開運!なんでも鑑定団【美麗<ステンドグラス>&巨匠作<肖像画>に超絶値!】[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

開運!なんでも鑑定団【美麗<ステンドグラス>&巨匠作<肖像画>に超絶値!】[字]

■豪華絢爛<遊郭>の美麗<ステンドグラス>…戦前秘宝3点驚き値■<巨匠洋画家>の肖像画…実は大珍品!?超絶鑑定額■金メダリストの秘宝■岡山・里庄町に貴重お宝が!■

詳細情報
番組内容
35・6年前、京都の骨董市で知り合った古物商の方から「いいものが入ったから見にこないか?」と誘われ、自宅まで見に行った。その際、お宝の美しさに一目惚れし、すぐに購入を決めた。その方の話では、明治-大正時代に日本で作られたもので、豪華絢爛な遊郭の建物に使われていたとのこと。果して鑑定結果は?
出演者
【MC】今田耕司、福澤朗
【ゲスト】鈴木大地
【アシスタント】片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
【出張鑑定】出張鑑定 in 岡山県里庄町
【出張リポーター】松尾伴内
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
山村浩一(「永善堂画廊」代表取締役社長)
平山健雄(「光ステンド工房」代表横浜マイスター)
田中大(「思文閣」代表取締役社長)
鑑定士軍団続き
大熊敏之(日本大学芸術学部教授)
森由美(陶磁研究家)
関連情報
【番組公式ホームページ】
https://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

【見逃し配信】
https://video.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 万円
  2. お宝
  3. 小絲
  4. 作品
  5. 非常
  6. ステンドグラス
  7. 日本
  8. 当時
  9. 画家
  10. 鑑定団
  11. 自分
  12. 本人評価額
  13. お願い
  14. ガラス
  15. ジャカジャン
  16. 結果
  17. 今回
  18. 依頼人
  19. 松尾
  20. 菅原

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

こんばんは。
こんばんは。
こんばんは。

さあ 「鑑定団」始まりました。
今週も よろしくお願いします。

この間 焼き肉食べに
行ってたんですよ。

ほな こっちで ホンマきれいな奥さん
奥さんがいて

ほいで お子さんがいて
すごくかわいい女の子で

覚えてますか? って言われて。
向こうから?

はい。 もう15年 16年くらい前
一緒に飲んだことあるんですって。

えっ!?
そうですか まあ でも

幸せそうでよかったですねって
言ったら パッて左手見せられて

逃した魚は大きかったねって
言われたんですよ。

お~っ!
(笑い声)

<水泳を始めたのは

<バサロキックとは 背泳ぎで
スタート直後から

水中に潜ったまま両腕を伸ばし

ドルフィンキックで進む泳法のこと>

< これを武器に
ロサンゼルスオリンピックに出場し

11位と健闘>

バサロスタートです 伸びていきます。
まだ浮かない。

< このとき
バサロキックを用いた選手は

鈴木さん ただ一人でしたが

その後は
トップ選手の多くが使うように。

そして

<通過。

実はこれ かねてからの戦略で

決勝で大きな勝負に出ます>

鈴木大地… メダルなるか。

スタート! 得意のスタート。

<通常 21回のバサロキックで
25m進むところ

なんと 27回のキックで
30mを目指したのです。

更に 後半にかけて
猛烈な追い上げを見せます>

これが最後 最後…
ホント はっきり。

うわぁ すごい!
まさに タッチの差。

<日本競泳 金メダルは
16年ぶりという快挙でした>

<現役引退後は
指導者として活躍>

<母校

<幅広い政策に取り組みました>

依頼人の登場です。

東京都からお越しの

ようこそ 「鑑定団」へ
よろしくどうぞ お願いします。

いやぁ やっぱ興奮しますね
あの映像は。

あのソウルオリンピックは燃えたな。

あの頃って 16年メダルすら
獲ってこないので

水泳でオリンピックでメダル獲るなんて
誰も思ってないですよね。

確か 予選でアメリカの選手は
世界新記録出してるんですよね。

そうなんですよ。
だから 逆に言うと

そこで ちょっと大地さんは
温存してたって部分が…。

温存してましたね。 予選は
いつも彼が速いんですよ。

決勝は 私のほうが速いんで
決勝では自分が勝つだろうと。

普通は こういうふうに こう
円を描いて

タッチするんですけど こうね。

最後は こう。
こっちのほうが速いもんな。

それで勝ったんですね 最後。
え~っ!

