出典:EPGの番組情報
NHK地域局発 北海道道▽博士、マジですか!?~ユニーク学者が明かす生命の神秘[字]
あなたの身の周りは、不思議な生き物に溢れていることをご存じか!!北大・中垣教授と身近な水辺や土を顕微鏡で観察すると、不思議な力を持つドロドロの生き物がいた!?
詳細情報
番組内容
あなたの身の周りは、不思議な生き物で溢れていることをご存じか!!北大・中垣教授と一緒に、身近な水辺や土を顕微鏡で観察すると、ビヨーンビヨーンと伸び縮みしたり、ドロドロ這(は)い回る小さな謎の生物が!彼らは何をしているのか?博士は、なんと彼らは迷路を解くなど、驚きの力を持つことを見つけてしまった!まさか「考える力」を持っているのか!?北海道の自然が全く違って見えてきちゃう、ミクロな大冒険!!
出演者
【出演】鈴井貴之,多田萌加ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – その他
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- 粘菌
- 研究
- 先生
- 中垣
- エサ
- ルート
- 失礼
- 迷路
- 今日
- 多田
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- 面白
- 鈴井
- オートミール
- キノコ
- モノ
- 今回
- 場所
- 世界
- 早速
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<いや~ ようやく
北海道も春の兆しですね。
さて 自然を愛することでは
日本一のはずの…>
<例えば アリ。
何を考えて暮らしていると思いますか?>
<いや そもそも 動物って
何かを考えているんでしょうか?>
<オタマジャクシが
実は あらぬことを考えていたりして…>
<今夜は そんな突拍子もない問題に
世界を驚かせた すてきな博士と迫ります>
♬~
はい 皆さん 「北海道道」でございます。
はい 始まりました。
いや~ 明るいですね 今日は。
そうですね もう真っ昼間でございます。
スタジオを飛び出してっていうことで
ここは どこなんですか?
こちらですね
なんと 北海道大学に来ています。
おお~!
後ろに 先生いらっしゃいますから。
突然なんですけど 鈴井さん
虫みたいな生き物って
何か考えてると思いますか?
虫ですか!?
虫に考える力ですか?
あると思いますか?
いや 普通 虫なんか そんな…。
そうですよね。 あんまり こう
意識したことないですよね。
それを解き明かそうとしている
先生がいるんです。
何よ それ。
早速 行ってみましょう。
何か すごい女子感が出てきたんだけど
女子感だな これ 今日。
<やって来たのは 北大のとある研究棟>
こちらに 今日 お世話になる教授が
いらっしゃいますので
早速 入っていきたいと思います。
失礼します。
失礼しま~す。
よろしくお願いしま~す。
失礼しま~す。
(2人)お邪魔いたしま~す。
こんにちは 中垣です。
ようこそ いらっしゃいました。
<ユーモアあふれる研究に贈られる
世界的な賞 イグノーベル賞を
なんと 2回も受賞した人物です>
(司会者)トシユキ ナカガキ…。
<こちら アメリカ・ハーバード大学で
行われた授賞式も
ユーモアたっぷり!>
ヤッ。 True~。
Slime~。
Molds~。
(拍手と歓声)
(笑い声)
<世界の科学者が
その発見に感動しながらも
爆笑しちゃったという
中垣先生の研究とは?>
まあ いただいたので
ありがたく頂戴いたしました。
あっ 賞状ですか?
ちょっと 触ってみても…?
どうぞ どうぞ どうぞ。
(笑い声)
賞状っていったら
何か すごいの… 何でしょうね。
すいません 失礼なことばかり
申し訳ございません。
<早速 秘密の実験室へ>
(2人)うわ~!
こういうところにですね…
<この謎の液体の数々は
どこで採取したかというと…
大学構内など 至って身近な場所。
雪どけで出来た
水たまりの泥水などをすくって
ペットボトルに集めています>
<その観察から
中垣さんの研究は始まります>
これ 眼鏡は…。
かけたままで。
見えますか?
おおっ! おおっ!
グルグル回ってる!
回ってますよね。
えっ すごい!
<顕微鏡で拡大すると
小さな方々が忙しく動き回っています。
細胞が一つしかない
単細胞の生き物たちです>
<彼らは謎が多く
このロクロクビムシも
どんなふうに暮らしているのか
よく分かっていません>
<「一体 何をしているの?」
そう考えていると
先生 何とも言えない親近感が
湧いてくるそうで…>
<確かに 眺めていると
このドロドロした動き 不思議ですよね>
<今も誰かのすぐそばで このビンガタカラムシが
こんな動きを
しているのかもしれませんよ>
失礼します。 おお~!
