出典:EPGの番組情報
あしたも晴れ!人生レシピ「ダウンサイジングで小さく豊かに暮らす」[解][字]
家計や住まいを小さくする「ダウンサイジング」。管理するモノを減らすと心も頭もスッキリし、新たな気づきを得られるそう。本当に必要なモノを大切にする暮らしをご紹介!
番組内容
料研究家の藤野嘉子さん。60歳を目前にダウンサイジングしました。働き方を見直し、150平米のマンションから65平米の賃貸マンションに引っ越し▽新たな暮らしはコンパクトに「こうしなきゃ!」をやめました▽5人家族で暮らす一家の家は長く使える日本家具を使って収納▽モノを管理できるよう「見える収納」▽かつて汚部屋に住んでいたという平野ノラさんもモノを減らしてスッキリ!ノラさん自撮の収納術も!
出演者
【ゲスト】平野ノラ,藤野嘉子,【講師】編集者・ライター…柳澤智子,【司会】賀来千香子,小澤康喬,【語り】堀内賢雄ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- モノ
- 自分
- 本当
- ダウンサイジング
- 藤野
- 料理
- 手放
- 収納
- 工夫
- キッチン
- 賢治
- お願い
- マンション
- 気持
- 趣味
- 余白
- スペース
- ノラ
- リビング
- 以前
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
住まいも暮らしも小さく。
でも豊かに暮らす。
ちょっと憧れませんか?
こちらは料理研究家の藤野嘉子さんの
お宅です。
すてきな眺めですね。
藤野さんは 60歳を前に
フランス料理のシェフでもある夫
賢治さんと話し合い
働き方も住まいも
ダウンサイジングしました。
料理を職業とする お二人のキッチンは
スッキリ!
たくさんあったという調理器具も
メインで使うのは これだけです。
…みたいな感じです。
ダウンサイジングをして
新たに始めたランニング。
小さく暮らして 心も体も軽やかに!
こちらはモノを増やさない暮らしを楽しむ
5人家族。
ふすまも棚も扉を取って
スッキリ見える化。
長く大切にできる日本家具で
収納の工夫も。
余った冷凍食品も ご覧のとおり見える化。
新たな物を買う時に
必ず持っていく物とは?
この部屋の主だったという平野ノラさんに
スッキリ暮らす秘けつを伺います。
小さく暮らす「ダウンサイジング術」の
魅力や方法について
詳しく お伝えします。
♬~
「あしたも晴れ!人生レシピ」。
今回のテーマは
「暮らしのダウンサイジング」です。
ダウンサイジング つまり サイズを
小さくするということですけれども
賀来さん 暮らしのダウンサイジングと
いいますと どんなイメージですか?
物を少なくして でも好きな物に囲まれて
で お掃除も きれいにできて。
スッキリ暮らし上手という 私にとっては
本当に永遠の憧れであり 目標です。
空間を小さくするですとか
あと 物を減らすといったことを
含むようですけれども
それによって どんな変化が
あるんでしょうか。
見ていきたいと思います。
では今回のゲストをご紹介しましょう。
平野ノラさんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
やっぴー!
ありがとうございます。
ノラさん 意外なことに
スッキリ シンプルに
暮らしてらっしゃるんですよね?