拝見しましょう
お宝オープン! せえの。

金ですよ。
そうですね。

池大雅の屏風なんです。

妻の実家に
あるものなんですけど

古い家で 佐賀の名家なんですね。

それこそ 伊能忠敬 あの人が
測量のときにも泊まった

っていうくらい
すごい大きな家なんですね。

あっ お写真ですね
これ現在の写真…。

これ家!?
家なんです。 庄屋とか

お酒造りで財を成した家って
聞いてますね。

ものすごい大広間があったりとか
茶室とかも別にあったりとか

あと洋館もあったりとかして。
その敷地内に?

はい。
それはこれ 全然置けるわ。

すごいすごい。
誰が手に入れたんですか?

妻の高祖父っていうんですかね。
要するに曾祖父の1個上の。

骨董品の収集が趣味で。

これ どういったことが
書かれてるんですか?

ネズミが出てきたりとか。
確かに すごいね ありえない

大きなネズミの上に
人が乗ってるみたいな。

ひとコマ漫画じゃないですけど
味のある いい絵なんですよね。

期待値は上がりますね
やっぱりね。
そう。

これで メダル獲れるかどうかですよ。
そうですね。 今日どうですか?

自信は メダルの色は。
もう バッチリ金です。

金ですね。

文字も すっごいうまいしな~。

安っぽいものじゃないような
感じがしますけどね。

ご本人の評価額です
おいくらでしょうか?

600万。
これは 大きく出ましたね~。

まいります
オープン ザ プライス。

5万円!
あぁ 5万!

うわ 予選落ちだ!
ちょっとこれは…。

予選落ち 予選落ち。

池大雅は 日本の文人画の大成者
ということで

その作品のほとんどはですね
山水画なんです。

人物画も
描いているんですけれども

あくまで 自然に抱かれる人間
というものを描いている。

こういうふうな
戯画のようなものというのは

描いてないんですね。

室町時代の絵巻物とかに

こういう戯画的なもの
っていうのは見られますし

これ自体は
江戸時代末期くらいの

もともとは
非常に真面目な絵です。

誰かは
わからないんですけれども

そこに 池大雅にせんがために

漢詩を書いて
印を入れたのではないかなと

上が 「池無 名印」。

下が 「九霞 山人」と押されてます。

でも 絵自体は
とってもおもしろい

楽しめる作品だと思います。

佐賀では もう今
娘の旦那がいらんことして…。

今年の夏休みは
遊びに行きにくいですね。

これでも 負けっぱなしでは
終わりません。

そうです。
これが 言うたらロスオリンピックです。

うん そうだ。
次のソウルで…。

金を獲ってください。
リベンジ お待ちしております。

(一同)ありがとうございました。

<続いては 滋賀県草津市から。

こちらの体操教室に
お伺いしました>

<次なる依頼人は
菅原英雄さん 69歳。

皆さんがされているのは
いったい?>

< へその下にある
丹田を意識しながら

深く呼吸を行うことで
自律神経を整え

その呼吸に合わせて
筋肉や関節を動かし

緩めることで
体の歪みを改善するというもの。

子どもからお年寄りまで
誰でもできる健康法として

全国2, 000カ所以上に
教室があるそうです>

今は この状態で…。

< まさに継続は力なりですね。

ところで お宝はなんですか?>

< そこで見せられたのが
今回のお宝>

いいなぁと思って…。

< その際
古物商の方が言うには…>

< その美しいお宝
スタジオで拝見しましょう>

依頼人の登場です。

滋賀県からお越しの
菅原英雄さんです。

ようこそ 「鑑定団」へ
よろしくどうぞお願いいたします。

よろしくお願いします。
お願いします。

生命の貯蓄体操。
ねぇ 生命の貯蓄体操。

姿勢とかも 変わりましたか?
変わりましたね。

前はね 腰が痛むから もう
こういう歩き方やったけど

今は こう腰が入って…。
ねぇ。

いやぁ ちょっと興味ある。
やってみます?

