出典:EPGの番組情報
情熱大陸【歌人/木下龍也▽31音に込める…あなたの心に寄り添う“言葉”】[字]
「575・77」お題をもらい、つくる、『あなたのための短歌』…一歩先をそっと照らすような言葉は日常の中から生まれる。短歌の世界で生きると決めた、今注目の専業歌人
番組内容
「まっすぐ」の文字のどれもが持っているカーブが日々にあったっていい 木下龍也 “まっすぐ”生きたい願いとは裏腹に、そうできない…まっすぐに生きられる短歌をお願いします。との依頼から生まれたのが、この短歌だ。歌人・木下龍也、この5年で作った歌は800首にも及ぶ。いま熱い『短歌の世界』で注目される彼が紡ぐ「575・77」の31音。その短い調べはSNSとの相性もよく、じわじわと人気を博している。
番組内容2
その人に寄り添う歌を作り続けてきた木下は手応えを掴み、勤めていた会社を辞め、短歌一本で生きていく決意をした。「不安定…だけど実験的にやってみたかった」。専業歌人となった日常は、何時間も、時には何日もかけて言葉を選び抜く。「書くことは思い出すこと」と語る彼がこの夏、第三歌集の創作中に訪ねたのは、大先輩である谷川俊太郎の自宅。歌人としてどう生きていけばいいのか…詩の神様と語り合い、見つけたものとは。
プロフィール
【歌人/木下龍也】 1988年、山口県生まれ。 2011年から短歌を作り始め、新聞や雑誌、Twitterなどに投稿を始める。 2013年に第一歌集『つむじ風、ここにあります』、16年に第二歌集『きみを嫌いな奴はクズだよ』を刊行。
プロフィール2
18年に岡野大嗣との共著集『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、19年に谷川俊太郎と岡野大嗣との詩と短歌の連詩による共著『今日は誰にも愛されたかった』、20年に短歌入門書類『天才による凡人のための短歌教室』を刊行した。 同じ池に2回落ちたことがある。ホラー映画が好きで、生魚としいたけが嫌い。
制作
【製作著作】MBS(毎日放送)
公式HP
【番組HP】 http://www.mbs.jp/jounetsu/
関連公式URL
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おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
福祉 – 文字(字幕)
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<こう見えて
木下龍也は歌人である>
<静かな短歌ブームを
後押しするような
意外な手法で注目された>
(終了の音)
(木下)あ~ 一番長い30秒だった
ありがとな
<何しろ 依頼すれば
あなただけの
歌を詠んでくれるのだ>
これ カメラなかったら倒れてた
<例えば…>
<いとおしい犬との別れに備える
お守りの歌>
<1首 税込み1万1000円で
お題を送れば 歌が届く>
<5年間 延べ500人の依頼に応え
詠んできた歌から100首を選んで
去年 歌集が編まれた>
<2万部に迫る売れ行きは
短歌界でも異例なこと>
<追い風を受け
これまでに発表してきた
歌集などにも 光が届く>
<五七五七七…
三十一文字の世界は
SNSと相性がいい>
(スタッフ)実際 どうですか?
あっ
(スタッフ)それは内緒…
<勤めを辞めて
歌一本で生きる道を選んだ>
<物静かな横顔に秘めた その覚悟>
…自分として
<だからこそ
言葉の力を信じたい>
♬~
<歌人・木下龍也は
東京 西荻窪に暮らしている>
<地元の書店で
3日間のイベントが開かれた>
おはようございま~す
<売れ行き好調の
「あなたのための短歌集」>
<そのライブ版とも言える試みだ>
<依頼主と じかに会い
お題を聞いて
2時間以内に 1首詠む>
ありがとうございます
(女性)こんにちは
すいません
暑い中 来ていただいて
よろしくお願いします
えっと 考えてきたのは
私 夏に生まれたので
夏に関するもので
短歌をお願いできたらなと思って
昨日 誕生日だったんですよ
へぇ~
…で 「あっ 誕生日プレゼントに
もらおう」って思って
それを詠んだ時に
「あっ 夏っていいな」って
思えるような感じですか?
