出典:EPGの番組情報
ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち ナンシー関×田牧そら[解][字]
時代を切り開いたドラマチックな女性たちの生き様を新進気鋭の女優がドキュメントとドラマで描く。今回は、人類初の消しゴム版画家と呼ばれるナンシー関に16歳が迫る。
番組内容
松本人志など芸能界のカリスマたちがこぞって、その才能をリスペクトしたナンシー関。消しゴム版画と文章に込められた独特の観察眼に、多くの読者が共感し、また社会への切れ味鋭い視線に驚いた。ナンシーの批評精神は、どのように育まれたのか。「突撃!カネオくん」のアシスタントでおなじみの女優田牧そら(16歳)が故郷青森を訪ね、青春時代のゆかりの人たちと出会い、その秘密に迫るともに、高校生のナンシー関を演じる。
出演者
【出演】田牧そら,【語り】古谷徹ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<皆さん 私は 女優の田牧そらです>
<今 ある人物を演じるため
彼女の故郷 青森に来て
彼女の過ごした町を走っています。
その人物とは…>
「カッターと生きる」。
フフ…。
<消しゴムを彫って 芸能人や
スポーツ選手の特徴を表現した
消しゴム版画や
鋭い観察眼とユーモアあふれる言葉で
つづられた テレビ番組批評で
若い人たちを中心に 人気を集めました。
1980年代後半から2002年に
39歳で亡くなるまで
多い時は…>
<その人気は
一般読者だけにとどまらず…>
<同業であるライターや作家 更には
批評される立場にある芸能人からも
圧倒的に支持されていたそうなんです>
<でも 2006年に生まれた私にとっては…>
(笑い声)
<作品の題材になった人さえ
ほとんど知らない人ばかり>
<だから 正直
芸能人を消しゴムに彫ったり
テレビ番組に関するコラムを
書いたりしていた人が
なぜ そこまで
リスペクトされていたのか。
最初は 全く分からなかった私ですが…>
へえ~。
<彼女が持っていた
ほかの人にはなかった才能や
そのちょっと不思議で ふざけた魅力を
少しずつ知っていくことになるのです>
ドラマや映画に出てくる
ヒロインのような女性は
現実の世界にも数多く存在している。
そこで この番組では
劇的な人生を送った実在の女性と
演技に情熱を燃やす注目の若手女優を
マッチング。
2人のドラマチックなオンナたちが出会い
女優自身が その生涯を学びながら
最後に…
全く新しいドキュメンタリードラマ番組。
今夜は 人類初の消しゴム版画家にして
稀代のコラムニスト ナンシー関に
16歳にして芸歴15年。
子役時代から
多数のドラマ 映画に出演し
現在は「突撃!カネオくん」で
アシスタントも務めている期待の新星
田牧そらが迫ります。
<ナンシーさんを演じることが
決まってから2週間
まず私は 彼女の書籍や作品を
片っ端から読んでみました>
<世界的板画家 棟方志功の出身地
ということもあって
地元では版画教育が盛ん。
ナンシーさんにとって
版画は子供の頃から身近な存在でした。
高校2年の時
クラスで消しゴム版画ブームが到来
その時 誰よりも上手に作れたのが
彼女だったそうです。
高校卒業と同時に上京。
1年後には大学に進学しますが
あまり授業に出ることはなく
家で18時間もテレビを見たり
高校時代に はやった
消しゴム版画を作ったりと
暇を持て余していました>
<そんなある日 たまたま友人に
消しゴム版画を見せると
その出来栄えを絶賛され
そこから
一人の雑誌編集者を紹介されます。
その人物というのが…>
<当時 若者向け雑誌の新人編集者だった
いとう せいこうさん>
(ドアベル)
<こうして 1985年 消しゴム版画家
ナンシー関は誕生しました>
<いとうさんによれば
ナンシーさんの着眼点は
出会った頃から面白く
そして その姿勢は
最後まで全く変わらなかったんだそう>
天才子役からのイメージ脱却のため
試行錯誤を繰り返していた頃の
安達祐実さんに対しては…>
<そして 最近では
お笑い芸人がネタにもしている
あの長寿番組についても
ナンシーさんは 既に 20年以上前に
鋭く切り込んでいました>
<更に…>
<今から26年前
ナンシーさんがオリンピックに関連した
番組制作について書いたコラムです>
視聴者としての作り手への強烈な批評は
多くのテレビマンたちにとって
番組作りの羅針盤にもなり…>
<一般の読者は もちろん
題材にされる芸能人 番組制作者にまで
影響を与えていたナンシーさん。
彼女が 今も多くの人から
尊敬され続けている理由が
