出典:EPGの番組情報
徹子の部屋 泉ピン子&村田雄浩[字]
~“姉弟”コンビ!家族ぐるみの意外な関係~泉ピン子さん&村田雄浩さんが今日のゲストです。
詳細情報
◇ゲスト
ドラマの共演で意気投合し家族ぐるみの付き合いをする仲に!「姉ちゃん」「タケ」と呼び合う泉ピン子さん&村田雄浩さんがゲスト。
◇番組内容
46歳の時、20歳下の妻と結婚した村田さんは49歳で娘が誕生。ピン子さんにとって“孫”のような存在という娘さんはしっかり者で…。村田さんは今年、朝ドラに出演しクリーニング屋の店主を演じて話題に。猛特訓したアイロンがけの腕を自宅でも発揮している!?ピン子さんの驚きの出来事は人生初の「セルフレジ」で…!?そんな2人が大好きだった橋田壽賀子さんが逝き1年以上が過ぎた。今日は橋田さんの思い出もしみじみと語る。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
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- 朗読
- お互い
- タケ
- 稽古
- 全部
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
さて 今日のゲストは
こういう お二人なんですけど
一体 どういう
ご関係なんでしょうか?
あちらは まあ 皆さん よくご存じ
泉ピン子さん。
こちらは村田雄浩さん。
お互いを なんと
呼んでらっしゃるんですか?
私は 「姉ちゃん」。
「タケ」。 ハハハハ…!
「雄浩」って読めないですよね?
読めっていうのは無理ですね。
なかなか難しいんです。
そうです。
はい。
でも いいお名前ですね。
音からするとね
ちょっと お侍さんみたいで。
「お侍さんみたいで」。
でも 2人は なんか 30年ぐらいの
お付き合いなんですって?
そうですね。
そうですね。
お二人の出会いは
1994年だそうですけども
『ひとの不幸は』… すごいね。
こんなのがあったの?
『ひとの不幸は蜜の味』っていう。
ドラマがね。
あったんですよね。 あった…。
村田さんは ピン子さんの
第一印象は どんな感じでした?
最初 顔合わせで
本読みの時にお会いして
ピン子さんがね なぜか 何か…
パーティーかなんか
あったのかもしれないんですけど
すごいドレスと こんな なんか
カトリーヌ・ドヌーブが
かぶりそうな
すごい帽子かぶってたんですよね。
へえー!
すごいゴージャスな人だって
最初 思ったんですよ。
そしたら しゃべったら
そうじゃなかったんですけどね。
全然 そうじゃない。
全然 気さくで 全然 話しやすい。
それこそ 姉ちゃんでしたけども。
そうですね。
あの時 新人の人が
高橋克典君ですからね。
そうですね。 …が新人でしたね。
だから もう
すごい何十年も前ですね。
その時から タケちゃんとは
なんか 気が合って。
無理して合わせてくれてるのかも
しれませんけど…。
いいえ そんな事はない…。
この局でも2時間ドラマは
ずっと一緒にやって。
あっ そうなの。
デパートの苦情係っていうのを
2人でやって。
あっ そう。
そうそうそう。
「姉ちゃん」って言われても
別に構わない?
「ばあさん」よりいいですね。
「姉ちゃん」の方が。
「ばあさん」よりいいですね。
そりゃ いいですよ。
当たり前じゃない。
だって 「姉ちゃん」なんて
呼んでくれる人
この人しかいませんもの。
いや というか…
一度ね それこそ
さっき言ってたやつではない
また コンビのドラマが
あったんですよね
2時間ドラマで。
その時 姉弟だったんですよ。
役の上で「姉ちゃん 姉ちゃん」って
ずっと呼んでたら
それが普段でも 「姉ちゃん」って
呼ぶようになっちゃって。
そうですね。
でも 『渡る世間は鬼ばかり』
出てらしたでしょ。
あの時の関係は
どういう関係だったんですか?
義理の親子で。
親子だったの?
義理の母。
自分の娘の亭主を。
…をやってた。
やってた。
ピン子さんは ご自分のお葬式に
この方 来てもいいって事に
なってるんですって?
