出典:EPGの番組情報
池上彰のニュースそうだったのか!![字]
ロシアの侵攻、これまでは紛争や戦争には国連が口を出してきたけれど、どうして今回全く出てこない?その他日本が入っている色んなグループ、一体どんな意味がある?
◇番組内容
①ロシアのウクライナ侵攻、どうして国連は止められない?国連ができた背景を知ると、その理由がよくわかる!②QUADやIPEF、そしてTPP…色々ニュースで名前は聞くけれど、一体何のためにある?日本はどうしてこんなにいろんなグループに入ってる?池上彰が徹底解説!
◇出演者
【ニュース解説】池上彰
【進行】宇賀なつみ
【ゲスト】磯野貴理子・ビビる大木・鈴木浩介・カズレーザー(メイプル超合金)・大友花恋
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/ikegami-news/ジャンル :
ニュース/報道 – 解説
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
バラエティ – クイズ
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- 日本
- 国連
- 中国
- 宇賀
- 磯野
- アメリカ
- カ国
- 大木
- ソ連
- ロシア
- 常任理事国
- カズレーザー
- 拒否権
- 大友
- 平和
- オリーブ
- 世界
- 鈴木
- 問題
- 連合国
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
〈過去の話題の回は
TELASAでご覧になれますよ〉
一向に終わる気配のない
ロシアのウクライナ侵攻。
こんな時 国連は何もしないのか?
新型コロナでは
国連のWHOが情報発信。
何かとニュースに出てくる
国連だけど…。
名前は知っているのに
意外と知らない。
日本にとっても重要な国連の事
わかりやすく解説。
そもそも
国連ってなんだろうって事を
ちょっと考えてみようと思います。
国連といえば
こんな風景 よく見ません?
(一同)ああ~!
(宇賀)ニュースで出てきますよね。
ニューヨークにある
国連本部の前に
このように
ずらーっと
加盟国の国旗が
並んでいるんですよね。
この旗ですね
実は 左から右に
アルファベット順で
並んでいるんですよ。
…となると一番最初は
さあ どの国かわかりますか?
大友さん。
えっ! どうしよう どうしよう…。
あ あ… エー…。
アメリカ?
アメリカは
United Statesです。
Uですから ずーっと後ろです。
A…。
Aから始まる。
(宇賀)正解です!
すごい!
お見事!
お見事です。
奇跡の追い上げ。
そのとおりなんですよ。
ずるいな。
じゃあ 大木さん 最後は?
さ… 最後?
はい。
Zで始まる国 ありますよね。
あるんですか?
ありますよ。
ねえ。 アフリカにありますよ。
アフリカに…。
はい。
じゃあ 鈴木さん どうですか?
(一同 笑い)
(大木)浩介君 言ったよ 今ね。
今 言いましたよね。
聞こえましたよ。
ああ~ 惜しい。
ザンビアも
確かにZなんですけど…。
じゃあ カズレーザーさん どうぞ。
っていう事は…。
はい そのとおりですね。
(磯野)ジンバブエ…。
(大木)すげえ!
193の加盟国
さらに バチカンとパレスチナを
合わせて
195本の旗が並んでいるんです。
ちなみに 国連本部は
ニューヨークにあるけれど
その土地は アメリカだけじゃなく
全加盟国のもの。
独自に 警察や消防まで
備えているんです。
こんな映像も よく見ません?
ここは 国連本部の中で最も広い
国連総会の会議場。
これはね 国連総会ってね
加盟国全てが
1国1票の投票権を持って
意思決定をする。
大きな国も 小さな国も それぞれ
平等に1票ずつ票を持ってて
これで
採決をしたりするわけですね。
年1回 9月に
通常総会が開かれます。
その他に 必要があれば
随時 開かれるというわけですね。
ちなみに カズレーザーさん
この席順って どう決まってるか
ご存じですか?
ええっ? アルファベット順じゃ
ないんですかね?
うん アルファベット順である事は
確かなんですけど
アルファベット順にすると
ずっと みんな
同じとこに座ってるよねというと
それは いかがなものか
というのでですね
実は 毎回 総会が始まる前に
事務総長がクジ引きをして
先頭の国を選んでると。
(大友)ええっ 大変!
アルファベット順なんですけど
総会ごとに座る席が違う
という事ですね。
政治家や偉い人たちが集まる
お堅い場所ってイメージだけど…。
実は あなたも入れるんですよ!
