出典:EPGの番組情報
あさイチ「“突然消える子どもたち”~コロナ禍の家庭で何が~」[字]
突然、いなくなったわが子を探してほしい。今、探偵事務所に依頼が相次いでいる。いったい、コロナ禍で家族に何が起きているのか。SNSを使った子どもの家出の実態は?
詳細情報
番組内容
突然、いなくなったわが子を探してほしい。今、探偵事務所などにこうした依頼が相次いでいる。コロナ禍でいったい家族に何が起きているのか?SNSを使った子どもの家出の実態は?▽とくもり あったかインナーのニオイ対策▽おでかけLIVE『冬の新名物はふぐ料理!? 天川村の挑戦』~奈良県・天川村~▽わがままホビー「挑戦!ヒューマンビートボックス」【ゲスト】バービー【キャスター】博多華丸・大吉
出演者
【ゲスト】バービー,【講師】日本ヒューマンビートボックス協会代表…TATSUYA,【出演】大阪府立大学教授…山野則子,NPOこどもソーシャルワークセンター…幸重忠孝,【キャスター】博多華丸ほかジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
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- フグ
- 吉田
- VTR
- ケース
- 学校
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
生字幕放送です。一部、字幕で
表現しきれない場合があります。
中村≫おはようございます。
大吉≫2月8日火曜日の
「あさイチ」です。
ビリー君ね。
中村≫帰っちゃう。
大吉≫北海道旅行という可能性も
否定はできませんけれど
帰っちゃうのね。
きょうは懐かしいねわれわれ世代。
華丸≫5つしか
変わらないからね年齢が。
大吉≫あのテレビ
懐かしかったね
20型と21型。
華丸≫内容じゃなくて
枠のほうですか?
大吉≫あんな小さいの
よく見ていたね。
華丸≫大きい小さいとか
なかったよね。
大吉≫中村さんは世代が違うから。
中村≫私、40なので…
ここで年齢ばらしちゃった。
華丸≫奥行きがある世代だよね。
大吉≫ブラウン管世代で。
中村≫私中村が担当します。
きょうのゲストは
バービーさんです。
バービー≫きょうも生きています。
バービーです。
大吉≫きっとお元気だろうなと
思っていましたから。
まずはきょうの特集です。
コロナ禍でこんなことが起きて
いる家庭があるのご存じですか。
(VTR)
石井≫まず、訪ねたのは
都内にある探偵事務所。
8人の相談員が、ひっきりなしに
依頼の電話を受けています。
今、増えているのが
子どもが突然いなくなったので
捜してほしいという依頼です。
10代の行方不明者は
警察に届け出が出されただけで
年間1万2000人余りに
上っています。
子どもが突然いなくなり
どこに行ったか
見当もつかないのが
最近の特徴だといいます。
家出をする子どもの発見を
難しくしているのが、SNSです。
家出しました、泊めてください。
SNSの投稿欄を使って
見知らぬ誰かを頼って
家出をしているのです。
しかし、その家出によって
子どもが犯罪に巻き込まれる
ケースが急増しています。
子どもたちは
なぜ突然家からいなくなるのか?
取材を進めると、コロナ禍で
追い詰められている家庭に
その一因があることが
分かってきました。
親が気付かないうちに
突然消えてしまう子どもたち。
きょうは、コロナ禍の家庭で
起きている問題について
考えていきます。
バービー≫大人でさえ
どこかに消えてしまいたいと思う
ようなコロナ禍ですからね
子どもだったら、なおさらだと。
私もめちゃめちゃ
家出したんですよ
プチですけど。
土管の中に隠れたり
近所の空き地の土管とか。
親が探しているにもかかわらず
隠れてばれないように
見つからないようにしたりとか。
だけど
時代も時代で、田舎すぎて
家出がちゃんとできないまま連れ
戻されるというのが現状でした。
今は時代が違いますよね。
大吉≫人数が多いですよね
届け出がある。
石井≫10代の行方不明者の数は
年間1万2860人。
これは届け出があったケースで
実際の数はそれ以上と
いわれています。
きょうはコロナ禍の
子どもの家出がテーマです。
例えば
小学生以下の子どもの家出は
誘拐などの可能性があるので警察
はすぐに捜索を始めるんです。
一方で中学生、高校生など
10代の家出は
緊急性が高いと
判断されるもの以外は
すぐに捜索してもらえないことが
多いんです。
こうした中には犯罪に
巻き込まれるケースも
増えているということです。
中村≫きょうもメール
ファックス募集します。
子どもが突然家出して
いなくなった方。
自分も家出をしたことがある
またコロナ禍になって
親子関係がうまくいっていない
などご意見、メッセージを
募集しています。
石井≫10代の子どもの
家出の問題を複雑にしているのが
SNSの存在です。
実際にあったケースを再現映像を
交えてお伝えします。
(VTR)
都内にある探偵社の相談員です。
依頼をする親は
子どもの居場所が全く分からず
警察に届け出ても
すぐに捜してもらえないため
すがるような思いで
ここに来るといいます。
去年、実際にあった
家出のケースを再現します。
依頼者は、40代の夫婦。
高校生の娘が突然いなくなり
5日前から帰っておらず
捜してほしいという相談でした。
夫婦は、娘と大きなけんかを
したわけでもなく
なぜ家出したのか全く分からない
と困惑していました。
夫婦が娘を捜す
手がかりとして出したのが
SNSで公開されていた
娘の発信履歴です。
とある場所に集まれ
という投稿欄に
娘が、参加するコメントを
残していたため
この場所を捜してほしい
というのです。
その場所に
捜索の担当者が向かいました。
しかし、一日中捜しても
娘の姿は見つかりませんでした。
実はこの投稿
親を惑わすための
うそのコメントだったといいます。
相談員は、両親に娘が持っている
スマホの位置情報を
検索するようアドバイスしました。
夫婦は、その機能を
日中、何度も試しましたが
電源を切っているのか
発見ができなかったといいます。
そこで相談員は
ある提案をしました。
その日の深夜
両親は娘のスマホを検索しました。
すると娘は自宅から
700km離れた場所に
いることが分かったのです。
すぐに夫婦から
