出典:EPGの番組情報
徹子の部屋 古市憲寿[解][字]
~黒柳に興味津々!37歳 話題の社会学者の素顔~古市憲寿さんが今日のゲストです。
◇ゲスト
コメンテーターとしてテレビで引っ張りだこの37歳。歯に衣着せぬ物言いで、世間では「空気を読まない男」と言われ注目を集めている社会学者で作家の古市憲寿さんが初登場!
◇番組内容
今日は空気を読んでます!と笑う古市さんは慶應義塾大学を卒業後、東京大学大学院を修了した高学歴の持ち主。そんな彼の原点は“個人主義の家庭”。両親と祖父母、妹2人の7人家族は一人一台テレビを持ち、食事はバイキング形式で!?個性的に育ち、小学生になると学校は毎週月曜はお休みと決め、自由研究に打ち込んだという。今日は黒柳さんに興味津々の古市さんからも様々な質問が飛び出し、会話が弾んだ2人はこれからの夢も…!?
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
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- 社会学者
- 小説
- 場所
- 結婚
- 元気
- 時代
- 毎日
- 万歩
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
(黒柳)テレビで
最近 よくお見かけする この方は
社会学者と そして 作家という
2つの顔を
お持ちでいらっしゃいます。
コメンテーターとしても大活躍
古市憲寿さんでいらっしゃいます。
どうぞ こちらへおいでください。
どうも よろしくお願いします。
慶應大学をご卒業後
東京大学の大学院を卒業した
高学歴の持ち主で
いらっしゃいます。
どうも。
どうも よろしくお願いします。
ウサギ 可愛い。 ウサギが…。
幸運を運んできてくれるらしくて
ウサギって。
あっ そうなんですか。
でも すごく可愛いウサギですね。
出っ張ってるんですか?
それ 真ん中が少し。
ちょっとね
悪そうな顔してるんですよね。
可愛い。 そうですか。
現在 37歳でいらして
話題の社会学者。
社会学者っていうのは
どういうお仕事なんですか?
僕の場合は 元々 若者研究
っていうのをやってたんですね。
当時 まだ20代半ばぐらいで
『絶望の国の幸福な若者たち』
っていう本を出したんですけど。
若者っていう存在が
日本社会で どういう位置づけで
どんなふうに見られ方が
変わってきたかっていう事を
書いた本で。
当時は まだ僕自身が若者で
若者が書いたっていう事で
すごい話題にしてもらいました。
あっ そうなんですか。
変わった子供時代を過ごした
っていうのは そうですか?
そうですね。 子供時代
あんまり…
いわゆる 学校が好きじゃなくて。
多分 徹子さんも
そうだと思うんですけど
あんまり 学校になじめなくて。
なんで 朝から晩まで教室に
軟禁されなきゃいけないのかな
っていうふうに ずっと思ってて。
それで 学校から
ちょっと 距離を取るために
色んな事をしてましたね。
例えば 当時は土曜日も
学校があったんですけど
勝手に
週休2日にしちゃったりだとか…。
勝手にっていうのは 要するに
学校 行かないっていう事ですか?
そうですね。 本当は 当時は
週6日 行かなきゃ
いけなかったんだけれども
勝手に月曜日とか お休みにして
週休2日とかにしていましたね。
でも おうちでは何も反対なく?
そうですね。
なんか 嫌みな話なんですけど
小学校の頃から いわゆる
学校の勉強はできたので
親も色んな文句が
多分 言いにくかったんじゃ
ないですかね。
あっ そうですよね。
そう。 だから… それで自由に
こういうふうに育ってしまって
世間から ずれてるっていう事が
多分 多いのかなっていう。
で 家にいて
何していらっしゃるの?