国連本部は ニューヨークの
観光名所になっていて
修学旅行生や観光客に大人気!
会議場などを案内してくれる
ガイドツアーもあるんです。
そうなんですよね。
磯野さん…。
♬~「Let’s break our plans」
♬~「And live just like
we’re golden」
♬~「And roll in like
we’re dancing fools」
(一同 笑い)
SDGsの
国連のイベントがあったんで
そこに 韓国の大統領特使として
BTSが出席をして
スピーチをした
という事なんですよね。
他にも ここで
著名人がね スピーチする事って
時々あるんですね。 例えば
レオナルド・ディカプリオとか
エマ・ワトソンが
ここで演説したなんて事もある…。
ちなみに
(宇賀)こちら
12年前の様子ですけれども。
これ 国連の会議室を借りて
解説をしていると。
これ
非常に誤解を招くんですけど
国連加盟国に
解説したわけではないんですよ。
これ このテレビ朝日の番組で
ニューヨークで
ロケをしていた時に
ちょうど 北朝鮮軍がですね
突然 韓国に対して砲撃して
韓国に死傷者が出るっていう
出来事が起きたので
急きょですね
この国連の会議室をお借りして
そこで 一緒にいた出演者に
解説をしたと。
でも これ 国連の中である事は
確かですけどね。
急きょ 会議室とかが
借りられるんですね。
そうなんですね。
よく見たり聞いたりする
国連だけど
そもそも 一番重要な目的って
何かわかってます?
(宇賀)大木さん。
う~ん…。
それに関しては… ちょっと
今 僕も考えていましたけども。
世界…。
そういう事ですよね?
はい。 そのとおりですね。
よかった…。 危ねえ。
世界が平和になるようにね
多くの国が集まって話し合う場
これが国連という事ですよね。
国連の旗を見ると よくわかる。
これ 地球ですよね。
北極から見た地球ですね。
北極から見ると 全ての大陸が
こう 見る事ができる。
そして その周りの これは…
平和の象徴というと?
(磯野)なんですか?
これ オリーブですね。
(磯野)ええ~!?
(大友・磯野)オリーブ?
はい。
オリーブの葉 これが平和の象徴。
(磯野)へえ~!
カズレーザーさんなら
わかるかな?
なんで
オリーブの葉なんでしょう?
オリーブの話…。
オリーブ オリーブ…。
あれ… ハトがくわえてきたやつが
オリーブ?
そうです そうです!
(カズレーザー)ああ~… はい。
『ノアの方舟』の話ですかね?
そうですね 『ノアの方舟』。
40日間 雨が降り続けて 地球上が
全部 洪水になってしまったと。
乗っている人がですね
いつ 水が引いて
陸地が出てくるかな? といって
ハトを飛ばしてみたら
オリーブの葉をくわえて
戻ってきた。
オリーブの葉があるっていう事は
陸地が出てきたんだ。
洪水が引いたんだっていう事が
わかったという。
ここからですよね。
(大木)すごいな!
さすが カズレーザーさん。
(大友)すごーい。
今日 勘 さえてます。
(大木)勘じゃないでしょ それ…。
すごいですね。
これ 勘じゃないよね。
知識ですよね。
じゃあ 平和のために
具体的には どんな事をやってるか
知ってます?
具体的に? そうですね…。
で それぞれの
まあ… あの なんですか…。
具体的に言うと。
例えば 人権や平等に関する
国際的なルールを作ったり
貧しい国への食料支援など
様々な活動を行っています。
色々な仕事を
実際に仕切っているのが
よく聞く
WHOやユネスコ
ユニセフなどの関連機関。
ですから
新型コロナウイルスの時には
WHO 世界保健機関が
情報を世界に伝える
という事をしてましたけど。
あれも だから
国連の活動の一つですよね。
あるいは 子どもたちがね
学校に行けなくなったりすると
ユニセフという国連児童基金が
子どもたちのための支援をしたり。
こういう様々な問題を
解決する事が
世界の平和や安全に繋がる
というので
実に 色んな活動を
しているんですよね。
平和と安全を守る国連の中で
最も重要なのが こちら!
(宇賀)この円卓を囲む
この様子も
よく ニュースで見るとは
思うんですが。
これが 国連の中でも
最も重要な集まりです。
なんという会議でしたっけ?
(磯野)なんだろう?
(宇賀)カズレーザーさん
いかがですか?