ちょっと鳥肌が立っちゃいました。
あっ すご~い!
<しかも 彼らの中には
不思議な性質を持つものも>
何でしょう? 気になりますね。
<なんと 彼らは 整列して
模様を作るんだとか>
いいかなと思います。
ドン! よく見てください。
えっ えっ あれ!?
あれ? これって…。
どこかで見たことある… あれ?
僕 よく知ってる。 ええ~!?
わざわざ ありがとうございます!
わあ~ すご~い!
いや~ すご~い!
<この生き物 なぜか
光と影の境目に並ぶ性質があります。
なので このような形で光を当てると…
はい 鈴井さんの似顔絵の
出来上がり>
<彼らが なぜ境目を好むのかは
目下 研究室で
調べているところです!>
<更に今回は 鈴井さんちと
多田さんちの土も調べてみることに>
<2人の家には
どんな方々が住んでいるんでしょうか?>
<いろんな生き物が 顕微鏡の先を
横切っていきますが…>
多田さんのやつは…。
<今回 最も興奮を呼んだのは
多田さんちの花壇から
見つかった
この小さな点でした>
実は…
(2人)ええ~!?
それが お花畑に…。
お花畑にいて…
すご~い!
今 す~ごいテンションですけど…
大丈夫ですか?
ついてこれてますか?
このテンションが…。
<さて ここからが本題です>
<毎日眺めているうち 中垣さんには
ある疑問が浮かんできました>
<「彼らは とても賢いのではないか?」
それが 驚きの大発見へとつながりました>
これがですね ちょっと…。
<きっかけとなった単細胞生物が こちら>
それ あの 「粘る菌」と書いて
粘菌っていうんですけども。
粘菌?
ええ。
これ全体で 一つなんですか?
そうなんですね。
(多田 鈴井)ええ~!?
見たことないですよ。
見たことないです。
ちょっと あの…
あっ これはエサなんですか。
ええ。
あっ これ オートミールですか!
そうだったんですね
実は私。
ああ そうですね!
うまい!
<きっと あなたも
見たことがあるはずですよ>
意外と身近なところにいるんです。
森のですね 地面ですね
落ち葉が こんなふうに
たくさん 積もってるところに
これ 倒木ですね。
木が朽ち果てて
キノコが生えてきそうなところ
よ~く 見てみますとですね
こういう1mmぐらいの
小さい粒々が 何か あったりして
ちょっと拡大すると
キモいかもしれませんが…。
こんなところに いますよって…
いますよ 絶対に!
すご~い。
へえ~!
<一見 生き物にすら 見えませんが
早回しで見ると このとおり。
脈を打つように 体を伸ばしていきます>
あっ へえ~!
へえ~!
ジワ~じゃなくて
グングングングンというような…。
そういう感じです。
<エサのオートミールを置いてみると…
ジワジワと覆い尽くします>
あっ これは
キノコですね エノキダケ。
何か上がってきてる。
キノコも好きで
こうやって…。
すごい 食べてる!
え~っ!
<この時 中垣さんが興味を持ったのは
粘菌の体の伸ばし方でした>
<この経路の作り方には
何か意味があるのではないか
そう にらんだのです>
えっ!
やってみました。
えっ?
迷路?
何をおっしゃってるのか
よく分からないんですけど…。
<中垣さんは迷路の入り口と出口に
エサを置いてみました。
そして
経路全体に粘菌を敷き詰めました。
さて 粘菌はどうするでしょうか>
<なんと粘菌は いらない経路を
少しずつ消し
最も短いルートに形を変えました>
ええ~っ!
<何らかの方法で無駄なルートは
いらないと判断。
見事に迷路を解いたのです!>
<更に ギザギザの迷路を解かせると…
迷路を解いただけでなく
ここに ご注目!>
<ギザギザの真ん中を直線的に進み
最短ルートを進んでいます!>
コース取りが…。
そうなんです。
賢い!
ですかね。
いや~ 賢いですよ!
え~ すご~い!
<研究を進めた中垣さんは
粘菌は体の部分部分で
ルートの必要性を判断していると考え
論文を こう締めくくりました>
<この驚きの現象は暗示している…>
いや~ 面白い!