そうなんですよ。 かつては
本当に片づけられない
汚部屋に住んでいたんですけれども
少しずつ 28歳ぐらいまでですね
片づけられなかったんですけど…
なんと ノラさんに ご自宅の様子も
撮影して頂いていますので
後ほど詳しく伺ってまいりたいと
思います。
まずは住居のダウンサイジングです。
料理研究家の藤野嘉子さんは
150㎡のマンションから
半分以下の広さの所に引っ越しました。
暮らし方まで変わったそうなんです。
「きょうの料理」をはじめ 数々の
料理番組に出演する料理研究家です。
6年前 150㎡のマンションから
半分の広さへ ダウンサイジング。
そんな藤野さんのお住まいを訪ねました。
こんにちは。
いらっしゃいませ。
現在は2LDKの賃貸マンションで
夫・賢治さんと2人暮らし。
以前の住まいと比べると
すっかり コンパクトに。
暮らす街も大きく変わりました。
何と言っても
魅力は ベランダからの眺望。
そうなんです。
ここ もう下の桜が ちょうど見えて。
こちらが リビング。
かつては 25畳もありましたが
現在は4分の1以下の6畳に。
テーブルは
パソコン用のものを使っています。
前は もっと すごい
もう最低8人 座れるぐらいの
大きいテーブルだったんですけど
それは もう処分して。
ここは藤野さんの母・日出子さんの部屋。
介護施設に移ったのを機に
仕事場にしました。
部屋にあるのは 日出子さんが
手放せなかった和だんすと
藤野さんの仕事用の品々だけです。
以前は大型の本棚2つ分もあったという
料理関係の本は 棚2段分に収めました。
そして料理研究家の藤野さんにとって
大切な調理器具。
思い切って処分したそうです。
もうね 山ほどね あったんですけど 今ね
本当に デイリーに使うものだけです。
ここは大さじ 小さじ。
もう5~6本あった おたまも2つ。
これが もう一 私の同志ですね。
長く使った器具だけではなく
便利に使える器具も残しました。
その一つが皮むき器。
そして この皮むき。 もう一番大事です。
大根とか にんじんとか皮をむく時に…
これで シュッ シュッ シュッて
縦むきにしてます。
もう一つは キッチンばさみ。
さっと料理する時に重宝するそうです。
料理のプロが選んだ調理器具は
これだけ。
ずいぶんと スッキリしました。
藤野さん夫婦が小さく暮らす契機と
なったのは 2011年の東日本大震災でした。
当時 賢治さんは フランス料理店の
オーナーシェフ。
開業してから
27年目を迎えるところでした。
大震災があって もう その日の…
本当に そうね…
4年後 賢治さんはレストランを閉め
小さな料理ラボを開く決意をしました。
それに伴い 持ち家を売却しようと
藤野さんに相談しました。
僕が言った時に。
いや もう えっ…
やっぱり でも商売屋で
こういうことがあるんだ。
3人の子どもを育て 25年 暮らした
住まいを手放す決心をした藤野さん夫婦。
引っ越すにあたって 一番 困ったのが
長年 使い続けた 30を超える家具。
母親が大切にしている和だんすや
愛着があるものを除き
専門業者に引き取ってもらいました。
藤野さんも衣類を数多く処分。
残したのは…
パンツとスカートは それぞれ3枚
冬用のコートを数枚 残しました。
昔は衝動買いしてたんですね。
テレビなんとかショッピング
みたいなので。
だけど もう そういうのはしないで
ブラウスとかシャツは
ここで買おうとか
Tシャツだったら 白いTシャツの長袖と
半袖と…みたいに決めたりとかして。
衣類が増えないよう
コーディネートを考えて購入。
1枚 買ったら1枚 捨てるルールを
作りました。
一方で スカーフやブローチなどの小物で
オシャレを楽しんでいます。
小さく暮らし始めて 夫婦それぞれに
新しい習慣もできました。
藤野さんは毎朝6時30分に
ランニングへ出るようになりました。
30分かけて5キロほど走ります。
コレステロールとか
ああいう数値が高くなっちゃって
「下げてください」っていうふうに
言われたので。
そして走り始めて1年で
フルマラソンに挑戦。
見事 完走しました。
夫・賢治さんも新たな趣味
釣りを始めました。
さらに賢治さんが もう一つ始めたことが
社会保険労務士の資格を取ることです。
なぜ それぞれ自分の時間を
持つようにしたのでしょうか?