はい。 そのとおりですね。
国連の安全保障理事会。
国連で一番重要な所。
(一同 笑い)
特に 国際的な紛争について
緊急で対応しないといけない
という時には緊急に招集される。
例えば
他国を侵略した国に対して
経済制裁しようなどと決定。
全加盟国が従わないといけない
ルールなんです。
そうすると池上さん
ここの会議で
ウクライナ侵攻をやめましょう
っていう事には
ならないんですか?
国連は何をしてるんだって
なったんですね。
平和を守るはずなのに
戦争を止められない。
なんで そんな事に
なっているのか
だから それを代表して
15カ国で構成されている。
これが
安全保障理事会なんですね。
実は この15カ国っていうのは
こんなふうに分かれてます。
常任理事国という5カ国と
非常任理事国が10カ国に
分かれてまして
常任理事国は だから
常に同じメンバーが5カ国。
そして 非常任理事国というのは
任期2年で
これは地域別に
選挙が していまして
日本が つい この前
この非常任理事国に
また当選しましたので
来年から 日本がここに入る
という事になってます。
非常任理事国の中では
日本がね 最もたくさん
これを 入ってるんですよ。
今回で 12回目になりますけどね。
この常任理事国5カ国だけに
とっても大きな特権が
与えられているんですが
大友さん なんでしたっけ?
えっと…。
はい そう そのとおり
拒否権ですよね。
安全保障理事会で
何かを決める時には
原則 15カ国のうち 9カ国以上の
賛成があれば決まるんですけど
常任理事国5カ国のうち
1カ国でもノーって言えば
決まらない仕組みになってる
という事なんですよね。
たとえ 14カ国が
やろうと言っても
そんな強い力を持っている
5つの国。
どの国でしたっけ?
(宇賀)ちょうどね
5人いらっしゃるので
1つずつ…。
ちょうどいいですね。
そうですね。
どなたから いきましょうか?
じゃあ はい はいはいはい。
(宇賀)はい じゃあ 大友さん。
えっと えっと フランス。
(宇賀)フランス。 はい。
磯野さん いきますか?
アメリカ。
(宇賀)アメリカ。 はい。
鈴木さん。
(鈴木)えっ?
イギリス。
(宇賀)イギリス。 はい。
大木さん。
ロシア。
(宇賀)ロシア。 はい。
カズレーザーさん。
(カズレーザー)中国。
(宇賀)中国。
はい 全部 出ましたね。
優秀!
はい お見事でした。
『ネプリーグ』みたい。
(大木)やった!
で 今回の場合は
常任理事国であるロシアが
拒否権を使うものですから
ウクライナ侵攻を
止める事ができない
というわけですよね。
今 例えば
日本や あるいは 欧米が
ロシアに対して
経済制裁してますけど
これは あくまで自主的なもの。
国連が決めたわけではないんだ
という事ですよね。
だから 実は…。
ミサイルを連発する北朝鮮に対し
もっと厳しく経済制裁しよう
という提案には
ロシアと中国が
拒否権を使って反対。
「平和を守るなんて言いながら
何もできないじゃないか!」と
批判の声が高まっているんです。
じゃあ なんで この5カ国だけ
特別なの?
それは あの… 第2次世界大戦で
勝った国ですか?
はい そのとおりですね。
そもそもね 国際連合… 国連って
第2次世界大戦の戦勝国…
戦争で勝った国によって作られた
組織なんですね。
だから 戦争で勝った国の
中心メンバーで
当時の大国が
この5カ国だったものですから
常任理事国になった
というわけですよね。
今から およそ80年前
第2次世界大戦は
枢軸国と連合国と呼ばれた
国々の戦い。
日本やドイツなど
枢軸国が負け
アメリカやソ連など
連合国が勝利。
勝った側の連合国が
「戦後の平和を守る!」と言って
作ったのが 国連なんです。
大友さん。 そもそも
え~っと…
United Nations。
はい そうですね。
United Nationsを
国連と訳すのは
まあ 日本だけといっても
いいでしょうね。
日本独特の訳し方。
これ
(大友)あっ そっか。
連合国が作った組織…
United Nationsが
作ったのが
United Nations。
戦争に勝った連合国が
そのままの名前で作った組織が
今の国連。
日本が ここに入る時に
「日本が戦争で戦った相手の
連合国に 日本が入るの?」
「ちょっと じゃあ 連合国って訳を
変えようじゃないか」って言って
日本が加盟する時
これを国際連合と読みかえたと。
(磯野)へえ~!
