忘れが
激しくなったんですって?

割合ね 報告し合うように
なったわね 年取ってから。

へえー!

「今日は 私は 何をして
どうこうして

猫は2匹 元気よ」とか
「今日 食べるものが

あんまりないけど
ごめんなさいね」って。

「俺が目玉焼きぐらい
焼いてやる」とか そんな会話。

つまんないでしょ?
何 笑ってんのよ。

おかしい…。
でも 同じ話を2度したらば

合図があるんですってね。
2度したら。

「2」出すの? こうやって。
そう。

もう あなたは
2度してますよって。

向こうから されても
あなたは イヤな思いしない?

うーん… 知らせてもらって
ありがたいって思う この頃は。

3回っていうのは ない?
3回 ある。

ハハハ…! 本当?
もう ダメね。

3回も出されちゃね。
3回はダメね もう。

でも あなたも
神津さんに出すの?

こうやって 「2」とか。
うん。

向こうだって すごいわよ。
同じ事ばっかり言って。

私の話はね 大体 日常茶飯事とか

それから その日
スタジオであった事とか。

向こうはね 突然

「豊臣秀吉はだな…」とか。
ハハハ…!

わかんないのよね 私 あんまり
学校へ ちゃんと行ってないから。

歴史は わかんないの。

それで 豊臣秀吉が
どうしたっていうの?

どうしたんだか知らないけど
「豊臣秀吉がな…」って言うから

「はあ? はあ…?」って言って。

「豊臣秀吉が何した話? それは」
って言ったら

「いや 何をしたってわけでは
ないけれども 歴史上な…」。

「いや 歴史はいいから

どうしたのか教えてよ」
って言うの。

これ 何? どこか…
お誕生日だったの? あなた。

これ なんか ケーキに
ロウソクが立ってるけど。

結婚記念日かなんかかな?
これね。

そうかもしれない。
ああ それじゃ…。

あなた とても
うれしそうにしてる…。

この頃は
とんと 外へ行けないからね

つまんないね。
これは前に行った時の時?

うん?
これは 前に行った時?

そう。 随分前でしょ。

神津さん
ご機嫌の良さそうな顔してる。

でも もうそろそろ…
お父さん 髪の毛ないから

そんなに昔じゃないわね。
そう?

でも お互いが介護になったらば

もし 介護が必要になったら
どうしようとか

いろんな事を
決めてあるんですって?

神津さんと。
そうそう そうそう。

あなたは どうするの?

私 全然決めてないのよ
1人だから。

決まんないもんね あなたの…。
私 決まんないのよ こんなじゃ。

これ以上 年取ったら
どうなるかなんて

ちょっと 見当がつかないもんね。
私も 自分で見当つかないのでね

まあ 行き倒れて…
その辺で倒れたら

誰かが なんとか
してくれるだろうと思ったらね…。

そんな事はないでしょうけど。
でも 下の世話とかっていうのは

旦那さんにやってもらうとか…。
イヤだ。

うん?
下の世話は 旦那様はイヤだ。

イヤだ?
しかるべきね そういう…

看護師さんとかさ
そういう人だったら

自分でできないから
しょうがないから…。

私たち夫婦って面白いのよ。

いまだに 着替えするとこなんか
見た事ない。

あっ そうなの?
お風呂から

タオル1枚で出てくるじゃない?
よく。 ドラマなんかでも。

見た事ない。
じゃあ 裸 見た事ないの?

見た事ない。
ふーん…。

お行儀がいいのかな?
神津善行さんって。

そうじゃない?
神津さんは 前にね

お互いが亡くなった時の事を
お話しになってるんで

ちょっと
見ていただいていいですか?

「ちょっと前にね
死ぬ事を考えだしたんですよ」

「それで あの… なんとなく
死ぬ事についてを

ちょっと こう… 言葉の中に
入ってきたから あの…」

「“この前も約束したけど…”
約束はしてないんですよ」

「…なんだけど
“この前も約束したんだけど

先に死んだ方が…
極楽へ行く道の左側にね

待合室みたいなね
お茶を飲む所があるから

そこで待ってるっていう
約束したろう?”って言うと

“うん”なんて 返事…
全然 知らないのに」

「それで “あそこで待ってるんだ。
だから あなた 先 逝ったら

あそこで待ってろよ”
って言ったの」

「そしたら それからね
少し安定してね

割かし にこやかになってきて…」

「安心したんじゃない?
やっぱりね」

「それは 不安はありますよ
どうしたってね」

「それは 2歳から女優…
だけじゃない人も

やっぱり 不安ですよね やっぱり」

そうよね。 あなた 不安じゃない?

私 あんまり不安じゃないみたい。

でも あなたほど どこか…

どこ行っちゃうかわかんない人
いないから。

周りは不安よ?

何? 死ぬ時?
うん。

そんな事 言われても
しょうがないんじゃない?