ここに来てね…
この住まいで夕食を作るのは藤野さん。
小さなキッチンには
使いやすい工夫があります。
私は まず洗いカゴをなくしたので
ここが広く調理することができます。
そして食器棚には 盛りつけに使える
スペースを作りました。
必ず この手前に
こういう広いスペースを作ってます。
これが なぜ大事かっていうと何か
「サラダ盛ります」みたいな時も
向こうが いっぱいだったら ここで
ちゃちゃっと やって
サラダを盛りつけたりということも
できるので
ここのスペースというのは
とっても便利です。
私は ここが一番 気に入っています。
調理のしかたも ダウンサイジング。
以前は必要な物をそろえてから
調理を始めていました。
スペースが減ったので 今は
そのつど 冷蔵庫から出し入れします。
野菜も調理しながら はさみでカット。
そのまま フライパンへ。
旬の食材を使った夕食が完成。
ごはん できましたけど。
はい。
料理のセッティングは
シェフで夫の賢治さんの担当です。
ではシェフ 今日の料理は いかがですか?
いや~ すごく理想っていうか
すてきですよね。
何か 暮らし方だったり 物を半分以下に
したのに 何か すごく豊かで。
では料理研究家 藤野嘉子さんにも
スタジオに お越し頂きました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
住み慣れた家を離れるというのは
いろいろなご苦労も おありだったと
思うんですけれども。
ねえ やっぱり最初に聞いた時は「えっ
何 この人 言ってるの?」ぐらいのね。
全然 受け入れられないし。
子どもたちの実家が なくなっちゃうのは
どうなの?っていう まずね そこが一つ。
それから もう一つは「えっ この荷物を
どうしたらいいの?」っていう
もう この2つで
頭が真っ白になってしまいましたね。
でも だんだん だんだん
一つずつ 一つずつ やるうちに
「あっ 引っ越すんだ。 あ~ 私は
次のステップに行くんだ」というふうに
何か こう 何て言うか
腹に落ちていったような感じがしました。
東日本大震災をきっかけに 半分以下の
広さのマンションに引っ越すまで
この間に考え方が どういうふうに
変わっていったんですか?
レストランをしていて で
震災のあと キャンセルになり
じゃあ昼のランチをしようといって
従業員のことも考えて 昼のランチをし
もう忙しかった。 とにかく忙しくて。
ちょうど そのころ
シェフは 60になってたんですね。
あと何年 料理人やれるか分かんないのに
私たち こんなに忙しい毎日で
「これって いいの?」っていう疑問が
まず だんだん湧いてきて。
「働き方 これ合ってる? 正しい?
おかしいよね」みたいな
何か そういう疑問も湧いてきて。
じゃあ 店を小さくしようって。
こんな大きいスタイルで しなくても
いいんだからといって小さくし。
そうすると収入と支出のバランスが
悪くなって…
大きなおうちに主人と私と私の母と
3人になったので
もう何か「お~い!」みたいな感じで。
広かったので。
もう ここも ちょっといいよね
というふうに。
だから いろんなことが第1段階 第2段階
第3段階みたいな感じで
順番で小さなおうちに
たどりついた みたいな。
きっかけの中には 震災のダメージを
回復させようとして とても忙しくなった。
その働き方のダウンサイジングも
あったわけですね?
そうです そうです。 そっちが
やっぱり きっかけだと思います。
すごく大きなきっかけだったと思います。
藤野さんは ご夫婦で
料理のプロでいらっしゃって
ですから キッチンというのは当然
大事な場所なわけですよね。
そのキッチンを小さくした。 そのことで
気付いたことって どんなことですか?
仕事場があるので 仕事場は また
プロの彼が使いたい調理道具とか
いっぱい あるんですね。
でも自宅に関しては なくても
どうにかなるさ みたいな。
何か そういう感じなので今 うちは
もちろん 食洗器も昔はありましたけど
今は もちろん ないんですね。
オーブンも ないんですけど
オーブントースターと
魚焼きグリルがあったら結構
そこそこ グラタンものとか焼けるし
食洗器も今は2人なので
洗剤も それこそ つけなくても
チュッチュッて洗っておけるんですね。
料理のしかたについては
どうなんですか?