なんか 立ったままできる
何かあります?

今やったら…。
やってましたね。

ツボが ここあるんですね
ここと3カ所。

ここのツボと
手を動かすことによって…。

なるほど ここと ここと…。
あっ つながってるんですか。

えぇ 両方つながってる…。

あっ こうか。
そう そうそう。

手の先を見るんですよ。
ポンとたたいて…。

えっ?
ポン ポン…。

痛い痛い…。
最初うまいこといきませんね。

最初はね やっぱり
痛めますわ 無理するから。

近かったら 俺でも
行ってまうな~。

興味あるもん。
ハマっちゃいそうですね。

お宝を拝見しましょう
お宝オープン!

おぉ!
これが遊郭に使われていた…。

明治から大正期に作られた
ステンドグラスですね。

いくらで買われた…。
(菅原さん)70万です。

これ ふだんって
どうしてるんすか?

窓際に置いて…。

朝とか 昼とか 晩と
太陽の光線の加減によってね

色が グッと変わってくるんですよ。

お酒 ワインとかブランデーとか
日本酒 飲みながら

あぁ 癒やされるなと。

あ~ そんな 昼間から
飲んでるんですか? ワイン。

えっ?

じゃあ ちょっと
照明消して見てみましょう。

お願いいたします。

うわ~ きれい!
うわ~ いい。

(片渕)わ~ いいですね。
(菅原さん)いいですね。

これは いい。
これは ちょっとね

教会の感じじゃなくて ちょっと
デザイン性あって 艶っぽいというか。

色気がある。
色気ある。
色気ありますね。

おしゃれ デザインが。
そうそう うん。
なかなかね。

よく見ると
ペタッとしたガラスじゃなくて その…。

ガラス自体 そのものが いろんな
種類のがある…。

あっ ホンマや。
(菅原さん)光の反射も やっぱり

こう微妙にね 揺れるんでね。
そうか それが おもしろいんだ。

(菅原さん)おもしろい。
めちゃきれい!