家では 例えば
当時 サメが好きだったんで
サメ図鑑っていうのを
作ってまして。
ええー。
当時 まだ サメだけの図鑑って
あんまり売ってなかったんで。
色んな魚類の図鑑っていうものを
集めて
魚類図鑑の… 自分なりに
いいなと思ったところを
ピックアップして 編集して
絵を描いて 文章を書いてって
いわゆるサメ図鑑を
自分なりに作ってましたね。
すごいですね サメが。
これが小学校の…
多分 2年生とか…。
でも よく取っておきに
なりましたね このノートを。
これ 多分 ノートっていうよりも
なんか
変な紙の
裏側だったらしいんですけど。
親が親馬鹿で なんか いずれ…
それこそ こんなふうに
使えるんじゃないかと思って
取ってたみたいで。
そうですか。 へえー。
まあ 現在は 引っ張りだこで
いらっしゃるんですけども。
空気を読まない男といわれて
注目を浴びてるって
それ 本当に そうですか?
でも 僕 今日
めちゃくちゃ空気 読んでません?
フフフフ…。
ものすごい
読んでいらっしゃると思います。
今日 初めて
徹子さんにお会いするので。
どんな方かって うわさだけは
たくさん聞くじゃないですか。
そうですか。
話が すごいかみ合う時と
全くかみ合わない時があるとか。
芸人さんとかに
漫才を何回もやらせて
スベりまくるとか
色んなうわさを聞いてたんで
どんな感じかなと
思ってたんですけど。
僕の徹子さんの印象は
本をお読みするかぎりは
ものすごい
血気盛んな人だなと思ってて。
血気盛ん?
はい。
なんか すごい挑戦的っていうか。
最近 聞いて びっくりしたのが
徹子さん 100歳になったら
好きな事を言おうと思ってる
っていう話をお聞きして。
あっ そうですね。
今 まだ言えてないんですね。
だって…
そりゃ 言えてない事ありますよ。
いや もう 十分言えてるなと
思ってたんですけど。
100になったら…。 だから
その頃 政治の勉強をしてね
政治記者になろうかなって
思ってもいるんです。
いや そう。 それが
すごくすてきだなと思って。
僕 今 37なんですけど
なんか もう あんまり
先の事を考えてないというか
10年後 どうしよう
とかっていう事を
あんまり
考えてなかったんですけど。
徹子さんは 10年以上先の事を
考えてるっていうのが
すごいすてきだなと思いました。
その頃になったら
総理って…
総理大臣のところに行って
100のおばあさんが
なんか 聞いているんですから
ちゃんと答えてくださるでしょう
と思うんですよね。
絶対答えてくれますよね
徹子さんがね 行ったら。
でも やっぱり そういう すごい
徹子さんの… なんか
徹子さんだとか 上の世代の方が
めちゃくちゃ
アグレッシブでいる事って
なんか すごい頼もしいな
っていうふうに思って。
今 世の中って
老いていく事とか 年を取る事が
すごいネガティブに
語られるじゃないですか。
そうですよね。
そういう時に そうじゃなくて
年を取っても こんなふうに
前を向いて
元気な人がたくさんいる
っていう事は
すごいすてきだなって思います。
ありがとうございます。
でも 古市さんの原点は
幼少期からの個人主義の家庭?
そういう感じだったって。
お母様が そうですか?
そうなんですよ。
母が すごい個人主義の人で。
僕 一番多い時は
7人家族だったんですけど。
祖父母がいて 両親がいて
兄妹3人なんですけど。
7人家族で
テレビが8台あったんですね。
ええー?
じゃあ 各部屋に1つずつ?
そうなんです。
リビングに1台と
各個室に1台あって。
だから みんなが
バラバラにいるっていう…。
で 夕飯の食事も
バイキング形式だったんですよ。
だから 大皿が
ドンドンドンって
置いてあって
好きなものを好きな時間に食べる
っていうスタイルの夕食が多くて。
そういう個人主義な家でしたね。
なんで
そういう事になったんですかね?