日本は
そもそも 枢軸国だったって事は
つまり
連合国の敵だったわけでしょ?
その敵の連合国が作った
組織ですから
日本の加盟を認めたんだけど
常任理事国には入っていない
って事ですよね。
これ でも 池上さん…。
だったんですけど
仲良しだったんですね。
つまり
共通の敵 ドイツがいたので…。
ソ連が大変な被害を受けながら
ドイツと戦っていたので
アメリカは
ソ連を全面的に支援して
協力関係にあったんですよ。
それが
第2次世界大戦が終わってから
次第 次第に
対立するようになっていった。
という事なんですよね。
実は 第2次世界大戦で
最も多くの犠牲者を出したのが
ソ連。
多くの犠牲を払って ドイツに勝ち
戦争を終わらせた。
だからこそ
常任理事国になったんです。
でも 拒否権なんてあったら
話がまとまらないのは当たり前。
なんで そんな仕組みを作ったの?
たくらみを持った国が
いたんじゃないですか?
僕 狙われないですか?
大丈夫ですか? これ…。
(一同 笑い)
えっ どこだろう?
ソ連? ロシア? ソ連…?
はい ソ連ですね。
(大木)ソ連?
大木さんの言うとおりですよ。
ソ連が強く要求して 拒否権を
作ったといわれているんですね。
つまり…。
現在の
中華人民共和国ではないですし
そうすると…。
極めて異質で
何かあると ソ連とそれ以外で
対立するんじゃないか。
となると ソ連が孤立してしまう。
ソ連に不利な事を決められたら
困るというので
ソ連が 拒否権というものを作れと
強く要求したといわれている
という事ですね。
この拒否権があるために
ロシアのウクライナ侵攻も
北朝鮮のミサイル開発も
止められない。
でも 国連ができて もう80年近く。
なんで いつまでも変わらない?
変えないと だって この5カ国の
言いなりですもんね 地球はね。
どうして?
変えようって言ったら
拒否権 発動されちゃって
絶対に
変わらないんじゃないですか?
そのとおりなんですよ。
拒否権をなくしましょう… って
あるいは 常任理事国を
増やしましょうというとね
当然ながら 国連憲章という
国連にとっての
憲法のようなものが
あるわけですね。
それを
変えなければいけないわけですね。
でも それを変えるためには
常任理事国も含めて
加盟国の3分の2以上の賛成が
必要なので
常任理事国が 嫌だよと
拒否権を発動すると
変えられないというわけですね。
(磯野)永遠にですか? じゃあ…。
だから 拒否権を持つ
常任理事国にしてみれば
自分たちが不利になるような
改革は嫌だよ
というわけですよね。
えーっ?
先日 バイデン大統領は
日本の常任理事国入りを支持する
と言ったけど
現実的には難しい。
以前から
「常任理事国を増やそう」
「日本なども加えよう」という
議論はあるのですが
反対する国があるので
進んでいないのです。
実はね…。
私が もっと若い頃って
東西冷戦時代 アメリカとソ連が
対立していたので
国際紛争が起きると
必ず どっちかの国が
拒否権を発動するんですよ。
例えば アフリカで
色んな紛争が起きたりするでしょ。
そうすると 言ってみれば
アメリカとソ連の
代理戦争みたいに
なったりするわけですね。
それを止めなさいっていうと
ソ連が拒否権を発動したり
アメリカも 結構 拒否権を
発動してたんですよね。
結果的に…。
国連なんて なんにも効果ないよね
って言われてたのが
東西冷戦が終わった途端
お互い協力し合いましょう
という事になって
最近 結構
国連が役に立つ事が増えてきた。
それが 今回
ロシアのウクライナ侵攻で
これが
また機能不全に陥ってしまって
みんなが不満を持っていると
こういう事なんですね。
池上さん。 そうすると この…。
国連そのものから追放する
なんて事はできないの?
その国を追放しよう
という事になると
それを 総会で決議をする
って事になりますから
3分の2以上の賛成があれば
可能ではありますけど
当然 ロシアの仲間 中国の仲間も
いるわけですから
さあ 追放しようっていう事は
非常に難しいし
逆に…。
ないでしょ?
となると むしろ 国連の中に
とどまってもらってた方が
いいんじゃないかという。
こういう考え方なんですよね。
(小栗)あ!
(宮沢)<ビールが美味しい夏こそ!>
あー! めちゃくちゃうまいビール飲みてー!