<荘厳なる輝き。

ステンドグラスは 中世ヨーロッパでは

主に 教会の窓に用いられた。

日本に最初に登場したのも
やはり教会で

1865年 フランスから長崎の
大浦天主堂に贈られた

「十字架のキリスト」とされている。

しかし その後

日本のステンドグラスは
キリスト教から離れ

建築装飾の一つとして
発展していった>

< その中の一人 宇野澤辰雄に
命じられたのが

<宇野澤は 4年間 現地で
あらゆる技術を徹底的に学び

帰国後の

< これが

<残念ながら 戦災により
焼失してしまった。

彼の技術を受け継いだ
宇野澤ステインド硝子工場は

他の2つの工房とともに

<超大作で 完成までに

10年もの歳月を要したと
いわれている>

<日本のステンドグラスの歴史を
語るうえで

もう一人
忘れてはならないのが…>

<三知は もともと

<更なる飛躍を求め

< そこで出会ったのが
ステンドグラスであった。

新たな可能性を見いだした
三知は

各地の工房を訪ねて修業を重ね

1911年 帰国。

その後は 優れた作品を
次々と製作した。

みずみずしい アジサイ。

清楚に咲く モクレン。

余白を大きくとった構図。

まさに 日本画を学んだ
三知ならではの表現であった>

< しかし なんといっても
最大の魅力は

周りとの調和であろう。

障子 欄間など

日本独特の装飾に
異国のガラスが融合し

心安らぐ空間を生み出している>

<役所などの 公共施設をはじめ

ホテルや旅館 一般住宅など

さまざまな建物を彩った。

しかし そのほとんどは

いつ 誰の手で作られたかなど

詳しいことは わかっていない。

ステンドグラスは あくまで

職人の仕事と
考えられていたからである。

また 建物を取り壊す際

処分されてしまったものも
数多い。

京都府 八幡市の
橋本遊郭跡には

当時の貴重なステンドグラスが
残されている。

現在 旅館として営業している
橋本の香の内部を

見せていただいた。

かつての炊事場の飾り窓には

色とりどりの アール・デコ調のガラスが
はめ込まれており

両サイドは
優美な曲線を描いている>

<更に 2階には

だ円と四角を組み合わせた
大きなステンドグラス。

ここは もともと
帳場だったとのこと。

洗練されたデザインと

ピンクや紫 深い赤などの色使いは

実に華やかである>

<改めて 依頼品を見てみよう。

日本のステンドグラス 3点である。

いずれも 直線と幾何学模様を
組み合わせた

アール・デコ調のデザインで

インコと花の図柄には…>

<更に 随所に
表面に型で模様をつけた

型板ガラスが用いられており

レトロな雰囲気をかもし出している>

私は 今まで
1人で お酒飲むときに

1人で
楽しんできたもんやけども

ホテルであったり
それから レストランであったり

たくさんの人が見られる場所。

そういうとこで 活用して
もらったら いいかなと思って。

そうか これ見ながら
一気になんか 酒進むな。

俺やっぱ ガラスもん好きなんすよ。

そうか ガレといいね。 うん。

リフォームとかすんのやったら
はめ込みたいですもん。

(菅原さん)家でやったら
1点だけやけど こうして

3点 こういうふうに きれいに
飾っていただけて 喜んでますね。

1個だけ見てる。

ご本人の評価額です
おいくらでしょうか?

買ったときの値段の
70万で よろしくお願いします。

はい それでは70万で
まいりましょう オープン ザ プライス。

おぉ!

いった 150万!
すごい すごい!

倍以上。
いい値段!

昭和の初期。

まだ 大正デモクラシーの
雰囲気が残ってる

時代の作品なんですね。

当時 流行ったアール・デコ。

直線と曲線。

曲線も コンパスで引いたような
そういう構成というのは

日本の障子とか格子。

そういうものに
非常に マッチしますから。

遊郭の建物に合うんですね。

宇野澤という
ステンドグラス工場からですね

別府七郎 木内真太郎。

2人の職人が輩出してます。

2人から育った人たちが
作ったのではないかな

というふうに 想像できます。

20種類以上のガラスが使われてます。

オパールセントガラスも
当時 非常に高価なガラスで

アメリカしか作ってなかった。

型板ガラスというのはですね
ほとんど日本では作られなくて

当時も輸入に頼っていたと。

現在は 製造していないんです。

< お宝列島 日本縦断!>

<今回の舞台は
おととし 町制70周年を迎えた

岡山県里庄町。

県内で2番目に
小さい町だが

大企業の工場が
複数あることから

若い移住者が多い。

特産品は

生地の熟成と伸ばしを
何度も 繰り返したのち

乾燥させるため

完成までに
およそ30時間もかかる>

< こうして作られた麺は
角がなく ツルツルと滑らかで

そのうえ
もっちりとしたコシもあり

煮崩れもしにくい。

また この地で9月から
10月にかけて 収穫されるのが

<アクや癖がなく タケノコのような
シャキシャキとした食感が特徴で

和洋中 どんな料理にも
よく合うことから

町内の飲食店では 炒め物のほか

お好み焼き 天ぷら
ハンバーガー スイーツなど

さまざまなメニューを提供している。

本日の鑑定士は…>

<会場は

早速 いってみよう!>

「出張! なんでも鑑定団」
IN 里庄町!

< まずは 甘いものが大好きな

え~!

<食べるだけでなく
自分で作るのも大好き。

今日は 松尾さんのために

得意の抹茶のパウンドケーキを
作ってきた>

あっ!

< お宝は こちら>

はい。

<7年前 亡くなった
祖父の部屋を整理した際

発見したもの。

祖父は 人がよく

困っている人に しょっちゅう
お金を貸してあげていたので

この掛軸は 借金のかたとして
預かったものではないかと

推測している。

自分は 北斎のことは

教科書で
名前を知っている程度だが

この絵は きっと本物。

なぜなら…>

って思いながら 持ってきました。

おっ!

<今回 もし高ければ
売ってしまい…>

ほう!

< というわけで 本人評価額は
堂々の1, 000万円。

こんな すごい お宝が
我が家にあったなんて 超ラッキー。

おじいちゃん 本当にありがとう。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン!