料理のしかたはね やっぱり
そんなに たくさん
ここのうちで たくさん作んなくても
いいやっていうふうに
今 一切 自宅では好きなものを作って
食べるというスタンスにしたので
すごくリラックスな料理を作ることが
できるので
何か 大変にするから みんなが喜ぶって
思ってたことが…
「やっていいわよ」みたいな
そういう感じはあります。
空間をダウンサイズしたことで
何か 生き方は
より幅広くなってらっしゃる
というふうに感じますけども。
趣味の話も出てまいりました。
時間まで自由にできるようになったので
趣味が。
一緒の趣味は持たなくてもいいよね
というのは言っているので。
仕事も おうちが小さくなった分
ああいうふうに くっついて
暮らさなくちゃいけなくなったので
趣味は 今日は リラックスして
2人で別々のことをしようねっていう
空間を作ってます。
ダウンサイズする前というのは忙しくて
新しいことをやる余白がなかったみたいな
そういうことですか?
小さくすることで きっと 何だろう…
おうちの掃除も そうだし
家のことをする時間が取られてたんだと
思うんですね。
やっぱり モノに
支配という言い方は いけないけど…
本当に自分たちが やりたいように…
…というふうな意識は目に見えました。
今までは きっと
この辺には分かっているけど
具体的に分かんなかったけど
小さく暮らして
この中で楽しく暮らそうねという
暮らしを目に見せてもらったので
あっ それだったら こういうふうに
していこう こういうふうにしていこう
ということが具体的に
分かるようになったんだと思います。
そういうのが1個1個 クリアになると
やっぱり今 やるべきものとか
どう生きていこうとかっていうのに
やっぱり見えてくるんでしょうね そこに。
…というのは改めて感じましたね。
すごい よく分かります。
なくても困らなくないですか?
そうなんですよね。
もう 物がなかったら
調理道具とかも
もう これがなかったら どうしようとか
思ってたけど
人間って本当に すばらしいなと
思うんですけど
「工夫」というね 何か二文字が
ここに出てくるんですね。
それで「あっ なくても できるじゃん」
みたいな
何か そういうね喜びとか うれしさも
あるし。 困ってないですよね。
そうなんです。 だから あるべき物って
ずっと そこにあるから思ってたけど
わりと なくても
なんとか やっていけるし
何か なくてもいいように また
考えようってなるから そうなんですよね。
この先ですね どんなふうな暮らしを
していきたいというふうに
思ってらっしゃいますか?
たぶん もう一段階 小さい暮らしに
しないといけないと思ってるんですね。
それは やっぱり収入と支出のバランスを
考えるとね。
なので主人と何か「ここで楽しかったね。
次また いこうか」という兆しが見えたら
また それはそれで考えて
ワンサイズ小さいおうちにしようかなと
思っています。
だから今 ベッドですけど じゃあ今度は
布団にしようかなとか
やっぱり何か そういうことも考える。
最初 冒頭おっしゃった
次のステップというふうな表現を
なさいましたもんね。 そういうふうにね
捉えてらっしゃるんですね。
ここまで藤野嘉子さんに伺いました。
どうもありがとうございました。
とんでもない。 ありがとうございました。
続いては育ち盛りの子どもたちがいる
5人家族のモノのダウンサイジングです。
モノを増やさない工夫を取材しました。
横浜市の築30年の戸建てのお宅。
こちらに お住まいなのが…。
こんにちは。 どうぞ。
山津潤香さん。
4LDKで家族5人
モノを増やさない
暮らしをしています。
早速 見せて頂きました。
玄関を入って すぐのリビング。
なんと テーブルも椅子もなし。
