ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち 上田トシコ×畑芽育[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち 上田トシコ×畑芽育[解][字]

時代を切りひらいたドラマチックな女性たちの生きざまにドキュメントとドラマで若手女優が迫る!今回は、漫画家の母と呼ばれた上田トシコの人生を女優・畑芽育がたどる。

番組内容
今回のヒロインは、漫画家上田トシコ(1917~2008)。「サザエさん」でおなじみの長谷川町子と並んで漫画界の母と呼ばれ、戦後の少女漫画をけん引した伝説的存在。戦争中の壮絶な経験を経ながら、生き方も作風も自分らしさを貫いた。戦後、手塚治虫が切り開いたストーリー漫画の登場に一度は、挫折しかかるが…。上田が代表作「フイチンさん」を生み出すまでの葛藤に若手実力派女優・畑芽育(2002~)が迫り熱演する。
出演者
【出演】畑芽育,村上もとか,【語り】古谷徹

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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畑 芽育さんです。 お願いします。
お願いします。

<皆さん 初めまして
私の名前は 畑 芽育。

女優をやっています。

私は今回 ある実在した
女性漫画家を演じるため

この日の撮影に
臨んでいたのですが…>

はい いきます。 本番 よ~い はい。

私…。

<この日を迎えるまでの約1か月
私は どうやったら彼女に近づけるのか

彼女の信念を表現することができるのか
そればかりを考えてきました>

よろしくお願いします。
お願いします。

<全ては このひとつき前
番組スタッフさんに

創刊当時の漫画雑誌「りぼん」を
渡されたことから始まりました>

え~! すごい!
これは創刊当時の…。

本物ですよね?
本物です。

<「りぼん」といえば
私も子供の頃から読んでいた

超有名な少女漫画誌ですが

実は今回 私が演じることになったのが

「りぼん」創刊号から
作品を掲載していた漫画家>

<上田トシコさん。
女性漫画家の黎明期を支え

「サザエさん」の作者として知られる
長谷川町子さんと共に

今も多くの尊敬を集める
パイオニアの一人>

<早速 検索してみると…>

お顔の写真まで…。

そうなんです。
へえ~。

<なんと めちゃくちゃきれいな方!