連絡を受けた相談員。
性犯罪などに
巻き込まれる可能性が高いため
警察にすぐ捜索を依頼するよう
伝えました。
数日後
娘は警察に保護されました。
SNSで知り合った
年上の女性の家に
宿泊していたのです。
こうして無事に発見されるケース
ばかりではありません。
中には、捜索に長い期間を要して
犯罪に巻き込まれていた
ケースもあるといいます。
バービー≫なんか
捜すほうにもテクニックが
あるんですね。
深夜に電源を入れてみるとか。
私、時代が違ったら
今みたいなSNSがあったら
やっているなって思っちゃいます。
どうしても日常が嫌で
親の環境とかが嫌で
飛び出したいというときに
手だてがあれば
それを利用してでもと思っちゃう。
私はテレクラという存在は
知っていたので、そこにかけたら
誰か家を探してくれて
家出できるんじゃないかって
探したことがあったんです。
でも、田舎すぎて番号が
見つからなくて断念したことが
ありました。
大吉≫今はSNSで
つなげるからね。
眉をひそめて見ていますけれど
自分たちが10代だった
ころだったらね。
石井≫つながれてしまうところが
ありますよね。
華丸≫親に内緒というのは
今も昔も変わらないからね。
裏アカウントというと
わっとなっちゃうけど
そういうのが
当たり前になっちゃった。
大吉≫進化しすぎているから
お子さんがいなくなった
親御さんとかね
今のケースはたまたま
見つかったということだけど。
石井≫ここからは家出する
若者たちの相談に乗って
支援を行う活動している
NPO法人
こどもソーシャルワークセンター
の幸重忠孝さんとお伝えします。
実際にSNSで
検索をしてみますと
こんな感じで出てくるんです。
SNSの投稿欄です。
ちょっと検索すると数え切れない
くらい出てくるんです。
さらに、こうした投稿に対して
たくさんの人からコメント
リプライが寄せられるんです。
幸重さん、どんな人がこういう
返信をしているんですか?
幸重≫皆さん
今のね見ていくと
子どもたちがもちろん
いろいろと書いていることも
あるんですが、
それ以上に
コロナのせいかどうか
分かりませんが
大人たちがすごく子どもたちと
アクセスをしたがっていると
SNSで活動している中で
感じています。
特に私も40代なんですけど
華大さんたちと
一緒の世代なんですが
この世代の男性が
アクセスを取りたがっている
と感じますね。
20代ぐらいになってくると
男女問わず話しかけてくるという
ことも多いかなと思っています。
家がしんどくて
家を出たいとなったときに
すぐに
先ほども出ていました
SNSで対応ができる
つまり、例えば、今すぐ出たいと
思ったら今すぐ向かいに行くよと
言って迎えに来たり
私たちは滋賀県大津市で
活動しているんですが
大阪とか神戸の都会の子が
突然、滋賀県の何でそこ
無人駅みたいなところで
SOSを発しているんですね。
逆に滋賀県の子が名古屋や東京に
出ていったりとか
本当に広域に
なってきていると感じます。
石井≫SNSでつながれてしまう
世の中になっている
ということなんですね。
そこには大きなリスクがあります。
SNSでつながった大人を頼って
家出をした19歳の女性の話です。
バービー≫ちょっと
ぞっとしますね、なんかもう
あのツイッターとかを見ていても
検索ワードに家出と入れて
検索して
DMも送ったりしている大人が
多いということですよね。
幸重≫先ほど言ったように大人の
ほうがアクセスしたがっている
のでああいう方法を使って
アプローチしているんですね。
大吉≫お金なんかも今送ろうと
思えば送れるんですね。
幸重≫スマホとかで
電子マネーで送れるので
来なよと言ったら
東京から
滋賀までのお金も送ろうと思えば
送れますよね。
大吉≫いろいろなニュースも
耳にする中で
子どもたちもSNSには
危険が潜んでいるよというのは
分かっていると思うんですけれど
なんでこんな顔も知らない
会ったこともない人を頼っちゃう
んですかね。
幸重≫それは大人の方がよく言う
話なんですけれども、危ないよ
なんで知らない人を信用するのか
というんですけれども
基本的に最初からアプローチして
くる大人が危なさを出してきたら
さすがに子どもたちも近づいて
いかないわけですよ。
まず優しく話をめっちゃ聞いて
くれるところから入るんですよね。
そこに欠けている状況にある
子どもたちが
すっと入ってきますし
家出をしたあと
さっきのように取り込むように
なっているんですね。
遠いですから
遠いところに行って、危ないと
思って逃げようと思っても
帰れる距離ではないところに
隔離していたりですね
そこにお金やものとかが
どうしても必要な
子どもたちにとっては
そこでうまく懐柔されてしまうと
いうのがあると思いますね。
バービー≫大人側が
囲い込みたくて返信したり
家出の人たちを
寄せたりするんですか?
幸重≫表面的なところでは
すごく分かりづらくて
基本的に文字やことばの媒体で
やり取りをしているので、悪意を
持って近づいてきているのか
大人自身もさみしくて
子どもとしゃべりたかったりなの
か分からないんですよね。
子どもたちはリアルな中で
話を聞いてもらっていなかったり
寂しさを抱えていると
知り合った人たちに
やっぱり心を許してしまう。
どうしても
子どもの世界は狭いので
その中で優しい大人に会って
しまうと
ぐっとですね
だから自分が、だまされていたり
していると思わない形で家出を
してしまうのかなと思いますね。
石井≫SNSを通じて
知り合った大人から犯罪に
巻き込まれるケースも
増えているんです。
SNSを通じた18歳未満の
犯罪被害の件数なんですけれど
この10年でここまで増えている。
2倍くらいに
急増しているというんですね。
中でも多いのが、子どもに
性的な関係を迫る性犯罪。
さらにVTRでもありました
反社会的な組織から
オレオレ詐欺などの特殊詐欺の
受け子などにさせられるケースも
中にはあるということです。
大吉≫これは表に出ている
だけだから、たぶん実際は
もっともっとでしょう。
数的にはね。
中村≫実際にお子さんが家出を
したという方からも
メッセージをいただいています。
岐阜県40代の方からです。
19歳の息子が
成人式を終えてすぐに
通帳からお金を引き出し
ネットの友達という九州の
女の子のうちに
居候しているようです。
どこにいるの?