(女性)そうですね
「夏 やっぱ楽しいな」って
「夏 やっぱ楽しい」
では 作ります
よろしくお願いします
対局みたい
(村井さん)対局… そうですね
持ち時間 2時間です
<歌を作る時は
ノートパソコンで横書き>
<まず 夏を想起させる言葉を並べ
依頼主の希望との接点を探す>
難しいですね
範囲が広いので
あと まぁ 短歌って 結構
暗いところ…
暗いところを詠んだりするのが
向いてるような気がして
何か
1首で 楽しいなみたいなのって
なかなか 自分の歌にも
そんなにないっていうか
(村井さん)暑くないですか?
ちょっと閉めましょうか?
マジで 何も思いつかない
やべっ
むずいな…
<映像的で叙情豊かな木下の歌>
<おぼろげなイメージに
輪郭を与え 仕上げるのに
2時間は短すぎる>
<それでも いくつかのパターンを
推敲しながら
納得のゆく一首に
たどりつくことができた>
<ぬくもりが伝わるようにと
自筆した歌は
封をして本人に…>
出来ました
すいません
お待たせしてしまいました
夏にまつわるものです
(女性)ありがとうございます
ここで読まれても大丈夫ですし
ご帰宅されてからでも…
(女性)これ 後で じっくり見ます
<2日目>
<やって来た女性は
亡くなった家族への伝言を
求めていた>
<8年前に弟が自死>
<その1年半後には母親が病没>
<今は亡き2人に
「私は元気でいるよ」と伝えたい>
<弟が使っていたカメラも
詠み込んでほしいという>
<思い悩むのは
いつものことだが
とりわけ 喪失の奥に踏み込む時は
慎重になる>
出来ました
すいません お待たせしました
(女性)ありがとうございます
(女性)え~ すごい
(女性)ありがとうございました
ありがとうございます
<3日間で5首を詠み
イベント終了>
<パソコンに残る作品や
試行錯誤の跡を
木下は全て消去した>
ありがとうございました
<誰かのために作った歌を
自分のものとは考えていない>
<だから
「あなたのための短歌集」は
印税も受け取っていない>
<無論 日々の大半は
自身の歌作りに費やされていた>
<毎朝6時に起きて 掃除 洗濯>
<8時にはもう パソコンに向かう>
<1人暮らしの自宅に
友人が訪ねてくることも
めったにない>
<日常に向ける まなざしや
妄想から 歌は生まれる>
<昼食を済ませ
午後には いつも ボクシングジムへ>
<座りっぱなしの毎日が
たたったか
ぎっくり腰を患い
思い立ったそうだ>
<言葉の力に魅せられたのは
まだ幼い頃のこと>
で その時 思ったのが…
<1988年 山口の生まれ>
<22歳の時
コピーライター養成講座で
物語か詩のほうが向いている
と言われ 挫折した>
鶏と野菜の香味黒酢あえって…
<働きながら短歌を作り始めて
9年>
<だが…>
そこで何か…
あぁ~ まぁ 何か 不安…
<歌人専業となった時 32歳>
<先達の多くが
他に職業を持つ中で
大きな決断だった>
<これまでに 自身の歌集2冊を
発表してきたが
木下は
次なる歌集を準備していた>
おじゃましま~す
(村井さん)お疲れさまで~す
<版元は
「あなたのための短歌集」を出した
出版社>
<担当も同じ編集者だった>
<書きためてきた 300首余りから
作品を絞り込む>
<ところが この日
もう少し作ってくれと求められた>
大丈夫です
分かりました
<最新歌集に向けて
詩人・谷川俊太郎との
対談企画があるらしい>
<以前 谷川との共著を出した時
緊張のあまり 打ち合わせでは
目を合わせられなかったそうだ>
目の前にいるんですよ 谷川さん…
(スタッフ)しゃべりたいけど
何か こ~れって感じですか…
(村井さん)
ずっと こんな感じでしたね
(村井さん)そうですね
終わってからのほうが
話 盛り上がりましたもんね
3人でね
そう そのあと たこ焼き屋
行きましたもんね 3人で
そこのほうが元気でした
(村井さん)元気でしたね ハハハハ
<谷川との対談まで あと10日ほど>
<それまでに
残り20首は 容易ではない>
