出典:EPGの番組情報
健康カプセル!ゲンキの時間[解][字]【がん治療の最前線&そもそも「がん」とは!?】
日本人の死因1位「がん」。厳しい現実に立ち向かうべく、医療技術は日々進化しているそうです。そこで今回は、最前線のがん治療について専門医に教えてもらいます。
詳細情報
番組内容
日本人の死因1位「がん」。 今や男性の3人に2人、女性の2人に1人が発症し、そのうち4人に1人が命を落としているといわれています。 そんな厳しい現実に立ち向かうべく、医療技術は日々進化しているそうです。そこで今回は、最前線のがん治療について専門医に教えてもらいます。
番組内容2
●そもそもがんとは? ●がんのステージとは? ●がん治療の3本柱1「手術」の最前線 ●がん治療の3本柱2「放射線」の最前線 ●がん治療の3本柱3「抗がん剤」の最前線
主な出演者
【メインMC】石丸幹二 【サブMC】坂下千里子 【進行】那須晃行(なすなかにし) 【ゲスト】松本明子
みどころ
専門ドクターが監修し、すぐに役立つ健康情報を様々なテーマでご紹介。 身近な健康問題とその改善法を楽しく学べます。
公式ページ
▼番組HP https://hicbc.com/tv/genki/
おことわり
番組内容や出演者、放送時間などは都合により変更となる場合があります。ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
福祉 – 文字(字幕)
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キーワード出現数ベスト20
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- 臓器
- 転移
- 放射線治療
- PD
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<その1位といえば…>
<今や 男性の3人に2人>
<女性の2人に1人が発症し…>
<その内 4人に1人が>
<命を落としています>
4人に1人
ええ~!
<でも そんな厳しい現実に
立ち向かうべく>
<医療技術は日々進化>
<である>
<手術 放射線
抗がん剤治療>
<それぞれの現場にも
驚くべき変化が>
<従来の弱点を克服した>
<画期的な放射線治療や…>
<ノーベル賞受賞の
研究をもとにした>
<抗がん剤が誕生>
<とは?>
<今朝は
がん治療の最前線に迫ります>
<まずは>
<から 手術の最前線>
<それが…>
<一体 どんなマシンなのか?>
<情報を求め やって来たのは>
<愛知県の藤田医科大学病院>
それでは こちらに 最新の
手術マシンがあるってことなので
行ってみます
うん
失礼します
失礼します
こんにちは お願いします
<迎えてくれたのは
最先端手術の第一人者>
<宇山先生>
失礼します
どんな機械ですかね
<そこにあったのは…>
うわっ 何? これ
<体内のがんを直接切除する>
<初の国産ロボットで>
<小柄な日本人の体内でも>
<繊細で正確な作業ができます>
<通常は お腹に小さな穴を開け>
<器具を差し込みながら>
<人間の手で
行う>
<モニターを見ながら>
<このような 長い鉗子を操って>
<行うのですが…>
ああ~…
(宇山)結構 動いちゃうんですね
先のものを つかむから
<人の手では限界がある>
<腹腔鏡手術>
<hinotoriは
コンピューター制御の>
<4本のアームを使うことで>
<その限界の幅を広げました>
<操作を行うのは>
<ロボットから離れた
コックピット>
<アームの先にあるカメラの映像が>
<先生の目元のゴーグルと>
<モニターに映し出されます>
おお~ すごい
(益子)カメラ 引いてる 引いてる
(福田・益子)お~!
すごい 自分の意思
伝わりますね
<トレーニングで扱うのは>
<直径1センチほどの小さな輪ゴム>
(宇山)例えば こう持って…
(益子)オレンジの輪っか
鷹の爪みてえのが 今…
(宇山)こう持っていって
ここに のっける…
うまい!
すげえ 何だ? この機械
<わずかな手の震えは>
<カメラの手ブレ補正機能のように>
<コンピューターが調整>
<従来の鉗子ではできなかった>
<手首のような動きも
実現できます>
<現在
保険適用で>
<hinotoriの治療の
対象となっているのは>
<腎臓がんなど
泌尿器系のがん>
<こちらの 田中さんも>
<6月に ステージ1の前立腺がんを>
<hinotoriで摘出しました>
<高齢化社会に伴い>
<患者が増えているという
前立腺がんですが>
<田中さんは
速やかに>
<手術を
受けたことで…>
<操作性に優れる
hinotoriの特性を生かし>
<今後に向けた
ある実験も行われています>
<それが…>
<去年 30キロ離れた場所に>
<コックピットとロボットを配置>
<専用の光回線ケーブルで
つなぐことによる>
<遠隔操作実験に成功したんです>
ええ~
(益子)それって
この先生に ぜひ
そうですね
<がん手術の可能性を広げる
hinotori>
<しかし…>
きれいに取れるし…
どんなものにも
欠点 利点がありますので
直接 手を入れるわけでは
ありませんので
ただ
と思います
<課題はありつつも>
<今後の進化に
期待が高まっています!>
おはようございます
今朝の
テーマは
がんと聞くと 千里子さんは
どんなイメージ お持ちですか?