多分 7人も家族がいたら
食べ物の好き嫌いもあるし
人間の好き嫌いも
あるじゃないですか。
そうよね。 フフ…。
だから 無理して 別に
仲悪い人同士が
一緒にいるよりも
心地いい距離感でいた方が
家族も楽なんじゃないのっていう
多分…。
それ お母様 すごいですよね。
そう。 だから 別に 家族
決して仲悪いわけではなくて
むしろ みんながみんな
適切な距離感を取れているので
それはそれで
結構 居心地がいい場所だったな
っていう事は思います。
ねえ。
家族って みんな
すごい大事って ねえ
思う人も多いですけど
家族って 自分で選んだ関係じゃ
ないじゃないですか。
やっぱり 誰もが生まれる家族は
選べないわけで。
そこの中で もちろん
仲いい事は幸せなんだろうけど
決して
仲悪い事が悪い事じゃなくて
むしろ
選んだ関係じゃないんだから
別に仲悪くてもいいし
仲良くてもいいし。
適切な距離感っていうものが
あるんじゃないのかなと
思うんですよね。
でも 自分の家庭は よそと
ちょっと違うなって思ったのは
いつ頃ですか?
そうですね。
でも やっぱり
小学生ぐらいになると…。
家族も ちょっと 人と違うし
あと 僕自身も やっぱり
違うなっていうふうに思ったので。
やっぱり 学校に行っても
なじめなかったりだとか
みんなが笑うとこで
笑えなかったりだとか。
やっぱり
そういう違和感っていうものは
ずっと 子供の頃から
感じてたので。
だから 家族が変っていうよりも
僕自身が うまくなじむ場所が
あればいいなっていう事は
思ってましたね。
お友達とは
じゃあ うまくいかなかった?
うまくいかなかったんですけど。
でも ある時 ふと気付いて。
うまくいくわけないなと思って。
だって たまたま その… ねえ
近所に住んでる
30人とか40人じゃないですか。
世界に何十億人もね
人がいるのに
たまたま選ばれた40人から
そんな親友とか できなくて
当たり前だよなっていうふうに
気付いてからは
これでいいんだっていうふうに
思いました。
なるほどね。
さっきも申し上げたように
学校は 慶應大学の環境情報学部を
お出になりまして。
でも ノルウェーにいらしたのは
どういう訳で?
ノルウェーは大学時代に
交換留学で行ったんですけど。
ちょうど 周りが… みんなが
就職活動を始める時期で。
でも なんか 就職活動って
窮屈で大変そうじゃないですか。
ちょっと そこから
距離を置きたいなと思って
一番のんびりできる国を
選ぼうかなと思って
ノルウェーを選びました。
でも 本当に
すごいよかったなと思うのは
何かあっても そっか
ノルウェーに引っ越せばいいかな
とかっていうふうに
思える場所があるっていうか。
そうですよね。
そういう場所があるって
すごい心地いいなと思って。
日本で 絶対
一生 生きていかなきゃいけない
っていうふうに思うと
それこそ炎上したらいけないとか
こういう事は言えないとか
なんか すごい
気を使っちゃうじゃないですか。
でも 何かあった時に
引っ越してもいいかなと思える
街とか国があるっていうのは
すごい気持ちが楽になるな
っていう事が発見できたので
それは よかったですね。
なるほど。
先ほど聞いて びっくりしたのが
ノルウェーにも
行った事あるんですね。
そうです。 ノルウェーはね
イプセンの書いたものに
いつか 出たいと思ってたんで
どういう空気の所で あの人は
こういうものを書いたんだろう
と思って。
それで ノルウェーっていうものを
ちょっと 見てみたいと思って。
ちょうど『ベストテン』なんて
やってた時だったんですけど
夏休みの時に行きました。
ノルウェー どうでした?
やっぱり なんか
のんびりした国だなと
思いましたね。
徹子さんは のんびりした空間
大丈夫なんですか?
