出典:EPGの番組情報
所さんの目がテン![字]鉄道が苦手とする勾配を駆け上る登山鉄道
山の多い日本で活躍する登山鉄道▽鉄道にとって勾配が苦手な理由▽急勾配を登り続ける!パワフルな箱根登山鉄道▽限界超えの勾配に挑む!大井川鐵道井川線の日本唯一の装備
詳細情報
出演者
【MC】所ジョージ
【実験プレゼンター】酒井善史、藤田大介(日本テレビアナウンサー)、佐藤真知子(日本テレビアナウンサー)
番組内容
山が多い日本で避けて通れない勾配に挑む登山鉄道の秘密に迫る▽たった2度の勾配でも苦しくなる?鉄道が勾配を苦手とする理由は▽約4.6度の傾斜を登り続けるパワフルな箱根登山鉄道の秘密▽登山鉄道は下りも大変!安全に下るためのシステムとは▽日本最急勾配に挑む大井川鐵道井川線の最強装備▽鉄道ファンの藤田アナが念願の初ロケで大興奮
音楽
新エンディングテーマ
【タイトル】未来
【歌】所ジョージ
おしらせ
http://www.ntv.co.jp/megatenジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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- 箱根登山鉄道
- アプト
- 自分
- 酒井
- 箱根登山電車
- 佐藤
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
♬~
(佐藤) <日本全国
さまざまな地点を結び
私たちの生活に欠かせない
交通手段である鉄道>
<その中でも 登山鉄道は
麓から 山頂付近の高い場所まで
走り
普段は目にすることができない
山の中の 移り変わる景色を
私たちに見せてくれます>
<山の多い日本では
勾配を上ることは
避けては通れません>
<しかし 鉄道は
およそ2度の上り坂でも
急勾配とされ
それよりキツい勾配は
それに対応した
特別な車両を持つ鉄道が
走っているのです>
<標高差527mの
区間を駆け上る…>
<実は 登山鉄道の技術には
勾配を物ともしない
秘められた力が隠されていた?>
うりゃ~! おぉ!?
<日本一の急勾配の
区間を持つ…>
<急勾配を上るため
日本で唯一採用されている
鉄道システムとは?>
ありました ありました
ありました!
<本日の『目がテン!』は
急勾配と闘う…>
興奮してる方がいましたけども。
そうなんです 今回も
鉄道に関するテーマということで
私の先輩が
ぜひ スタジオに来たいと。
いますね あそこに。
(酒井) いらっしゃいますね。
(藤田)
また 嗅ぎつけてしまいました。
どう見ても鉄道員にしか
見えないんですけど。
もう なじみ過ぎてますね。
(藤田) 最高級の褒め言葉
ありがとうございます。
もう 駅員さんですよね。
実はですね 鉄道にとって
天敵といっても
過言ではないのが…。
こちらの手前にある青い坂は
普通鉄道において 法令上…。
…とされる標準的な坂。
その坂の傾斜は およそ2度。
これが最も
勾配がキツいといわれるもの…。
2度が一番キツいっていうの?
これ?
ぜひぜひ 体験してみてください。
また~ これは だって…。
勾配って… 感じないもん 何にも。
人間は そう感じますよね。
何両もの客車や貨物を引っ張る
鉄道にとっては…。
これ 限界なの? ここまでなの?
そうなの?
はい。
ただ 日本にはですね これより
もっと勾配のキツいものが
あるんですよ。
あぁ そう。
所さん 僕が
その登山鉄道というものに
乗せていただいたんですけども。
その列車が走る勾配はこちらの…。
何?
黄色の勾配だったんです。
こっちを上れる登山鉄道という。
仕組みがあるんだ
違う仕組みが 何か。
そうなんですね。
はぁ~。
どうして普通鉄道は
この 勾配を
苦手としているんでしょうか。
まずは 鉄道の特徴を
調査して来ました。
<鉄道車両の運動と
機械力学を研究している…>
<鉄道の車輪は
硬い鉄で出来ているため…>
<ここで実験>
<アスファルトの道路と
レールの上
両方を走ることができる
軌陸車を用意し
一般的な車と鉄道の車輪に
どのような違いがあるのか
見て行きます>
<まずは
ゴムタイヤ使用の軌陸車を
平坦な
アスファルトの道路の上に置き
人の力で押してみます>
<こちらの…>
<手で押す部分には
体重計を設置し
途中 どれだけのパワーが
かかったのか
目安をはかります>
よし… 行きます!
うりゃ~! ぐあっ!
うお~!