松本さんは いかがですか?
両親も がんで亡くしましたので
そうでしたか
何か やっぱり
というような
そういうイメージがありますね
あと やっぱり 治らない…
困難な病気っていうのは
イメージありますね
決して 人ごとではない がん
早速 エキスパートの先生に
色々とお話を伺っていきましょう
東京大学大学院 医学系研究科
総合放射線腫瘍学講座
特任教授の
中川先生でございます
よろしくお願いいたします
よろしくお願いいたします
よろしくお願いいたします
さあ 中川先生
ちょっと 基本的なところから
教えていただけますか?
そうですね
(中川)細胞って
毎日 たくさん死んでいる
その死んだ細胞を補う
これは細胞分裂という方法です
で これを
えっ 数千億回?
その 遺伝子のコピーをですね
ああ コピーをね
で まあ 我々
人間のやることですから
(中川)とりわけ
細胞の増殖に関係するような
遺伝子の
コピーミスが起こると
細胞が死ななくなる
これが がんという病気です
まあ 長く生きてると それだけ
コピーをすることになりますよね
になったということは
世界で一番
国民病ですよね がんっていうのは
そういうふうに思います
えっ 先生
ちょっと聞いていいですか?
私の
(中川)
たった5パーセントなんですね
たばこ お酒とかですね
生活態度…
また 運の要素もあるんですよ
運の要素?
例えば たまたま
がんに関係する遺伝子が傷むと
できやすくなる
ということなんですね
そうか
う~ん
<そして がんといえば
よく聞くのが>
<皆さんは
その違い 分かりますか?>
<まず がんが>
<身体や臓器の表面にとどまり>
<リンパ節への転移がない状態>
<これが ステージ0>
<続いて
がんが 少し広がっているが>
<筋肉の層でとどまっている
ステージ1>
<これが ステージ2になると>
<筋肉の層を越えて
広がっており…>
<ステージ3は
リンパ節への転移も>
<見られる状態です>
(中川)ステージ4というのは
がん細胞が血管の中に入って
そして 血液にのってですね
全身に広がってしまう
(中川)
そうですね 転移をしたものが
ステージ4ということになるので
例えば
大腸がんの場合 ステージ1っていうと
95パーセント以上 治ります
へえ~
ただ ステージ4っていうことになると
非常に厳しくなってしまう
早期に見つけることが大事ですね
<基礎を知ったところで
続いては>
<から…>
<の最前線>
<現在
保険適用で…>
<幅広い治療に
生かされている>
<放射線>
<ですが 1つ>
<がありました>
<従来は>
<その画像をもとにし>
<放射線照射中に
呼吸などの動きで>
<がんが ずれることを想定>
<10~20ミリほどの>
<のりしろをつけて照射します>
<そのため がんのまわりの
健康な組織にも>
<影響を与える恐れがありました>
<それが ある技術によって>
<のりしろを 3ミリにまで>
<狭めることに成功したんです>
ええ~
ある技術?
<実際に その治療を受けている>
<菊地さんに お話を伺いました>
(スタッフ)ステージ2?
はい
ということで
<患者への負担が減る?>
<放射線治療の最前線>
<放射線治療のエキスパート>
<千葉大学病院の
宇野先生を訪ねました>
まさに
そういう装置になります
<実際 どのような治療法なのか?>
<菊地さんが治療を受ける様子を>
<特別に
撮影させていただきました>
何か我慢できないことあれば
ブザーの方 握って
教えてください
<まずは MRIで>
<今のがんの状態や位置を
撮影します>
<MRIを使って
体内をリアルタイムで可視化>
<放射線を照射する
臓器の輪郭をとります>
<さらに まわりの臓器なども>
<緑や青色で縁取り>
<その訳は…>
<がんや臓器の位置を設定したら>
<その内容を
コンピューターが解析>
<赤いがんの部分に>
<高い放射線量が当たるよう
セット>
<従来より細かくピンポイントに>
<がん細胞のみに
照射しやすくなったんです>
<セッティングが終わり
いよいよ 放射線を照射します>
いきます
(照射中)
<セッティングと
およそ8分ほどの照射>
<合わせて>
<ピンポイントで がんを狙いうち
できるようになったことで>
<相乗効果も生まれています>
放射線治療は
通常 分割照射といいまして
少ない線量を
繰り返し照射すると
そういうことで
正常組織を守りつつ
がんを
治療してきたんですけども
この治療の特徴は
正常組織を
なるべく照射しない
ということができるために…
そういう特徴があります
<実際 菊地さんの闘病生活も…>
(スタッフ)5回で終了ですか?