<冷やしジョッキに>
冷やしプレモル
<高級ビール! いっちゃいましょう!>
<「ザ・プレミアム・モルツ」>
あー
(菜々緒)気持ちよく生きるってさ
どうすればいいの?
(オカリナ)そういうこと考えない
あ~
師匠って呼んでいいよ
(2人)ぷはぁ~
<サントリー新「オールフリー」>
私たちには関係ないでは
済まされない!
実は こんな問題があるんです。
日本は 今も まだ敵国だった!?
(磯野)えっ?
そう。
国連憲章の中に
旧敵国条項というのがありまして。
ざっくり言うとですね 旧敵国
つまり 日本やドイツや
イタリアの事ですね。
それが侵略行為を行った場合
安全保障理事会を通さなくても
軍事制裁をする事ができる。
へえ~!
つまり 本来
安全保障理事会というのは
例えば どこかの国が
侵略をしたりすると
被害を受けた国が
なんとかしてくださいっていって
安全保障理事会が
開かれるわけでしょ。
ところが 旧敵国
つまり
日本やドイツやイタリアが
もし よその国を侵略したら
侵略された側が
安全保障理事会に訴えなくても
すぐ その場で
攻撃をしてもいいですよという。
負けた国の事なんか
わざわざ話し合う必要なし!
というわけ。
これを だから
もし やめる場合も
総会で
3分の2以上の賛成があれば
これを削除する事は
できるんですけど
そういう話があるんだけど
なかなか みんなが
じゃあ やりましょうに
いまだになっていない
という事なんですよね。
これ 残しておいた方がいいと
思ってる国が
あるかもしれませんよ。
あの国にしてみれば
日本は敵国でいた方が
都合がいい?
こんな事あってはいけないし
ないだろうと思いたいんですけど
例えば 尖閣諸島がね
例えば 中国が 尖閣諸島を
占領するような事があれば
日本は 当然 自分の領土ですから
それに対して反撃するでしょ。
中国は
いや 尖閣諸島は中国の領土だ!
中国の領土に日本が攻めてきた。
旧敵国が
侵略行為を行ってきたんだから
中国は国連を通さずに
直接 日本に
懲罰を与える事ができるという…。
って事ですね。
国連は 口を出さないでと
言えるんじゃないか。
これは
あくまで理論上の話ですよ。
具体的に
そうなるかどうかはともかく…。
というふうに考えると
中国は
旧敵国条項を残しておいた方が
日本を牽制する事ができると
考える可能性がある
って事ですよね。
矛盾もあるけれど
世界の平和を守る国連の活動は
なくてはならないもの。
では そのために必要なお金は
誰が出してると思います?
(宇賀)磯野さん どうですか?
あれですよ。
国連は 私たち
(磯野)だいぶ まかなってる。
(宇賀)入場料…。
あの… 入場料 取られません。
(磯野)えっ!
タダで 中 入れるんですか?
そうですよ。
(磯野)えっ!? じゃあ…。
(一同 笑い)
(大友)ライブみたい…。
(宇賀)鈴木さん いかがですか?
そうですね。 加盟国の…
それぞれの国のレベルに合わせた
寄付という形で
それぞれの国が持ち出しで…。
寄付ではないんですけど
分担金ですね。
(鈴木)あっ 分担金…。
寄付だと 自主的に…
任意でやりますでしょ。
そうじゃなく
それぞれの国のレベルに応じて
これだけ負担してくださいね
という分担金が決まってる。
(宇賀)という事は…。
大友さん どの国でしょう?
はい アメリカですよね。
では 大木さん…。
いや~… ちょっと
アメリカが1位でしょ?
2番目?
うーん…。 これ
うーん… それは
(大木)あっ 古い情報…。
あっ その情報…。
(一同 笑い)
(カズレーザー)汚いっすね!
経済力に応じて
というふうにいうと
アメリカの次に
経済力が大きいのは?
中国ですか?
そうなんです。
(宇賀)はい。 現在は
このようになっています。
(宇賀)1位 アメリカ
2位 中国 3位 日本
ドイツ イギリスと
続いてるわけですね。
だから 少し前は 確かに
日本が2位だったんですよ。
だけど 中国が
急激に経済が成長して
大きくなったもんですから
今や 2位になった
という事ですね。
で 日本の分担金
およそ8パーセントぐらい
日本円にしますと
ええ~!?
(大木)池上さん
常任理事国の国よりも
日本が
お金をいっぱい出す理由は
なんなんですか?