私 大丈夫なんですよ。
そうなんですか。
私ね 結構 順応するんです。
ふーん。
なんか いつでも
チャキチャキ チャキチャキ
動いてないと
駄目そうな感じですけど。
昔 イプセンが
座っていたっていう場所が
ホテルの食堂にあって。
そこに 毎日 行って 座って
外 ずっと見てて。
その時は
ちゃんと黙っているんですか?
もちろん黙っていますよ。
1人では しゃべりません。
黙っていられるんですね。
黙っていられます。
イメージでは すごい元気な方
っていうイメージがあるから。
でも あなたは チョコレートを
主食にしていらしたっていうのは
本当なんですかね?
そうですね。
やっぱり 当時 ノルウェーって
あんまり おいしいものが
僕の目線では
あんまりなかったので。
今でこそ おいしいレストランも
たくさんできたんですけど
当時は本当に
おいしいものが少なかったので。
そこの中でチョコレートだけは
めちゃくちゃおいしくて。
さっき頂きましたよ。 ありがとう。
まだ 私 食べてない…。
今 ひとつでも
食べたいと思ったのに
みんながね
よしてくれって言って。
終わってからにしてくれ
とか言ってね
私 まだ頂いてないんですよ。
甘いもの お好きなんですね。
大好き。
特にチョコレート
好きですけど。
僕も すごい好きで。
本当 下手したら
1日 チョコレートだけで
終わっちゃう日もあるぐらい…。
毎日
どのくらい食べていらしたの?
多い時は多分ね
1キロぐらい食べたんですよ。
ええー? 1キロって相当でしょ?
いわゆる 日本の板チョコでいうと
10枚ぐらいですね。
結構な量ですよね。
相当ですよね。
鼻血なんか出ませんでした?
鼻血は大丈夫だったんですけど。
でも ノルウェー 当時は 例えば
日曜日って
お店 やってなかったので
日曜日になっちゃうと
チョコを買いだめしておかないと
これ
どうしようってなっちゃって
すごい
そわそわしちゃうっていうか。
だから そういう
依存症の人の気持ちは
僕 すごいわかるって思ってて。
どんな依存症でも やっぱり
これは大変だよなと思って。
なるほど。
チョコレートがないと。
はい。
ふーん。
それで お帰りになってから
慶應に…。
そうですね。 慶應に戻りまして
そのあと
東大の大学院に進みました。
社会学者っていうのを
目指したのは いつ頃なんですか?
目指したっていうつもりはなくて。
なんか 本当に流れっていうか。
たまたま その本が出て。
で それ 話題にしてもらって。
こうやってメディアに出る時に
通りがいい名前って… 別に
なんでもよかったんですけど。
それで 社会学者っていう肩書で
呼ばれる事が多かったので
本当 流れで
こうなったっていう感じで。
あんまり だから 僕 何かを
目指した事ってないんですよね。
黒柳さん 夢ってあったんですか?
子供の頃。
スパイ。
ハハハハ…。
ハハハハ…。
でも 今からでも なれそうですね
もしかしたらね。
でも 今 徹子さんが
多分 どこにいても
誰も怪しい人って思わないから
多分 国会だろうが
外国大使館だろうが
どこでも行けますよね。
留学を前に チョコレートを
召し上がるようになったの?
でも 本当
留学がきっかけですね。
それまでは あんまり
チョコレートって
そんな好きなわけでも
なかったんですけど
留学して以降は 今の日本でも
本当に 毎日
チョコが手放せないぐらい
チョコを食べるように
なっちゃいましたね。
夜 寝てる時に 気付かず
チョコ食べてるんですよ。
なんか 多分… 朝起きて
血を吐いたかなと
思ったんですけど
どうやら チョコレートを
夜中に食べてたみたいで。
でも 徹子さんも なんか アイス
めちゃくちゃ食べるんですよね?
私 アイスクリーム
すごく食べますよ。
周りが全力で止めても
こっそり食べてるって
聞きましたけど。
もうね 食べさせてくれない。
フフ…。
一応 じゃあ
節制と我慢はしてるんですね。
うん。 あの 指定したら
それまで開かない箱っていうのを
持っていらっしゃるんですか?
