出典:EPGの番組情報
林修のレッスン!今でしょ 2時間SP[字]
特別レッスン!今こそ知りたい鎌倉ミステリー 源頼朝・源義経・北条政子・北条義時…8つの謎を徹底解明。林修が歴史名所を実際にめぐり8つの鎌倉の謎を解き明かしていく
◇番組内容
今こそ知りたい鎌倉ミステリー 源頼朝・源義経・北条政子・北条義時…8つの謎を徹底解明。今ドラマなどで注目が集まっている鎌倉。そんな鎌倉時代の研究者、東京大学の本郷先生案内のもと、林修が歴史名所を実際にめぐって8つの鎌倉の謎を解き明かしていく特別編。①幅がどんどん狭くなる参道の謎 源頼朝が鶴岡八幡宮に仕掛けた狙いとは? ②源氏池に浮かぶ島は「3」平家池は「4」源平池の数に北条政子の思惑が隠されていた
◇番組内容2
③手柄を立てた義経がなぜ自害に追い込まれた?頼朝を激怒させた手紙とは? ④義経の怨霊を恐れていた?源頼朝が造った幻の寺“永福寺”の謎 ⑤鎌倉大仏の背中が猫背の謎 デザインに隠された北条家の野望とは? ⑥親を追放 仲間を暗殺 権力闘争を勝ち抜いた北条義時ミステリー ⑦源実朝暗殺の黒幕は北条義時?事件現場、鶴岡八幡宮の大石段 大銀杏の謎 ⑧源頼朝の隣に北条義時の墓…そこに隠された政子の想いとは?
◇出演者
【MC】林修
【副担任】斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)
【学級委員長】バカリズム
【講師】本郷和人(東京大学史料編纂所 教授)
【学友】伊沢拓司 石原良純 新内眞衣 羽田美智子 ビビる大木 山崎怜奈(乃木坂46) ※五十音順
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/imadesho/この番組は、テレビ朝日が選んだ『青少年に見てもらいたい番組』です。
ジャンル :
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – トークバラエティ
福祉 – 文字(字幕)
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- 頼朝
- 大木
- 山崎
- 義時
- 義経
- 鎌倉
- 政子
- 当時
- 人物
- 武士
- ホント
- 実朝
- 北条政子
- お墓
- 鎌倉ミステリー
- 鶴岡八幡宮
- 頼朝様
- ミステリー
- 自分
- 平家
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
ひき肉がうまいな また。
〈『家事ヤロウ!!!』に続いて
〈林くん 早速
今 大人気の鎌倉グルメを
頂いていますね〉
(大木)
1日1500個売れるという
カレーパン専門店
Giraffaさんのカレーパン。
(大木)いいですね
1個が大きくて。
う~ん!
〈ひと口 食べると
カレーの中からあふれ出る
とろとろチーズが人気の秘密〉
(山崎)チーズも感じます。
(大木)しました? 林先生。
いました いました。
(大木)助かります。
すごい時ですと
7時間 行列だそうです。
これを求めて?
(大木)はい。
(大木)大人気です。
そんな事になってたんですか。
(大木)はい。
今夜の
今 話題の頼朝 義経 政子 義時…
8つの謎
鎌倉ミステリーに迫ります。
(山崎)うわあ~!
(大木)あら~ あららららら!
〈歴史に名を残す
源頼朝や 北条政子〉
〈実は
今も残る数々の鎌倉名所から
読み解く事ができるんです〉
(山崎)えーっ! すごい!
(本郷)えーっ! そんな…。
3年生から作り始めて…。
(大木・山崎)えーっ!
とにかく 源氏の事ばっかり
調べてたんです。
(大木)すげえ!
(山崎)すごい!
なるほど!
〈小学生からの源氏マニア
林修が
鎌倉の歴史名所を巡りながら
謎を解き明かします〉
〈鶴岡八幡宮の
どんどん狭くなる参道〉
〈源頼朝が仕掛けた狙いとは?〉
〈そして 義経の運命を
決定づけた
頼朝を激怒させた手紙の
ミステリーとは?〉
えー!
(羽田)どうして?
〈鎌倉史上最大のミステリー〉
〈将軍暗殺の黒幕?〉
〈北条義時の本当の素顔に
迫ります〉
〈というわけで 今夜は
今こそ知りたい!
鎌倉ミステリー
8つの謎スペシャル〉
こんばんは。 源頼朝です。
そもそも 私は京都出身で
天皇家をルーツとする
エリート武士なんです。
でも 13歳の時
平家たちとの勢力争いで
負け
伊豆に流されたんです。
月日は流れて1180年。
多くの武士たちに担がれて
挙兵したのですが
石橋山の戦いで またも敗北。
かろうじて
房総半島に逃げたのですが
そこで 多くの武士を
味方に加える事に成功。
こうして 鎌倉に入ったのですが
私が
この鎌倉という地を選んだ理由
ご存じですか?
〈それでは
林くんと同じ東大出身
鎌倉時代のプロ
本郷和人先生に
解説してもらおう〉
鎌倉っていうのは
よくいわれる事なんですけど
三方を 丘陵に
囲まれていて
一方が海。
つまり ものすごく
守りやすいんですよ。
当時の
資料には
「鎌倉」に「城」ってつけて
鎌倉城っていう
言い方もしてた。
それぐらい…
地形自体がお城みたいな
そういう所だったんで
やっぱ
武士の本拠としては
ふさわしい
という事なんですね。
そして もう一つ。
実は 先祖代々
鎌倉とは縁があって
父上の代には
鎌倉に屋敷を構えるなど
元々 源氏ゆかりの地でも
あったんです。
〈1180年
武士の都をつくろうと
鎌倉を本拠地とした頼朝〉
〈さあ ここから
〈というわけで
今こそ知りたい!
鎌倉ミステリー
注目すべき謎は
全部で8つ〉
〈まず最初の謎が…〉
鎌倉に入った私が
まず 行ったのは
鎌倉のシンボルとして
鶴岡八幡宮を今の場所に建てる事。
当時は 今よりも
神様への信仰が強い時代。
何もなかった鎌倉に
ひとつのシンボルを建てた事で
多くの人々を引きつけ
尊敬の念を集める事が
できたんです。
シンボルという意味で
言えば
今なら 東京タワーみたいな
存在でしょうか。
(頼朝)
そんな鶴岡八幡宮の参道に
私は ある仕掛けを
施したのですが
一体 なんだと思いますか?
さあ それは 一体 なんなのか。
どんな仕掛けがあるのか。
ここから 少しずつ…。
はい。 じゃあ 行きましょう。
〈二ノ鳥居から
鶴岡八幡宮へと続く参道は
およそ500メートル〉
〈果たして ここに
頼朝は
どんな仕掛けを施したのか?〉
〈すると
早速 ビビるくん
何かに気づきました〉
(大木)これ 桜が もう…
鎌倉の時からあるんですか?
いやいや これは
明治になってからでしょ?
あのね 「花は桜木 人は武士」って
いうじゃないですか。
だけど 武士と桜って 実は
あんまり相性良くないんですよね。
だから 大体…
お城の障壁画とか 見て頂くと
桜 描いてないでしょ?
(山崎)ああ~!
それより
常に緑の 松の方を好んだ。
〈こちらの参道
段葛と名付けられており
地面から 1.4メートルほど
高くなるよう
作られているのですが…〉
を 今も保っており…〉
〈日本に残る 唯一の
段葛の遺構とされています〉
では そろそろ
私が作った参道の仕掛け
気づかれましたか?
わかりました?
もしや…。
はい どうぞ。
今 私たち のんびりと
歩いてきましたけれど
道幅が狭くなっていませんか?
