開運!なんでも鑑定団【古寺で大発見<江戸名僧>宝&初鑑定!サザエさん秘宝】[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

開運!なんでも鑑定団【古寺で大発見<江戸名僧>宝&初鑑定!サザエさん秘宝】[字]

■コレは魚!?大自然が生んだ…<神秘巨大宝>に仰天値■室町創建・古寺で発見…<江戸名僧>お宝に衝撃鑑定額■出張鑑定は長野・飯田市…サザエさん秘宝を番組初鑑定!■

詳細情報
番組内容
お宝は、祖父の遺した魚の形の衝立。いい材木が採れそうな山を見つけると持ち主と交渉して山を買う「山師」をしていた祖父が、おそらく山で見つけたと思われる。祖父の他界後に受け継ぎ、自宅新築の際にはこのお宝を飾るために吹き抜けを設計した。趣味の錦鯉の飼育のため、吹き抜けに水槽を置くことにすると邪魔になり、置き場に困っている。いいものなら売って、庭に錦鯉のための池を作りたい。
出演者
【MC】今田耕司、福澤朗
【ゲスト】きじまりゅうた(料理研究家)
【アシスタント】片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
【出張鑑定】長野県飯田市出張鑑定
【出張リポーター】原口あきまさ
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
長澤章生(「アキオ ナガサワ ギャラリー」代表取締役)
田中大(「思文閣」代表取締役)
村山元春(「マテリアル」取締役)
森由美(陶磁研究家)
関連情報
【番組公式ホームページ】
https://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

【見逃し配信】
https://video.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

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キーワード出現数ベスト20

  1. 万円
  2. お宝
  3. ケヤキ
  4. 原口
  5. 作品
  6. 祖父
  7. 拍手
  8. 本人評価額
  9. 結果
  10. 大切
  11. cm
  12. ジャカジャン
  13. 鑑定団
  14. 杵島
  15. ホント
  16. 拝見
  17. お願い
  18. 依頼人
  19. 錦鯉
  20. 今回

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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合田道人でした>

(3人)こんばんは。

さあ 「鑑定団」始まりました。
今週も よろしくお願いします。

この年になりまして
初体験しましたよ。

初めて断髪式 行ってきました。
うわっ!

まげのとこ あるじゃないですか。

ハサミ入れようと思ったら
行司さんに ブワッ 止められて。

え~っ!?
「そこ ダメです!」って言われて。

あとで聞いたら
親方が ハサミ入れて…。

やるとこなしですよ。
もう切ったふりだけして。

なるほどね。
ハサミ置いて 返しましたからね。

もう だから
断髪してないんですよ 正式には。

<見ているだけで
おなかが鳴りそう…。

アイデア抜群の
レシピでおなじみ…>

<祖母 母 ともに

料理研究家という一家に育ち

幼い頃から台所が遊び場。

小学2年生にして
自宅で撮影がある際は

スタッフの食事を作っていたそうです。

23歳のとき 母のアシスタントとなり

5年間 修業に励み…>

< くしくも世の中は
料理男子が ブームに。

すかさず キター!
と思ったそうです。

この波に乗るべく…>

<時間をかけない
品数も少ない。

でも 見栄えがいい
お弁当レシピが

大好評になりました。

その後は数々の料理本を
発表する一方…>

よし! ここからは
もう走りますよ 俺は。

<軽快なトークを生かし
料理番組にも引っ張りだこ。

それでは
ご自慢の干物のアクアパッツァを。

まず…>

< およそ3分後…>

< その後 トマトを軽く潰し
煮詰めたら

オリーブオイルを加え なじませ 完成。

調理時間は
なんと 10分ちょっと>

依頼人の登場です。

東京都からお越しの

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくどうぞ お願いします。

いや~ これは でも
参考になりますね。

料理番組になっちゃいましたね。

白ワインとか
足さなくていいんですか?

もうね 水で十分うまいんですよ。
水だけでいいんすか?