そうなんですよ。 僕も だから
チョコ食べすぎて
大変だなっていうふうに思って。
こういうボックスが
あるんですけど。
8時間とかって決めたら
その時間 絶対に開かない
っていう箱があって。
もう この箱を壊すしか
開ける手段がないっていう
そういうボックスが
あるんですよ。
このボックスを
使うようになってからは
ちょっと 夜
チョコレート 減りましたね。
その箱の中に入ってるのしか
ないの?
そういうようにして。 でもね
本気出したら壊せるんですよ。
こういうトンカチみたいなもので
ガーンってやったら割れるんで。
だから…。
でも もったいないですよね
壊しちゃうのはね。
そう。 だから さすがに
毎日は壊さないんですけど
壊す時もあります
我慢できない時は。
あっ そう。
正確に言えば
覚えてないんで
壊れてるんですけどね
気付かないうちに
チョコレート食べてて。
でも 体形の維持は
どうしていらっしゃるの?
でもね 多分 僕
めちゃくちゃ歩くんですよ。
多分 他の方よりも
毎日 歩く歩数が すごい多くて。
あっ そう。
大体 多い日は
本当 2万歩とか…。
ええー それ すごいですね。
めちゃくちゃ歩いてます。
私 前
1万歩 歩いてた事ありますけど
2万歩 歩いた人に会った事ない。
そう。 1万歩は
ほぼ必ず歩くようにしてて
2万歩とかも歩くんですけど。
特に夜中の散歩が多いですね。
なんか 今 コロナで
結構 人通りも
気になるじゃないですか。
でも 怖くありません?
夜 歩いてると。
でも 夜の方が誰もいないんで
すごい快適っていうか。
本当 誰もいないような場所を…
東京を散歩するのが
すごい気持ちいいですね。
むしろ 向こうの方も怖いですよね
僕の事 見たら。
そりゃそうですよね。
急に 夜中に いきなり
散歩してる人が現れたら。
そりゃそうですよね。
僕は怖くないんですけど
向こうは多分 怖いと思います。
その時 チョコレート持って
歩きながら食べたりはしない?
でもね そろそろ
しちゃうかもしれないです。
今のとこは何も持たずに
行くようにしてるんですけど。
でも 90歳前後のお友達が
多いという…。
どういう方ですか?
例えば 社会学者の方の先輩で
加藤秀俊さんっていう方が
今 90歳… 91歳かな。
…なんですけど
めちゃくちゃ元気で。
最近も
「久しぶりに会いましょう」
っていうふうに言ったら
「ZOOMで
リモートでいいじゃないか」
っていうふうに言われて。
あと 本をお送りしたら…
年を取って
小さい文字が読みにくいから
早く電子版を出版してくれとか。
なんか 僕なんかよりも
余程 この時代に
適応できてるっていうか。
やっぱり
聡明な年取った方っていうのは
相変わらず聡明だなっていう事は
すごい思います。
なるほどね。
あっ 田原総一朗さんも
友達?
そう。 田原さんも… はい。
ちょうど さっきも
たまたま お会いしたんですけど。
田原さんも なんか
めちゃくちゃ 本当
元気じゃないですか。
そうそう そうそう。
なんか
いつ会っても変わらないし。
本当に 田原さんがすごいのは
会ってすぐに
番組が始まるっていうか…。
そうそう そうそう。
さっきも会った瞬間に
ウクライナ情勢の事を
バーッと しゃべられて
で しゃべって帰っていく
っていう…。
なんか 一回
ご飯 食べた事もあるんですけど。
ご飯 食べた時にも
本当に 番組みたいに
ご飯 食べ始めてから
2時間でピタッと終わって
話が途中でも帰るんですよね。
あっ そうなの。 すごい。
本当に プライベートでも
番組みたいっていうか
すごい面白い方ですね。
本当 でも 面白い方ですよね。
そう。 だから
すごい個性豊かな90前後の
仲良くさせてもらってる人が
たくさんいますね。
ああいう方ね。 そうか。
でも 小説が
2018年からお書きになったのが
2年連続の芥川賞候補に
選ばれたって。
それは どんな感じですか?