ああっ!
素晴らしい!
大正解でございます。
〈山崎くん 大正解!〉
〈参道の入り口だと
この程度の道幅〉
〈この道幅に注目しながら
ご覧ください〉
♬~
〈わかりましたか?〉
〈入り口と比べ
道幅が狭くなっているんです〉
上から見ると こう。
入り口では
4.5メートルほどの道幅を
徐々に狭くしていき
出口付近では
およそ2.7メートルに
してみました。
5分の3?
それは 結構 狭くなりますね。
ここで
〈ここで
東大対決〉
〈鎌倉時代の
プロ
本郷先生から
林くんへ
挑戦状〉
幅がどんどん狭くなる
この参道
そこには 頼朝のどんな狙いが
あったのでしょうか?
敵がワーッと攻めてきた時に
こう 狭くなれば
途中で渋滞が起きちゃいますよね。
非常に攻めづらくなる
という事を考えて
こういう設計になった。
もしかすると
諸説ありますよっていう事だと…。
そっちの方を答えて頂ければなと
思っています。
城の建築ねえ…。
どっちかというと…。
画家?
画家の使った技法…。
ヨーロッパの画家の使った技法
っていったら
もう 陰影法と遠近法が
まず メインですから。
っていう事は 遠近法ですね?
そうです!
なるほど。
より距離感があるように
壮大に見えるように
こういう工夫がされていると。
そのとおり!
そうなんです。
参道の幅をどんどん狭くする事で
入り口から鶴岡八幡宮を見た時に
壮大さを より感じられるよう
設計したんです。
鶴岡八幡宮ってものが
どんだけ やっぱり 尊いか。
それを 遠くに行けば行くほど
権威っていうのが
なんか わかるじゃないですか。
だから やっぱり
遠くにあるものっていう感じを
視覚的に見せたかったんですね。
それで こういうふうにしていた
という事なんですね。
当時の参道は ずっと
由比ガ浜まで…。
えーっ!
(大木)相当 長いっすね。
そうすると やっぱり
この鎌倉に住んでる人からすると
やっぱり
鶴岡八幡宮っていうのは
とても尊い神様なんだな
という事が
実感できるわけですね。
そうですね。 ホントにね。
ホントね 頼朝が こういうふうに
考えてくれたおかげで
令和の今の世も こうやって
観光客がね 集まるスポットに
なってるんですからね。
うん。 確かに。
〈というわけで
幅がどんどん狭くなる参道の謎
それは 武家政権のシンボル
鶴岡八幡宮を
尊く 神聖な場所と
感じさせたかった
頼朝の狙いもありました〉
〈実は もう一人 重要な人物が
その建立に関わっています〉
〈それが…〉
はじめまして。
北条政子と申します。
頼朝様が
伊豆に流されてくれたおかげで
私たちは出会い
結婚する事ができたのですが…。
私は 夫を支えるだけでなく
夫に仕える御家人たちの面倒も
見させてもらってました。
(政子)当時は 平清盛率いる平家と
頼朝様が戦っていた時代。
だから 私は平家滅亡を願い
鶴岡八幡宮に
あるものを造ったんです。
〈今こそ知りたい!
鎌倉ミステリー
2つ目は…〉
〈一行は それを見るため
境内へ〉
〈鳥居をくぐると
すぐ見えてくる
この池に
その謎が
隠されています〉
2つ目の鎌倉ミステリーは…。
あんまりね
鶴岡八幡宮に参拝しても
この池まで
しっかりとご覧になる方
多くないと
思いますけどね。
こちらの池っていうのが
源平池というふうに
いわれてます。
この源平池なんですけども
東西2つに分かれています。
こちらの池がですね 平家池。
で 向こう側に
平家池に対して
源氏池があります。
で 面白いのは
向こうが「源氏」 こっちは「平家」。
「平氏池」じゃなくて「平家池」。
「平家」っていう言い方は
平氏の中の 特に平清盛と
その一族だけを指すのが
平家であるという
解釈があるわけです。
その人たちが滅亡するように
というふうに
北条政子は
願っていたという事で
ある工夫をしてるんですけど
それは 一体 何かな
っていう事なんです。
(大木)池の工夫?
池の水を全部抜いたら
なんかあるとかでもない?
(山崎)そうですよね。
これ 実はね
島が なんとなくありますよね。
この数が
ポイントだといわれてます。
ポイントは
それぞれの池の島の数。
それが何を意味するか
皆さん わかりますか?
島が こっちは
いくつありますか?
(山崎)4つです。
4つですね。 こっちは…。
(山崎)1つ少ないですね。
4つって
何に通じるかっていう話…。
まあ 大体わかりますね。
僕が言っちゃいましょう。
「死」を意味するというふうに…。
で 問題なのは
じゃあ 3つっていうのは何か?
(山崎)えっ なんだ?
ここでね…。
〈ここで
再び
本郷先生から
林くんへ
挑戦状〉
源氏池の島は3つ。
果たして
この数字に込められた
北条政子の願いとは
なんでしょう
というのが
問題になります。
これ よくあるパターン
じゃないですか? だって…。
そうすると 絶対
これは 対比関係…。
素晴らしい。 そこまで合ってる。
〈果たして
源氏池の3つの島に隠された
北条政子の思惑とは?〉
〈それでは ここで
名所と共に楽しみたい
今 大人気の鎌倉グルメ〉
〈2つ目は…〉
(大木)こちらですね
生しらすのミルフィーユ!
(山崎)ミルフィーユ!?
確かに こう重なってる感じが…。
(大木)そうなんです!
〈しらすや
卵焼きなどの具が
11層にも
重ねられており
テイクアウトできる
しらす丼として
多い時には…〉
(大木)一番上がしらすですから。
(山崎)うわ うわ うわ…!
じゃあ これを
〈今夜は
〈果たして
源氏池の島の数に隠された
北条政子の思惑とは?〉
「4」が「死」なんでしょ?
そうすると 絶対 これは
対比関係
対義語が来るはずですよね。
素晴らしい。 そこまで合ってる。
そうなると「死」と「生」
「生」に繋がる言葉。
それを 「3」という言葉に絡めれば
いいんですよね?
「産む」っていう字は
「3」ですよね?
大当たり! お見事でございます。
ですから こっちが滅亡して
こっちが栄えるっていう事で
3と4が選ばれたって事ですか?
そのとおりでございます!
(山崎)わかりやすい解説!
もう 正直ね
〈平家池の4つの島は
死を意味し
源氏池の3つの島は
「産まれる」という漢字の
読みである
「産」を重ねていると
いわれています〉
〈つまり
源氏は ますます発展し
平家は滅亡するべきだという
政子の思いが
この源平池に
隠されているのです〉
東西南北でいうと
東になります。
で こっち側 西になります。
そうなると お日様ですね
お日様が東から昇って 西に沈む。
だから まあ やっぱり
源氏池の方は
日が昇るという事を
考えていると…。
〈鎌倉時代は
呪術や超自然的な力を
人々が
当然のように信じていた時代〉
〈池の島の数にも
切実な思いが
込められていたのです〉
意外と ものを そのものとして
捉える感覚がなくて
なんらかの意味を持った記号
として捉えるっていう感覚が
どうやら 我々よりも
強かったようなんですね。
ですから やっぱり
何かの池って
水がある存在ではなく
そこは 実は
栄えたり 死を表す意味を持つ
記号として 彼らは捉えていて
それが こういう表現形式を
とったんじゃないかっていうのを
今 改めて感じました。
(山崎)大変 勉強になります。
(大木)面白い!