女の子の名前、住所
親はいるの?
住まわせてもらっているなら
電話させて
あいさつしたいなどという
内容には全く無反応で
困っています。
知らないうちにつながりができる
のは本当に親としては
不安で心配で
元気でいるとは思いますが
どうしたら帰ってくるものか
困っています。
石井≫親も全然見当がつかない
状況があるかも
しれないんですけれど
なぜ子どもたちがそもそも
家を出てしまうのか
家出をするのか。
その一因に、コロナ禍の家庭での
ストレスがあることも
分かってきました。
(VTR)
生活に課題を抱える家族を
支援している
徳丸ゆき子さんです。
この日、訪ねたのは
徳丸さんが定期的に
生活の相談に乗っている
シングルマザーのケイコさんです。
ケイコさんが
今、いちばん悩んでいるのは
17歳の長男が
コロナ禍になった去年から
家出を繰り返すように
なったことです。
8年前。「あさイチ」では
徳丸さんとともに
ケイコさんの一家を
取材しています。
そのとき
ケイコさんは離婚したばかり。
新天地に引っ越し
親子3人で暮らし始めました。
当時、長男は小学3年生。
母親を気遣う
頼りになる存在だったといいます。
そんな家族思いの長男が
変わり始めたのは
緊急事態宣言が出ていた去年の夏。
スマホでできる
オンラインゲームに
のめり込みました。
友人たちとネットでつながり
毎日、明け方ごろまで
ゲームを続けていたといいます。
そのころ、ケイコさんは
介護施設のヘルパーなど3つの
職場を掛け持ちしていました。
しかし、コロナ禍で
施設の利用者が半減。
仕事が減り
月収は14万円に落ち込みました。
こうした生活の不安から
ケイコさんは心身ともに
調子を崩していきました。
ストレスが溜まっていた
ケイコさんに追い打ちを
かけたのが長男の行動でした。
長男は、学校が再開したにも
かかわらず、毎日ゲームに没頭。
寝不足で登校しない日まで
あったといいます。
≫ああ、もう!
耐え切れなくなったケイコさんは
息子を毎晩のように
叱りつけるようになりました。
ケイコさんの長男にも
話を聞くことができました。
毎晩のように母親から
悲壮な表情で叱られることに
耐え切れず家を出たといいます。
一方のケイコさん。
仕事の疲れや体の不調を理由に
長男とゆっくり過ごす時間が
ないまま、口を開けば
怒ってばかりいたことを
後悔しています。
長年、ケイコさんなど
課題を抱える家族を
支援してきた徳丸さん。
これまで関係が
良好に見えた家族でさえも
コロナ禍でストレスが高まり
子どもが家出するケースを
数多く見てきました。
バービー≫私、子どももいなくて
なんか無責任かもしれないけど
親に、いい子でいなさいとか
言うことを聞きなさいとか
ずっと体裁を保つような行動を
していなさいと言われたら
逃げ出したくなっちゃうかな。
大吉≫息が詰まるというかね。
ただコロナ禍という状況だから
どうしようもない状況も
あったりするのかな?
石井≫環境が変わってきているの
かもしれないですね。
大吉≫取材にも応じてくれて
昔から「あさイチ」にも
出てくれて
いい子なのにそういうことに
なっちゃうんですね。
石井≫詳しく聞いていきたいと
思います。ここからは
コロナ禍の親子のストレス
について全国調査をされた
大阪府立大学教授の
山野則子さんです。
よろしくお願いします。
山野さん、VTRのご家族の
ケースどうご覧になりましたか?
山野≫私は今、ご紹介
いただいたように
2020年度に全国の10代の
子どもさんと親御さんへの調査と
児童相談所や学校という
相談機関も含め
調査させてもらったんですね。
その結果が9割の子どもたちが
何らかのストレスを抱えている。
何もストレスを感じていない
という人は、1割ほどしか
いなかったという
驚くべき結果だったんです。
それとゲーム依存が急増して
このVTRの方のように
ゲームに走っていくという例が
たくさん出現しました。
そういう意味では
このVTRはまさに
コロナ禍に起きた子どもへの影響
ご家族への影響を、顕著に
表している典型例だなと
思いました。
石井≫そうしたコロナ禍の
ストレスと子どもの家出が
どう関係しているのか
こちらの模型で
見ていきたいと思います。
山野さん、まず親が受ける
ストレスについて教えてください。
山野≫まず親御さんが
収入がなくなったり
働き方が変わったり、仕事の変化
これが1つの大きなストレスに
なっておられました。
それからVTRにもありました
心身の不調ですね。
テレワークになることで
例えば、お父さんも家にいるとか
いろいろな形で負担を感じる
心理的にも精神的にも負担を
感じるという人が、4分の1も
占めていたということも
ありました。
それから子どもたちの
生活リズムが
乱れたんじゃないかということを
親御さんが心配する子どもの心配。
これも親御さんのストレスの
要因になっていたかと思います。
石井≫こういうふうにストレスが
どんどん積み重なって
親のほうがまず
イライラしてしまう
ということなんですね。
一方で子どものストレスを
教えて
ください。
山野≫コロナ禍で
子どもさんのほうは
友達と会えない、接することが
できないという
友達の悩みであったり
それから学校の
学業の遅れというのも
子どもたちは気になっていて
行事に参加できない
という学校の悩みというのも
たくさんストレスに
なっていったと思います。
最も大きかったというか
このVTRにあったように
親御さんのさまざまなストレス
体調不良だったり
経済的な問題だったりという
ストレスを
子どもたちが引き受けてしまう。
親のストレスを狭い空間で
学校が休校になり
親も仕事がなくなりという中で
非常に、親の顔色を見て育つ。
イライラがお互いに相乗作用に
なってしまうというような
ストレスが膨れ上がる。
子どものストレスが
膨れ上がるということが
起きていたかと思います。
石井≫ということで子どもも
やっぱり
イライラしてしまうということで
親子ともに
イライラがどんどん
大きくなっている感じ
なんですかね。
山野≫そうなんですね。
おうちの中で
ほかと空間が閉じられて
コロナ禍の中で空間が閉じられて
親子でお互いにそれぞれ
ストレスが大きくなっていく。
特に子どもさんは
家庭での居場所に困るという
アンケートの中で家庭での居場所
に困っていらっしゃったんです。
そのことに親御さんが
気付いていないという結果も
ありました。
VTRにもありました、不登校
学校に行きづらいという
子どもさんが
3分の1を占めてしまったという
そういった子どものストレスも
大きくなり
親のストレスも大きくなり
いわば
おうちの中で風船がぱんぱんに
膨らんでいっているという
そんな状態になっていると言える
んじゃないかと思っています。
石井≫そして居場所がなくなって
子どもが家出をしてしまう
というケースになる
ということなんですね。
山野≫そうですね。
さっきの居場所を家でなくす
学校でも生きづらいということは
毎日行くのは学校なんですけれど
おうちにも学校にも
居場所を見つけられなくなる
という現象が起きている。
そこで家を出てしまうということ
になりやすい
よりなりやすい状況がある
と言えると思います。
石井≫親子でこうした状態に
なれば
どうすればいいんでしょうか?