元々 小説自体は昔から
「書いてみたら?」っていう事を
言われてたんですけど。
でも なかなか書けなくて…
書くつもりもなかったんですけど。
何年か前
祖母が亡くなったんですね。
その祖母が死んだ時に抱いた
自分の感情だとか
そういう事を評論だとか
ノンフィクションとか
社会学の文章では
あんまり書きたくないなと思って。
なんか ウソをついちゃいそうで。
むしろ 小説の方が
本音が書けるかなというふうに
思ったんですね。
小説って
ウソのものじゃないですか。
でも ウソのものっていう
パッケージがあるからこそ
逆に自分の本音とか
本当に感じた感情っていうものを
まぶせるなっていうふうに思って。
だから それから ある種
こうやって本音を言うために
小説を書いてるところが
ありますね。
やっぱり テレビってね
徹子さんでさえも
気を使うように
色々 言えない事が
あるじゃないですか。
ええ もちろん。
もちろん 言ってるつもりだけど
でも それでも
さすがに これはな
っていうラインがあって。
そういう言えない事を
全部 その小説…。
ウソの世界だからこそ
本音っていう意味で
書くようにしてますね。
なんか 今回 コロナ禍で
2年かけて 初の長編小説を
お書きになったのは
びっくりしたんですけど
昭和18年の戦争中の事?
そうなんですよ。
戦時下の青春小説なんですけど。
そのきっかけはコロナで。
やっぱり 世の中が
コロナウイルスが流行り始めて
ちょっと ギスギス
し始めたじゃないですか。
価値観の対立っていうか
色んな考えが… なんだろう。
並列していて
自粛警察が現れたりだとか。
なんか 世の中が すごい
息苦しいなっていうふうに思って。
この息苦しさは もしかしたら
あの戦争中とも
通底するところが
あるんじゃないのかなと思って
書き始めた小説なんですけど。
軍国少年の 国家のために死ぬ
っていうふうに思ってる男の子と
日本は… 戦争が負ける
っていうふうにわかってる
インテリの女の子の
青春物語なんですけど。
なんか ある種
この現代の嫌な部分と
戦時中の嫌な部分を
重ね合わせた物語ではありますね。
なるほど。
でも 暗い話にはしたくなくて。
戦時下っていっても 多分 ねえ。
当時 青春を生きた人も
いるわけで。
もちろん。
だから 実際 当時の話を聞いても
本を読んでも 意外と みんな
その時代なりの楽しい事を
見つけてたっていうふうに
思ったんですね。
だから もしも 自分が
あの時代に生まれていたら
ギリギリ これぐらいは
楽しい事ができるかなとか
こんなふうに生き抜く事が
できるんじゃないかなみたいな。
そんなふうに思いを込めながら
書いた話です。
なるほど。
戦争の話 書こうと思ったのは
90歳の友人の話 しましたけど
ちょうど今が… 戦争の事を
リアルに覚えている世代に
話を聞けるのが
本当 この10年ぐらいが
最後かなっていうふうにも
思ったんですね。
そうです。
だって 私が小学生で
この年ですもん。
人って なんか 個人でも忘れるし
社会でも
やっぱり 忘れるじゃないですか。
戦争 終わってから
もうすぐ80年で。
で 80年経ったぐらいで
世の中が ちょっと また
きな臭くなったりも
してるじゃないですか。
なんか 社会も やっぱり
戦争の記憶って
どんどん忘れていってしまうので
これを自分なりの形で
残したいっていうのは
大げさですけど
まとめておきたかった
っていう気持ちはありますね。
『窓ぎわのトットちゃん』
っていう本 あるんですけど
あれ 読んでくださった方が…。
面白い女の子の話なんですけど。
あれでも その中に 自分が
たまたま書いちゃった事の
いくつかが
「戦争の時の話を書こうと
思ったんですか?」って
言われましたからね。
確かに あれも
決して暗くなくて むしろ ねえ
元気づけられる話なんですけど。
でも やっぱり 最後は空襲でね
学校が焼けちゃうわけですもんね。
そうなの。
だから そういう嫌な時代が
もう 来ないだろうって
勝手に思い込んでたのが
いつ来ても おかしくないな
っていう事は
やっぱり 今回の新型コロナでも
思いましたし
今回の戦争でも思いましたし。
そこの中で やっぱり
ちゃんと あの時代の事を
うまく残していくって すごく
やっぱり
大事なんだなっていう事は
思いましたね。
そうですよね。
全然 話違って悪いんですけど
ご結婚して
いらっしゃるんですか?