〈実は こんな願掛けは
頼朝もやっています〉
皆さんは
亀の前事件をご存じでしょうか?
ひと言で言えば
私は 正室として
許せなかったため…
お相手の家を
徹底的に破壊させて頂きました。
でも 頼朝様は 私の事を
大切に思ってくれていたんです。
その証拠の一つが
実は 今も残っているんですよ。
〈頼朝が 妻 政子の事を
思っていた証しが
源氏池にあるといいます〉
〈果たして…?〉
(山崎)なんだろう?
(山崎)えっ?
何があるんだ?
これでございます。
(大木)えっ なんですか?
(山崎)「政子石」?
(林・大木)「政子石」?
これは… この石は
政子石と呼ばれていて
北条政子が妊娠した時に
夫の頼朝が
一生懸命 安産祈願をした
という石なんです。
〈その政子石は
源氏池の旗上弁財天社の裏に
ひっそりと置かれています〉
日本では昔から
神様だったり 精霊が
宿っているんだ
というような考え方が
あったわけですね。
それで 政子さんの安全なお産
というものを この石に願った
という事になるんですね。
(山崎)でも 先生 頼朝って
女性関係のトラブルも
多かった印象があるんですけど…。
あのね…
弁護してさしあげたいんですけど
やっぱり…。
当時の京都っていえば
貴族の文化。
となると 色好みというのは
決して悪い事じゃないんですよ。
だけど 政子さんを
一生 愛し続けたわけだから。
正室として大事にしたわけだから。
それは やっぱり 頼朝という人の
愛だったんじゃないのかな
っていう気がしますね。
これ…。
(山崎)へえ~!
(大木)そうなんだ。
もし よかったら
どうぞ お二人とも…。
今では 夫婦円満などの
ご利益があるといわれています。
ご覧ください。
〈そこには
源氏の発展を願った
北条政子の思いが
隠されていました〉
〈ここからは
鎌倉にゆかりのある学友も加え
鎌倉ミステリーを
狭く深く掘り下げていこう〉
良純くんは もう 鎌倉といえば
地元みたいなもんですかね。
隣町ですから。 今日も
多分 出てくるでしょうけど…。
そこで
大暗殺劇が起こったっていうのが
子供心に 「え~
こんな所に隠れてて」って…。
なんで こんな… 木に隠れて
人を斬りつけるってさ…。
…って 子供心にも思ってました。
あっ そういう事
思ってたんですね。
伊沢くんは行った事ありますか?
(伊沢)そうですね 何度も。
デートでも行ったりとかは…。
えっ デートで?
はい。 学生時代とか。
へえ~。
帰りの電車でフラれたりとかは…。
帰りにフラれたんですか?
当日にフラれるんですね。
そうです そうです。
それは いいでしょ。
聞いてみたいです。
では 先生 早速
3つ目のミステリー お願いします。
3つ目のミステリー これは
1185年の壇ノ浦の戦い。
下関。
頼朝が 一生懸命
鎌倉で町づくりをしていた頃に
ある人物が 壇ノ浦で 平家を
滅ぼすという事になるわけです。
このある人物 新内くん
誰だか おわかりになりますか?
はい そのとおりでございます。
源義経という事になるわけですね。
どうも。 源義経です。
頼朝様とは 生まれてすぐに
生き別れたんですが
その後 京都で
弁慶と武芸を磨き続けました。
そんな私が
兄の頼朝様と再会したのは
鎌倉に入って間もない頃
今の静岡県で
平家と戦っている時です。
お互い 平家を倒そうと
誓い合ったのを
覚えています。
〈そんな兄弟の再会が
歴史に残る悲劇のミステリーを
生む事になるのです〉
私は 京都の鞍馬寺で
弁慶と一緒に修行してたって
イメージがあるんですね。
でも やっぱり なんか こう…
亡くなるのが早かったから
ちょっと なんか
源氏マニアの林くんから見ると
義経は…?
僕ね 小さい頃から 義経
あんまり好きじゃないんですよ。
あっ そうなんですね。
僕 断然 頼朝派なんですよ。
で また そういう事で
ちょっと…。
義経派から
嫌われるって事なんですか?
僕も それはですね
あっ そうなんですね。
で もう ホントに
壇ノ浦の戦いの時に
源義経が指示をしたのは
平家軍の船をこいでる人間を
射殺せっていう命令を
するんですよ。
当時の戦いでは
船をこぐ人は
中立の立場なので
絶対に
殺してはいけないんです。
だけど こういう事を
あえてやってしまって
それで 勝っちゃった。
そういうイメージが
やっぱり あったみたいですよ。
まあ そうした 彼のですね
性格があだとなって
結局 彼は
身を滅ぼす事になってしまう
という事になります。
〈という事で 今こそ知りたい!
鎌倉ミステリー
続いては…〉
〈平家を滅ぼした最大の功労者
義経は
一体 なぜ
兄 頼朝を
激怒させ
自害に追い込まれたのか?〉
〈その謎を解くカギが
義経が書いた手紙に
残されているのです〉
(一同)えーっ!
(菜々緒)健康ってどこから来ると思う?
(オカリナ)どこ?
ここ
胸?
ハートよ ハート
なるほどね~
(2人)ぷはぁ~
<サントリー新「オールフリー」>
(缶を開ける音)プシュッ
(店員)カツカレー大!
(ビールを注ぐ音)
(おじさん)おばちゃん カツカレー
<「金麦ザ・ラガー」の新!>
♬~(新津)そうなんです
バスタブはこすりません!
(主婦)それはもう当たり前でしょ
ではそれ
除菌できるの? できないの?
はっ
除菌できるのは銀イオンプラス!
《99%除菌!》
(聴衆)≪おぉ~
♬~「バスタブクレンジング」
《香りが残らないタイプも!》
(新津)あの くり返し生える大変な
黒カビ掃除はもうやりません!
(聴衆)ウオー
《防カビは水を入れてポン!》
《銀イオンで丸ごと
防カビコーティング!》
2ヶ月に1度でキレイが続く!
♬~「お風呂の防カビくん煙剤」
〈時は1184年〉
〈源氏軍のリーダー
源義経は…〉
〈壇ノ浦へと追い詰め
一気に攻め滅ぼします〉
〈すると その活躍が認められ
朝廷のトップ 後白河法皇から
エリートの証しである
官位を贈られる事に〉
(石原)
っていう事になってるの?
(羽田)イケメンですね。
〈なぜか
〈思わぬ足止めを食らった義経は
兄の誤解を解こうと
〈この手紙こそ
今も 歌舞伎の演目に
その名を語り継がれる
〈実は この腰越状に
頼朝が なぜ激怒したのかがわかる
ある言葉が隠されていたのです〉
〈その内容が こちら!〉
かわいそうに。
〈果たして
一生懸命 誤解を解こうとしてる
内容には見えますけども
林くん どうですか?
この手紙の内容。
検非違使に任命された
っていう事は
引っかかるでしょうね。
ちょっと使いに出した人が…
今で言うと
例えば 取引先に出したら
そしたら その取引先で
急に重役になって帰ってきた
みたいな感じですよね。
ああ なるほど。
でも 意外と
鯨に食べられる覚悟
あったのかっていう…。
ウソつけ! と。
はい。
ホントに海の底に身を沈めたのか
とかいうところに…。
ちょっと誇張しすぎだと。
(羽田)疑惑があったのかな…。
さあ 先生
今 林くんが言われたとおりで
ございまして
検非違使に
勝手に任命されてしまった
そこが 頼朝が激怒した
元になるんです。
〈検非違使とは 今で言う
警視庁のキャリア官僚のような
ポジション〉
〈それに任命された事が
なぜ ダメなのか?〉
〈実は 当時 頼朝は
家来との間に
ある契約を結んでいました〉
〈家来は主人のために
命がけで戦に参加し
主人は そのご褒美として
家来に土地を与える〉
〈このルール
学校の授業でも習いましたよね〉
新内くん
わかりますか?