<しかも 木下は今
自分の現在地を
見極めかねていた>
のと あとは…
一個の本当に…
ちょっと まだ…
<その日 あえぐようにして詠んだ
歌を携え
詩人の家に向かった>
よろしくお願いします
木下と申します
最初から いらっしゃる…
よろしくお願いします
よろしく どうぞ
<90歳になっても
谷川俊太郎の
創作意欲は衰えていない>
<木下にとって
神様にも似た存在だ>
ああ 分かりました 分かりました
何か 緊張してるって言われるとさ
俺も緊張するからさ
すいません
(村井さん)
短歌と詩の 36作品ですね
…をつないだものでございます
3か月かけて…
今 汗だくになってます
ごめんなさい ちょっと…
(谷川)どうぞ ごゆっくり
すいません
<焦れば焦るほど 汗…>
(男性)いや~…
ちょっと落ち着かせてもらって
そうですね…
(谷川)
今の登場のしかた いいじゃん
扇風機 こう やりながら
歩いてきたとこ
<新作20首を 神様は どう見たか>
(谷川)
僕 今度 頂いたものの中でね
好きなのがあったんですよ
…っていうのが好きです
やった~
(谷川)それから もう一つはね
2つ あんだけど…
(谷川)こういう何か
一種 即物的なものと
一種の哲学的なものがね
結び付いてんのはね
短歌の情と ちょっと違うでしょ
だから 情がないところが
僕 どうも好きみたいね
いい詩がありました
よかった
これ お見せするのが
ホントに怖くて
(谷川)アハッ どういう人間だと
思われてんだよ 俺
あの 今後 僕は
どうしたらいいと思いますか?
<思いもよらぬ言葉が
口をついてしまった>
<世界には 数万人に一人しか
かからない病がある>
<患者数が少ないと 研究は後手に回る>
<人類の難問>
<タケダは挑む>
<京都大学iPS細胞研究所と共に
iPS細胞技術による治療法を世界に届ける>
<この先
自分は どうしたらいいか…>
<谷川に ふと尋ねてしまった>
短歌を とにかく
作り続けるっていうことは
してほしいなと思いますね
はい
僕は今まで そんなこと
若い頃は 全然 考えなくてね
俺は 何か
工業デザイナーになりたいとかさ
気が多かったんだけど
10年 過ぎてから
やっぱり 自分には
詩を書くしか能がないって
いうふうに思うようになったのね
だから 能がないっていうことを
中心にしてもいいから
一つのことだけに
生きていくのは
どんな人にとっても
必要じゃないかなと
思うんですよね
今 いくらでも 何か
広がるわけじゃないですか もう
ネットの世界でも
何でもあってね
だから みんな 自分は
何やりたいんだろうとかが
分からなくなってる人も
多いと思うのね
で また
その分かんなくなった状態で
何か いろいろ書いたりして
成り立っちゃうことも
あると思うから
もっと
ただ 雑文 書くだけじゃなくて
何か短歌なら短歌って
一つの形を
中心にしたほうがいいと
思ってるんで
僕は 現代詩 書けとは
人に言えないんだけどね
でも 現代詩なら現代詩を
ずっと
こう書いていくっていうのも
一つの道としてはあるよな
っていうふうには思うよね
ありがとうございます
アハハ
そんな恐ろしいこと言わないで
お前のせいで こうなったんだ…
いやいや!
おお~! わあ~!
こちらが表紙のサンプル…
<第三歌集の表紙見本が
出来てきた>
<タイトルは
「オール アラウンド ユー」>
<123首を収めて
木下龍也の今が問われる>
<ちなみに 書名は 中の一首から>
<短歌の未来に期待しよう>
<眠りを誘う 魔法のおふとん>
<世界には 複雑で多様な病が存在する>
<多様な病に対抗する画期的な薬は
多様な視点を持つ組織からしか生まれない>
<タケダのニューロサイエンスチーム>
<国籍 経歴 立場の壁をなくし
創薬のイノベーションを起こす>
<布団職人 日本一の親子…>
<秋の夜長は
ぐっすり眠れるお布団で>
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