山野≫ここまでくると
なかなか親子だけで
改善するというのは
非常に難しいと思うんですね。
こうなる前に
親も子も気軽に話せる相手
気軽に話せる場所
というのがあるといいなと。
そこがあるとないとでは
だいぶ違うと思うんです。
話すということは
ご自身がすっきりする
ということももちろんありますし
自分だけじゃないんだと
相手と話すことで
自分が客観化されたりとか
ちょっとしたアドバイスが
得られたりとか
深い話をする
ということではなくて
気軽に話せる相手が作れるか
相手がいるかということが
大きいかと思います。
そういう意味では周りも
気軽に聞ける
学校の先生もですし
近所の人もそうですし
ちょっと気軽に聞ける相手
ありのままを
あるがままを聞いてあげる
相手というのを
意識してあげたらなと思います。
深い話を専門的に聞く
というのではなくて
気軽なレベルでというのが
重要だと思います。
大吉≫ゲームの話が
あったけれども僕らの時代の
ゲームと違って今は友達と
どこでもつながれるからある意味
友人の悩みと学校の悩みが
そこで解消されている面も
あるから
ゲームは大人が思っている
ゲームじゃないんだというのは
ちょっと頭にあったほうが
親御さんはいいような気も
するけれどね。
バービー≫絶対悪では
ないですよね。
石井≫続いてですが
親の暴力を受けて
みずからの命を守るために
家出をせざるをえない子どもも
います。
去年家出したある高校生の声を
聞きました。
(VTR)
17歳のユキトさんです。
去年、父親と進路を巡って対立。
その際、顔が腫れるほど
殴られたといいます。
その後も繰り返された暴力に
耐え切れず、家を逃げ出しました。
家を出た当初
ユキトさんはネットカフェや
カラオケボックスを
宿泊先に選びました。
店員から不審に思われないよう
お店を転々としていたといいます。
所持金の3万円は、1週間を過ぎ
半分にまで減ってしまいました。
ユキトさんは、なんとか
住み込みで働ける仕事はないかと
探しましたが
見つかりませんでした。
宿泊代を節約するため公園で
寝泊まりを始めたユキトさん。
ベンチで小さくなり
寒さに耐えながら
夜を過ごしていたといいます。
家出から2週間が過ぎ
ユキトさんは
ネットでの情報を頼りに
近くにあった児童相談所に
行ってみることにしました。
家出や虐待の相談に乗る
とあったからです。
ユキトさんは
児童相談所まで行きましたが
建物内に入るのを
ちゅうちょしてしまった
といいます。
ユキトさんの前を
何人もの大人が通り過ぎ
目が合った人もいました。
しかし、助けてほしいという
ユキトさんの心の叫びは届かず
声をかけてくれる人は
いなかったといいます。
再び、公園に戻ったユキトさん。
猛烈な寒さと、空腹に耐えながら
先の見えない不安に
押し潰されそうに
なっていたといいます。
そのとき、ユキトさんが
頼ったのがSNSでした。
家出しました。
どうしようもないです。
誰か泊めてください。
ネット上の見知らぬ誰かに
すがるしかなかったといいます。
バービー≫サイン出してくれて
いたんですね。
なんだかキャッチできなかったの
はすごく残念だけど
でもこうやって見てると
全般、大人のうみを
子どもが吸っちゃっているケース
が多いんだな、みたいなふうに
感じてしまいますね。
石井≫先ほどのユキトさん
ですけれどもツイッターに
投稿したんですね。
それを見つけて保護したのが
幸重さんたちの
NPO法人だったんです。
どういう様子でしたか?
ユキトさんは。
幸重≫スーツケース1個
引いて
3時ぐらいに見つけた
投稿だったので
朝一の電車が5時台に出ますので
なんとかここまでは来られる
滋賀県までは来られるということ
なので、来てもらって
本当に疲れていましたね
体も心もね。
来て、とりあえず温かいこたつで
横になってもらって
大したものはないんですけど
朝ごはんも出させてもらって
ちょっとお風呂で
温まってもらって
おしゃべりしていく中で
ぽつりぽつりと自分が
大変な生活をしていたと
しゃべってくれて。
家出って皆さんいろんな
イメージがあるかもしれません
けど、真面目な子ですね。
大吉≫児童相談所の前まで
行ったけど入ることが
できなかったということは
なぜこういうことに?
幸重≫児童相談所が、決して
悪い
わけではないんですが
その後、私たちも
保護司のほうに
連絡をしたんですけれども
家に帰れへんかなと
しゃべったんですけど難しいと。
われわれが
間に入らせてもらって
アポイントを取って
一緒にいたら温かく大変やったね
と受け入れてくれて
間に入る大人がいなければ
彼ら1人だけでノックすること
入ることはできなかった。
子どもにとっての現実だと思い
ます。
われわれ大人でも
なかなか相談の場所に相談できる
といったら難しいので
子どもはもっと難しいと思います。
石井≫公的機関に助けを
求めたものの
支援につながらなかったという
女性にも話を聞いています。
大吉≫窓口がやっていない時間も
あるんですね。
石井≫うまくつながれたらと
思うんですが
大阪府立大学の山野さん
子どもたちの状況
どう聞かれました?