ぐ~…。
いや~ ちょっと無理ですね。
(スタジオ:佐藤) びくともしない。
<全力で押しましたが
車は びくとも動きません>
<体重計の数値を見てみると…>
<次は タイヤから
鉄車輪にチェンジした軌陸車を
レールの上に載せ…>
<同じように 1人の力で
押してみます>
うりゃ~! おぉ!?
動く!
はい はい はい。
全然 1人で… 押せちゃいます。
<体重計の…>
<しかし その一方で
鉄車輪は レールとの接触面が
小さく
変形しづらいため
レールと車輪の間に
物が挟まった時に
その影響を受けやすいという
弱点もあります>
<こちらは…>
<通常は 勾配がついていても
難なく進むことが
できるようになっています>
<そこで レールに
泥を塗りつけて実験>
<すると>
<車輪が空転して
前に
進まなくなってしまいました>
…なんかもありますし。
…ような時もあるんですけれども。
<…反面
車輪とレールの接触面が小さく
変形しづらいため…>
(スタジオ:所) なるほど。
すごいね。
押せるんだもんね レールになると。
そうなんです。
意外と少ない力でも
押すことができたんですね。
鉄の車輪と 鉄のレール
これが いかに…。
けれども…。
そして…。
そうだね。
<こちらの 箱根登山鉄道では
大きな勾配に
どのように立ち向かっている
のでしょうか?>
<案内をしてくれるのは
箱根登山鉄道
40年勤務のベテラン…>
<早速 登山鉄道を体験>
さぁ 箱根湯本駅を出発しました。
おぉ! ちょっと もう
上り坂が見えてますね。
(高田さん) そうですね。
<箱根湯本駅から出発して すぐ
長い坂を上って行きます>
(スタジオ:佐藤)
ちょっと上ってますね。
(高田さん) こちらがですね…。
…と言ってますけれども。
<鉄道などの勾配は
「‰」という単位で表します>
<1000m走る間に
80mの高さを
上るということは
角度にすると…>
こちらに今
路線図があるんですけれども
これですね 距離と それから
勾配を表示した図なんですが。
<こちらの箱根登山鉄道では
ほとんどの区間で
80‰の急勾配を
上り続けていることが
分かります>
<では 箱根登山電車は…>
箱根登山鉄道の電車は…。
…みたいな形ですね。
あぁ。
<一般的には 客車の車両などに
駆動力がない場合
代わりに機関車が引っ張るケースが
多々ありますが
箱根登山電車は
すべての車両にモーターを備え
坂を上るために
駆動させているんです>
<さらに…>
<80‰が連続する区間を
物ともせず
上って行く箱根登山電車>
<終点の強羅駅まで
445mの高さを
上って来ました>
<しかし…>
登山電車はですね…。
おぉ。
車輪を ブレーキをかけて
止めるために
擦らせる ブレーキシューというものが
こちらにあるんですけども。
これですね?
はい。
<こちらは 通常使われる…>
<しかし それ以外にも
特殊なブレーキが>
下の所で
見づらいのですけれども。
そこの ボルトが4本
留まっている その部品。
<こちらは…>
<先端に付いた砥石を レールに
押し付けることで
ブレーキをかけます>
<箱根登山鉄道だけが採用する
珍しいもの>
なるほど!
<今度は 箱根湯本駅に向けて
折り返し>
(スタジオ:藤田) ここからはですね
私 藤田が
運転手さんの動きを
解説して行きたいと思います。
(スタジオ:藤田)
これ 左手にご注目ください。
(スタジオ:藤田)
まずこれ ノッチと呼ばれる
左手のハンドルを
時計回りに回しましたよね。
(スタジオ:藤田) これ 自動車でいうと
アクセルです。
(スタジオ:藤田) 電車は徐々に
これで加速して行きます。
(スタジオ:藤田)
分岐点を通り過ぎて
長い下り坂に来たとこで
なんと 今度は反時計回り。
(スタジオ:藤田) アクセル方向とは
真逆に ハンドルを回しました。
<実は これは
自動車のエンジンブレーキ に相当する
電気ブレーキというものを
使っているんです>
<例えるなら
自転車で電気をつける時
走るのが重くなる あの現象>
<箱根登山電車では
モーターの
回転エネルギーを
熱に変えて
発散することで
モーターに
抵抗をかけているんです>
<先ほどの電気ブレーキに
車輪を押さえる空気ブレーキ>
<レールに押し付けるレール圧着ブレーキ>
<そして 自動車のサイドブレーキ に
当たる
手ブレーキも備えており…>
<…万全の体制で
安全な登山鉄道の走行を
実現していたんです>
4種類もブレーキが
付いてんだね。
1つのブレーキ ずっと続けてたら
熱がもう 処理できないからね。
利かなくなっちゃうからって
ことでしょ? そういうことです。
(藤田)
私からも1つ よろしいですか?