この人は来てもいい人なんです。
ええ。
嫌いな人に来てもらうの
イヤじゃないですか。
すごいわね。
だから 安住君に 嫌いな人を…
あの人に お葬式 任せてるんで。
あっ そうなの。
「あんた 頼むわね」っつって。
「嫌いな人 来たら 断ってね」
っつったら
「それだけは勘弁してくれ」と。
「嫌いな人は自分で名前書いて
それ貼るから」って。
でも 考えたら それも失礼よね。
まあね。
来ないかもしれないじゃない
相手も。
そうですよ。
わざわざ 名前出す事もない…。
でも 話 違いますけど 村田さんは
『カムカムエヴリバディ』に…。
あっ 出てました。 はい。
ねっ? それで みんなが…
とても話題になったって事で…。
ありがとうございます。
でも あれなんですね。
ピン子さんは
この方が お出になるって事を
聞いてなかったんで
すごいビックリしたんですって?
ええ。
「ええー! 嘘でしょ?」って。
濱田マリさんと
2人の役ね この2人。
そのね
2週間ぐらい前にね
洋食屋の夫婦で
2人 出てたんです
NHKで。 BSで。
えっ? 朝ドラに
また 2人出て…。
こんな事 許されるの?
って。
本当にね ひと月ぐらいの間に
同じ局で夫婦をやっちゃったんで
「これ いいんですか?」
っていう話をしたら
「面白いからいいじゃないか」って
プロデューサーが言ってました。
ああ そうなの? フフフ…!
なんか 最近ね
朝ドラ よく見るようになった…。
それと 『徹子の部屋』と。
これは もう 懐かしい方も
出てくるんで やっぱり。
それで… えっ…
私なんかもそうなんだけど
自分が年取ったのを忘れちゃって
この人 こんなに老けちゃった
みたいなのが 結構 楽しいのよ。
だから…
徹子さん 変わんないですよね。
いや 毎日 見てらっしゃるから
そう思う…。
見てると
変わんないように見えるのよ。
でも お仕事 たくさんあって
何よりですよね。
いいですよ。 もう 私ね
「なんでも断んないで やれ」
っつってるんですよ。
そうそうそう。
だって 子どもが小さいんだから
「残すもの残して死んでいけ」
っつってるんですよ。
すごい…。
なんの話をしてる…?
まあ 中学1年ですからね まだ。
子ども。
孫みたいなもんじゃないですか
この人の子どもは。
そうすると
行く末が心配になって
お金 残させなきゃとか
ローンも払わせなきゃとか
っていう事 考えると
同じギャラを落とすんなら
この人に落としてほしいなと
思うんですよ。
だから テレ朝のドラマでも
「相手の相棒 誰がいいですか?」
って言うと
「村田雄浩」っつって
この人になるんです。
あっ そうなの。 フフフフ…。
でも この人 まだローン残って…。
残ってますよ。
まだ たっぷり残ってますよ。
頑張って働かないと。
だから 急いで… 忙しくして
なんでもかんでも…。
でも 話 違いますが
村田さんは 46歳で ご結婚?
あっ そうですね。
そうですか。
はい。 もう 随分 晩婚で。
だって 奥さん
二十歳下でしょ。 20…。
ああ お若いね。
キレイでしょ?
うん。 すごいキレイ。
ありがとうございます。
いや 信じられなかった。
映里佳さん。
よく 一緒に
なってくれたわね。
本当ですよ。
本当。
49歳の時に
お嬢さんが生まれた。
可愛い?
いやあ 可愛いですね。
いくつになっても
やっぱり 娘って可愛いですね。
可愛いですよね。
でも 子どもって どうして
こんなに可愛いんだろうね?
見るからに
足やなんかプクプクして…。
これが また よくできた子。
これ うち 連れて来てくれて。
ああ あなたが抱いてるのね?
ええ。 あたしのうちへね
赤ちゃんの時 連れて来てくれて。
可愛いんですよね やっぱり。
孫 抱いたみたいな感じに
なってますけど。
すごい可愛い。
ピン子さんの顔がいいですよね。
だって もう 何… 子どもって
無垢ですからね やっぱり。
だから 可愛い。 本当に可愛い。
可愛いわね。
うん 可愛い。
だから この子のために
お金 残させなきゃいけない…。
仕事ください 村田に。 もう…。
すみません。
今日 一体 何をしに来たのか
よくわかんなくなっちゃう…。
いやいや…。
でも あの赤ちゃんが
もう 12歳になったんですって?