いい質問ですね。 いい指摘ですね。
(大木)ありがとうございます。
常任理事国が
全部出せばいいじゃないか
っていうの ありますよね。
要するに それぞれの国の
経済力に応じて
国連を維持しましょうと。
安全保障理事会だけじゃなく
国連の様々な活動全体を
みんなで支えましょう。
それは やっぱり
お金が出せるところから
出してもらいましょうっていう
構造になってるって事ですね。
だけど 常任理事国が
もっと出せばいいじゃないって
思いますけどね。
日本は お金を出してるくせに
もったいない!?
こんな裏話があるんです。
国連には
世界中で平和に関する活動を行う
国際公務員
国連職員と呼ばれる人が
各国から採用されて
働いているのですが…。
それぞれの国が
これだけ分担してるんだから
国連職員を
これだけの枠を確保したい
といって
ある程度
そうなってるんですよ。
だから 分担金が多ければ
その国連の職員に
それぞれの国が大勢の人を
送り込む事ができるんですよ。
なんですけど
日本は8パーセントもあるのに
だから…。
(大木)ええっ!
(磯野)ええ~ どうして?
もちろん 高度な知識とかは
求められるという…。
実は ですから
日本の外務省が なんとかね
日本からの国連職員を
増やそうとして
一生懸命 そのための専門コースを
作ったりして やってますけどね。
ぜひ 若い人にはですね
国連職員になってもらいたいって
思うんですけど。
だから 逆に…
中国が2番目でしょ。
今のままだと もう 国連職員
中国人だらけになりますからね。
国連を… 中国の都合のいいように
国連を動かそうというのが
今の中国の方針ですから。
日本にとって重要なのは
国連だけじゃない。
それぞれ なんのために
集まっているのかくらいは
知っておこう。
こんな映像 見た事ありますよね。
毎年やってる
G7の集まりなんですが…。
まずは
(宇賀)磯野さん。
(磯野)なんの略かですよね?
G… ええっ?
(大木)「知ってた」って…。
(磯野)いや でも 今 出てこない。
G… Good。
(宇賀)Good。
カズレーザーさん。
(カズレーザー)確か
そうですね グループです。
7つのグループ
っていうだけの事です。
簡単な…。
(大木)知ってたんですよね?
貴理子さんね そもそも。
Group Seven はい。
G7は 日本も含めて この7カ国。
来年は 広島で集まる事が
決まっているんですが…。
そもそも なんのために
集まってるんでしたっけ?
(宇賀)鈴木さん どうですか?
ええ~?
平和じゃなくて
経済的なものですかね そういう。
(宇賀)経済。
これ そもそも
1973年に オイルショック
というのが起きて。
中東戦争で 世界中が
石油が
手に入らなくなるんじゃないか?
って 大変な状態になった時に
なんとか 世界の経済を
立て直そうじゃないかって
フランスが提唱して。
世界の先進国が集まりましょう!
っていって。
だから そもそも
世界経済をどうするかという
話し合う会議だったんですけど。
最近はね 環境問題とか
あるいは 安全保障など
世界的な課題について
話し合う場に
なってきているんですね。
世界を代表する7カ国が
直接 顔を合わせて
様々な問題解決の方針を決める
それがG7なんです。
でも ちょっと前まで
ロシアも含めて
G8って言ってませんでした?
どうして ロシアが外れたか
わかりますか?
どうして外れた?
7年… 8年前ぐらいですかね。
そうですね。
8年前から続いている戦争が
あるでしょ 今 ヨーロッパで。
(宇賀)カズレーザーさん。
(カズレーザー)クリミア侵攻…。
そうですね。
ロシアが ウクライナの
クリミアを占領しちゃって
自分のものにした。
それをきっかけに
8年前から
ロシアとウクライナは 戦争が
続いているわけですね 今もね。
それが今 さらに大規模に
なったんだという事ですね。
そう ロシアのウクライナ侵攻は
今年 始まったわけじゃなく
8年も前から
続いてきた事なんです。
なので 世界各国が
ウクライナのクリミアに
侵略するような国は
追い出そうというので
G8じゃなく
またG7に戻ったんだ
という事ですね。
池上さん ロシアからすると
(大木)なんにもないんですか?