もう 旨味爆弾ですよ あれ。
もう汁までうまい。

汁までうまい?
この2年で俺もやってんですよ。

そうですよね。
料理やってらっしゃいますもんね。

ニラたま あったじゃないですか。
なんで あんなフワフワ…。

何が コツなんすか?
最初に まず卵だけ焼いて

取り出しちゃうんですよ。
で ニラ さっと炒めて

卵 戻し入れるんですけど
そのとき ちょっとだけ

お水 入れるんです。
水?

膨らむんですよ。 また そこから。
スフレみたいに フワーッと。

へ~っ。

もう ちょっと…。

やっていただきたい。
お宝ですけども 拝見しましょう。

おっ。
さあ これは なんでしょう?

父方の祖父が 杵島隆っていう
写真家なんですけど

『桜田門』っていう
作品なんですけれども。

1960年くらい。
裸の女の人が こうやってるわ。

これ。

えっ すっぽんぽんの裸?
すっぽんぽんですね。

桜田門って
あの皇居の桜田門ですよね?

そうです。
こんな撮影 よう… できましたね。

ゲリラ的に早朝 撮ったらしいです。
直前まで コート着てて

いくぞ! バーッて脱いで
こうやったんですよね。

今の時代だったら警備とか。
即アウトですよ これ。

(笑い声)

<天衣無縫の自由人
と呼ばれた男>

<3歳の時
排日運動の激化により帰国し

米子市の母の実家に預けられた。

日本国籍を取得したのは
戦時下の1943年のこと。

海軍飛行予備学生に志願し

特攻隊として
突撃命令を待つ身のまま終戦。

そして ある光景が
その目に留まった>

<地面に日の丸を乱暴に
書きなぐる子どもの姿。

無心でレンズを向けた。

敗戦へのやり場のない悔しさを
ぶつける姿は

また 杵島の思いでもあった。

これをきっかけに写真の道へ。

鳥取県出身の写真家
植田正治に師事。

当初 モチーフとしたのは
地元 米子の人々である。

新たな時代に立ち向かい

必死に生きる泣き笑いの姿。

じっと何かを見つめる老婆。

モデルは 杵島の実の祖母である。

むくのまなざしと
刻まれたシワのすごみ。

リアリズム写真の巨匠 土門拳をして

「天才 現る」と言わしめた
この作品が

杵島の出世作となった>

<本格的に
プロとして活動しはじめると

力を入れたのが
広告写真であった。

画面構成に秀で 力強さと繊細さを
兼ね備えた杵島の作品は

数々の広告賞を
受賞していく。

しかし 1958年 杵島は

世間を
騒然とさせる裸展を開催した。

これは 『旧約聖書』の創世記

女人誕生をイメージした連作で

撮影は スタジオだけにとどまらず

山 川 そして街にも及んだ。

極め付きの一枚が…>

<桜田門の前で
2人の女性が ポーズをとっている。

大胆かつ衝撃的な発想である>

<杵島は 一つのスタイルに
とどまることはなかった。

終生 追い続けた蘭。

季節のうつろいを捉えた…>

<アーティスティックなグラフィック写真。

何物にもとらわれず
意の赴くまま シャッターを切る。

その姿は
まさに天衣無縫であった>

魅力的なおじいちゃんですね。

俺も自由にやっていいんだな
っていう なんか ちょっと…。

おじいちゃんが いい ほんま
指針になるというかね。

本人評価額です。
おいくらでしょう?

50万円。
50万円。

まいりましょう。 オープン ザ プライス。

120万!

120万! ハハッ!

100万超え! すごい!

えっ!?
すごい!