山野≫本当にこのVTRの方
よく児童相談所の入り口まで
行かれたという
先ほど幸重さんも
おっしゃられましたけど
相談機関に訪れるというのは
本当にハードルが高い、難しい。
どうしても政府は、相談窓口
いっぱい増やしましょうみたいな
話になりがちなんですが
相談というのは非常に難しい。
行くのには勇気がいることだ
と思います。
そういう意味では、この方が
そこまで行かれたということは
私は、頑張られたなと思います。
それがうまくキャッチ
できなかったことは非常に
残念なんですけれども残念ながら
児童相談所というのは
スーパーマンではないんですよね。
すべて対応しているわけでは
ないので。
やっぱり児童相談所のような
専門的な機関がやること
それから身近な
幸重さんのように、地域で
子どもに密着して
支援をしてくださる方という
公的な機関でも、地域でも
まだありますから
児童相談所がいちばん
数が少なくて
いちばん遠い存在ですから
そこの役割分担とか役割が
明確になって
スムーズにつながれるようになる
ということが
皆さんから見たら
利用する方から見たら
1本のほうがいいんですが
例えば児童相談所の
方にも子どもがいて
5時に閉まってから
実は残業して夜10時11時まで
施設を手配したり書類を書いたり
いろんな仕事を
実はされているんです。
バーンアウトされる方も
多くなっているぐらいです。
1つの機関が全部やるのは
絶対無理なので
それをきっちり1つの
作っていく必要があるんじゃない
かなと
思いました。
石井≫幸重さんは
NPO法人の立場ですけど
お子さんたちの状況を
どう聞きましたか?
幸重≫われわれは
民間の立場ですので
先ほど、時間帯であったり
とりあえず、まずは
寄り添うというところを
大事にはしながら
関わらせてもらっています。
児童相談所、あと警察とかも
頼りになるところもあるんですが
どうしても家出となると
非行という扱いで
家に帰されてしまったり
そこで説教されてしまう
ということもあったり
みんなが協力しないと、これは
なんともならん問題だなと
思います。
大吉≫幸重さんは今、滋賀県で
活動されているとことですが
こういう団体は全国各地に
たくさんあるんですかね。
幸重≫全然、足りていない
状況ですね。
どうしても一人一人に
相当な時間とエネルギーが
かかってくるので
それだけスタッフや
場所とかいうのはね
全国にまだ足りていませんね。
大吉≫そういう現状なんですね。
中村≫寄り添うことが大事と
おっしゃっていましたが
実際に家出をしている
お子さんから
ファックスをいただいています。
大阪府の方からです。
家出してから帰っていません。
番組の放送は
大人目線でしかない
親が被害者みたいに見えますが
子どもは親にあてられない
親のストレスから逃げるために
家出しています。
どういう被害ストレスを受けて
いるかを子どもは言わずに
家出に向けているだけです。
親にも事情があるでしょうが
親だけが被害者みたいな放送は
違うと思います。
一方、親のほうから。
大分県50代の方からです。
高校3年生の娘の母です。
コロナ禍で家に籠もることが多く
昼夜逆転の生活をして、ずっと
SNSで誰かと話している様子。
よく、友達と娘が言いますが
私の年代だとネットで
知り合う人を
友達と呼ぶことに
違和感を感じます。
犯罪の話などをして
全力で止めています。
そういった犯罪を考えると
いつ巻き込まれるのか
とても不安です。
どうしたら
娘に向き合うべきか
日々考えています。
子どもと大人の間の世代
とても難しいです。
どう向き合っていったら
いいんでしょうか。
幸重≫親子のところの思いの違い
2つのファックスが
表していると思います。
誰かが間に入ってお互いに
話を聞いたり
していくことが
大事であるのかなと思います。
親御さんもどうしても、危ない
危険というんですが子どもの
思っている感覚と全然違います。
子どもに寄り添っていったり
生字幕放送です。一部、字幕で
表現しきれない場合があります。
ではお伝えします。
北朝鮮は各地の代表からなる
最高人民会議をきのうまでの
2日間開催したと発表しました。
アメリカとの関係や核・ミサイル
開発については伝えられず
軍事力の強化や
新型コロナウイルスの感染対策を
徹底するとした
ことしの予算を決定しました。
きょう付けの北朝鮮の
朝鮮労働党機関紙、労働新聞は
きのうまでの2日間
最高人民会議が開催され
ことしの国家事業や予算を
決定したと伝えました。
このうち核・ミサイル開発を
推し進めるための
国防5か年計画を掲げる中、
みずからの力で国を守り
脅威と挑戦を抑えるためだとして
ことしの支出総額のうち
去年と同じ15.9%を軍事力の
強化に充てるとしています。
また、新型コロナウイルスの感染
対策について
国家の最優先の事業に
位置づけたうえで
去年よりも予算を33%増やすと
しています。
一方、今回の最高人民会議では
キム・ジョンウン総書記の
出席は伝えられず
焦点となっていたアメリカとの
関係や核・ミサイル開発への言及
もありませんでした。
北朝鮮では今月16日に
キム総書記の父、
ジョンイル氏の生誕から
80年となる節目を控えていて
韓国軍の関係者は軍事パレードの
準備を進めている兆候があると
明らかにするなど
各国の警戒が続いています。
アメリカが前のトランプ政権の
ときから日本の鉄鋼と
アルミニウムに高い関税を上乗せ
している輸入制限措置を巡り
アメリカ政府は日本側の要請を
受けて
日本時間のけさ、鉄鋼について
一部を免除すると発表しました。
ただ、アルミニウムは
上乗せ関税が継続されることに
なります。
働く人1人当たりの
現金給与総額は
去年、月の平均で
31万9000円余りと前の年
より0.3%増えて3年ぶりの
増加となりました。