御恩と奉公。
そのとおりです!
御恩と奉公の
関係なんですね。
だけど 朝廷から
官位を
もらっちゃったりすると
今度 朝廷が
「じゃあ この間
官位やったから
お前 今度の戦いに
我々 朝廷のために
戦ってくれ」なんて
言われちゃったら
従わなきゃいけなく
なっちゃうんですね。
それで 頼朝は
それを恐れて
官位が欲しい気持ちは
よくわかるぞと。
だけど その時には
必ず私に言いなさいと。
私が朝廷と折衝をして
お前に官位をもらえるように
取り計らってやろう。
勝手な事をしてはいけない
という事を言ってたら…。
にもかかわらず
自分の弟が
いの一番に それを…
ルールを破ってしまった
という事になるので。
それで 結局 義経は
頼朝に激怒されたという事に
なるんですね。
「この話は ちょっと 持ち帰って
上司と相談致します」って
言わなきゃいけないところを
「わかりました。
私がなんとかします」ってやって
えらい事になってる人って
いまだに いますからね。
一本ね LINEかなんか
入れりゃあよかったんですよ。
ちょっと…
どうしましょう? みたいな。
なんで義経は
そんな事やっちゃうんですか?
だから やっぱり
義経は考えが浅いもんですから
先ほどにも
ちょっと出てきたように…。
俺が検非違使に任命されたら
源氏の名誉だと。
兄ちゃんは
きっと喜んでくれるだろうと
そういうふうに思ってたんですね。
はい すいません。
はい。
頼朝を怒らせた義経
これは どうなるんですか?
結局 頼朝は 「ああ わかった。
鎌倉に帰ってこい」
とは言わなかった。
言わない。
義経の方も ついにブチ切れて…。
…という事を言って
京都へ帰っちゃうんですよ。
そこら辺が
まあ なんていうかな…。
もうちょっと 義経
やりようがあっただろうな
と思うんだけど…。
ああ そこで出ちゃうんだ。
私は 頼朝様への不満が
爆発して
謀反を決意!
朝廷の あの方にお願いして
頼朝様を討つ命令を
出してもらったんです。
さあ その人物
誰だかわかりますか? 大木くん。
えっ!?
京都の人物でしょ?
(大木)京都の人物。
(羽田)さっきの…。
(大木)さっきの…。
後白河法皇ね。 そのとおりです。
(大木)ああ 当たりました。
後白河上皇が 彼を迎えて
それで お兄さんを討て
という命令を出すわけですね。
ところが この時にですね
武士たちは 全く動きません。
法皇が
お墨付きを与えたにもかかわらず
誰も やっぱり 義経に
ついて行かなかったんですね。
その様子を見て
これはダメだという事で
義経に対して 頼朝を討て
と言った命令を撤回致しまして
あっという間に 今度は
義経を討てという命令に
取り換えるわけです。
まあ 基本的に あれなんですよ。
貴族っていうのは
武士が嫌いなんです。
だから 武士の力が大きくなるのを
すごく嫌がるんです。
で その後白河上皇は
そういう感じで…。
えーっ!?
え~。
後白河法皇の
手のひら返しもあり
私の謀反は失敗します。
お尋ね者となり
全国を逃げ回る事になりました。
しかも
一緒に逃げていた
恋人
静御前が
頼朝様の追っ手に
捕まってしまったんです。
〈こうして 鎌倉へと
連れてこられた静御前〉
〈実は ここ 鶴岡八幡宮で
あるパフォーマンスを披露し
頼朝を
またまた激怒させてしまいます〉
そうですね。
確かにね。
それでね 今 目の前にある
こちらの建物が
舞殿という建物なんですね。
(山崎)舞殿。
この舞殿というのは
神事を行うための建物になります。
実は ここというのが 静御前…
義経の愛する人であった静御前が
舞った所なんですね。
(大木)そうなんだ!
この時に 義経は全国指名手配中。
頼朝は 静さんに
鶴岡八幡の八幡さまに対しての
舞を舞うように
お願いしたわけですね。
その時に 義経を慕う和歌を
なんと 彼女は堂々と披露した
というエピソードがあるんです。
〈義経の恋人 静御前は
白拍子という
人前に出て 歌やダンスを
披露する職業…〉
〈今でいえば
アイドルのようなもの
かもしれません〉
〈そんな静御前が
義経を思って詠んだ 恋の和歌〉
〈小学生から
源氏の研究をしてきた林くんなら
その内容 わかるかな?〉
多分…。
(大木)小学校の時!?
(山崎)すごい。
ホントですか? それ。
『伊勢物語』に
元がありますからね。
はい そのとおりです。
そのとおりです。
(大木)すげえ!
(山崎)これは
どういった意味なんですか?
ここには 当然
「しづやしづ」ですから
自分 静御前。
その義経が 私に「しづやしづ」
というふうに呼びかけている
昔が今に戻ってきたらなあと…。
「もがな」っていうのは
「何々したらよかったのになあ」
っていう意味なんですね。
そういう意味なんです。
〈さすが
でも 当時 頼朝って
義経の事 すごく嫌っていたと
思うんですけれど
頼朝は怒らなかったんですか?
それは 烈火のごとく
怒ったわけですよ。
で そこで まあ
そんなに怒らないでくださいと…
怒らないであげてくださいと。
好きになった男のためにはね
もう ホントに 罰せられても
そういう覚悟があって
彼女は
こういうふうにしてるんだから
その女心をくんであげてください
って言って
頼朝をなだめたのが政子さん。
えーっ!
静御前が
私は 奥州に…
今の東北地方へと向かい
藤原という大きな豪族に
かくまってもらったのですが…。
頼朝様は 執念深く
追いかけてきたんです。
ともかく 義経がいるという事が
察知された段階で
頼朝は 脅迫するわけですよ。
お前たちは なんで
お尋ね者をかくまってるんだと
首を差し出せっていう事を
言うわけですね。
(新内)結局 頼朝さんは 全部
目的を果たす事は
できたんですか?
そのとおりですね。 ですから
頼朝は義経も始末したと。
しかも 自分の手を汚す事なく
藤原氏が始末してくれた。
しかも
その藤原氏に対して
お前たちは 罪人を
長い事かくまってたっていう事で
大軍を率いて奥州に攻め入って
それで
藤原文化を潰してしまったと…。
頼朝にしてみれば
しめしめっていうとこですね。
〈と ここで 学友の新内くんから
義経の ある伝説について
本郷先生に質問が…〉
私 中学生ぐらいの時に 先生に
源義経さんが
実は 亡くなってなくて
チンギス・ハンになって
戻ってきたみたいな説を
聞いた事があったんですけど
それは
結局 どうなんですかね?
あれは ウソです。
あっ ウソなんだ…。
ウソですって 冷たく言うのは
あれなんですけど
明治から大正にかけて
そういう小説を書いて
一発当てた人がいるんですね。
やっぱり その義経っていうのは
ホントに愛された人なんですよ。
だから 死んでほしくないな
っていう願いが
結局 チンギス・ハンになった
っていうような話になり
それが ずっと
今に伝わっているわけです。
〈というわけで
手柄を立てた義経が
自害に追い込まれた原因
それは
兄 頼朝が定めた武士のルールを
理解していなかった
義経の至らなさに
あったのかもしれません〉
頼朝っていう人は
そういう意味でいうと
ちょっと やっぱり
やりすぎかなっていう事で
人気がないというところも
あるんですけど
実は 義経たちの怨霊に
おびえていたんじゃないか
っていう話もあるんですね。
へえ~!