そうですね。
早いわね 日が経つのは。
この子が
ものすごく できた子なんです。
あら。
いや…。
もう… きちっと もうね
しつけが ちゃんと…。
「はい」とか もうね
子どもじゃないみたいに…
大人っぽいよね?
そうですね。
どんな風に? 例えば。
よく話を聞くし…。
いや なんかね
大人の中にいるのが
ちっちゃい頃から
好きだったんですよね。
一度 ピン子さん…
小学校の時にお邪魔した時も
なんか ちょっと 撮影があってね。
で ピン子さんの旦那さんと
「じゃあ 終わったから飲むか?」
って言って
「じゃあ 炭酸割りにしよう」って
言って
「えっと 炭酸は
どこにあったかな?」っつったら
うちの娘が… 多分
小学校4年生だったんですけど
「はい!」っつって
バーッと走っていって
ピン子さんちの冷蔵庫を開けて
炭酸2本持ってきて
「これでいいですか?」って
ポンって置いたんですよ。
なんだ? この子って…
自分の子ながら。
すごい。 気が利く。
よく この短時間で
炭酸が どこにあるのか
ちゃんと調べたなと思って。
本当よね。 本当。
奥さんは ちょっと
ぼーっとしてるんですよ。
そうなの?
天然なんです。
そうよね?
そうですね。
だから
ちょうどよかった?
だから
ちょうどいいですよね。
だから お母さんが
ああいう感じだから
自分が
しっかりしなきゃいけないって
思ってんじゃないでしょうかね?
きっと。
どうですかね? でも とっても
いいヤツですよ うちの嫁さんも。
いや 嫁さんはいいわよ
もったいない。
「もったいない」… 確かに。
もったいない。
よくぞ来てくださいました
あなたに。
あっ そうなの?
そういう奥様なの?
いやいや もう なんか…。
よかったですね それはね。
なんにも言わない
奥さんですね。 なんにも。
いや なんか いろいろ
主張はしますけどね。
でも ちゃんと
引き受けてくれる
奥さんですね。
そうね
よくぞ来てくれました。
こういう仕事の
奥さんって
難しいですものね。
そうですね。
大変だと思います だから。
本当に。
奥さん やってらんないですよ
私なんかでも。
ピン子さん よく「自分が 奥さん
欲しいって」言いますものね。
いや 本当に そう思いません?
暑い時… 帰った時
クーラー入ってた方がいいし。
自分が入れるより
入れて 待っててね くれた方が
いいじゃない。
そうですよ…。
冷たいものが。
ピン子さんは40歳の時に
4歳年下のお医者様と
ご結婚なさったんですよね?
私 もう 『徹子の部屋』
忘れないです 本当に。
何?
もう 3カ月前に
『徹子の部屋』に出て
「結婚は?」って聞かれて
「結婚なんか… 両の手に
徹子さん のりますか?
幸せ」。
「しません」っつって
結婚しちゃったから。
だから 『徹子の部屋』が
すごく印象に私の中にあるの。
「全然しない」っつったの…。
「全然しない」って…。
あっ そうなんだ。
「結婚なんかする気ない」
っつって…。
「そんなね 仕事とね
うまくいくわけはない」とか…。
それで 「両の手にね そんな
幸せは のりますか?」とかって
偉そうに ここで言って…
言ったあとに
えっ? 『徹子の部屋』で
日本中に言っちゃったのに
私 結婚しちゃったみたいな…。
何カ月後ぐらいに?
3カ月後。
そう 私 すごくビックリした…。
ハハハ…! そうですよね。
うん。 でも まあ お幸せで何より。
いい旦那様でね。
いやあ いい旦那様っていうのは
人が見て言うんでね。
自分のうちで見ると
いやあ もう…
ええー これが?
っていう感じです。
何が不満?
いやあ 時間かけて 料理作っても
食べるのは10分で食べちゃうしね。
ハハ…!
これ 腹立つんですよ。 それで…。
とっても
ハンサムよね。
これ 写真の…
叙勲の時に
「ご夫妻で」って
きたものですから
主人に
「病院を休んで
一緒に
出てくれないか」と。
それで
「一緒に出ないと
また“離婚した”って
書かれるから」
「だから 週刊誌に
書かれるの
イヤだから 一緒に
行ってくれ」って…。
来てくれたんだけど
皇居歩きながら
こう…
中のね あそこ 歩きながら
「ここ 電気代 すごくかかりそう」
っつったら
「何 考えてんだ」って
言われたんだけど。
黒柳さんは 橋田先生と同じ年に
文化勲章だったんですよね?