はい 2, 000円!

< う~ん 残念>

1, 000円ずつですね。

真筆ではありません。

確かに 人物なんかは

北斎を うかがわせるところは
あるんですが

いちばん問題なのは
富士山の描き方ですね。

北斎が描く富士山っていうのは

稜線が そのように
なだらかではありません。

もっと傾斜が急で 反ってます。

北斎と言わずに
その絵を楽しんで

富士山ということで 掛けられたら
いいんじゃないですか。

<続いては 登山が趣味の
谷本さん>

<自分は 楽しかったのだが

妻は そうでもなかったらしく…>

< お宝は…>

<兄が骨董好きの親友から
いただいたもの。

兄は この徳利を
とても気に入り

「鑑定団」に出しても
恥ずかしくない名品と

常々 自慢していたが

残念ながら おととし
他界してしまった。

そこで 兄が言っていたことが
本当なのかを確かめるべく

応募した次第>

期待しております。

<本人評価額は
名品と信じ 30万円。

子どもの頃
兄とは しょっちゅう

殴り合いのケンカをしていたので

周囲から
炎の兄弟と呼ばれていた。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン! はい。

100万円!

< これは すごい!>

(松尾)お~!

すごい! ビックリした。

<今回 鑑定額が
本人評価額を上回った方には…>

< おめでとうございます!>

室町後期から桃山の古備前で
はい 間違いございません。

この形から
鏑徳利と言われています。

古備前っていうのは

非常に大きな窯で
たくさんのものを詰め込んで

長い時間をかけて
焼き上げていたんですね。

重ね合わせて
窯の中に詰めてるんですよ。

これもですね 口のところに

碗だとか
鉢のような形のものを

かぶせて それで 窯の中で
焼き上げてるんですね。

ですから その肩の
ちょっと焦げたような

線のところの上と下で
景色が変わります。

上のところはね 赤いきれいな色が
出ているかと思います。

どうやら これ
窯の中から出てきたときに

すでに
口が欠けていたんじゃないか。

漆で きれいに直して 金をまいて
文様を仕立てている。

しゃれたものになってますね。

大事にしていただけたらと
思います。

<続いては 果物の栽培が趣味の
広江さん>

ビワ はい。

柿 はいはい。

おっ おっ すごい!

それから私
アパートを経営してるんでね…。

あっ 皆さんに配って
食べていただいて。

< お宝は

<10年ほど前 なじみの骨董店の
倉庫に入れてもらった際

この絵に目がとまった。

しばらく眺めていると
店主から…>

< それくらいならと
真贋など気にせず購入。

以来 座敷に飾っていると

だんだん いい絵に思えてきた。

更に 詳しく調べたところ…>

(松尾)あっ すごい。

< というわけで とんでもない

掘り出し物だったのではないかと
期待している。

本人評価額は
買ったときの100倍 30万円。

今村紫紅の代表作は

国の重要文化財に
指定されているので

もし本物なら もっとするかも。

果たして 結果は!?>

(松尾)ジャカジャン
はい 80万円!

< やったぁ!>

驚きですね~。
えぇ!

驚きました。

本物ですね 間違いありません。

大正5年に 35歳という若さで
亡くなってますけども

革新的な新しい日本画を
描こうとした…。

幹ですね 溜込という技法で
描かれてます。

いわゆる 琳派の技法でして

紫紅自体は 俵屋宗達を
非常に尊敬しておりました。

金地に溜込の技法で幹を描いて

真っ青な鳥の色をつけています。

こういったところは
当時としては非常に革新的

斬新であったというふうに
思われます。

『柳に叭々鳥』という

紫紅の有名な作品が
ありますけども

たしかに よく雰囲気が似ていて

明治45年の作品ですから
おそらく この作品も

明治45年前後の作品だと
思われます。

いい作品だと思います
ぜひ大切にしてください。

<続いては水彩画を描くのが
趣味の加納さん>

あっ 筆に付けて ピッて。
はい。

< こちらが最近の自信作。

空の部分に
その技法を用いている>

(松尾)あっ えぇ!?

いや めちゃめちゃ
うまいじゃないですか!