日本の写真史に残る
名作だと思います。

ヌードの表現で ただ それは
あくまでも モチーフの問題で

復興していく日本に
活躍する女性の姿を

重ね表わした作品になります。

水平垂直の一見 シンメトリーの
構成をしてるんですけども

左側に三角形の構図が見えたり

右下に四角形の抜けがあったり
非対称な ちょっと破綻を作る。

発表された作品と
トリミングが違うんですね。

発表されてる作品は 左側に
もう少しイメージがあって

より正方形の画角に
なってるんですけども

そこから想像するに これは
一枚を創作する過程で生まれた

途中段階のカットでは
ないかと思います。

これが発表されたときの
カットであれば

350万から500万くらい。

えっ!?
つけても まったく問題はない

作品だと思います。

ビックリしました…。
ビックリしちゃって。

これ ぜひ 大事に飾ってください。
どうも ありがとうございました。

ありがとうございました。

<続いては 群馬県 伊勢崎市から。

早速 ご自宅にお伺いしました。

おじゃましま~す>

いらっしゃい。

<何やら白菜を
抱えているのが…>

< どういうことですか?>

< えっ? なんの?>

< と 案内された先には…>

錦鯉なんです。

< え~っ!? 家の中で?>

< この吹き抜けのスペースに
巨大な水槽を置き…>

<錦鯉と触れ合ったり…>

<2階から眺めたりして
楽しんでいるそうです>

< ただ 錦鯉の飼育は難しく…>

< そうですね。
頑張ってください。

ところで…>

<祖父 久吉さんは 大阪で

いい材木が
取れそうな山を見つけると

持ち主と交渉して山を買い

伐採して木を売る
山師をしていました。

今回のお宝は 祖父が
その仕事をしていたときに

手に入れ とても大事に
していたものだそうです>

鑑定のほど
よろしくお願いします。

<スタジオで拝見しましょう>

依頼人の登場です。

群馬県からお越しの

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくどうぞ お願いします。

いや あまり見たことのない

錦鯉の飼い方でしたね。
そうですね。

外にちょっとした
池があったりとかね。

偏見ですけど

こうやりながらね
悪いこと考えてるみたいな。

ご自宅の吹き抜けですよね。
そうなんです。

あそこに あんなでっかい
水槽を置いちゃって

ご家族から
反対 受けませんでした?

それが あれが
置いてあったんです。

鯉を飼うがために これは
ちょっと追い出された形に。

そうです。
かわいそうなお宝。

拝見したいと思います。
お宝オープン。

んっ?

だから ギョッとするって
おっしゃったんですか。

はいそうです そうです。
ホントだ。

ケヤキの衝立なんです。
ケヤキの衝立。

おじいさまが
作られたんですか? これ。

口はたぶん やっちゃったんだと
思うんですよね。

魚っぽいから
もっと魚にしたいと思って。

裏側は結構
平らになってるんですけど

かんなですよね。
かんなを入れたり。

初めて
お宝を見たのはいつなんですか?

小学校 低学年。

おじいさんの家にあって
このブツブツが見えると

怖くて怖くて。

高額ついたら
どうするんですか?

小さな池でも庭に作れたら。
えぇ。 作りたい?