文化功労者はいただきました。
功労者だ。
功労者の時
黒柳さんと一緒だったの。
「ピン子 これでね
年間350万もらえるから…」。
あれだけなんですよ
お金がつくのが。
「こんなに いい勲章ないから。
だから
350万で奢ってあげる」
って言われたんです。
それはね 東山千栄子さんって
昔 女優さんがいらして。
大変な方。 あの方がね
「私 なんにも勲章は
欲しいと思いませんけど
文化功労者だけはね
いただきたいと思っております」
「どうしてかと言えば あれは
年金がつくんでございます」って
おっしゃった時には
新劇の俳優らしいなと
思いましたよね。
いや だから ほら
そういう勲章もあるんですよ。
へえー!
うん。
文化勲章の方はね
年金がつかないのよ。
だけど 文化功労者は
どういうわけだかね
年金がつくの…。
なんなんでしょうね? だから。
なんの話をしてるんですか?
これ 一体。
そうなのよ。
私も わかんないんですけど。
私 だから
賞は全部処分したんだけど。
あなた なんかね 「処分なさった」
って おっしゃったわね
いろんなものね。
橋田賞も捨てちゃったんですか?
うん。
ええー!
いや 全部捨てたのよ 賞は。
だって もし 主人が…
私が死んだあとに
「この人が頑張った賞を
どうしたらいいか」って
困るじゃないですか。
それなら先に捨てて…。
それと 賞っていうのは
また今年
新たにとる人がいるんですから
過去になるんだから いいんです。
なるほど。
村田さんは ピン子さんの
熱海のご自宅に
いらっしゃったんでしょ?
はい はい はい。
その時 ピン子さんとご主人と
一緒にいらっしゃるとこ
どんな風に見えました?
あのね とっても…
ご主人も 自分のお仕事
お医者さんですから。
…に対して
ものすごく真摯に。
ピン子さんも
芝居に対して
ものすごく
真摯にっていう…。
だから すごく
そういう部分では
お互いに 多分 すごい
厳しい方なところも
あるわけですよね
お仕事に対して。
でも とってもね
可愛らしい 2人とも。
へえー!
とっても似てる感じします。
あっ そうですか。
はい。
へえー 褒めすぎじゃない?
なんにも出ないわよ。
いやいや いいんですよ。
何も もらわなくていいんです
俺は。
ただ 本当にね ご夫婦 お二人とも
とっても可愛らしいなって。
とっても似た者で
とっても いいご夫婦だなって…。
夫婦って感じはしないですね
同志みたいな。 やっぱり…。
村田さんは
今年 朝ドラにお出になって
話題になったんですけど。
クリーニング屋さんの
ご主人の役で。
アイロン屋… 随分
練習なすったんですって?
しましたね。 もう
ものすごい やっぱり…。
大きいアイロンでしょ? あれは。
そうなんですよ。
重たいでしょ?
あれ 昔のはね。
相当…
2キロとかあるような気がします。
鉄の塊ですよ あれ。
これ?
すごい… だから 家庭用ので
最初 ずっとやってたんで。
もう 実際にスタジオ入って
持った瞬間に 腰…
ぎっくり腰になりそうでしたよ。
そんなだった?
…ぐらい重かった。
これ トレーニングだなと思って。
でも ありがたいわね 旦那さんが
アイロン上手になったら。
でも おうちの全部
かけてらっしゃるんですって?
あなた。
そうです そうです。
おうちのものを。
娘 中学生で ブラウスの…
みたいなね
ワイシャツみたいなの着るから
洗濯して
必ずかけてやるんですよ。
もう かけてあげたくて
しょうがなくなってる 俺も。
そうすると やっぱり
喜んでくれるじゃないですか。
中学生ぐらいだと「パパ イヤだ」に
なるわけじゃないですか。
でも なんか
うちの娘は そうじゃなくて
「ありがとう」って
ちゃんと言ってくれるので。
言うからね。
可愛いね。
家族に感謝してますよ。
そうですか。
でも あなた お洗濯とか 家事とか
そういう事も 全部お手伝いして
お料理も
お手伝いになるんですって?