厚生労働省は従業員5人以上の
全国3万余りの事業所
を対象にした
毎月勤労統計調査で
去年1年間の速報値を公表し
ました。
働く人1人当たりの基本給や
残業代、ボーナスなどを合わせた
現金給与総額は
去年、月の平均で
31万9528円となり
前の年と比べて0.3%増えて
3年ぶりの増加となりました。
このうち残業代などの
所定外給与は
去年、月の平均で
1万8023円と
前の年より3.8%増加しました。
所定外給与を産業別で前の年と
比べると
教育・学習支援業が
プラス13.8%、
製造業がプラス13.2%でした
が
宿泊業・飲食サービス業は
マイナス23.7%と
なっています。
物価の変動分を反映した
実質賃金は
2015年平均を100とした
指数が去年は98.6となり
前の年と同じ水準でした。
賃金が増えた一方で物価が上昇
したためだということです。
厚生労働省は
経済活動の再開などで残業時間が
増えて現金給与額はプラスと
なった。
ただ、感染の再拡大による影響が
懸念されていて先行きは不透明だ
としています。
では全国の天気、雲の様子です。
沖縄から西日本、東日本に雲が
広がっています。
西日本や東日本の太平洋側でも雨
や雪の降っている所があります。
生字幕放送です。一部、字幕で
表現しきれない場合があります。
大吉≫引き続き「あさイチ」です。
きょうはコロナ禍で起きている
子どもの家出について
お伝えしています。
中村≫お子さんが家出を
繰り返していたという
茨城県50代の方からです。
小6の子どもが昨年末から
3回、家出を繰り返しています。
1回目は、ネットで知り合った
顔も知らない子に一緒に
家出をしようと誘われて
電車に乗る寸前にホームで
つかまえました。
2回目は準備をしていたものの
私が察知して
お財布からお金を抜き取り
実際には行けずに終わりました。
3回目はゲーム上で知り合った
兵庫県の高1男子が
わざわざ新幹線で最寄り駅まで
迎えに来て
一緒に行く予定で
準備をしていました。
対応がとても大変で
心労が激しいですということです。
コロナ禍についても
お伝えしましたが
岡山県30代の方
SNSが大きな問題というより
コロナの対応が問題としては
大きいのではないかと思います。
学校に行っても楽しみが制限され
マスクでコミュニケーションが
ちゃんと取れない
学校に行っても
希望が持てないほうが
本当に問題だと思います。
しっかり考えないと
子どもたちは行き場がなくて
リアルの世界よりネットの中の
世界にどんどんはまっていきます。
一方で東京都40代の方は
コロナ禍になって増えた
というのは後付けではないかと。
コロナ前からあることが調査上
増えて見えるだけではないですか。
何の前触れもなく
失踪する子はいません。
親や周りの人たちが見逃している
だけで常にメッセージを
発しています。
SNSはSOSだと
気付いてくださいということです。
SNSは使い方によって
ということがありますよね。
大吉≫もちろん
いろんな考え方もありますね。
この辺りでもう一度知っておこう
という企画でございます。
石井≫SNSを使って家出を
している若者たちが
いるわけですが
こうした若者たちが犯罪に
巻き込まれないようにするための
活動も始まっています。
(VTR)
滋賀県大津市。
幸重さんが代表を務める
こどもソーシャルワークセンター
です。
夜10時から朝の5時まで
家出をしている
若者たちの支援を行っています。
ネット上の掲示板を見ながら
SOSの声を
見つけ出していきます。
相談員は、かつて同じように
家出を経験した若者たちです。
家出中の少年少女に共感しながら
チャットでやり取りを
していきます。
必要に応じて全国の
若者支援団体につなげていきます。
この日、新宿で泊めてくれる人を
探していた女性には
こんなコメントを送りました。
≫コラボさんっていう団体が
無料カフェを出してて
今、新宿にいるはずだから
ぜひ行ってみてほしい
って言ったら
めっちゃ有益な情報!
バービー≫家出経験者の方たちが
仲間になっているというのは
すごく温まりますね。
うれしい話。
でも、このお話の前提が
巻き込まれないために子どもが
どうしたらいいのかという
話のところがちょっと悲しくて
悪いのは悪いことをする大人たち
に決まっているんだから
それに巻き込まれないように
するのももちろん大事なんだけど
そっちのほうなんとかしてよ
と思うというところはありますね。
石井≫幸重さん、活動にあたって
気をつけていること
心がけていることはありますか?
幸重≫若者たち
家出を経験したという
彼らはアルバイトで
まさに、このコロナの中で
生活自身も、苦しい若者たちを
アルバイトで深夜に
働いてもらっているんです。
本当にうまいんですよ
見つけ方も話し方も。
見つけることに
重きを置いてるわけじゃないので
しんどいメッセージを持った
若者たちと子どもたちが
おしゃべりをする。
そういう中で危険なメッセージが
あったら、われわれ専門家
ソーシャルワーカーが
横につくんですけれど
本当にうまいんです。
われわれがタッチ交代すると
一気に支援臭というのかな。
そういうのを感じて
きられるんですね。
本当に若者たちの力に
助けられています。
石井≫支援する大人たちも
アプローチのしかたを
学ばなきゃいけない
ということですね。
幸重≫そこがいちばん
気持ちが近い経験を持っている
子たちから学んでいかないと
いけないと思います。
なんとなくプロがやったほうが
いいという風潮があるんですが
決してそうではないと思いながら
横で活動しています。
大吉≫こうした活動している大人
もね、少ないけど
ちゃんといるんだということが
子どもたちに伝わればいいですね。
華丸≫10時から5時という
あの時間帯が
いちばん多いんですか?