〈続いての鎌倉ミステリーは…〉
〈今は 公園となっている
この場所に
頼朝が建てた幻の寺
永福寺がありました〉
〈時は1189年〉
〈奥州征伐を果たした
頼朝は
義経や藤原一族を
弔うため
お寺を建てる事に〉
〈多くの御家人を動員し
〈しかし 室町時代
火災によって焼失〉
〈その姿は 600年もの間
謎に包まれていたのです〉
〈そんな幻の寺を解明するため
鎌倉市が大規模な発掘調査を行い
全貌が判明!〉
〈その姿をCGで再現する事に
成功しました〉
(羽田)おお~ 立派!
〈さらに このあと
鎌倉最大のミステリー
権力闘争を勝ち抜いた北条義時の
恐ろしい素顔に迫ります!〉
〈今夜は
〈果たして 義経の怨霊を恐れた
頼朝が作った 幻の寺とは?〉
〈近年の発掘調査で
明らかになった その全貌を
CGによる再現でご覧ください〉
(羽田)立派!
(新内)立派な…。
〈中央に大きな池を配置した
庭園は
極楽浄土をイメージ〉
〈頼朝自ら デザインに携わったと
いわれています〉
〈この永福寺があったのは
頼朝の自宅から見て北東〉
〈つまり鬼門の方角〉
〈幻の寺 永福寺には
義経や藤原一族の怨霊を恐れ
身を守ろうとした
頼朝の狙いが
隠されていました〉
〈そんな信心深い
〈それは 一大名所 長谷寺に
今も残されているといいます〉
長谷寺といえば
相模湾を見渡せる絶景や
境内に咲く
美しいアジサイも人気ですが…。
当時は 貴族や幕府の位の高い人が
参拝しに来る
特別なお寺だったんです。
私のおすすめは
奈良時代の創建当時から
いらっしゃるといわれる仏様です。
本当に素晴らしいですよ。
日本最大級の大きさを誇る
木造の観音様です。
へえ~ 木造。
しかもですね 観音様ができてから
1300年を迎えた…。
うわ~!
〈頼朝も お参りしていたかも
しれないという
貴重な観音様と いよいよご対面〉
しかも
(山崎)あっ
推しとかあるんですね。
(大木)えーっ!
〈9メートル18センチの高さを
誇ります〉
〈この観音像には
当時 人々の信仰を集める
きっかけとなったという
驚きの伝説があります〉
大きなクスノキの霊木から
2体の観音様を造りまして。
1体の観音様は 奈良の
今の桜井市にあります 長谷寺。
あっ そうか。
で もう1体を海に流して
流れ着いた所の人々を
救うためにという事で…。
(一同)えーっ!
(山崎)そこから 1300年もの間
大切にされてるって事ですもんね。
(美坂さん)そうですね。
〈そして 今年は
1300年の歴史を迎えた記念として
普段は 年1回だけ行う行事
観音様の足に触れて
お願い事をする
御足参りを
毎日 体験できるんです〉
(大木)えーっ!
(美坂さん)
お一人様 1000円という事で。
(山崎)えっ…。
こんな事もあろうかと 10枚
ちゃんとキープしてあります。
(美坂さん)申し訳ございません。
いえいえ いえいえ…。
すいません。
ハハハハッ!
〈受付を済ませて
いよいよ 観音様の足元へ〉
(美坂さん)
そして この座布団の上に
おひざをついて
お座りになって…。
(美坂さん)そうですね。
そういう形で観音様に触れて
お願い事 お話を
なさってください。
始めます。
(鈴)
(読経)
(鈴)
どうも
ありがとうございました。
(美坂さん)何よりです。
なかなかできない
貴重な体験をする事ができて
ホントに
ありがとうございます。
〈一同 それぞれの願いを
観音様へ〉
ちょっと もう
ホント 私事ながら…。
いや~ ちょっと なんか…。
林先生 どうでした?
僕 ホントに 十一面観音が…
好きって言ったら失礼ですけど…。
で 色々な所に
見に行ったんですけど
もしかしたら
可能性もあると。
(山崎)そうですよね。 だから…。
なんか こう
〈鎌倉ミステリー 8つの謎〉
〈続いては…〉
〈時は1192年〉
〈征夷大将軍となった
頼朝は…〉
〈平家との戦で
焼け落ちてしまった
奈良の大仏の再建を
支援しました〉
〈この奈良の大仏をモデルに
1250年頃 鎌倉に誕生したと
いわれているのが…〉
〈ご存じ 鎌倉大仏〉
〈今では 鎌倉を代表する
人気スポットですが…〉
〈実は
造られた当時の史料が少なく
誰が なんの目的で造ったのか
いまだに謎とされています〉
〈そんな鎌倉大仏のミステリーを
解明するヒントが
なんと
デザインに隠されていました〉
(羽田)ああ… ホントだ。
一般的な仏像っていうのが
スッと こう
座ってらっしゃるのに比べると
鎌倉大仏は ちょっと こう
猫背なんですね。
(伊沢)うつむきがち…。
なんで こういう格好をしてるか
っていう事を考えると
何か… 石原くん
思い当たるような事ありますか?
猫背になる理由は…
鴨居が低いと こういうふうに
だんだん小さくなっていくから…。
ああ~!
高さのため。
確かにね おっしゃるとおり
今は こういうふうに
「露座の大仏」という言い方を
するんですけど…。
それで 一説によると
津波によって
建物が流されてしまったという…。
で 今は 露座の形になっている
という事が
いわれているわけですけども。
猫背な理由として
考えられているのは
当時の最先端であるところの
宋の国の仏像と比べてみると
面白い事がわかるんです。
出してください。
ああ 猫背だ。
ねえ やっぱり 猫背でしょ。
だから どうもですね
鎌倉大仏っていうのは
宋の仏像にマネて
それで ああいう姿勢を
取っているんじゃないかと
いわれているんですね。
〈宋とは
鎌倉時代前期
今の中国にあった国〉
〈火薬や羅針盤が
発明されるなど
世界最先端の文明を
持っていました〉
〈そんな最先端の国
宋の仏像から取り入れた
デザインは 他にも…〉
〈同じ時代に造られた
日本の仏像と比べると…〉
お顔の上のパーマみたいなのが
あるじゃないですか。
あれ 一つ一つ
螺髪… 髪の毛なんですけど
その髪の毛の
上のところの部分が
鎌倉の大仏は狭いんですよ。
それで 一般的な仏像は
すごく丸い形をしてるんですね。
これなんかも 実は
宋のデザインを取り入れていると
いわれているんです。
これ なんで 宋のデザインを
取り入れられたんですか?
結局 やっぱり
〈北条家とは 妻 政子の実家で
頼朝の死後 鎌倉幕府ナンバー2の
ポジションを独占!〉
〈政治の実権を握った一族です〉
〈大仏が造られた1250年頃
北条家は 宋との貿易を
盛んに行っていました〉
〈つまり 鎌倉の
仏教のシンボルである大仏に
時の権力者である北条家が
最先端の国
宋のデザインを取り入れる事で
京都のマネではない
独自の文化を持つ都市である事を
アピールする狙いがあったと
考えられるんです〉
私の死後
〈と ここで
本郷先生から
東大出身の
林くんに
挑戦状〉
鎌倉大仏っていうものを造る
材料として
実は 宋から
輸入したものがあるんです。
で それは 一体なんでしょう?
おわかりになりますか?