いや これね でもね 先生 面白いのは
もう一つ 人間の思考としての
逆に…
…でしょっていうようなことも
あるかもしれないですよね?
鋭いですね。
僕も近い考えなんですよね。
彼らは 多分…
その場 その場 その時で…
いや 面白いですよ だから。
だから やっぱり…
そうかなと…。 その辺が
うけたのかなというようなことですね。
<そして今回は
こんな実験もしていただきました>
<北海道の都市にあたる場所に
粘菌の好きなエサを置いてみます。
果たして
どんなことが起きるでしょうか?>
どうなるんですかね?
どうなるんでしょう?
え~ この街の場所に
合わせてオートミールを置いて
釧路と函館と稚内から粘菌を
注入した
という状況ですね。
そうすると
どんどん広がりながら エサを見つけて
エサの上に体を残しながら
その後ろに管を作っていくと。
<皆さん この形 見覚えありますよね。
えっ ご存じない? よ~く見て ほら。
見えてきた そう…>
うわあ すごいですよ…
あれ 倶知安 倶知安辺りとか…。
あの バ~ッとなってるし。
えっ すごい…!
これ 実は あの…
だから あの 旭川 北見の間が
ちょっと抜けてますけども
そこは 光が当たってて
それから
帯広と札幌の間も抜けてるんですけども
まあ 山脈があって
そこは ちゃんと標高に合わせて
粘菌が嫌がる光を当ててるので
そういう…
そっくりですよね 上のところも
稚内からも まっすぐ。
うわ 面白い!
<都市を結ぶだけではなく
予備のルートも
残していることに ご注目。
どこかが切れても
別のルートで栄養をとれるよう
保険をかけているようです>
北海道の廃線路線も。
ちゃんと つないでくれてますから
やっぱり 大切だったんだなって。
本当だ。
あるべき姿かもしれません。
<そして 更に 粘菌はこんな振る舞いも>
<気持ちよく過ごしている粘菌に…>
<1時間に1度 部屋の気温を下げて
嫌な思いをさせます。
つらい思いをする度に 粘菌は…
動きを止めます。
これを3回繰り返した後
粘菌の様子を観察すると…>
<何もしないのに 動きを止めました。
まるで 過去の記憶から
次の刺激のタイミングを
予想したように>
<更に 嫌がらせをされた時
じっと立ち止まるモノもあれば
乗り越えるモノ
引き返すモノなど
個性と呼べるようなものが
あることも分かってきました>
切っていいんですか?
切っていいんですかね?
わっ! えっ?
うわあ~!
プニュ~ッと出てきましたよ。
何か出てきましたね。
<粘菌の中身は ただの…>
<一体どうやって
過去の出来事を覚えているんでしょう>
<単細胞ですから もちろん
脳も神経もありません>
そうですね…
何か 生きるっていうことは
そういうことじゃないんだ
っていうことが…
すごい研究してますね 先生!
何か すごい 目からうろこだな!
<考える力 知性を持つことを
我々は 特別なものと感じてきました。
でも 人間が意識する方法以外にも
知性というものはあるのかもしれない>
<道ばたの草花は どんな知性で
この世界を眺めているのでしょうか>
<最後に先生が 新たに始める研究を
教えてくれました>
まあ そこへ ちょっと
歩いて行ってみましょう。
<中垣さんが 今 夢中で考えているのは…>
<なぜ枝は あんなふうに生えるのか
その秘密を解き明かしたいそうです>
フフフ… ちょっと…。
そう… むきになって
木を揺すってですね
その 木の構造 ある種の…
<木は どこを太くすべきかを
部分部分が判断しているのではないか。
その秘密のルールは
実は 粘菌と同じなのではないかと
予想しています>
そうですね そういう意味では…
むしろ でも…
<いや~ 今夜の「北海道道」
生き物の神秘にまで
たどりついちゃいましたね!>
草むしりする時に 何か
この草だって生きてたんだよなって
思うことっていうのはね
大切なことだと僕は思いますね。
そうですね。
一脈のいとおしさを覚えたりすることが。
本当だよ 本当に。
いとおしさが…。
先生 今日はありがとうございました!
どうも ありがとうございました!
本当にね テレビをご覧の皆さんにも
多く知ってもらいたいですね。
そうですね この木の研究も
まだまだ 楽しみですね。
これは これからですから。
乞うご期待ということで。
楽しみにしていきたいと思います。
ということで それでは また
金曜 夜7時半にお会いしましょう!
さようなら!
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