単純に喜んでいた この日の私でしたが…>

<その後 彼女が体験した
想像を絶する苦悩や

強い決意を
少しずつ知っていくことになるのです>

ドラマや映画に出てくる
ヒロインのような女性は

現実の世界にも数多く存在している。

そこで この番組では
劇的な人生を送った実在の女性と

演技に情熱を燃やす
注目の若手女優をマッチング。

2人のドラマチックな
オンナたちが出会い

女優自身が その生涯を学びながら

最後に 人生の名場面や
生きざまをドラマ化。

全く新しいドキュメンタリードラマ番組。

今回は 女性漫画家のパイオニアとして

90歳まで漫画を描き続けた上田トシコに

1歳で子役デビュー 現在二十歳

去年 「大河ドラマ」にも出演を果たした
注目の女優 畑 芽育が挑みます。

<上田さんのことを知っていく中で
まず私が驚いたのは

彼女の漫画を描くことに対する
情熱の強さでした>

<彼女は 34歳の時に初めて連載を持つと
それから実に50年以上

亡くなる90歳まで
漫画を描き続けたそうです>

…っていうのが すごく気になったし。

<上田さんが漫画を描く原動力って
何だったんだろう?>

<そのことが知りたくなった私は

まず 上田さんをよく知る人たちに
会いに行きました>

畑 芽育と申します。 あっ どうも。

<ここは 生前の上田さんと親交が深かった
アニメの制作会社。

彼女が亡くなった時に
仲間たちから贈られた色紙が

壁一面に飾られていました>

<しかも それは そうそうたる人たちで

「アンパンマン」の
やなせたかしさんや

藤子不二雄さんなど

私も 子供の頃から好きだった

超有名な漫画家さんたちの
色紙ばかり>

<そして いろんな先生方の色紙にも
描かれている 一人の少女>

<これが 上田さんの代表作
「フイチンさん」の主人公 フイチン>

<上田さんは この「フイチンさん」で…>

<それは
女性として初めてのことだったそうです>

<「フイチンさん」を読んでみると…。

舞台は 満州時代の交通の要衝
ハルピン。

国際色豊かな街で
ロシア人 中国人も
登場します。

実は 上田さんは
生まれてすぐに家族で移住して

この街で 子供時代を過ごしました。

その思い出が 漫画の中に息づいています>

<主人公のフイチンは 中国人。

大金持ちの家で住み込みで働いている
門番の娘という設定。

ご主人の知り合いのお金持ちにも
へりくだることなどなく

天真爛漫なキャラクターとして
時に周囲を困惑させながらも

なぜか憎めず
みんなから愛される主人公でした>

さあ いらっしゃい いらっしゃい。
おなかがすいたら…。

<そして 今から65年前に発表された
この作品を 風化させたくないと

2003年に この制作会社が
自主制作で「フイチンさん」をアニメ化。

長い時を経て 「フイチンさん」の
魅力的なキャラクターが

再び注目されるきっかけを作りました>

きっと大勢で食べるから おいしいんだよ。

あら あたいの料理がおいしいのよ。

<実は フイチンさんと 上田さん自身の
性格は うり二つだったそう。

その飾らない性格が かいま見える

晩年の上田さんの貴重なインタビューが
残っていました。

1917年生まれの上田さんは
戦争の影響で 絵を描けない時期が長く

連載デビューは 30代半ばと
遅咲きだったのですが…>

<不遇や苦境を語らず
運がいいと笑い飛ばす。

まさに 天真爛漫です>

<ところで そもそも 上田さんは

一体 どのように
漫画に出会ったのでしょうか?>

<上田さんが漫画家を目指したのは
女学校時代に漫画に夢中になり

自分でも描きたいなと思ったことが
きっかけでした。

だけど… 決して
絵が得意な方ではなかったようです>

<そこで 彼女は ある場所に向かいます。
それは…>

あっ すごい…。 失礼します。

<クロッキーとは 短時間で描く
簡潔なスケッチという意味で

画家や漫画家などが画力を上げるために
基礎練習として通う場所>

<上田さんも3年以上
クロッキー教室に通い続け

絵を描く基礎を身につけたそうです>

(タイマーの音)

<更に クロッキー教室で
上田さんが得たものは

画力だけではなかったそうです。

本来 漫画や絵を描く作業は
一人で行う孤独なもの>

<しかし ここに来れば
同じ志を持つ仲間たちが

たくさん集まってきます>

実際に モデルさんを前にして…

<事実 上田さんは
クロッキー教室に通っていた頃

その後の人生に
大きく影響を及ぼすことになる

ある出会いを果たします>

<ある日 レッスンを終えて
家に帰ろうとしていた上田さんは…>

<男子学生たちから 仲間にならないかと
誘いを受けますが…>

<聞かされた学生たちは 唖然!