和服着て。

で 悪いこと考える。
こうやって。

<街路樹としても
なじみ深いケヤキは

ごく自然に私たちの
目に触れている。

ニレ科の落葉高木で

北海道を除く
日本各地に自生する。

放射状に広がる
その樹形は実に優美で

広葉樹の王様といわれる。

山形県 東根市にある

推定樹齢
1500年以上のケヤキは

幹周り16m

高さ28mで
日本一の大きさを誇り

国の特別天然記念物に
指定されている。

ケヤキの語源は
際立ったを意味する

けやけきに由来するとの
説が有力で

別名 強い木を意味する
槻とも呼ばれている。

材質は 硬く重い。

大きな圧力がかかっても
びくともしないため

寺院建築に重宝され
京都 東山の清水寺の舞台は

18本のケヤキの束柱で
支えられている。

本格的に建築に
用いられるようになったのは…>

<秀吉による
大阪城をきっかけに

大規模な城郭が次々と
造られるようになった際

硬いケヤキが 敵の攻撃に強く

特に城門には最適であった。

木目の美しさ いわゆる杢も
ケヤキの大きな魅力である。

原木の中で生じる
ねじれや湾曲のある箇所

あるいは
こぶを切り出した際に現れる。

例えば
泡のような小さい丸模様が

多数 浮かび上がった泡杢。

木目の線が ギザギザになり

牡丹の花のように見える
牡丹杢。

また 板から浮き出して
くるかのように見える玉杢は

きわめて珍しく

その割合は 数万から10万本に
1本といわれている。

更に貴重なのが 如輪杢で

これは 小さな玉杢が
幾重にも重なり

魚の鱗のように見えるものをいう。

この模様は 樹齢数百年の
ケヤキでしか現れず

あらゆる杢のなかで
最高級とされ

驚くほどの高値で
取り引きされている>

<改めて依頼品を見てみよう。

ケヤキの衝立で 大きさは
縦120cm 横240cm。

確かに ギョッとする魚を思わせる>

<厚さは 4cmから5cm。

重さは70kg。

表は無数の丸いこぶが
重なりあっている。

裏には最高級とされている
如輪杢が

いくつも見てとれる。

まさに鱗のようだ>

本人評価額です。
おいくらでしょう?

欲言って100万。

100万円で。 わかりました。

まいりましょう。
オープン ザ プライス。

さぁ いくらでしょう?

400万!
(拍手)

400万!
すごいですね。

唯一無二のすばらしい
ケヤキだと思います。

こんなに きれいな杢って
あんまり見たことがない…。

マジで?
形もおもしろいですよね。

全体にうねりがあって

海の中から 魚が
スッと泳いでいくような形。

頭が 根のほうに
向いているんですかね。

うねったところの部分を
切り取ったものだろうと。

実は 裏側にですね

非常にいい杢が
たくさん隠れています。

あるある。
ちょうど背びれと

胴の間くらいのところは
木が せめぎあっている部分で

牡丹杢と呼ばれるような
杢が出て

その中に玉杢 如輪杢と…
混じって入っているんですね。

おそらく 樹齢が800年とも
1000年ともいわれるような

ものすごく巨木です。

こういうものって ホントに
二度と出てこないと思います。

いかがですか? こういう結果で。

うれしそうですね。

< お宝列島 日本縦断>

<今回の舞台は

<室町時代 坂西氏により
飯田城が築かれると

下伊那の要衝として発展>

<往時の風情が今も色濃く
残ることから

南信州の小京都と呼ばれている。

では ここで…>

< まずはこちら。 名勝 天龍峡。

天龍川の浸食によって
作り出された

美しい景観を楽しむなら
ライン下りがオススメですよ。

続いては グルメ。

実は飯田は
知る人ぞ知る焼肉のまち。

南信州牛はもちろん
マトンや豚モツなど

さまざまなお肉を
気軽に味わうことができます。

ジューシーで
とってもおいしいですよ>

<名産品は 水引。

明治時代に
地場産業として根づき

現在 日本一のシェアを誇ります。

贈答品の
飾りひもとしてだけでなく

華やかなアクセサリーや 水引細工も
盛んに作られお土産にピッタリ。

見どころ満載の町で
お宝ザックザクとなるか?

いよいよ開幕である>

「出張! なんでも鑑定団」
IN 飯田!

(拍手)

< まずは ラフティングが
趣味の亀本さん>

何がきっかけで
始められたんですか?

下っているのを見て…。

トム・ソーヤになった
気分になれるぞって。

<童心に帰れると
軽い気持ちで始めたが

雄大な自然の中に飛び込む
緊張感にみせられ

今では 更なる激流を求めて
全国に足を伸ばしている>

だから こうやって亀本さん
みたいに若くいられるんですね。

全然 見えないですよね。
皆さん還暦前なんて。

(笑い声)

< お宝は

3年ほど前 知人が営む
ビンテージトイの店に遊びに行った際

一目ぼれしてしまった。

というのも 子どもの頃から
いわゆる働く車が大好きで…>

実家のね すぐそばに
大きな川が流れてまして

そこをね
いつも あの工事をしてまして。

ずっと重機 眺めて?