そうですね。 だから それこそね
さっきの話じゃないけど
洋食屋さんの役だったりとか
そういうものがあるから
たまに 練習はするんですよね
千切りをするとか。
上手 上手。
なんか こう…
これは スフレみたいな。
バナナと卵で作ってるんですけど。
ええー!
これ おいしいんですよ。
これ どうやって作るの?
おいしそう。
でしょう? なんか。
バナナ?
バナナ。
バナナ おいしそう。
バナナと卵で…。
バナナは輪切りにするの?
いや もう 潰しちゃう。
全部 潰しちゃって。
あっ 潰すの?
で 卵白をメレンゲにして
あとで合わせて
焼いてるんですよね。
黄身はどうするの?
黄身は もう
バナナに混ぜちゃってます。
あっ 混ぜちゃってるの バナナに。
だから そんな
砂糖とかも使わなくても
バナナの甘みで…。
だから
割と自然な感じになります。
おいしそうよね すごくね。
おいしそうです。
ああ じゃあ
いいご主人なのね おうちで。
うちの奥さんが いろんな…
領収書の整理だったりとか
YouTube始めたんで
そういうのの編集だったりとか。
ユーチューブ?
そうそうそう。
やっぱりね じゃあ たまに
「ごはん作ろうか」とか
「洗濯やるよ」とか
「アイロンかけます」とか。
でも それ以上に
うちの奥さんが
いっぱい働いてます。
すごい。
でも ピン子さんは
今年 人生初に驚いたのは
お洋服 買いに行った時に
ビックリしたんですって?
驚きました ユニクロ。
えっ?
カートで… 安いから
もう 次々 入れちゃうんですよ。
それと 今度
ちょっと 稽古があるんで
稽古で ザブザブ洗えるズボンを
何本買ったか…。
それで いっぱい買って
レジ行ったんですよ。
そしたら 誰もいないんですよ。
で 「その箱に入れてください」って
いうんです ハンガー取って。
人がいないのに。
で そこに入れたら
なんか ガーッていって
レジの紙みたいなのが出て。
「何着で いくら」って出て。
私 箱 誰か入ってんのかと思って。
ハハハハ…!
見た事あります?
私 行った事ないけど 話は…。
行ってください! もう 驚きます。
もうね 次々 入れたら
それが ちゃんと枚数と…。
で 間違ってないの? 絶対。
間違ってないの。
ええー!
偉いの これが。
それでも 何万円ですよ。
相当 買いましたよね。
こんなに買った。
でしょうね。
だからね 何を今まで血迷ってね
フランス製だの なんだのって
買ってたんだろうか。
あんなハンドバッグ1個でさ…
1個で 籠 何箱買えたか。
すごいの。 偉いの その機械。
昔 あなた シャネルばっかり
持ってた時代 ありましたよね。
私 徹子さんがさ
財布も替えないで もう なんか…。
そう。
私 そういう方が信じられなくて。
私 紙のね…
和紙で作ったお財布ね
持ってたんですよ。
そしたら 私の見てね
「私 あなたに こんなお財布
持たせられない!」って言って
次の日にね すごい…
それこそ
有名なブランドのお財布を
くださったの この方。
いや だってさ
黒柳徹子さんが
和紙のなんか… それ持つ?
いや でも それはそれで
なんか 格好良かったり…。
だけど 私の中では…。
まあ ブランド女だったからね
私 その頃は。
その頃 ブランドだった…。 私は
それがいいと思ったんですよ。
でも この方から いただいたから
じゃあと思って。
だから あの… コロナになって
申し訳ないんだけど
パリでブランドが
全部閉まってる時に
どうせだったら
もっと前に閉まっててくれたら
私の通帳の額は
もっとあったのにと思いますよ。
考えたら 橋田先生に
「世界遺産 行くよ」って
モン・サン・ミッシェルとか。
「どうせ あんたは行かないで
シャネルとかエルメスとか
行くんでしょ」って言われて。
でも 年取ってきたら 個人で
モン・サン・ミッシェルとか
行くじゃないですか。
あの時 どうして 向こうに
行っておかなかったんだろう
って思って。
だから 自分が 75近くなって
あの方が 九十いくつで。
で 私が 「もう 仕事 そろそろ…」
っつったら
「生意気 言ってんじゃない
若造が」って。
「私は 九十いくつで書いてんだ。
あんた 七十いくつで…」
「もっと仕事しろ」って
怒られましたよ。
九十いくつで書いて。
「まだ書きたいものある」
っつってましたからね。
だから そういう意味では…
早いですね でもね。
よく 先生が言ってたの。
「あの人 どうしたかね?」
「いや 生きてんじゃないの?」
「いや 死んだんじゃない?」。
そういう風になりたいって
言うから
「あなたは無理」っつったの。
名前があるんだから。
「出ないでほしい」って言うから
「それは無理」って。
それで 「ピン子ね 二度死ぬって
あるんだよ」って言うから
「えっ どういう事?」
って言ったら
一度目は 本当に死ぬ。
二度目は
話題にもならなくなって…
こうやって 今日 おかげさまで
思い出させていただいてるけど
こういう話も出なくなった時
その人は 本当に死んだんだって
言ってましたね。
うん そうね。
そういうお話 お聞きになって
村田さん
どういう思いがしますか?