<治療技術が
高まったことで>
<患者への負担も減る
MRリニアック>
<とはいえ 放射線治療自体が
まだ万能なものではないと>
<宇野先生は言います>
<さらに>
<適切に扱える
専門の医師や技師の>
<育成プランニングも
求められます>
これ 画期的ですよね
ねえ
ダメージというのも
ホントに そんなに…
へえ~
だって 正常な細胞は
全く影響を受けないので
もちろん
すごいですね でも…
いや~ 気になりますね
(松本)気になりますね
多くの方が
誤解しているんですけど…
このMRリニアックを含めて…
おっ!
(松本)へえ~
(中川)そうなんです
99パーセント?
例えば 今の前立腺がんの
ピンポイント照射ですけれども
5回の照射で
医療費全体で 60万強です
で 多くの方
まあ 3割負担ですよね
ということは 約20万
日本の保険制度って 実は 結構
優れてる
すごいですね
<このあと ノーベル賞受賞の
研究をもとにした抗がん剤>
<その驚きの攻撃スタイルとは!?>
<続いては ステージが進み>
<手術が不可能な場合などに>
<有効とされる>
<その最前線が>
<する
治療法>
<一方>
<こちらの佐藤さんは 検診で>
<ステージ1の
非小細胞肺がんが判明>
<気管支や>
<体内のガス交換を行う
肺胞などのがんで>
<症状がないまま
進行することもあります>
<手術で切除したものの>
<それが>
<一体 どんな薬なのか?>
<抗がん剤治療の
スペシャリスト>
<勝俣先生に伺いました>
…して それが
<2018年
京都大学の本庶 佑教授が>
<ノーベル医学・生理学賞を
受賞した研究が>
<免疫細胞の物質 PD-1の働き>
<それによって
開発されたのが>
<新たな>
<そもそも 私達の体内には>
<ウイルスや がん細胞を
攻撃 排除する>
<キラーTという免疫細胞がいます>
<そのキラーTの表面にあるのが
PD-1>
<をかける
役割があります>
<一方で PD-1には>
<がん細胞とくっつきやすい性質が
あることも分かり>
<その結果 本来 がん細胞を
攻撃するはずのキラーTが>
<攻撃を
しなくなってしまうという>
<厄介な性質が判明したんです>
はあはあはあ
え~
<そこで 発見者の
本庶先生は考えました>
(本庶)ならば
<その考えのもと>
<がん細胞とキラーTが
くっつくのを阻害する>
<ニボルマブの開発に
成功>
<自身の免疫を活性化し>
<がん細胞を
排除できるようになったんです>
<先ほどの佐藤さんは
通院しながら ニボルマブを>
<他の抗がん剤との併用で>
<1年ほど投与しました>
<そして ニボルマブが>
<最も画期的だったことが…>
<世界も注目の新薬 ニボルマブ>
<特に画期的なのが>
<皮膚のがん メラノーマに
有効なこと>
一番
かなり厄介な
がんの一つでは
あったんですが…
<世界が注目のニボルマブ>
<とはいえ 課題は残されています>
例えば
といわれていますし…
ってことを
知っておいてほしいですね
<効果の個人差については>
<そして…>
あと もう一つ
したがって
夢のような薬ではないけど でも
光 見えますね
うん
私 37年以上 がんの専門医として
診療してきましたけれども
全身に転移があって
完全に がんが治って…
へえ~
ニボルマブで? うわ~
で また
この薬と放射線を組み合わせると
放射線をかけていない がんにも
効果が出たりすることもあります
ほお~
すばらしい薬だと思いますよ
<専門家のたゆまぬ努力で進化する
がん治療>
<では 我々が>
まあ 簡単に言うと
っていうことなんですね
(中川)今 中学校と高校の
へえ~
なので
問題は 学校で習えなかった
我々 大人の世代
我々
そういう意味では 今日の
番組なんかはですね まさに
とても有意義だというふうに
思います
我々ね
新しい情報を得て
そして 正しい治療を受ける
これが大事だと思います
<次回は>
<自覚症状がないまま>
<視野が
徐々に欠けていく目の病気>
<緑内障>
<失明原因の第1位>
それでは
皆さん 元気で素敵な毎日を!
また来週 お会いしましょう!
<今日の「がっちりマンデー!!」は…>
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