< このショベルカーを見た途端
当時にタイムスリップ>

少年に戻って。

また その運転手さんが
乗ってるんですよね。

(原口)運転手さん乗ってますよ。
その顔を見たらね…。

って感じでね 俺を見てましてね。
(原口)えっ。

目が合った?
目が合っちゃって。

<テレビにも出られて大満足。
果たして 結果は!?>

(原口)ジャカジャン こい!
ピッタリ 1万円!

< お見事!>

これはですね PMAという会社が

1970年代に作ったものなんです。

パッケージは
英語で書いてありますよね。

だから主に輸出用ですよね。

状態は ホントに当時のままですね。

重機ものって乗用車だとか

そういうものに比べて
コレクターが 少ないんですよ。

(原口)なるほど。

<続いては 映画が
大好きな長谷部さん>

ふだんは 仲間と
観に行ったりするんですか?

いや

えっ なぜ?

号泣しちゃう?
恥ずかしいので 必ず一人で…。

< お宝は 父が残した
大皿一対である。

今回 「鑑定団」が
飯田に来るので

何かお宝はないかと
母に尋ねたところ…>

そういえば

変なお皿があるよ?
変なお皿。

よくよく聞いたら なんか

というようなことを
母親言っておりましたけど。

いくらくらいの借金かも
聞いてない?

長谷部さんは どう思われました
この皿 おっ! って。

いや きれいなお皿だなと
思ったんですけど

(笑い声)

< ひょっとすると
大恥をかくことになるのではと

数日前から緊張しっぱなしで…>

(笑い声)

<本人評価額は
このくらいはしてほしいと20万円。

もし よいものなら
すぐに売り払い

来年 米寿を迎える母を
盛大に祝いたい。

果たして 結果は!?>

(原口)ジャカジャン! こい!

30万円!
< ちょっぴりアップ!>

おっ!
おっ!

有田焼の大皿。 明治の頭
もしかしたら江戸の末か

そのくらい。 盛りだくさんに
うわぁっと絵が描いてあります。

この文様の描き方っていうのは
江戸時代の半ばから

ずっと作り続けているスタイル。

そして何より これね 45センチくらい
その大きさっていうところを

評価したいと思います。
賑やかに料理など盛って

晴れの日に使うっていうのには
とてもいいお皿だと

思いますので
大切になさってください。

(拍手)

<続いては お手製の
バッグを持って登場

せっかくですから
正面向いてくださいよ 純子さん。

正面向いて そのカバン見せてみて。
これをね

デニムのどの部分
使ってるんですか?

ここの裾ですね。
裾とかポケットとか。

<はき古したデニムを捨てて
しまうのがもったいないので

その形や風合いをいかしたバッグを
作ってみたところ

評判がよく たびたびオーダーを
受けるまでになった。

お宝は こちら。 作者は…>

菱田さん。
ごめんなさいね。

大丈夫ですよ。
発音が…。

<飯田市出身の日本画家
菱田春草の掛軸である。

2年前のこと 夫の知人が
旧家から出た春草の作品が

あるので買わないかと
この掛軸を持ってきた。

夫は ひと目で気に入り

思い切って
値段を聞いてみると…>

言われて。

<拍子抜けする金額だったが
夫は

これは掘り出し物かもしれないと
大喜びで買ってしまった>

とてもじゃないけど ちょっと

っていうことで。
じゃあ 一人で来たんですか?

この会場にも。
いえ 主人も来ました。

来てるんですか!
(笑い声)

ご主人!

バツ! バツ! じゃないんですよ。

これはもう 本物だと。

夢を5万円で買ったかな。

もう しゃべるんだったら
ここ立ってくださいよ。

(笑い声)

<本人評価額は
夫の夢を尊重し 300万円。

夫からは代打として
出演する代わりに

鑑定額の1割を現金でもらえる
ことになっているのだが

果たして 結果は!?>

(原口)ジャカジャン! こい!