みんなで一緒に 世界経済の事を
考えていきましょうって時に…。
やられても そんなに
…っていうのは 別のとこで
決まってるわけですから。
よく似た集まりで
G20っていうのもありますが…。
こちらは
中国やインド ブラジルなど
経済発展の
著しい国を加えて
経済や金融を
中心に
話し合って
いるんです。
私たちの
よく聞くこれって
なんでしたっけ?
鈴木さん なんでしたっけ?
(鈴木)あっ…。
そう あれです。 あれですね。
なんか こう 海的な かん…。
おおっ!
かん?
いや ちょっと もう…。
環太平洋経済連携協定。
といって できた
というわけですね。
太平洋をぐるっと囲んだ国々で…。
というのがTPP。
普通 貿易をする時には
関税という税金がかかって…。
その関税をなくす事で
貿易をしやすくして…。
という目的なんです。
例えば
こうやってヨーロッパが
発展してるんだから
こっちはこっちで
そういうものをしましょうね。
そういう動きだった
という事ですよね。
よくスーパーで見かける
外国産の輸入が増えてきたのは
TPPができたからなんです。
世界のデータを比べる時
グラフの横に よく出てくるのが
OECD。
聞いた事ありませんか?
これって なんだか知ってます?
(宇賀)カズレーザーさん
いかがですか?
OECD… 「O」が機関ですよね。
そうですね
Organisationですね。
でも 先進国の
集まりじゃないんですか?
OECDって。
俗に
そういう言い方されてますね。
みんなで協力しながら
さらには
こういうものなんですね。
日本も含む38カ国が
OECDに加盟。
OECDに入ると
先進国と呼ばれる事になる。
つまり
…という集まりなんです。
が認められたんです。
この時 やっと 日本も
先進国の仲間入りだっていって
日本では 結構
これ 盛り上がったんですよ。
つまり それまでは
支援される側だったのが
支援する側に回ったんだよ…。
だから 俗に 「先進国クラブ」と
いわれているわけですね。
これ 基本的に
先進国であるのと同時に
まあ 言ってみれば 資本主義で
さらには 民主主義の国
っていう事ですよね。
なるほど。
世界の経済発展のためには
教育や雇用など
幅広い分野で
現状を知る必要がある。
そのために OECDは
様々な統計をとったり
調査をしています。
だから 色んなグラフやデータに
OECDが出てくるんです。
出してます。 はい。
さっきのTPPも
出してるんですよね?
(大木)TPPは出してない?
TPPは これ
それぞれ みんなで 関税を
減らしましょうって話ですから。
それぞれの国の取り決めですから。
基本的に 恒常的な組織として
組織を維持する
というものじゃないので
TPPには
基本的に お金は出してません。
OECDや国連関係など
日本が
国際機関に出しているお金は
年間 およそ4000億円くらい。
結構な額なんですよ。
は色々あるけれど…。
最近
大きなニュースになったのが…。
日本を含めて4カ国の集まり。
どの国か知ってます?
(宇賀)磯野さん。
(磯野)はいはい…。
(宇賀)はい。 あと1つ。
(磯野)日本 アメリカ…
日本 アメリカ インドでしょ。
インド この…。
(宇賀)正解です。
(磯野)ええっ!
(大友)すごい!
(磯野)ありがとうございます。
(宇賀)こちら。 オーストラリア
アメリカ 日本 インド。
先日ね この首脳が日本に集まって
ニュースになりました。
自由 あるいは 民主主義という
共通の価値観を持った国で
例えば 環境問題だとか
あるいは
先端技術についての協力など
色々な面で協力していきましょう
という集まりですよね。
バイデン大統領が日本に来た時
もう一つ ニュースになったのが
こちらは 経済協力の集まりで
インド洋と太平洋の周りの国々で
もっと貿易しましょうというもの。
今 日本やアメリカが
特に力を入れているのが
この QUADとIPEF。
それは ある国に対抗するため。
(宇賀)鈴木さん なんでしょうか?
(鈴木)○○に対抗しよう?