だんだん分かってきたような
気がしました>
<次に 私が話を聞いたのは…>
<ナンシーさんとは お互いに
食事やカラオケにも
誘い合う仲だったそう>
<私の予想に反して ナンシーさんは
社交的で楽しい方だったそう。
でも やっぱり 仕事のことになると…>
面白いこと 書いてると思うんだけど…。
<ただ リリーさんによれば
ナンシーさんは
ちょっとシャイな一面もあって
あまり
自分自身の話は しなかったそうです。
だから…>
<そう。
実は 今回 私がドラマで演じるのは
彼女が まだ関 直美だった…>
<でも…>
<青森時代の彼女は
一体 どんなことを考えて
暮らしていたのか?>
<私は 彼女が
ナンシー関になる前を知りたいと思い
故郷の青森市を訪れました>
<上京する直前の3年間を
彼女が過ごした
母校 明の星高等学校。
ミッション系の女子校です>
よろしくお願いします。
<1年生の時 担任だった中村先生と
同級生だった山田京子さん>
こういう字なんですよ。
<今回 私が訪れると聞いて
探し出してくださった
ナンシーさんが高校時代に書いた
クラス紹介の文章>
「3年4組は
どのようなクラスかというと
自分たちで こう言うのも何ですが
陰気くさいクラスです。
しかし 一人一人は
みんな 根が明るい人たちばかりです。
天皇一家のことなら何でも知っており
歩く皇室事典と呼ばれているSさん
自転車通学時に 同じ場所で4回ころんだ
Iさんなど
明るそうな人ばかりです。
明るさあまって 暗さ百倍とでも
いうのでしょうか。
全体的に見ると いまひとつ
という感じです」。
<短い言葉なのに ちゃんと伝わる
クラスメートのキャラクター。
後に 一世をふうびする
人物批評の兆しが見える文章です>
<そんな ナンシーさんが高校生だった
1980年代の初め
学生たちが夢中になっていたのが…>
<当時 ナンシーさんも
ラジオ投稿にハマっていたようです>
<当時 青森の高校生たちにとって
情報を得る手段は少なく
都会へのあこがれは
募るばかりだったようです>
<お話を聞いたあと
私は ナンシーさんが走っていた
通学路の空気を感じたくて
自転車を走らせてみました>
<ナンシーさんが通っていた書店。
当時 彼女が必死に
情報を得るために通った このお店には
今
ナンシー関コーナーが出来ていました。
そして…>
<当時からあったという街の電器店>
<情報が なかなか届いてこなかった
この街で
高校時代のナンシーさんは…>
<東京の空気を懸命に探していました>
<そして いよいよ
ドラマの撮影が間近に迫った この日>
それは 何ですか?
<中身は ナンシーさんの残した品々。
妹さんが
私のために送ってくださったのです>
<そして 私が一番見たかったものが…>
細いというか…。
<ナンシーさんが
作品を生み出すのに使っていたカッター>
<実は ドラマに入る前に
私も一度 消しゴム版画を彫ってみたい
と言っていたら
それを知った妹さんが
実際の消しゴム版画や彫るための道具を
送ってくださったのです>
わあ すご。
<ナンシーさんが観察して彫り上げた
たくさんの人たち>
うん… 本当に…
<そして…>
<ついにドラマの撮影日は
やって来ました>
関 直美役の田牧そらさんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
(拍手)
<それでは 私 田牧そらが演じる
ナンシー関さんをご覧ください>
<時は 1979年。
高校2年生だった私は
家族や友達にも恵まれていた。
でも 今 一番夢中なのは
少し遠くにあって…>
(ラジオ)
「おとうさん おかあさん
どうも すいません。
そう というわけで 私 所ジョージが
またやって来たわけでございますからね
ええ 今日もね あれですよ
ニッポン放送の前には バカがたくさん。
バカってのはね 失礼でございますが
ファンの方が たくさんいます。
そういうわけで
今日はですね いろいろありますが
おごれるものは わらわ1名でも
ありますよ。
あっ 皆さんから来るお便りもね
あの 一生懸命考えてください。
あんまり面白くないとね
着かないことにしますからね 葉書がね。
そういうわけで
今日のね 『オールナイトニッポン』…」。
♬~
「あまたさぶらひたまひける」の意味は
「どの帝の御代であったか
女御や更衣が
たくさんお仕えしていなさった」
という意味です。
「なかに いとやむごとなき
際にはあらぬが」の意味は
「中には 極めて高い身分ではないが」
という意味です。
「すぐれて時めきたまふありけり。
はじめより我はと思ひ上がりたまへる」
の意味は…。
関! あくびしない!