これは 解答を
フリップに お書きください。
宋から輸入していたもの。
この大仏を造るための材料。
じゃあ ここに もう
含まれてるって事ですよね?
はい そのとおりです。
こっちに賭けよう。
ああ なんか
僕ね…。
(一同 笑い)
造ったものは…。
では 林くん
答えをお願いします。
半分?
半分。
銅の鉱石。
伊沢くん わかりますか?
これは
つまり 貨幣を持ってきてますね。
素晴らしい!
(斎藤)おお~! 素晴らしい。
宋との貿易で
宋銭が輸入品の1位だもんね。
まず出てくる…。
はい。
素材として使っちゃってたり
したんですよね。
もう ここは 伊沢…。
ありがとうございます。
これは なんで その貨幣を使って
造ろうってなるんですか?
じゃあ 身近なところにある銅って
なんだ? という事になって
じゃあ
銭使えばいいじゃないかと。
銭を そのまんま 鋳潰して
使おうという事で…。
へえ~。
…という事になります。
〈というわけで
〈それは 当時の中国
宋のデザインを取り入れる事で
鎌倉の独自性をアピールする
北条家の狙いが
あったのかもしれません〉
〈征夷大将軍として
武家政権の基礎を築いた
頼朝ですが…〉
〈続いて 二代将軍になったのが
息子である 源頼家〉
〈しかし 当時
まだ21歳だった
という事もあり
将軍を補佐する
という名目で
発足したのが…〉
〈13人の
合議制〉
〈この13人
鎌倉幕府の有力御家人を中心に
構成されているのですが…〉
〈頼朝という 絶対的なトップが
いなくなった事で
彼らは 壮絶な権力争いを
繰り広げるのです〉
〈というわけで
今こそ知りたい! 鎌倉ミステリー
続いては…〉
頼朝という 卓越したリーダーが
いなくなっちゃったという事で
やっぱり その…。
その中でですね
最終的に勝ち残る事になった
人物がいるわけですが
さあ おわかりになります?
誰でしょうか?
ですね。 …の誰?
そうです あの人。
義時ですね。
今 合ってたんですか?
目でわかった…。
〈源頼朝の妻 北条政子の弟が
北条義時〉
〈頼朝亡きあと
幕府のトップに上り詰めた
人物なのですが…〉
〈元々 北条家は
伊豆の小さな豪族で
義時も 決して有力な御家人では
ありませんでした〉
〈では 一体 どうやって
幕府の実権を
握る事ができたのか?〉
〈そこにこそ
鎌倉最大のミステリーが
隠されているのです〉
これは…。
北条という家 これ自体は
そんなに
大きな家ではありません。
といっていいと思います。
ですから
北条氏が生き残るためには
必然的に 頭使わなきゃ
いけないんですよ。
その中で
北条義時という人は 随分…。
という事で
こちらをご覧ください。
こんな感じなんですね。
(新内)えっ!?
(羽田)こんなに…。
(大木)将軍も?
二代将軍
三代将軍。
それから 自分たちの仲間
これを次々に葬っていく。
彼の成り上がり
それを
ちょっと勉強してみましょう。
〈時は1203年〉
〈二代将軍 源頼家が
突如 病に倒れます〉
〈すると
幕府を運営する
御家人の間で
将軍後継者問題が浮上〉
〈北条義時の父 時政は
頼家の弟である 千幡を
後継者に立てようとします〉
〈しかし
北条と対立する比企能員は
自分の娘と頼家との息子
一幡こそ
正統な後継者であると主張〉
〈次期将軍を巡り
北条家と比企家の争いが
勃発したのです〉
〈すると 比企能員が…〉
(頼家)ああ それも致し方ない…。
〈頼家と共に
〈しかし…〉
〈時政の娘 政子が
偶然 2人のやり取りを
耳にしてしまいます〉
偶然…。
〈政子は この事を すぐに
〈すると…〉
許せん!
〈時政は大激怒!〉
〈比企能員を
仏像の供養のためと称して
自宅に招き…〉
(羽田)キャ~!
(大木)うわ~!
〈なんと その場で暗殺〉
〈さらに その日のうちに
比企の館を襲い
一幡を始め
〈この時 先陣に立ったのが
時政の息子 義時なのですが…〉
〈実は なんと
義時が襲った比企一族は
自分の奥さんの実家〉
〈義時は 自らの手で
愛する妻の家族を
滅亡させたのです〉
〈一体 なぜ そこまでする必要が
あったのか?〉
〈そこに隠された
北条家の狙いとは…〉
さあ この義時の
行動なんですけども…。
もうね この頃の
お父さんの権力って
絶大なんですよ。
だから お父さんに
比企を滅ぼしてこいと言われたら
絶対に逆らえないんですね。
なるほど。
二代将軍
頼家の子供を
手をかける
っていうのは
ちょっと 問題には
ならないんですか?
大問題でしょうね。
比企能員の方が先に
北条氏を滅ぼそうという事を
頼家と相談していたと。
それを 政子が聞いたので
北条氏としては
正当防衛である
という理屈は
成り立つといえば
成り立つわけです。
でもね やっぱり
どう考えてもですね
政子さんっていう人が
頼朝の奥さんだったから
北条氏は力を持てた。
となると 頼家が将軍として
何年も何年も
活動していれば
頼家の奥さんである
比企の力が
どんどん
強くなってくる。
そうなると
北条よりも
比企の方が
強くなっちゃうんですよ。
だから 早めに
手を打たなきゃいけない。
本郷先生の言うとおり…。
しかし 姉…。
それと同じで
その息子が 次の将軍になれば
当然…。
北条家の未来のためには
比企一族は
滅ぼさないといけなかったんです。
林くん この
でも これは やるか やられるか
っていう状況ですから
先制攻撃を仕掛けた
っていうのも
当時の理屈としては
成り立ったんだろうなと
思いますね。
さあ という事で…。
このあと…。
〈時は1205年〉
〈幕府で絶大な権力を
振るっていた 北条時政は
関東有数の御家人 畠山重忠に
謀反の疑いをかけ
追討計画を立てます〉
〈畠山重忠は
平家との戦で
数々の手柄を立てていた名将〉
〈武士の鑑と呼ばれるほどの
人物でした〉
〈幕府の覇権を巡る
時政と畠山の衝突〉
〈しかし…〉
〈実は 畠山重忠の妻は
義時の妹〉
〈2人は 戦友であると同時に
義理の兄弟でもありました〉
〈義時は 畠山の無実を
父 時政に訴えましたが
説得はかなわず〉
(伊沢)やるっきゃない。
〈逆に 自ら大軍を率いて
畠山と戦わねばならない事に
なってしまいます〉
〈川の向こうに
〈それは
〈畠山の無実を確信した義時〉
えっ?
(斬る音)
〈なんと
〈必死に応戦する
〈一体 なぜ 義時は
無実を確信しながら
親友を討ち取ったのか?〉
〈そこには 幕府の実権を
握ろうとした北条義時の
驚くべき狙いが…〉
さあ という事でね
無実を確信しながらも
親友を手に掛けた
義時ですけども。
(石原)イラストの義時は
まさか あのあと…。
(石原)まさかの あのあとの…。
これは間違いないんですか?
そこは間違いないですか?