けれど その後は 共に切磋琢磨し

絵について語り合い
お互いを認め合う関係に。

絵を通じて出会った

大切な仲間との時間は
上田さんにとって

本当に…>

<そんな仲間の一人が描いた
上田さんの肖像画があります。

仲間との温かい友情や
思い出が感じられる一枚です>

<しかし
戦争が上田さんたちの青春を奪います。

彼女が24歳の時 太平洋戦争が勃発。

共に絵を学んでいた仲間たちは
次々と出征していき

中には 病気で亡くなってしまった人も
いたのです>

<当然 上田さんも 漫画を描くどころでは
なくなってしまいます。

貴重な20代は 戦争によって潰され

終戦の頃には
30歳に迫る年齢になっていました。

それでも
夢半ばで散っていった仲間たちを思い

いつか漫画家になるという夢を
諦めたことは 一度もありませんでした>

<戦争が終わると 上田さんは

取りつかれたように
漫画を描き始めます。

亡くなった仲間たちへの思いや

敗戦で傷ついた子供たちを励ましたい
という強い気持ちからでした>

<そして 終戦から6年 34歳にして

ついに漫画家として 連載デビューを
果たすことになるのです。

彼女の連載デビュー作「ぼくちゃん」は
子供たちの間で 瞬く間に人気となり

上田さんは 人気漫画家としての階段を
順調に上り始めます>

<しかし その後 彼女にとって

人生最大とも言える
ピンチが訪れるのです>

<きっかけは 上田さんより11歳年下の
天才漫画家 手塚治虫さんが起こした

漫画界の革命
ストーリー漫画の登場でした>

<上田さんが得意としていたのは

魅力的なキャラクターによる
ほのぼのした生活を描くものでした。

ところが 手塚治虫さんが発明した

緻密な構成に裏打ちされた
壮大なストーリーを追う作風が

日本中の読者から
熱狂的に支持されました>

<上田さんも編集者から

ストーリー漫画を描くように
頼まれるようになるのです。

その新しい試みに
上田さんも挑戦してみるのですが…>

<これまで全く考えたことがない
未知のジャンルに 上田さんは悩み

初めて 漫画を描くことが
嫌になってしまうほど苦しみました>

<実は今回 私がドラマで演じるのは

この当時 上田さんが抱えていた苦悩>

私 思うんだ。

<仕事のジャンルは違うけれど
求められることができない苦しみは

女優の私にも
思い当たることがありました>

<1歳から この仕事をやっていて

子役から女優になっていく過程で

どう演じるか悩み
やめようと思ったことも

1度や2度ではありません>

<私自身も その時の上田さんの悩みが
よく分かります>

<私は最後に
ある漫画家のもとを訪れました>

失礼します。 おはようございます。

初めまして。 こんにちは。
畑 芽育と申します。 村上です。

<村上もとかさんは

実写ドラマが大ヒットした
「JIN-仁-」などの作者として知られ

これまで多くの人気作を生んだ
漫画家です>

<実は ここまで この番組内で
何度か見ていただいた漫画も

上田さんの人生を描いた
「フイチン再見!」という村上さんの作品>

<上田さんを尊敬し
同じ漫画家をしている村上さんなら

要求される苦しみも それを克服する術も
知っているのではないかと思い

最後に話を聞きたいと思ったのです>

要は…

ものをつくる人になれたのは
そっちの方が 第二の…。

<常に第一線で 人を引き付ける表現を
続けることは難しい。

それでも 自分らしさを信じて

心からやりたい表現をする。

私は 答えを見つけたような気がしました>

<いよいよ ドラマの撮影が目前に迫る中

この日は衣装合わせが行われたのですが

実は今回 関係者の方のご厚意で

上田さんが 当時着ていた羽織を
お借りすることになりました>

<これで全ての準備が整いました>

やっぱり…

<そして ついに 私が上田トシコさんを
演じる日がやって来ました>

<それでは 私 畑 芽育が演じる
漫画家 上田トシコさんをご覧ください>

よ~い… はい。

<あのころ
求められるストーリー漫画の構想を

ひたすらに考え続けていた私でしたが

締め切りが直前になっても
何のアイデアも浮かばず

体力的にも精神的にも
限界を迎えていました>

(ため息)

描けない…。

♬~

また悪書追放運動ですって。
あら~ 漫画界も大変ね。 よいしょ。

頂きます。

トシコ あなた そんなにつらいのなら
もうやめてしまったら?

駄目よ! 私は描かなきゃいけないの!

描き続けなきゃいけないの。

だって… 今 必要とされてるんだから。

でも そんな暗い顔ばっかりして
トシちゃんらしくないわ。

私らしいって何?

トシちゃん。

<私らしいって何だろう。

新連載を描くためのアイデアが欲しくて
資料を探していた時

一枚の絵を見つけたのです>

<その絵は 戦時中の絵描き仲間の一人
弦田君が描いてくれたものでした>

<でも
最初は仲間に誘ってくれた2人に対し

私なりの意地があって…>

私… 勉強するのはいいけれど…

男女の恋愛とか
そういう面倒なのは嫌なの…。

だから 誰も私を好きにならないなら
仲間に入るわ!

<でも 仲間ができると
絵を描くのが ますます楽しくなったんだ>

<しかし 戦争は 私たちの青春にも
影を落としました>

藤岡君 よくなったら
また一緒に 絵 描こうね。

うん。 僕は上田さんの描く漫画が
楽しみなんだ。

それまでは死ねない。
そうよ 死ぬなんて 100年早いわ。

さすがに100年後まで
生きてるつもりはなかったよな。

上田さんは タフだからな
本当に生きてそうだよ。

ハハッ 生きるわよ。
確かに 生きてそうだわ。

生きてやるわよ。
(笑い声)

私 思うんだ。

きっと
今より ずっとずっといい時代が来る。

だから 生きなきゃ損なの。

私が描いた漫画で
たくさんの人を励ますんだ。

絶対来るよ
時代が上田さんに追いつく時が。

芸術は 描く人の心だからね。
ここにいる僕らなら きっと大丈夫。

うん モーマンタイ! フフッ。

フフフフ。

(笑い声)

♬~

おいしそうでしょ このお芋。 ねえ。
ねえ。 頂いてきたわ。

2人とも ごめん。

私 ちょっと息苦しくなってたの。

でも そんなの嫌。

やっぱり 明るく元気なのが一番なんだよ。

トシちゃん…。

私 決めた。

今度の新連載 ストーリーものじゃなくて
自分が描きたいものを描こうと思う。

新しいものではないけどね

明るくユーモアな世界で
たくさんの人々を励ますような漫画

それが私の漫画なの。

そうよ
簡単に めげないのも あなたらしいわ。

あ~あ 何か おなかすいてきちゃった!

♬~

<周囲に求められる
ストーリー漫画ではなく

あくまで 自分の好きな世界を
自由に描けばいいと吹っ切れたこと>

できた! 「フイチンさん」。

<それが 代表作 「フイチンさん」誕生の
きっかけだったのです>

お疲れさまでした。 お疲れさまでした。
(拍手)

ありがとうございました。
(拍手)

<上田トシコさんを知れたこと

そして 彼女が教えてくれた
自分らしさを信じればいいということ。

この経験は 私にとって
かけがえのない宝物です。

上田さん
本当にありがとうございました!>

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