ありがとうございます。

いや~。

< お宝は こちら>

これ いわゆる…。

いや 私 見たとき…。

ねぇ 見た感じはね
鉄っぽいんですよ。

そう。
ここね。

<素材は よくわからないが
太鼓の形をしていて

上に注ぎ口がついているので

酒器ではないかと推測している。

なぜか 格子の箱がついていて

中にすっぽり納めることができる。

数年前
家の片づけをしていたところ

押し入れの奥のほうから
出てきた>

よくよく考えたら…。

あっ お父様がね。

< それにしても
なぜ こんなものを

持ってきてくれたのか
さっぱりわからない。

本人評価額は
あてずっぽうで15万円>

< これは焼物なのか?
それとも鉄製なのか?

いずれにせよ 価値がなければ
すぐに処分するつもり>

<数年前
家の片づけをしていたところ

押し入れの奥から出てきた
酒器のようなもの。

果たして 焼物なのか?
それとも鉄製なのか?

結果は!?>

ジャカジャン えぇ 50万円!?

<大幅アップ!>

あぁ ビックリです。

江戸時代中期のですね

青備前というものなんですよ。

備前焼っていうと ちょっと

赤かったり
こげ茶だったりっていうね

そういうイメージかも
しれませんけれども

窯の中で 強還元っていう焼き方で
焼きますと

土の中に含まれてる酸化鉄が
還元されて

ちょっと青みがかったグレーみたいな
色に焼きあがるっていうもので

江戸時代の備前焼は
土のきめ細かさを生かして

こういった 細工物を
得意にしたんですよ。

これも太鼓の形をね
そのまま まねて

で両側に獅子の浮彫が
とても丁寧に施してありますよね。

箱がね またおもしろいですよね。
格子になってて

獅子を ちょっと
閉じ込めておくんでしょうかね?

お酒を入れて お花見だとか
もみじ狩りだとか

そういうのの 外へ お弁当とセットで
持っていくっていうようにして

使われたものだと思います。
とってもしゃれてますね。

<続いては
愛犬家の奥野さん>

< こちらが愛犬の

家にいるときも
仲よくしてるんですか?

ほう!

< お宝は 高村光雲の木彫
『翁舞』である。

若い頃から骨董が大好きで
数多く集めているが

これは その中で最も自慢の品。

十数年前 インターネットオークションで
見つけたときは

その出来栄えに
血が騒ぐほど興奮した。

しかし 落札額は
光雲の作としては安く

25万1, 000円だった。

その際 少しでも早く
自分の手元に欲しかったので…>

ほう!

<本人評価額は
自信満々の200万円>

< これほどの名品は
まさに美術館クラス。

手に入れたときは
天にも昇る心地だった。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン! はい 1万円!

< う~ん 残念>

完全に偽物なんです。

作風が違います。
特に 顔が全然違うんですね。

木目が 表面によく
現れちゃってるんですけれども

高村光雲は こういうような木は
使わないんですね。

そして決定的なのが

背中側にあります
銘なんですけれども

字がまったく違う。
よたっているんですね。

ただし 彫刻としては
非常に丁寧に作られてるんですよ。

高村光雲の偽物を作ろうとして

作ったんじゃないような
気がするんですね。

『翁舞』っていうのは 高村光雲も
結構作ってますので

あとから これを手に入れた人が

仕立てあげて
しまったんじゃないかと。

<続いては
熱烈な骨董収集家 定岡さん>

大したことはないんですけど
まあ…。

ほう!

うわっ!
(笑い声)

< お宝は
江戸時代後期の文人画家

小田海僊の掛軸である。

9年前
なじみの骨董店で一目ぼれし

3万円で購入したもの。

しかし 状態が悪かったので

京都の表具店で
直してもらうことに。

その代金 なんと…>

えっ!?
表装だけで。

<3万円で買った絵に

60万円もかけるのは
どうかと思ったが

当時 退職金があったので
思い切ってお願いした。

すると 見違えるほどよくなった。

更に おととし開催された

小田海僊の展覧会を
見にいった際には…>

<本人評価額は
これまでにかかった金額に

ちょっと色を付けて 70万円。

かなりの大作なので 本当は
もっとすると思っているが

最低でも
使った額くらいはついてほしい。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン! 3万円!