うん… いや だから
歴史を感じますよね やっぱり。
ピン子さんと先生の歴史…。
私なんかも 先生は
とっても可愛い方だなと
思ってたりなんかするので
なんか オーバーラップする 話が。
なんか 前ね
先生の作品に出た時に
舞台だったんですけど
その稽古を見にいらしたんですよ。
そしたら ご自分で書いてるのに
その稽古場で わんわん泣いて…。
ああ そう。
自分の書いた作品で
こんなに泣ける人いないなと。
ものすごい
ピュアな人なんだなと思って。
本当ね。
こんな可愛い人いないって
その時 思いましたけどね。
長いけどね せりふは。
長いけどね 確かに。
「橋田長子さん」って
呼んだ事あるもん だから。
本当よね。
十何ページ ザラですよ。
お二人は なんか 朗読の会を
おやりになるんですって?
はい。
はい 朗読劇を。
もう 先輩 前にして…
朗読の先輩で。
もう 最後にやりたかったのが
朗読劇なんです。
あっ そうなの?
そうなんです。 それでやりたい…
でも 読んでみたら
1人では とっても…。
内館牧子さんの
『すぐ死ぬんだから』っていう本
めちゃくちゃ 原作 面白くて。
だけど こう 何役もね
1人で できない…
やった事もないし。
それで 「タケ 姉ちゃんの
死ぬ前のお願い事 聞いてほしい」
っつって。
重大な話になっちゃうじゃ
ないですか そうするとね。
断れないじゃないですか
「死ぬ前のお願い」っつったら。
それで 受けてもらって
2人で だから 何役かをやる…。
だけど 私
ページをめくりすぎちゃって
「違う! 違う! 先いきすぎだ」
って言われて…。
2ページとか3ページ
いっちゃったりなんかするから。
なんで そんな…。
稽古で いっちゃうんですよ。
ちゃんと 前に
めくっとけばいいじゃない。
あっ そうか!
ちゃんと
折り目つけておくとかして
めくりやすくしときますかね。
でも そんな事 言ったら
全部 めくりやすくしなきゃ
なんない…。
ぐっちゃぐちゃになりますね
それね。 どうしましょう?
ちょっと考えましょう それ。
もう 「どうしましょう?」です。
だから 朗読劇って コツ…
おやりになってるからだけど
芝居って扮装するじゃないですか。
だけど 素のまんま出て
相手に どう伝わるか
っていうのが怖いですよね。
そうですね。
本当に 集大成だと思って
やらせていただきたいと
思ってるんです。
まだ未知の世界なんですけど
村田君は もう
そういうところ 先輩ですから
なんでも言ってもらって…。
朗読やってるから
教えてほしいと思います。
朗読やってらっしゃるの?
そうですね。 何回か ちょっと
朗読も やらせていただいて…。
だから 先生ですから。
いやいやいや…。
今度から
「タケ」なんて呼びません。
「タケ様」と呼びますから。
いやいやいや… やめてください。
もう 怖くてしょうがない…。
ハハハ…!
じゃあ 最後に お別れに
ちょっと ひと言ずつ
お互いに どうぞ。
お互いに?
うん。
じゃあ あなたから。
ピン子さんに?
いやいや 本当に あの…
よろしくお願いします。
ピン子さん これが最後だ
っていうような話 してますけど。
元気じゃないとね
やっぱり ダメですから。
じゃあ 本当に
どうもありがとうございました。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
皆様 そういうわけで また。
『徹子の部屋』は
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