(宇賀)はい。
中国に対抗しようと。
特にね 近年
中国の振る舞いというのが
世界的に大きな問題に
なっているわけですよね。
みんなで団結して
中国の問題行動に対策していこう
という狙い。
例えば QUADは
中国が
海でやっている事への対策。
こんな問題が起きているんです。
海の上での 例えば…。
なんていうのが
大きな問題になってますよね。
例えば 日本の海…
排他的経済水域で
例えば イカなどを密漁し
それを 中国の工場で加工して
日本に輸出してきたりしている
っていわれてますし
あるいは
ガラパゴス諸島まで
中国の漁船が行って
サメを乱獲している。
磯野さん…。
(磯野)
私も なんでだろうと思って…。
そうそう フカヒレです。
サメのヒレだけをとって…。
ここまでやってるとかですね
あるいは 南シナ海で
軍事基地を造るために
サンゴ礁を埋め立てて
島を どんどん造ってる。
そのために 砂を
大量に取っているわけですよね。
砂を大量に取って
これで コンクリートで
島を造ってしまおうというわけで
これも 大変な環境破壊に
繋がっていくというわけですよね。
で この結果
台湾の島によってはですね
砂浜が消えてしまった
なんて所まで出てきている。
海の生態系の破壊が
問題になっているというわけで…。
世界中で問題になっているので
そこで QUADで
これに対処しましょう
というわけですね。
4カ国で 中国を監視しましょう。
例えば 人工衛星で
リアルタイムで
違法操業を監視するシステムを
例えば 作ろう… とかですね
そうやって
宇宙から監視されてるというと
勝手な事はできないだろう
というわけですよね。
中国の問題行動は まだまだある!
ネットでは調べられない
今どきのリアルに迫る!
ひろゆきさん どの職種に対しても
ちゃんと 揚げ足 取ってきますね。
『仕事とお金のマジメな話』…。
こういう事も
実は問題になってますね。
途上国に 中国が どんどん
インフラ整備のために
お金を貸してるんですよ。
途上国で
「港を造る必要があるでしょ」
「道路を造る必要がある」。
それ自体は いい事なんですけど
実は 金利がすごく高くて
返済期間が短い。
結果的に
「借金を返済できなくなりました」。
「あっ そうですか。
じゃあ そのインフラ
うちが頂きましょう」と
こうなるわけですね。
つまり お金を貸してあげるけど
港とかいうのを造ったら
「返せないでしょ?
じゃあ うちが頂きます」といって
中国が どんどん
あちこち 広げていく…
という事が起きてるんですね。
えーっ?
借金漬けにされて
事実上 中国に土地を奪われる。
そんな事が
色んな国で起きており…。
なんていわれているんです。
そこで QUADで
インフラ整備を引き受け
その国が ちゃんと返せるような
お金の貸し方をしましょうと
対策し始めたというわけ。
このように 世界各地で
中国の振る舞いが
問題になっているけれど…。
その一方で
こんな調査結果があるんです。
日本の外務省が
「東南アジア9カ国で
信頼できる国・機関はどこ?」
とアンケート。
その結果…。
国だけで見てみると
日本は2位。
そして 1位は…。
そう 中国。
日本よりも中国の方が
信頼されているという結果に。
なんでだと思います?
(宇賀)大友さん どうですか?
これから
強い国になっていくだろうから
落ち込んでいく心配がない。
(宇賀)うん…。
カズレーザーさん いかがですか?
インドネシアとか
そういった国だと
貿易額が大きい国だと思うので
相手国として やっぱ
信頼してるんじゃないかなと。
そのとおりですね。
東南アジア諸国が…。
中国の莫大なお金が
それぞれの国に
流れ込んでいるものだから
信頼できる国は
1位は中国になっちゃった。
うわあ…。
このままでいくと
中国は 2030年にも
アメリカを抜いて
GDPで世界一
世界一の経済大国になると。
その勢いですから
アジアでは とりわけ
アメリカの存在感が
だんだん
薄くなってるわけですよね。
TPPからアメリカが抜け
今は中国が加盟を申請中。
さらに 中国が主導して作った
新しい経済協定が
今年からスタート。
中国が どんどん
影響力を強め
アメリカの存在感は
薄くなるばかり。
結局 アメリカ抜きで
アジアが
どんどん進んでいく事に対して
アメリカが危機意識を持って
このままだと アジア 太平洋は
中国のものになってしまうと
焦ったバイデン大統領が
いわば
苦し紛れに打ち出したのが
IPEFというものなんだ
という事ですね。
その具体的な内容は
これからの話し合い次第ですが…。
日本が大事な役割を果たす。
東南アジア諸国は
中国あってこそ
それぞれの国が
経済が発展するんだって
思ってるわけですし
アメリカにしてみれば
とにかく 中国に依存した貿易に
したくない。
アメリカと一緒になって
自由な貿易をやっていきたい。
で アジアに存在感を示したい。
そのためにも
日本 頑張ってねって
こういう構造になってる
という事ですね。
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