はい。
「すぐれて時めきたまふありけり」
の意味は
「際立って帝のご寵愛を
受けていらっしゃる方があった」…。
(理沙子)ここ すっごい面白かった。
本当に?
読みたい。 読みたい。
(春華)ねえねえ ねえねえねえ
みんな進路決まった?
私は都会に行くよ。 仙台かな。
私も 意地でも北海道行きたくて
親説得した。
いいなあ…。
うちの親なんてさ
車買ってやるから地元の短大行けって。
夢ないと思わない 関?
何言ってんの? 普通が一番難しいんだよ。
だから 私は普通を目指してる。
普通って 何?
うん… 犬 飼うとか。
(笑い声)
何? それ!
ねえ 見て。 先生描いてみた。
あっ 本当だ!
さっき言われてたやつだ。
似てる!
めっちゃ真理子先生じゃん。
ノート 取ってないじゃん。
(笑い声)
<だけど 本当は このころから
私は東京に行く。
無根拠だけど 確信的に そう思っていた>
関 昨日遅くまで ラジオに投稿するネタ
考えてたんでしょ?
バレたか…。
気付いたら 朝まで書いてた。
よくもまあ 堂々と寝るよね。
進路 どうすんの?
う~ん…。
東京に 行くの?
あ…
電器屋閉まっちゃうから 早く行こう。
<音楽やラジオを聴くのも
雑誌を読むのも
それが
私にとっての東京疑似体験だった。
でも 行ったからといって
何ができるのだろう。
行って 何がしたいんだろう?
「東京」なんて
簡単に口にしたくなかった>
(ラジオ)
「これはね ここまでは すばらしい
意味が面白い。
『溺れている人は真剣だ。
銀座で溺れている人を見習おう』って
バカだね こいつ!
読んじゃったからね…。
ということで 次 いきましょうかね。
青森市にお住まいの関 直美さん。
『血は水より濃し』という ことわざがある。
それを類似語で…。
もう! お姉ちゃん うるさい!
あっ ごめん…。
「バカだねえ」。
<この日 初めてラジオで読まれた>
<ただ それだけのこと>
<でも…>
お… おはよう。
(歓声と拍手)
えっ…。
(拍手)
昨日 ラジオ聞いたよ!
すごいね!
もう 私 感動しちゃった うれしくて!
私も「関 直美」って聞いて
びっくりしたよ!
関 おめでとう!
フフフフ…。
やったあ…。
あれ どうやって思いついたの?
クラスメートが
自分のことみたいに喜んでくれたのが
正直 うれしかった>
私 高校卒業したら 東京 行くんだ。
そうだと思ってたよ。
行っても 何ができるか分かんないけど
とにかく楽しそうなんだよね。
関は きっと大物になるよ!
フフ まあね。
私は 昔から普通じゃないからね。
うん 知ってる!
知ってる? フフフ…。
あ…
電器屋閉まっちゃうから早く行こう!
うん! 急げ 急げ!
<その後
私がナンシー関として活躍するのは
もっと あとの話>
関 直美役 田牧そらさん
オールアップです。 お疲れさまでした。
(拍手)
<そして…>
消しゴムはんこを作ってきて…。
<実は 撮影の前に彫り始めていた
消しゴム版画が
この日までに完成したのです>
<私が彫ったのは ナンシーさんが
この番組の私を見た時に
私に向かって言いそうな言葉。
それは…>
♬~
見えない?
「ほっといてよ。」って書いてあります。
何て言われるのか
ちょっとドキドキしますけど
でも 見てもらいたいです。
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