< まさか!>

えっ!?

小田海僊の作品ではありません。

江戸後期の人なんですけども

下関に生まれて 上洛して
京都で円山派の絵を学びます。

その後に 文人画家に転身すると。

当時 人気が高かった人です。

ですから 贋作も非常に多い。

海僊は 木の幹の描き方に
非常に特徴があります。

まっすぐな幹を描くか
曲がっている幹を描いても

これほど
緩やかには曲がりません。

非常に直線的に線を描いて
幹を曲がらせていきます。

表装は立派ですよ。
(笑い声)

<「鑑定団」は

<続いては…>

< そこでやってきたのは
東京都 府中市の多磨霊園。

次なる依頼人は
お墓に花を供えている

西村並子さん>

<松本烝治は 商法学の大家で

東京帝国大学教授 法制局長官

商工大臣などの要職を歴任。

終戦後は 幣原喜重郎内閣の

憲法担当国務大臣となり

憲法改正要綱を作成しました。

結局
それは採用されませんでしたが

GHQに敢然と立ち向かい

侃々諤々の議論を重ねたことでも
知られています>

…みたいな形で書かれていて。

< しかし ふだんはというと…>

そういう話を聞くと…。

<西村さんは
そんな曾祖父のことを

とても誇りに思っており

年に数回 お墓参りに
来ているそうです。

で 今回の

松本烝治にまつわる
すごいものです。

<20年ほど前 父が そのお宝の
引き取り先を探すべく

業者に相談したところ…>

…と言われて
がっかりしていたようです。

でも…。

本当の価値を
知りたいと思っています。

鑑定をよろしくお願いいたします。

<スタジオで拝見しましょう>

依頼人の登場です。

東京都から お越しの…。

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくお願いします。

すごい
おじいちゃんやったんですね。

そのドラマは あまり今まで
いい感じにはなかった?

そう 一度もないです。
一度もない。

旧態依然の憲法を成した
古い人っていう

そういう評価しかなかったですね。

逆に伝え聞いてるレベルで
この松本烝治さんというのは

どんなすばらしい方だったのか
ちょっと教えてください。

すばらしい方だというふうに

うちでも伝わっては
いないんですけど…。

ちょいちょいちょい!

家族思いだったということなので
たぶん それと同じように

自分の国とかに対しても
仕事に対しても

とても熱意のある人では
あったと思うんですけど。

今も お話させていただいたら

だいぶ肩身の狭い思い
してきたんやろうなという。

自信 持ってください!

目立たないように
真っ黒できてるじゃないですか。

ばれました?
はい。

拝見しましょう お宝オープン!

うわっ まつわるどころか
そのもの!

作者の方は どなたなんですか?

小絲源太郎さんという

とても有名な画家の方だと
いうふうに聞いております。

曾祖父たちが住んでいた家が
田園調布にありまして

小絲さんも その頃
田園調布に お住まいだったと。

ご近所さん。

でも このときは
家族に見せるような

優しい表情ですよね。
そうですね。

祖父母の家に居間がありまして

ソファの背のところに…。
居間に飾れる!

このサイズ でも すごいですね。
すごいサイズ。

だって もう実物より
ちょっと大きいですよね。

たぶんね。

向かい側に曾祖母の肖像画が…。

え~っ!?