幸重≫その時間帯が公的にも
何もないですし、家出って昼に
起きるものじゃないですよね。
夜にするからみんなしんどくて
頼れる場所がない。
相談窓口もないわけじゃないん
ですけど夜の時間は
つながらないんです、ぱんぱんで。
本当にもっともっと増やして
いかないと解消していかないと
思います。
大吉≫そこでね、お金をあげるよ
迎えに来るよって言われたら
つい行っちゃうんですよね。
幸重≫すぐにそういう助けてくれ
る人がいたら、すって行っちゃう
せめぎ合いですよね。
石井≫さらに幸重さんたちの
NPOでは何かあったときに
頼れる子どもたちの居場所を
用意して
つながりを作ろうとしています。
(VTR)
幸重さんのNPOでは
いざとなったときに
10代の若者が相談できる
居場所を作っています。
午後2時から夜の9時の間
自由に過ごすことができます。
また必要に応じて宿泊も可能です。
集まっているのは
家族や学校での関係に
悩みを抱える、高校生や中学生。
電車で1時間以上かけて
来る子もいます。
同じ年代の仲間やボランティアと
おしゃべりをしながら
楽しく過ごしています。
こうした場を通して
SNS上にはない
顔が見える信頼関係を
築こうとしています。
この日の夜。
幸重≫なるほどな。
幸重さんのもとに
1本の電話がかかってきました。
この居場所に来ていた
女性からの緊急の相談でした。
同居する両親と折り合いがつかず
家を出たいと
助けを求めてきたのです。
女性は、その日のうちに
NPOの居場所に
逃げ出してきました。
その後、数日の宿泊支援の後
幸重さんの紹介で
保護施設に入ることができました。
バービー≫よかった。
彼女は幸重さんのところに行けた
からよかったけど
アクセスできない子たちは
まだまだたくさんいる
ということですよね。
幸重≫来られるのは滋賀県の
大津から来られる範囲の子しか
来られないし
限られてるなと思いますけれど
でもやっていくしかないので。
バービー≫たまに若い子たちから
本当に苦しいですという
メッセージ、DMをもらう回数が
増えた気がするんですが
そういうのを
受け取ってしまったら
どう対処すればいいんですかね?
幸重≫やっぱり受け止めて
いろいろと話をするというだけで
ある程度、気持ちは
楽になるのかなと。
ただ相談だけでは
解消していかないので
やっぱり安心、安全できる場所を
どう確保するのか
それがコロナ禍で見つけられない
社会の中では、今のような
居場所をどんどん増やしていく
しかないのかなと思います。
バービー≫大人側が
もうちょっとそういうところを
いろいろ知っておくのは
大事ですね、情報として。
幸重≫そうですね。
ただわれわれも限られたところで
やっている活動なので
どんどん来てくださいという
スタッフ的な余裕とか
資金的な余裕があるわけじゃ
ないので
1人ずつを救うしかできません。
いちばん最初のビデオで
徳丸さんが言っていたので
しんどいことに関しては
時間をかけてゆっくりと関わって
いくしかないので
労力は非常にかかりますね。
石井≫山野さん、家出をする
子どもたちに対する支援について
課題と思っていらっしゃること
ありますか?
山野≫3点ほど
お伝えしたいと思います。
1点目は
身近に相談できる
幸重さんたちの
活動のようなところに
ちゃんと政策として
お金が流れるようには
なっていない。
きっちり公的な機関だけではなく
そういった民間ではない
民間でだけできない部分が
一本化して
ちゃんとお金が流れるように
予算がつくようにする
サポートが必要な人に見えるよう
にするというのが
1点目だと思います。
見えていないというのが
大きなことです。
2点目は先ほど児童相談所に
訪ねていった事例のときにも
言いましたが
なかなか自分のことを
自分から客観化して
こうなっているから
相談に行こうと
思えないんですよね。
アウトリーチと言っていますが
全校訪問だったり
こちらから
支援者の側からすべての家庭に
大丈夫ですか?と
何かありますかと
全校訪問事業みたいなものが
いろんな形で行政でやっている
ところがあるんです。
そういった体制を
作っていかないと
声を拾ってもらえない。
どこにどう声を上げればいいのか
分からない。
正してくださいねと
言いましたけれど
どこにどう声を上げればいいのか
親も子も分からない。
そういった
アウトリーチと呼んでいますが
出向いていって
聞いていくというサービスが
展開が必要じゃないかと思います。
3点目は今、話題になっている
10代の家出という
テーマなんですが
いちばん、やっぱり
支援というかサービスのメニュー
が少ないところなんです。
乳幼児期はいろいろな
子育て支援を政府が
作っている相談体制もあります。
小学校や義務教育の段階も
まだ見える化しています。
高校生の年齢になると
うんと見えなくなる
数も少なくなるという課題が
あります。
こういった放送から
どんどんそこに
手厚さが必要なんだという方向に
政府も動いてくれたらうれしいな
と思いながらお聞きしていました。
以上、3点です。
石井≫ありがとうございます。
中村≫家出経験者の方からの
メッセージです。
新潟県30代の方です。
家出経験者です。
お願いがあるのですが
家出をするには理由があるので
再会したときに、どうか
頭ごなしに感情のままに
どなったりしないでほしいです。
正直、家出をしたら犯罪に巻き
込まれるのは覚悟していました。
それでも、生きるためには
家に戻れないし
なんとか無事に
生き延びてきました。
近くに安心して頼れる
大人がいること
心身の安全が守れる第3の
安全な居場所があれば
お互いにイライラせずに
悲しい思いをせずに済むのかな
と思いました。
第3の居場所もね
増やしていくのはなかなか
難しいということでしたけど
大切なんですかね。
幸重≫まず知ってもらうことが
大事です。
番組を通して知ってもらうところ
から始まった。
今後もこのテーマは継続して
やっていただきたいと思います。
増えてほしいなと思いながら
活動しています。
大吉≫子どもの家出が
増えているという話題を
お伝えしました。
幸重さん、山野さん
ありがとうございました。
またお願いします。
中村≫続いては、先月の
「クイズとくもり」で
ご紹介できなかった
あったかインナーのにおい問題に
ついてお伝えします。
洗濯方法と合わせて
VTRでご紹介します。
(VTR)
≫あったかインナーを
長く使っていて…。
においが気になっている人
結構いるんです。
現れたのは
お洗濯マイスターの大貫和泉さん。
大貫さんも、あったかインナーの
においが気になっていました。
そこで、綿のインナーと
あったかインナーの
汚れの付きやすさなどを比較する
実験を行いました。
すると衝撃の事実が
明らかになりました。
まずは、汚れの付きやすさです。
あったかインナーに付いた汚れは
綿のおよそ1.4倍でした。
また、付いたにおいも
あったかインナーのほうが
綿のインナーよりも
強かったんです。
一方で、洗濯したときの
汚れの落ち具合は
あったかインナーは
綿よりも2割ほど少ない
という結果に。
また、角質などの
たんぱく質汚れも
においの原因になりますが
そのたんぱく質汚れも
皮脂でコーティングされることで
化学繊維にからみつき
取れにくいんです。
こちらは番組スタッフが
一日着用したあったかインナー。
洗濯前のものです。
顕微鏡で見てみると…。
黒くて細いのはインナーの繊維。
その繊維にまとわりつく
白いもの。
これらが、たんぱく質汚れです。
でも皮脂でコーティングされてて
洗っても落ちにくい。
どうしたらいいんでしょう?