置いているのは小ぶりな棚だけ。
テーブルとかも置かないようにして…
7畳のリビングは通り道。
モノを置きっぱなしにしないためです。
ふすまを外したリビングの隣の4畳半。
ここが リビング代わり。
家族で団らんしたり 来客も招きます。
この部屋の押し入れも
ふすまを外しています。
お客さんが来て 結構
荷物が多い方たちには
「ここに荷物を置いて」って言って。
下に置かないで 荷物
ちょっと上に置いてもらったりとか。
ちなみに アイロンがけができる
作業台にも変身します。
下の段は長女の遊び場。
押し入れは 見せるスペースとして
活用しているのです。
続いて キッチンです。
ここも棚の扉がありません。
あえて うちは もう
ちょっと取っぱらってしまって。
そうすると ここも マメに掃除するかな
というのも考えて。
モノの少ない暮らしは 5回を超える
引っ越しで培われてきました。
潤香さんと和也さんが
結婚したのは 2004年。
長男 次男の誕生を機に 65㎡の
マンションへ引っ越しました。
その後 リーマンショックの影響を受け
50㎡のマンションにダウンサイジング。
ここで長女が誕生。
通算9年間を過ごしました。
ここでの暮らしで
潤香さんは モノの多さに驚きました。
独身時代から モノを捨てることは
苦手でしたが
衣装ケース4箱分を処分したそうです。
簡単に手放すモノは買わない。
潤香さんが注目したのは
日本の古い家具でした。
昔の古い家具というのは壊れたりしたら
修理をして また使うという前提で
作られている。
だから こうやって 100年も前のものが
現代にも残っているという話を
ちょっと コラムで読んだことがあって。
モノを大事にしていきたいという
そういう何か シフトチェンジしていった
感じですかね。
日本家具を暮らしに取り入れた潤香さん。
収納方法にも工夫が。
間仕切りに使うのは牛乳パック。
衣類を取り出しても
中身が ぐちゃぐちゃになりません。
他にも夫の釣り具や 晴れの日の食器を
日本家具で保管しています。
キッチンの収納も見せて頂きました。
モノは最低限 取り出しやすい「余白」を
大切にしています。
例えば うちは こうやって なるべく…
余白のために使っているのは
100円ショップなどで購入できる
滑り止めシートです。
引き出しの中でも モノが動かず
余白を保てるからです。
さらに余白のために大切なのは
モノの大きさ。
場所を取らない
小さなモノを探すそうです。
こちらは持ち手のない
3センチほどの皮むき器。
計量スプーンも1つで3つの分量が
はかれるという場所を取らないものに。
サイズを把握するために 買い物で必ず
持ち歩くのが…。
こちらのメジャー。
ちょっと本当に一手間 二手間
かかってるんですけども
それぐらいまでして…
例えば調味料を買い足す時には
保管するカゴに入るかを計測。
入るサイズを探して購入するそうです。
毎日のお弁当作り。
冷凍室の使い方にも こだわりが。
おかずの保存に使うのは お道具箱。
もう袋から出して
こうやって入れてしまえば。
だから朝 お弁当 作る時とかに
このセットをこうやって持ってって。
そうすれば チンするだけなので。
冷凍食品を無駄なく使う保存方法です。
ちなみに高2の長男 颯恭さんも
部屋をスッキリ使う工夫をしています。
ゴミ箱?
これ ゴミ箱ですね。
ゴミ箱代わりは ゴミ袋。
ゴミがたまったら そのまま捨てるだけ。
モノを増やさない暮らしをする
山津さん一家ですが
子どもたちに任せているものも。
この3つの箱は それぞれ子どもたちが
とっておきたいモノを管理する箱です。
何か むやみに何でもかんでも
そうやって…
4畳半のリビングも いいかも!
山津さん この先 どんなふうに
家族で暮らしていきたいですか?