私が小さい頃に田園調布に

ケンタッキーフライドチキンの
お店がありまして

そこの入り口に
とても大きな等身大の

カーネル・サンダースさんが
ちょうど杖を持って

ホントに この姿勢でいらして。
(片渕)確かに似てますね。

<雨上がりの虹の鮮烈。

かなたに渡り鳥が去った
曇り空。

田園調布に名残りの雪。

小絲源太郎は 移ろう季節を

詩情豊かに描いた画家である>

<17歳のとき
白馬会の展覧会で目にした

藤島武二の 『蝶』に感銘を受け

画家になることを決意。

東京美術学校在学中に描いた
『屋根の都』が

第5回 文展に入選し

画家としての第一歩を踏み出した。

この頃 前途有望な画家は

ヨーロッパに留学するのが
常であったが

小絲は あえて日本にとどまり

ひたすら自己の表現を
模索し続けた。

圧倒的な細密描写で
対象に肉薄した こちらは…>

<当然このような写実を極めた
絵を描くには

気の遠くなるような
時間が必要で

この頃は 一年一作を旨とし

静物画に挑んだ。

小絲の代名詞とも言うべき
力強い筆致と簡潔なフォルムで

四季折々の日本の風景を
描くようになったのは

齡60を過ぎた 戦後に
なってからのことであった。

小絲は 真夏や真冬ではなく

季節のかすかな移ろいを
こよなく愛し

まるで俳句を作るがごとく
絵にしたのである。

例えば 『つゆ空』と題された1枚。

描かれているのは なす畑である。

なすの花の周りを
1羽の蝶が飛んでおり

土は たっぷりと雨を含み
重く湿っている。

空は 一切描かれていないが

見上げると きっと題名どおりの
梅雨空に違いない。

小絲の絵は ささいな自然から

それを取り巻く 大きな自然へと
見る者をいざなうのである>

< まさに俳句の世界そのもので

このような発想で描かれた
油絵は 西洋には例がなく

きわめて日本的美意識といえよう。

また 小絲の風景画は単に
自然を写し取ったものではない。

どこでも どんなときでも
好んでスケッチしたが

現場では パステルなどで簡単に
色をつけるだけであった。

アトリエに帰り イーゼルを立てて
何枚も描いては

自分にしか見えない色が
立ち現れてくるのを

じっと待ち続けたのである>

< こうして生まれた色は
あたたかく豊かで

しかも潤いがあった。

なかでも雪景色を好んだが

それも凍てつく厳しさではなく
うっすらと積もる

冬の終わりを思わせる
やわらかな雪であった。

やがて消え去るであろう
雪のはかなさ。

小絲ほど 淡い白の美しさを
見事に表現した画家はいない。

改めて 依頼品を見てみよう。

縦115cm 横83cm

小絲源太郎による 商法学者
松本烝治の肖像画である。

表情は にこやかで
散歩途中なのか

右手には ステッキが。

背景には 松本が暮らした
田園調布の町並みが

独特の色彩で描かれている。

小絲は 長い画業において

ほとんど
人物を描いていないが…>

VTR ご覧になっていかがですか?

ちょっと胸が熱くなりました。
やっぱり。

今回 高額がついたら
どうしますか?

高額つかないと
思ってるんですけど。

身内が いちばん
信じてないじゃないですか。

< このあと

置き場所が…。
そうですよね。

どこかもし 預かっていただけたり
とかしたらありがたい…。

ご本人の評価額です。
おいくらでしょう?

小絲さんが
描いていただいたということで

100万円でお願いいたします。
100万円で。

まいりましょう。 オープン ザ プライス。

うわぁ 800万! 800万です!

800万 800万です!

いいことあっても
こんな感じなんですね。

とても
内容のいいものだと思います。

1939年作。 タイトルが…。

小絲が 特定の人物を
肖像として描くっていうのは

ほとんど ないんですよ。
おそらく5点はないと思います。

完璧な画面構成っていうのが
なされていて

その背景も くまなく
しっかりと描かれている。

小絲が得意とした あたたかい
色合いの絵の具を用いた

独特の世界観っていうのが
広がっていると思います。

この作品を制作するにあたって

画家が残した
メモがあるんですけど

先生は この穏やかな
ニコニコした表情っていうのを

いつもしてたんだけど
仕事の時間になったり

かまえてしまうと スッとすました
顔に変わってしまって

この表情を引き出すのに
その当時 すごく苦労したんだと。

こん身の一品だと思うんですよね。

小絲のなかでも
名品と言っていいと思います。

ホントに とてもうれしいです。
よかったですね。

どうも ありがとうございました。
ありがとうございました。

< お宝鑑定希望の方

お宝を売りたい方は

お宝の写真とエピソードを添えて

ご覧のあて先まで

どしどしご応募ください。

お待ちしています。

詳しくは番組ホームページを
ご覧ください>

Source: https://dnptxt.com/feed/

powered by Auto Youtube Summarize

おすすめの記事