間違いない。
あれが なんかね…。
まあ だけど…。
そんな感じなんですね。
あれぐらい… へえ~。
結局 どういう事かっていうと
畠山重忠っていう人物は
当時の武蔵国の…
まあ 今でいうと
東京都と埼玉県を合わせた
広大な領域の
トップの武士
だったんですよ。
って事は この領地を
全部 奪って
北条のものに
できれば
北条氏は
ますます強くなる
という計算が
義時にはあったんですね。
「僕が やっぱり 言ってたみたいに
畠山重忠は
全く 謀反なんて
企ててませんでしたよ」って
報告するんですよ。
それで 「北条時政殿のやり方は
ひどいんじゃない」
っていう話が
どんどん広まっていくんですね。
そうすると 義時にしてみると
これを機会に
親父もいなくなってくれると
俺が やりやすいなっていう計算が
働くという事になる。
そこまで思うんですよ 彼は。
出自っていうのが 根本的に
僕は 大きいんじゃないかなと…。
だから あのポジションから
上がろうとしたら…。
だからこそ 自分でも これは
仕方がないんだっていうふうに
自分を こう 説得できる部分も
あったと思うんですよね。
〈結局 義時は
父 時政を幕府から追放〉
〈二代将軍 頼家が死に
ライバル 畠山
そして 和田義盛をも亡き者にし
ついに 幕府の実権を握る事が
できたのです〉
〈無情とも思える作戦で
どんどん成り上がっていく
北条義時〉
〈そして このあと
鎌倉幕府を揺るがす
暗殺事件が発生!〉
〈この最大のミステリーにも
義時の影が…〉
〈なんと その事件現場が
鶴岡八幡宮にありました〉
すぐ あちらの大石段。
そこで 怖~い事件があったと
いわれているんですが
林くんなら
当然 ご存じですね?
それは もう ホントに…。
でも ホント
ライフワークにしたいぐらい
僕は やっぱり
三代将軍 実朝には
興味がありまして。
そうですか。
〈1219年
三代将軍 源実朝の暗殺です〉
〈実朝は 源頼朝の次男〉
〈兄 頼家が
将軍職を追われた事で
三代将軍と
なったのですが…〉
〈その三代将軍が なんと
甥っ子である公暁によって
暗殺されてしまうのです〉
〈という事で
今こそ知りたい! 鎌倉ミステリー
続いては…〉
こちらが 三代将軍 実朝が
殺害された現場だという事に
なってるんです。
実朝が
石段にさしかかると
犯人が襲いかかった
というふうな
記述があって。
ここだと 犯人 どこにいたんだ
って話になりますよね。
まあ そうなんですけどね。
ここから13段目
っていう所辺りだという
話があるわけですね。
〈実朝の暗殺現場が13段目と
言い伝えられた理由〉
〈実際に
(大木)えっ…?
いやいや…!
あれが ここに
実は あったんですけど
あそこの木の陰に
隠れていれば見えないと…。
(山崎)ほう ほう ほう… 確かに。
あんな大木だったら
隠れやすいですもんね。
そうなんです。
〈実際に その木が立っていた
写真が こちら〉
〈確かに
13段目のすぐそばには
銀杏の大木が〉
〈犯人の公暁は
この木の陰で 実朝を待ち伏せし
暗殺したと伝えられています〉
〈残念ながら 2010年に
強風の影響で
大銀杏は 根元から
倒れてしまいましたが…〉
〈幸い 若い芽が残っており…〉
〈今では それを
大切に育てているそうです〉
この銀杏の陰に隠れて
どうのこうのと言ったのが
水戸光圀なんですよ。
(山崎)はあ! 水戸黄門!
水戸光圀が 『新編鎌倉志』っていう
本を作らせたんですけど
そこに 「銀杏の陰に
隠れていた公暁が
実朝を斬った」と。
それが まあ 定説に
一応 なってると。
水戸光圀が
それを書かせたという事は
(大木)なんで じゃあ
甥っ子がきれるんですか?
まあ 結局 そこなんです 問題は。
〈そう
なぜ 公暁は
自分の叔父であり
三代将軍の
実朝を殺したのか〉
〈そこには
〈公暁が5歳の頃
父親 頼家が
何者かによって暗殺されます〉
〈その時…〉
〈と 何者かに吹き込まれ…〉
〈つまり 公暁は
第三者に操られていた可能性が〉
〈鎌倉最大のミステリー
実朝暗殺事件〉
〈果たして その黒幕とは!?〉
今のところ…。
(山崎)えーっ!
〈名所と共に楽しみたい!〉
〈今 大人気の鎌倉グルメ
3つ目は…〉
(大木)こちら… はい。
これはですね
さくらの夢見屋さんの
4色団子でございまして
さくら餡 ずんだ餡
栗餡 抹茶餡の
4種類の味が楽しめます。
あまりにも映えるので
フォトジェニック団子って
呼ばれてるそうです。
フォト団。
(大木)フォト団です。
うん。
(大木)これ 多い時には
1日 約2500本
売れるそうです。
えっ これを求めて?
(大木)はい。
(3人)あぃ!
ノンアルチューハイあるある!
(寺島)どっこい このノンアルレモンサワー
(光石・田口)うぃ
まさに!
(3人)レモンサワー!
<絶好調!!
サントリー「のんある晩酌レモンサワー」>
(3人)あるある~
(しずちゃん)健康診断?
(山里)しずちゃん!
どやったん?
いやいやいやいや… あらら
飲んどく?
おすすめ!
(二宮)
服のニオイ気にして色んなもの使ってない??
はい古い~!
今やニオイ専用これ1本で全部いけちゃいます
<史上初 全部無臭化洗浄>
「紫のNANOXニオイ専用」
(コナン)<キャンペーン中!>
(相葉) 「ソフラン ウルトラゼロ」は 次世代の柔軟剤
<悪臭を感じる前に ニオイをブロック>
<強い香りで ごまかさない!>
嫌なニオイも
(男性)臭くない!
「ソフラン ウルトラゼロ」
(コナン)<キャンペーン中!>
〈鶴岡八幡宮
大石段のミステリー〉
〈実朝暗殺事件の黒幕とは!?〉
今のところ…。
(山崎)えーっ!
〈北条義時が黒幕ではないかと
いわれているのです〉
〈その根拠は 暗殺当時の
義時の行動にありました〉
ところが
ギリギリのところになって
おなか痛いっつって
その太刀持ちを
源仲章という人に
譲ったんです。
公暁はですね
実朝を殺したあとに
なんと
仲章も殺してるわけです。
義時は 公暁が そういう暗殺を
行うという事を知っていて
自分が巻き添えになるのを避けて
その仲章に代わってもらった
というふうに
考える事はできるわけです。
そうです。
その辺りが
よくわからないから
ミステリーと。
そういう事になるわけです。
〈しかし 義時を
実朝暗殺の黒幕とするのには
もう一つ 根拠が…〉
〈実は 実朝は
京都から妻を迎えたり
朝廷から特別に官位をもらうなど
京都の朝廷と強く繋がろうとした
人物でした〉
っていう そういう感覚が
あったんですね。
それが 結局
実朝の代になって
やっぱり 実朝は
京都に ちょっと 安易に
近づきすぎたという事になると
もう いらないっていう感じに
なっちゃったのかな
っていう気はしますね。
でも 実朝は
北条政子の息子じゃないですか。
それで 政子は このもくろみ
知らなかったんですか?
〈北条政子にとって実の息子
実朝が暗殺された この事件〉
〈その時 彼女は
どんな気持ち
だったのでしょうか?〉
(山崎)そうですよね。 だって…。
自分の子供といえども
幕府を守るためには犠牲にする
っていう強い心を持ってたのか
それとも
義時に操られていたのか。
そこは 歴史研究者でも
わかりません。
ホントに
一族での殺し合いの多い
歴史を繰り返してて
殺し合って滅亡に至った
というのは
もう 源氏の定めだったのかな
っていう思いすらします。
(大木)アハハハ…!