すごいですね。 10代なんて 足の踏み場
床 見えたことなかったですよ。
では ここで もう お一方
加わって頂きます。
多様化する住まいと暮らしの取材を
続けているライターの柳澤智子さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
柳澤さんは以前 山津さんを
取材されたことがあるということで
どんなことが
印象に残ってらっしゃいますか?
もう5年ぐらい前になるんですけれども
50㎡のマンションに お住まいだった時に
伺いまして
50㎡に ご家族5人って
ちょっと狭いんじゃないかって
ちょっと失礼なことを思いながら
伺ったところ
さっきのように すごく工夫して
過ごしてらっしゃって
それが とても楽しそうでいらっしゃった。
変わらないなと思ったのが
日本家具ですね。
お好きで古い物を集めてらっしゃって
以前のお住まいも 今回のお住まいも
それをうまくインテリアに
取り入れてらっしゃった。
日本の家具の良さというものが
やっぱり ありまして
まず一つ 小ぶりなものが多い。
大変 知恵が詰まったものであって
今 古道具屋さんなんかでも
若い方が好んで買うんだそうです。
フレキシブルというお話ありましたけど
すいません 何となく印象なんですが
木でできた家具で
ちょっと どっしりとしてるのかなという
気もするんですけれども。
狭い 小さい日本の家のサイズ感に
合ってるもの たくさんあるので。
山津さんが余白を作るために 寸法まで
測って 物選びをしてるのが
すごくゲーム感覚で楽しくやられてるのが
いいなと思ったんですけど。
先ほど カゴにボトルをいくつか
入れているところも 入った瞬間
こっちまで「あっ 入った」って。
気持ちいいところ ありましたね。
しっかり先に測っとくと
シュッと収納できるんですね。
あと年号に合わせて
例えば 2000年だったら
年間 通して 2, 000個の物を手放す
ということを楽しんでいらっしゃって
それをSNSだったり上げて 手放すことを
楽しんでいらっしゃるっていう。
2, 000個。
本当に ゲームですね。
そうですね。 あと収納ですね。
パズルというんですか
…ように組み合わせて
楽しんで収納をしてらっしゃる。
さあ では ノラさんの収納
どうなっているんでしょうか。
ご自宅の様子を
ご自身で撮影して頂きました。
いや 恥ずかしいですね。
ありがとうございます。
ここが我が家の玄関です。
基本は 靴は出しっぱなしにせずに
げた箱に入れます。
こちらは廊下。 床にモノを置きません。
続いては洗面所です。
ここもモノを極力 置かないそうです。
そして引き出しには?
紙袋があるんですけど 実は
これは ゴミ箱の代わりにしてます。
引き出しに ゴミ箱を収納。
見せない収納を徹底しています。
こちらは ノラさんお気に入りのチェスト。
収納しているのは アクセサリー類。
分類して きれいに。
こちらは お子さんの帽子やサングラス。
ついつい買いたくなる小物ですが
チェストに収まる分だけと
決めているそうです。
そして収納棚。
ここは夫婦それぞれのモノを
保管しているそうですが
やはり モノが少ないですね。
これ バブルグッズの小道具ですね。
こうやって パッて見て 何が入ってるか
分かるように イラストにしたりしてます。
薬やテープ 文具などは用途別にまとめて
一度に取り出せるようにしています。
そして この箱は?
手放そうかどうしようか悩んでいるモノは
ここに ポンって入れて
いったん入れて
時間がある時に考えてます。
だから 散らからない
こういうシステムみたいなっていうのを
考えておくと
あとあと片づけも楽になります。
バブリーじゃなかったですね。
本当です。 いいんですか?
この番組で イメージ変わっちゃって。
いいんです いいんです。
気持ちが バブリーなんで。
こんなに すてきなスッキリした暮らしを
そもそも始めた理由とか
きっかけは何か あるんですか?