5千円!
< あちゃ~!

ご主人 撃沈!>

偽物です。
(笑い声)

この飯田出身の菱田春草
近代日本画の天才。

36歳で亡くなってますので
その作品自体 あまり

多いものではないし
遺作はたいへん評価が高い。

『黒き猫』という代表作が
あるんですけれども

黒猫の重量感と
毛並みのフワッとした触感とが

すばらしい表現なんですけれども
この黒猫さんは

違う意味で とても写実的で
おもしろいんだとは

思うんですが いわゆる
春草の黒猫とは まったく違う。

<続いては 去年まで
算盤の先生をしていた

算盤ひと筋!
続けてまいりました。

じゃあ 今

< お宝は こちら>

(拍手)

<東芝が 1990年に
白熱電球誕生100年を記念して

製作したもの。

夫が
東芝の特約店を営んでいたため

販売促進用としていただいた>

文子さん 算盤やってたから
パパパパッと。

(笑い声)

<サザエさんにも とても助けられた。
というのも…>

< なんと 足元に

スイッチ オン!

(笑い声)

今ね スイッチ入れたから。

こんにちは。

(拍手と笑い声)

すごい!
(拍手)

<サザエさんのおかげで
売り上げも上々。

まさに 店の守り神だった。

本人評価額は このくらいかなと
3万円>

<今でも ときどき
取り出しては

忙しくも
幸せだった当時を思い出し

しみじみとした気持ちになる。

果たして どうなるのか!?>

<30年ほど前
販売促進用としていただいた

東芝のサザエさん人形。
果たして 結果は!?>

(原口)ジャカジャン! こい!

4万円!

< よかった~!>

やりました!
(拍手)

さすが やっぱり
東芝が作ったもので

センサーで 前を通ると反応して

しゃべって お辞儀をすると
いわば からくり人形

みたいなものですよね。
すごいのはですね

服の色がまったく
あせてないですよね。

当時のままの状態ですね。

もうぜひですね これはもう
家のお宝として

大切になさってください。
(拍手)

<続いては
新婚生活を満喫中の

新婚さんでいらっしゃって。
はい。

いつ頃 ご結婚されたんですか?

今のところ。
今のところ仲よく。

会場のね 皆さんが うんうんって
うなずいております。

(笑い声)

< お宝は

何枚あるんですか? 全部で。

10枚あって。
はい。

<祖父が
とても大切にしているもの。

なんでも 先祖が借金のカタとして
手に入れ

代々 大切に
受け継がれてきたらしい>

おじいちゃんが ずっと?
はい。

今回これが来るって聞いて

って言ったら あるよって言って
出してくれた。

これ出してくれた。
はい。

<門外不出のお宝と聞いて
かなり期待していたが

正直言って
あまりすごいものとは思えない>

これ どうします? でも
高額ついたら。

20枚なので…。

っていう話をしてます。

高額つかなかったら?

カレーね。

<本人評価額は とりあえず
祖父を信じて100万円。

蔵の中で
大切に保管されてきたので

状態はとてもよく 傷ひとつない。

果たして 結果は!?>

(原口)ジャカジャン! こい!
60万円!

<ダウンするも大健闘!>

近代になって作られた
鍋島風の作品。

江戸時代の鍋島と違うところ
決定的なのが

裏の文様なんです。
鉄扇の花を真ん中に置いた

鉄扇唐草。 江戸時代の鍋島にも
同じものありまして

中でも かなりいいものにだけ
描かれている

裏文様なんですよ これ。

それが ちょっと下手でした。
(原口)あら!

やっぱり。
あれ?