その時は その時だから。

お互い 手つないでいきましょ。

イヤだ…
私 あなたと手つないで

死んでいくなんていう事は
考えない…。

もう… 損に決まってるもん。
私が なんか

あなたの面倒を見なきゃ
なんなかったらイヤだもん。

私が あなたの面倒を見るのよ。
イヤだ。

文句言うのよ 私のやり方が
乱暴だとかなんだとかって。

だから そんなのイヤだ。

私 あなたに
道案内なんかされたくないわ。

そうでしょ?
どこ行っちゃうかわかんない…。

そうよ。
私 あなたの道案内もしない。

でも あなたって
よく1人で 街歩いたり

お買い物に行ったり
するんでしょ?

私 お買い物に行く時
1人で行くわよ。

ねえ 偉いわね。
あなた 行かないの?

1人じゃないの?
1人っていうのが苦手だわ。

そう? じゃあ お付きの人とか
付き人かなんか…。

誰かと一緒じゃないと。
ふーん…。

あなた 1人で
ずけずけ どこに行っちゃうの?

お店の中も入って?
えっ?

お店屋さんなんかも…。
お店屋さん 入りますよ どこでも。

欲しいものを買って お金 払って。
できるの?

当たり前でしょ。
あなた お金 払わなかったら

泥棒じゃないの。
だから そういうのできるの?

できますよ。
お金 ちゃんと払って。

ただ 見た時に その買うものと
自分が持ってるお金とか

ちゃんと合うかどうかは見ますよ。
はあ…! 偉いわね。

だって お金 持ってないかも
しれないじゃない。

だから それは 自分で計算して
ちゃんと見て。

急にね これ 100万円です
とか言われてもね 困るもんね。

そんなものは
買おうと思わないけど

まあ 一応ね もしかしてさ

ねえ 5万円ぐらいしか
持ってないのに

100万円ですって言われたら
そんなものは買わないですけど。

5万円しか持ってないのに
5万円ですって言われたら

買わない?
あっ 5万円持ってて

5万円ですって言われたら
買うわよ。

買おうと思ってるんだから。
買うでしょ?

一銭もなくなって
どうやって帰るの? うちへ。

その時は タクシーに乗って

「降りたらお金もらってきますから
待っててください」って言う。

ふーん… 意外と常識的なのね
あなたってね。

何をおっしゃいますやら…
あなた。

私は常識的な人間ですよ。

あなたは そう思ってないかも
しれないけど。

あなた 本をお出しになった…。

『大事なものから捨てなさい
笑って死ぬための33のヒント』

っていう。 何? それ。

だってさ ともかく 人間は

老いるとね
年取ってくるとね

まず 捨て上手にならないと。

ぐっちゃぐちゃ たまるじゃない?
いろんなものが。

お金がたまればね
そりゃ うれしいけど

お金たまんなくて
変なものばっかり

いっぱい たまるから。
そういう ものを とにかく…。

じゃあ 捨てちゃうの? どんどん。
そう。 あなたは?

私 何もしてないから
まだわかんないけど。

こんなんなってるの?
じゃあ おうち。

私 いっぱい持ってます
いろんなものを。

それで 誰さんからもらったとか
いろんなものね

前 きちっと整理しようと
思ったんだけど

そんな事しても 結局
もらった人は

そんなにうれしくないかも
しれないと思ったから

そういうのもやめて…。

誰とかさんからいただいた
お手紙とかね 有名な方…。

でも そういうのも もう

私以外には
いらないなと思ったから

そういうの もう やめちゃって。
取ってあるの?

だから そのままにしてあって。
死んだら 誰かが

どうにかするだろうと思ってね…。

その「どうにかするだろう」
っていうところが

徹子さんっぽいのね。
そう。 あなた… 思わないの?

うーん… どうするだろうな
困るだろうなって思うから

自分でやらなきゃと思っちゃう。

そこが ちょっと あなたと私と
違うとこかもしれない。

私は 誰かが なんとか
してくれるだろうと思って…。

だから そんな元気で
ニコニコ いつも笑って

生きていられるのよ。
そうかもしれないわね。

誰かやってくれるだろうって?
そう 心配がないからね。

このコロナ禍で…
残りの人生は まだありますけど

どうしようと思ってる? 今。

私? うーん…。

もう
なんにも思い残す事もないし。

あなた 今 どこ行きたい? 一番
外国行くなら。

そうね…。

私ね みんなが観光に行くとこ
行った事がないのよ 一度も。

あっ そうなのよ! 私たちって。
あっ そうなの?

私も観光地って行った事ない。

デンマークとかさ そういう国
行った事ないのよ 私。

ギリシャ…
ギリシャも行った事ない。

ギリシャも行った事ない?
ない。 行った事ある?

ない。
あなたも ないの?

あんまり行きたくないわね。

外国って どうして
あんな歩かなきゃいけないの?

フフフ… 失礼します。

本当に 行けども行けども

歩いていくんだもん。
歩くよね。

『徹子の部屋』は

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