私は本当に 28歳まで こうやって
汚部屋に住んでたんですよ。
私 やっぱり芸人さんになりたいんだ
という気持ちに気付いて
それから もう どんどん どんどん
手放していって 生き方も
モノ基準だった…
そこから少しずつ。
そんなに変化できるものなんですね。
自分にとって必要な物 不必要な物
というのも見つめ直して
その結果 今 要らないなっていう物は
手放すわけじゃないですか。
その中で いっぺん自分と
向き合いますよね。
片づけを通して
自分が やりたかったこととか
自分が こういうふうに
暮らしたかったことというのが
もう一回 浮き出てくるというのが
ダウンサイジングの良さの
一つといいますか
希望につながるんじゃないかなと
思いますけど。
埋もれてるものが浮かんでくるんですね。
そうだと思います。
本当の自分の気持ちを知る
みたいなことなんですかね。
本当に捨ててから 自分と向き合う
という点では 深層心理 何で これを
こんなに たくさん持っているんだろう
ということについて考えると
「あっ そっか私 本当は
これ やりたかったんだ」というふうに
必ず モノって
答えを導いてくれるんですよね。
いまいち何か 生ききらない時代
というのが あったんですね。
来年こそは このキャラで
ガンと売れたいなって。
よし これでやる!ぐらいの気持ちで…
なくても困らないと気付けても
その状態をキープするというのは
難しいものではないんですか?
難しいです。 やっぱり生きてますから
家族が増えたら
新しい物も付随してね
趣味だったりとかも そうですよね。
なので全く大掃除と同じで
小まめに私は15分
できる範囲で 15分ぐらいですね
日々 隙間時間に片づけたりっていうのを
してますね 工夫して。
やっぱり キープすることって
まず そもそも難しい。
無理にしなくてもいいというふうに
私は思っていて
波があって当たり前であると。
で ダウンサイジングしたい時に
それこそ ノラさんみたいに
一日15分やるって決めてもいいし
週末でもいいし
自分の気持ちが乗った時でいい。
なるべく物を増やさない暮らしを
というようなムーブメントというのは
どうでしょうね この10年ぐらいで
注目されてきてるんではないか
というふうに感じますけれども。
そういった方というのは
生まれた時から
いろんな物があって
当たり前の世代だった。
物が飽和しているんだけれども…
私の世代でいうと まさに バブリーで
家だったり車だったり
すいません ブランド品だったり
所有してるっていうことが何でしょうね
ステータスも そうですけど
何か ちょっと ごめんなさい
当たり前みたいなね 時代だったので
それが変わってきているんですね。
ここ最近ですと 経済的に不安定な状態が
続いたりですとか
大きな震災が何度もあったりですとか
あと コロナというものがあって
経済的に ちょっと今までの価値観では
もう なくなっている。
そういった要素が複雑に絡み合って
今までだったら ステータスであった
おうちだったり車だったり
お洋服だったり いろんな物というのが
なくても全然いいじゃないか。
…というのが今の30代 40代で
そういった方々が
自分たちの暮らしに合ったサイズ感
というのは何だろうって考えた結果
ダウンサイジングに なってるんじゃ
ないかなというのは
長く取材させてもらって
自分の中で思うところではありますね。
もう こういうべきであるとかね
こうしなきゃいけないとかっていうことも
全部 手放して
自分が心地よかったりとか
っていうことを
自分のために追求していくような時代
なのかな。
それでいて地球に優しかったらね
すごく いいですもんね。
本当に自分は
バブリーの時代だったんです。
それで努力して手に入れたものも
あったりして
私が非常に こう 本当
ダウンサイジングで悩むのは
いつも これをどうしようって思うのは
そこに自分の時代と思い出が
ついてるからなんですね。
そこをこれから どうしていくのか
というのが自分が やっぱり吟味したり
その中で セレクトしていくのが
今日 本当に お話を伺っていて
自分の次のステップなんだなというのが
非常に腑に落ちたというか
理解ができたので 何か本当に
ちょっと頑張ってみたいな
楽しみながらと思わせて頂きました。
皆さん どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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