結婚してないです。
それについては
どうお思いですか?
ハハハハ…。
いや でも 本当に
どっちでもいいっていうか
しても しなくてもいいな
っていうふうに思ってて。
絶対したいわけでも
絶対したくないわけでもない。
徹子さんは結婚願望って
あったんですか?
願望はないけど いい人いたら
結婚しようと思ってました。
でも 今からでもね
結婚の可能性は まだね…。
そう。 だから
私は可能性を信じていますよ。
まだ大丈夫。
だってね 人生が本当
100歳 110歳って
どんどん長くなってますからね。
だから 僕も まだ37なんで…。
昔だったら 結婚
とっくにする
年齢なんでしょうけど
別に 年取ってからでもいいかな
とは思います。
それは 私の年だって
しようと思えばね…。
だって 茶飲み友達っていうのも
あるぐらいですからね。
今 ボーイフレンドは
いるんですか?
現在 いないんですよ
ちょっと 私。
ちょっと前まで いたんですか?
いたんです。
皆には言ってないけど。
ハハハハ…。
新しいボーイフレンドは
作らないんですか?
今 探してる。
ハハハハ…。
どんな人が好みなんですか?
私?
やっぱりね ちょっと なんか
教えてくれるような人が好きなの。
ふーん。 やっぱり
知識欲がすごい旺盛なんですね。
多分ね。 でも やっぱり
ユーモアのある人。
でも 徹子さんの方が 多分
引っ張っていけるタイプだから
なかなか難しそうですね。
いやー。
でも なんか 私のイメージは
血気盛んな…
挑戦的だって
思っていらしたんですって?
はい。 徹子さん 血気盛んですよ。
そう? フフフフ…。 そうかな。
挑戦的でもないような…。
挑戦的かな?
だって 本当
この『徹子の部屋』だけじゃなくて
YouTubeやって ねえ
100歳になったら政治記者になる
っていうふうに言ってて。
そんな前のめりな人
なかなか いないですよ。
そう?
あとは この『徹子の部屋』でも
さりげなく ピッとした ひと言で
相手を倒したりとか
するじゃないですか。
フフフ…。
確かにね よく言われるの。
あなた
ピッていう短い言葉で ねえ
あっ! って思うと
コマーシャルいっちゃうって…。
ハハハハ…。 そう。 本当
手裏剣みたいっていうか
なんか 毒やりっていうか
まさに スパイっていうかね。
それは本当 すごいなと思います。
でも スパイに
なりたかったんですけどね
やっぱり スパイはね
仲のいい男の子がね
顔が奇麗じゃなくちゃ駄目だ
っていうのとね
頭が良くなくちゃ駄目だ
っていうのとね…。
今からでも目指してもね
できるかもしれない。
あなたは何になりたいんですか?
僕も いつか スパイに…。
スパイ? じゃあ スパイ同士。
スパイ同士。
『徹子の部屋』は
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