何ですか?
お手製のフリップ
自分で描いてみました。
箱根登山電車の名物といえば
スイッチバックなんですよね。
ありました ありました。
ここ 箱根湯本駅が 麓の駅ですね。
出発地点。
え~ はい。
1両目 2両目と
色 変えてますが
ここから80‰を
通過しまして
グ~っと上がって行く
わけなんです。
で 平らな場所を選んで
いったん 頭を入れて
運転手さんが乗り換えて
大平台の駅に到着。
(スタジオ:酒井)
急に降りて行かれた
感じだったんで
最初 僕
真後ろに乗ってたんで
降りてくなぁと思って。
(スタジオ:所) そうなんだ。
(スタジオ:酒井)
そしたら 後ろ向きに進んで。
このように 1・2・3か所
スイッチバックの駅や信号場が
設けられていると。
酒井さんが上ったのはですね
こちらの80‰の坂でしたよね。
単純にですね 平らなレールの上を
車輪で走る鉄道では…。
…といわれているんです。
そうなんだ。
ただですね 隣の
ピンクの坂。
実は 日本には
箱根登山鉄道を超える
最急勾配
90‰の区間を持つ鉄道が
存在しているんです。
あるの!?
そこ 限界っていわれてんのに?
限界を超えちゃった所が
あるんです。
さぁ 一体 どうやって
普通鉄道 日本一の
急勾配を克服したのか。
私が 今回行って
確かめて来ました。
ありがとうございます。
うれしそう。
<藤田アナウンサーが
訪れたのは
静岡県にある
大井川鐵道 井川線>
<元々は ダムの資材を運ぶための
路線だったことから
山あいを縫うように
路線が延びており
秘境の駅とされる
奥大井湖上駅や
営業運転路線の中で
川底からの高さが…>
<関の沢橋梁など
山岳鉄道ならではの
光景も楽しめることで
人気の路線です>
<一緒に案内してくれるのは…>
(藤田) では 早速行きましょう。
<この先に行った所にある
アプトいちしろ駅と
長島ダム駅の間は
運用している
日本の鉄道路線の中で
日本一の急勾配の区間>
<その勾配は なんと90‰>
<まずは このディーゼル 機関車が押す
客車に乗って
千頭駅から
アプトいちしろ駅へ向かいます>
(藤田) いつも持ち歩いてる
ものがあって。
スケッチブックですね。
乗り換え時間 例えば1時間
2時間 3時間とかありますから
描くんですよ こういう絵を。
(スタジオ:藤田) 恥ずかしいもので
ございますが
全国の駅にあるスタンプを
押しつつですね
景色を描いたり 車内で会った方に
メッセージを書いたりして
旅日記をつけています。
(藤田) すごいな これ 茶畑
こんな近くで見られる。
雪を頂いている茶畑。
雪が降ることで
よりスリッピーな状態に
なるんじゃないですか?
(山本さん) うん
ちょっとぬれてますからね。
ちょっと これ 見てみたいですね。
(スタジオ:藤田) 実は このロケ
前日から 雪 降っていまして
静岡の中部で雪が降るっていう
のは 大変珍しいそうなんですね。
(スタジオ:藤田) ですので この
大井川鐵道の雪景色 格別でした。
(藤田) これ これ これ!
(山本さん) ホームのね。
(スタジオ:所) そんなに興奮する
画柄じゃないじゃん。
(スタジオ:佐藤) 身を乗り出して。
この先の…。
(山本さん) 日本で3両しかない。
非常に 貴重で珍しい機関車です。
これがまたね 小ぶりの
かわいらしい 後ろの機関車と
全然違うんですよね!
(山本さん) そうです!
<実は
このディーゼル機関車だけでは
90‰の急勾配を
上ることができないため
この後 さらに後ろに付く
専用機関車と接続するんです>
今 トンネル抜けた
うわ~! ハハハ…!
うわ~!
大っきいですね!
<アプトいちしろ駅に到着>
(スタジオ:藤田) そして
ホームに入って来たのは
先ほど見た
この ED90形なんです。
(スタジオ:藤田) 実は これ ただの
電気機関車ではないんですね。
(スタジオ:藤田) ラッキーなことに
整備中の機関車を
特別に見せていただきました。
(スタジオ:藤田) 90‰の勾配を
上り下りできる仕組みとは
一体 何なのか?