<続いては 最近
愛犬を亡くしたばかりの

もう最近ですね ホントに。
そうなんです。

息を引き取りました。
もう涙が…。

< こちらが ダックスフントの

あの子は…。

散歩してても なんか
ズッて歩く感じだった。

< お宝は

<3年前 物置を整理していると>

大きくて細長くて重い箱が
出てきたんです。

っていう感じで 父が…。

っていう話は
私にしてくれてたんですけど

それが何かっていうことは
聞いてなかったんですね。

< ひょっとすると これが
そのスゴい物かもしれないと

ドキドキしながら開けてみたところ
この屏風が出てきた。

落款に武山とあったが…>

木村武山っていう人
私 知らなかったんですね。

全然 馴染みないし
絵に興味ないし。

< そのため 本当にスゴい物なのか
イマイチ確証が持てず

ずっと モヤモヤしている>

これ ふだんは
どうされてるんですか?

(笑い声)

え?
売ります。

めちゃめちゃ
食い気味にきましたね今。

次のペットもかいたいので
その資金にしたいです。

準備資金に。
(笑い声)

<本人評価額は
期待をこめて100万円。

< とはいえ
亡くなったオリバーくんを

忘れることはない。

今日も 天国から
見てくれているはず。

果たして 結果は?>

(原口)ジャカジャン! 来い!

300万円!

< これは すごい!>

すご~い!
すご~い!

本物 間違いございません。
うわ~ すごい!

だいたい
40代の前半くらいですかね。

描かれたものではないかなと。

木村武山の特徴っていうのは

写生と装飾性の融合。

装飾性というのは
いわゆる琳派の技法。

菊の図も装飾的な描き方を
していると思うんです。

それに対して
墨で描いた葉っぱは

琳派独特の技法の
たらし込みを使って

うまく表現していると思います。

で おもしろいのは

この流水の
描き方なんですけれども

周囲を薄墨で
輪郭をとったようなかたちで

流れと流れを
薄い墨でつなげていっている。

いろんな追求の成果が出ている
作品だなというふうに思います。

とても
いいものだと思いますので

大切にしていただければ
と思います。

<続いては

< に そっくりな
ここ

< こちらの梅谷山 西寳寺に
お伺いしました。

ごめんください>

こんにちは。

ようこそ おいでくださいました。

<次なる依頼人…>

<西寳寺は
室町時代に創建された

浄土真宗の古刹です>

< うやうやしく 蔵を開けると。

これは?>

この中には 『鉄眼版一切経』
といわれる経本が

2, 000冊入っております。

< え~!>

<輪蔵とは 回転式の書架で

参拝者が1周させることにより

納められた経本を読誦したのと

同じご利益があると
いわれています。

しかし もう90年近く
一般公開していないそうです>

えっ ホントに!?

いや 行ったほうがいい。

< だそうです。

ところで

<35年ほど前
先々代の住職だった

亡き祖父の部屋を整理していた際
出てきたもの。

早速 広げてみると

そこには
長年 よく見慣れた文字が>

<山門の額は木製で
高さ90cm 幅159cm。

寸法も まったく同じなので…>

しかし なぜ…。

どうか 鑑定
よろしくお願いいたします。

<祖父が残した
偉大な僧侶のお宝とは?

スタジオで拝見しましょう>

依頼人の登場です。

大分県からお越しの
梅谷晃教さんです。

ようこそ 「鑑定団」へ。

よろしくお願いします。
よろしくどうぞ お願いします。

よろしくお願いします。

いや~ とんだ嫌み
言ってくれましたね。

たぶん 後輩と行くと思います。
ぜひ お越しくださいませ。

あれ 90年くらいは もう
見せないんですか?

傷みがありますので
もしかすると…。

そうか。 やっぱり
いろんな方が来られてね。

スタッフさんが行ったでしょ?

久しぶりに回したんですけど
回りました。

ちょっと
ドキドキしたんじゃないですか?

お宝なんでしょう。
拝見しましょう。

お~!

うわっ!
仙義梵の書になります。

西寳寺の 山号 「梅谷山」と
書いてあります。

仙和尚のもとをたずねて
書いてもらったと思うんです。

山門の額と同じなんですか?