アハハハ…。
〈そこには 巧妙に仕組まれた
義時の思惑があったのかも…〉
〈今こそ知りたい! 鎌倉ミステリー
最後は…〉
〈実朝亡きあと
幕府の中での権力をさらに強めた
義時ですが
ここで
〈それが…〉
〈朝廷のボス 後鳥羽上皇が
義時ら幕府が
力をつける事によって
朝廷が権力を失う事を恐れ
全国の御家人たちに対して
義時を討つ命令を出すのです〉
〈鎌倉の武士の心が
揺れ始めた…〉
この合戦が行われる前に
鎌倉方の武士の
心を一つにするような
名演説を行った人物というのが
いるんですけど
新内くん
これ 誰だかわかりますか?
そのとおりでございます。
北条政子ですね。
政子の演説の内容って
覚えてますか?
「今こそ 一つになる時です」
みたいな感じ…。
…みたいな。
そのとおり。
「頼朝様の御恩は 海よりも深く
山よりも高い」と。
「その頼朝の恩を
忘れない人間は
心を一つにして
朝廷軍と戦いましょう!」
という事を
政子は演説したんだよね。
当時の武士としては
相当 やっぱり
抵抗があったと思うんですけど
そうした御家人たちの心を
一つにしたのが
政子さんのパワーだった
という事になるわけです。
私のスピーチを聞いた
鎌倉の御家人たちは
亡き頼朝様の御恩を思い出し
一致団結。
見事 朝廷軍に勝利したのです。
(政子)こうして 弟の義時と私は
目指していた武家政権を
確立させる事ができたのですが…。
(政子)義時は
承久の乱の わずか3年後に
亡くなってしまったのです。
私は ある方のお墓のそばに
弟 義時のお墓を建てました。
それは 私が義時に対し
ある思いを
強く抱いていたからなんです。
〈この場所に建てられたのは
実は すぐ近くに
ある人物のお墓が
あったからなんです〉
〈果たして その人物とは?〉
〈そこに込められた
政子の義時への思いとは…〉
(宮沢)<ちょっと頑張った日は>
(小栗)ちょっと高級なビ-ルでしょ!
<それ 良いと思います!
手に取る前からもうワクワク>
<それが「ザ・プレミアム・モルツ」>
なんでこんなにうまいんだろう
<ダイヤモンド麦芽って
憎らしいほど手がかかる>
<でも使う
これでしか出せないコクがあるから>
<でしょ>
(醸造家)よしっ
<そこまでやる>
おっと
<だから高級ビール
サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」>
はあー
〈義時のお墓に隠された謎を
解き明かすため
林くん一行は いざ鎌倉へ!〉
(山崎)そうですね。
(大木)
なんか 風情があるなあ。
ここも
こういうの ありますね。
史跡指定 平成18年って
意外と新しいですね。
(大木)あら そうなんだ。
(山崎)そうですか。
(大木)こんな開けてるとこなんだ。
ここでございます。
〈こちらが
義時のお墓が
あったとされる場所〉
〈今は何も残っていませんが…〉
〈実は 現代の最新技術によって
この場所で 当時のお墓の様子を
見る事ができるんです〉
へえ~!
おお! 再現できるんですね。
なんにもない所が。
(3人)はい。
何が起きる…?
よいしょ!
うわーっ!
建物が見えるでしょ?
(大木)えっ? えっ?
(山崎)すごく立派なお堂が
映ってますけど…。
これは もう
法華堂という形になるんですね。
〈鎌倉時代には
身分の高い人のお墓として
法華堂と呼ばれる
このような建物を建てる事が
ありました〉
〈中には お骨を安置し
仏像などを置いて
供養したといいます〉
〈ここでは 跡地にある看板の
QRコードを
アプリで読み込む事で
義時の墓所である法華堂を
再現したものを
見る事ができます〉
〈皆さんも 義時のお墓に訪れて
体験してみては
いかがでしょう?〉
中に入れるんですか!?
(山崎)中に入れる!?
どんどん
入っていきましょう。
(山崎)わあわあ わあわあ!
どんどん 近い 近い!
あっ すごい すごい!
すごい すごい!
もう なんか
ここにありますよ。
というような形になっていて…。
なるほど!
出ちゃう 出ちゃう 出ちゃう!
(山崎)わあ 近い 近い!
あっ 出た。
(山崎)近い!
(大木)江戸時代?
あっ 戻った!
(山崎)へえ~ すごい!
そこには ある思いが
隠されているんですね。
その思いとは
なんでございましょうか?
北条政子は どうして ここに
義時のお墓を作ったのでしょう?
え~っ! なんだろう…。
〈ある思いを持って
弟 義時の墓を建てた政子ですが
実は この場所にこそ
意味がありました〉
〈あの初代将軍 源頼朝と
大きく関係しているのです〉
〈今こそ知りたい!
鎌倉ミステリー〉
〈北条義時の墓に込めた
政子の思いとは?〉
〈と その前に 本日の…〉
(羽田)
私が出演しています『特捜9』
毎週水曜日に放送中なんですが
明日の放送は第4話です。
売れっ子小説家と
編集者にまつわる事件に
特捜班のチームワークで
挑んでいきます。
『特捜9』
明日よる9時から放送です。
ぜひご覧ください。
〈北条政子が建てたとされる
義時の墓の場所〉
〈それは ある人物のお墓の
すぐそばでした〉
〈そこに込められた政子の思いを
確かめるため…〉
〈ある人物のお墓に
向かってみる事に〉
急な階段ですね。
いかにも
墓所っていう雰囲気ですね。
こっちはね。
なるほど。
(山崎)わあっ…!
(大木)あら!
もう 家紋からして…。
こちらが
源頼朝公のお墓という事に
なるわけですね。
お邪魔します。
(大木)お邪魔致します。
そう。 ここは
推測にはなりますけど
やはり 自分の弟 義時は
ちゃんと
頼朝に仕える存在として
死後も ずっと
近くでお仕えする
っていう形をとりたかった。
それも あるでしょうね。
全体像として。
全体像としてか…。
(大木)頼朝クラスの武士であった。
そう!
頼朝さんという方と
私の弟の義時っていうのは
言ってみれば 並び立つ存在だと。
(山崎)へえ~!
で その2人がいたから
鎌倉幕府っていう組織が
盤石なものになったんだ
という事を
示したかったんでしょうね。
(山崎)すごい。
確かに この位置にあれば
みんなが見て
ものすごく
わかりやすいですもんね。
そう そう そう。 でね…。
って事は こっちの方が高い
って事でしょ 場所が。
って事は どういう事?
(大木)ああ… なるほど。
そのとおり…。
〈実際に 2人のお墓の
位置関係を見てみると…〉
〈義時のお墓は 頼朝の墓より
2メートルほど低い場所に
建てられています〉
頼朝様への尊敬の念は忘れずに
義時が 頼朝様と
肩を並べる存在だった事を
人々に伝えたかったのです。
〈というわけで
頼朝の墓のそばに
義時の墓がある理由…
そこには 弟の功績を
のちの世に伝えたいという
姉 政子の思いがありました〉
鎌倉っていうと 今は
素敵な観光地って感じですけど
ちゃんと 苦しい歴史が過去にある
っていうのを含めて
魅力的だなっていうのを
今日 感じました。
現地で 頭の中の情報と
実際の景色とか
色々なものがリンクして
小学校からね 抱いてたものが
より深まったというふうに…。
先生に 本当に感謝しております。
どうも ありがとうございます。
さあ というわけで
今日のレッスン ここまで。
せーの…。
(一同)バイバーイ!
Source: https://dnptxt.com/feed/
powered by Auto Youtube Summarize