このマークにヒントがあります。
(山本さん) 単純にいうと…。
で この…。
<先ほどのホームの下には
通常のレールの間に
歯形のレールが付いていました>
(藤田) すごい。
(藤田) あっ! ありました
ありました ありました!
ちょうどレールとレールの間に
3列の歯車があります。
<そして 機関車の下に
大きな歯車が付いているんです>
<3列の歯車の位置が
少しずつ ずれているのは
どこかしらの歯が
深くかみ合って
テンションが しっかりとかかるように
するための工夫です>
(スタジオ:藤田) こちらが 歯車が
かみ合う瞬間の映像なんですが
しっかりと 歯車と歯形のレールが
かみ合ってるのが分かります。
<歯車を しっかりとかみ合わせた
アプト式電気機関車は
ディーゼル機関車の
さらに後ろに連結>
<アプトいちしろ駅を
出発します>
さぁ ここからが
アプト区間ですね。
<いよいよ 日本で一番の急勾配
90‰の坂に挑みます>
今 坂道に入ったんですけど…。
(山本さん) 90 入りました。
90 入った あっ… 確かに。
急激に グッと車体がですね
前が持ち上げられた感じに
なりましたね。
<坂を上る時は
電気機関車が最後尾に付き
他の車両を押し上げて行きます>
後ろの電気機関車が
グッと押したんでしょうね。
すごいパワーを感じました。
うわ~! これは…。
(山本さん) これから…。
(藤田) 急勾配!
(スタジオ:酒井) う~わ~。
(藤田) すごいな~。
(車内アナウンス) 進行方向 右側
後方を振り返りますと
電気機関車が
列車の一番後ろから
列車を押し上げている姿を
ご覧いただけます。
<歯車の力で しっかりと
勾配を駆け上がって行きます>
ある意味…。
<一方 坂を下る時には
アプト式電気機関車が
最前部に付きます>
<これは 万が一 ブレーキに
異常があった場合でも
勾配対策をしている
アプト式機関車が
坂の下側で踏ん張ることで
列車全体を守るためです>
<とうとう 長島ダムを
見下ろせる位置まで
やって来ました>
<長島ダム駅は 標高485m>
<アプトいちしろ駅から
8分かけて
およそ90mの高さを
上がって来たんです>
すごい急坂を上っていました。
後ろから押されている
で 守られている。
その安心感もありました。
「その安心感もありました」だって。
何も考えないもんね 我々
乗る時 あれ。
考えないです。
「安心感がある」なんて思わない…。
(藤田) 実はですね スイス
山岳鉄道が多い所なんで
スイスから輸入して
あのアプト式。
スイスに あの仕組みが
あったんだ 登山鉄道とか。
ほら… 絵日記 細かく…。
直筆の。
細かく描いてるよ これ。
すご~い!
(藤田) 旅日記
いろいろ描いてみました。
旅じゃないですね ロケ中に。
誰が見るの?
(藤田) 自分しか これまで
見てなかったので
初めてですね テレビで。
所さん ありがとうございます!
描きためてるのね。
(藤田) 右下に 尾盛駅という所に
行ったんですけれども
その絵を描いてみました。
尾盛駅。
(スタジオ:藤田)
付近には 車道は1つもない。
誰も住んでいない 家もない。
(スタジオ:藤田)
つまり 誰も使わないような
知る人ぞ知る秘境駅なんです。
(スタジオ:藤田) ここで降りる人も
ほとんどなく
私 この駅で
大自然を感じながらですね
次の列車を待ちながら
自分と向き合っていると。
ホントに 鉄道っていうのは
山が多い日本で
自然と対峙した日本の技術者の
すごさというのをね
物語っている技術だな
というふうに感じました。
何 まとめてんだよ。
(笑い)
自分が好きだから 今 うまいこと
まとまったな みたいな…。
茶の間に
熱が伝わんないのが残念だよね。
ということで
どうもご苦労さまでございました。
ありがとうございました。
さぁ 次回は何ですか?
次回は かがくの里
図鑑発売記念スペシャルです。
かがくの里にすむ 四季折々の
生き物をまとめた
オリジナル生き物図鑑が
ついに完成。 いいね!
写真家たちが
図鑑に載る生き物に隠された
撮影秘話を語り尽くします。
いいよ 私 早く見たいですもん。
ということで お楽しみに。
さて 所さん 本日のツボは?
<TVerでは 本日の放送回が
無料で見られます>
<Huluでは
過去1年分の放送回を
いつでも見ることができます>
藤田アナは自分で
旅行って言ってました。
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