ほぼ同じ字で書かれております。
へぇ~。

これですか?
はい。

確かに そっくりですね。

じゃあ この書は
仙和尚に書いてもらって

これをもとにして あの額を
作ったっていうことなんですか?

と思うんですが

普通 額を作るときは
書を貼って削ってしまうので…。

もしそうだとすると これは
存在しないわけですよね 本来。

(2人)そうですね。
上から削ってるわけだから。

それが ちょっと不思議で。

もしかするとですね

うちの祖父が書画を
習っておりましたので…。

なるほどね!

<尻を丸出しにした大黒。

笑う獅子にまたがるのは
文殊菩薩。

その男の手にかかれば

神も仏も朗らかに おおらかに。

仙義梵。

風変わりな書画で
独自の禅を説いた

江戸後期の僧侶である>

<19歳で行脚し

臨済宗 東輝庵の
月船禅慧の門下で

厳しい修行を積んだ。

転機が訪れたのは40歳のとき。

博多にある名刹 聖福寺の
第123世住職に

大抜擢されたのである。

とはいえ 仙は
その敷居を低くし

市井の人々と親密に接し

求められれば
気軽に絵を描き与えた。

それは
禅宗の教義や精神を表現した

従来の禅画とは一線を画した
自由奔放な絵であった。

仙は これを
禅画の規定から外れた

無法の絵 画と称した。

この画を更に引き立てたのが

独特の筆致で書かれた

当意即妙な賛である。

例えば
杭につながれた犬の賛には…。

「きゃふん きゃふん」。

月を指差す布袋は

禅画の伝統的な画題だが

「あの月が落ちたら
誰にやろうかい」。

『虎図』においては

「猫か虎か当ててみろ」。

小難しいことは後回し。

目にした人々を喜ばすのが
仙の禅であった>

< また その書風も変幻自在。

風船のごとくデフォルメされた

2人の僧侶に呼応して
書かれた賛は

まるで 紐が解けるよう。

一方 実直な筆致で書かれた
童子の手習いの薦め。

いろは歌に込められた
仏教思想を解説している。

仙の絵や書は
たいへん人気が高く

注文は殺到した。

あまりの依頼の多さに
困り果てた仙は

こんな狂歌を詠んだという>

<聖福寺の住職時代 蔵にこもり

漢訳仏典 『大蔵経』を

三度読破したといわれるほどの
勉強家で

悟りを開いたとされる仙。

その最後の言葉は…>

<改めて 依頼品を見てみよう。

仙義梵の書である>

<仙にしては珍しい
豪快な筆致で

西寳寺の山号
梅谷山と書かれている。

左端の
『扶桑最初禅窟』
とは

仙が
日本最初の
禅寺

聖福寺住職を
任されたことを
誇りに思い

好んで用いた落款である>

本人評価額です。
おいくらでしょうか?

35年前の話ですので
350万円で。

350万円。

まいります。 オープン ザ プライス。

500万!

すごい!
すごい!

仙の真筆 間違いありません。

印章は 仙がよく使う
だるま型の印です。

この印は 非常に
偽物が多いんですけれども

いい印章がついています。

額を作るときに 元の書を
もう1枚 別の紙にトレースします。

その別の紙を
板に貼って それで彫ると。

ただ 元になる書っていうのは

意外と残ってないことが
多いんですね。

板額と 元になる書が
2つ存在するっていうことは

非常に貴重。

ひなびた無骨さがある
すばらしい書であると。

寺宝として大切に
していただきたいと思います。

門徒の方も
喜んでくれると思います。

ねっ! ぜひぜひ
ちょっと皆さんにね

見せてあげてください。
どうも ありがとうございました。

どうも ありがとうございました。
おめでとうございます。

< お宝鑑定希望の方

お宝を売りたい方は

お宝の写真とエピソードを添えて

ご覧のあて先まで

どしどしご応募ください。

お待ちしています。

詳しくは番組ホームページを
ご覧ください>

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