ということで大貫流、洗い方講座
最初のポイントは…。
実際に、裏返しにしたものと
表のままのものを同時に洗濯して
汚れの落ち具合が
どれくらい違うか測ってみると…。
たった1割?と思うことなかれ。
ちりも積もれば山となるです。
続いて、洗い方ポイントその2。
大貫≫いちばん機械力のある…
そして、最後のポイントは…。
洗濯物を詰め込みすぎると
衣類の動きが悪くなって
汚れが
落ちにくくなってしまうからです。
目安は…?
大貫≫7、8割は銀色の部分が
5cm程度見えるくらいです。
大吉≫はーい、分かりました。
<笑い声>
中村≫VTRでは
縦型洗濯機の場合
汚れが強いものは最初に入れると
ご紹介しました。
ドラム式洗濯機の場合は
ドラム全体が回るので
最初に入れる必要はありません。
そのほかのポイントは
縦型洗濯機と同じです。
そして、染みついてしまった
においを落とす際の洗い方です。
つけ置き洗いをしてください。
バービー≫そうか。
中村≫まず
40度くらいのぬるま湯に
液体の酸素系漂白剤と洗剤を
入れて溶かしてから30分から
2時間ほどつけ置きします。
その後、つけ置きした液ごと
丸のまま洗濯機に入れて洗えば
染みついたにおいや汚れを
落とすことができます。
バービー≫つけ置き…
目下の悩みでしたよ。
皮脂汚れのにおいじゃなくて
おへそのにおいがするんですよ。
大吉≫そんなことないよ。
イラストのようなシャツなら
私ならもう買い替えを
おすすめしてますね。
そんなもん着ないでよかと。
華丸≫温かさを追求したが故にね。
大吉≫気にならない方はこういう
洗い方がポイントですね。
続いては
「おでかけLIVE」です。
奈良放送局の
吉田真人アナウンサーです。
吉田≫奈良県の中央に位置する
山あいの村、天川村に来ています。
15年前に廃校になった
小学校です。
おはようございます。
奈良放送局の吉田真人です。
こちらは、かつて教室だった
場所なんですけれども
ここで
ある研究を行っているんです。
とはいえ一面
こん包材に覆われていて
中の様子をうかがうことは
できません。
どんな研究が
行われているんでしょうか。
ちょっと中をのぞいてみましょう。
失礼いたします。
中に入りますと
大きな水槽があります。
1つだけでなく、2つ、3つと
ありますが
ここではいったい、何の研究を
しているんでしょうか?
下西≫ここでは魚の養殖試験を
行っています。
吉田≫水槽の中でたくさん魚が
泳いでいますけれども
フグなんです。
ここではトラフグの養殖試験を
行っているんですね。
水槽の中のカメラに
切り替えましょうか。
このトラフグ
虎柄に似ていることから
トラフグという名前が
付けられたということなんですが
何だか表情も
かわいらしいですよね。
味の特徴は何かあるんですか?
下西≫フグの王様と
いわれているくらいうまみ成分が
ほかのフグに比べて
強いといわれています。
吉田≫そもそもフグは
海の生き物じゃないですか。
なんで屋内で
フグの養殖をされているんですか。
下西≫温度管理とか天気に
左右されないというのが
いちばんのポイントです。
吉田≫メリットがあるんですね。
天川村は3年前から
このトラフグの
養殖プロジェクトを始めました。
今、説明してくださったのは
この養殖場の責任者
下西勇輝さんです。
大学ではフグの養殖を
研究されていました。
下西さん、海のない奈良県
しかも山の中の天川村で
フグを養殖しようと思ったのは
どうしてなんですか?
下西≫天川村は観光地として
非常に有名なんですけれども
冬場になるとどうしても
客足が衰えてしまうんですね。
なので新しい
皆さんに目を引いてもらえる
新しい特産品として
トラフグの養殖を始めました。
吉田≫観光の呼び物にしようと
いうことだったんです。
今も元気よくフグが
泳いでいますが、こちらでは
およそ350匹のフグを
試験養殖しています。
今、映っている水槽の中には
およそ40匹のフグが
養殖されています。
そして、もう一方。
先ほどの水槽、こちらの中では
およそ290匹ものフグが
養殖されているんです。
華丸≫急に増えた。
吉田≫同じ大きさの水槽なんです
が、どうして数の違いが
あるんですか?
下西≫飼育数によって
どれぐらいの成長差が出るか
っていう試験を
やっているんですけれども
匹数が少ないほうが
大きくなりやすいという結果が
出ました。
吉田≫フグも広い空間だと
悠々と成長するんでしょうかね。
ここでスタジオのバービーさんに
クイズです。
フグは水槽の中で
お互い攻撃し合って
体を傷つけてしまうことが
あるんだそうです。
下西さんは、そうならないために
ふだんからあることを
行っているそうなんですが
そのあること
いったい何だと思いますか?
バービー≫攻撃的に
ならないように
話しかけるときに
語尾を優しくする。
元気に育つんだにょん、とか。
大吉≫正解かな?
吉田≫下西さん
フグに話しかけるとき
優しい口調だったんですが
それではないんですね。
正解をお願いします。
フグを網ですくいました。
華丸≫歯を、あれするんだ。
吉田≫歯が生えているんですよ。
下西≫ごめんごめん。
吉田≫パチっと。
大吉≫痛くないよね。
吉田≫この作業、とても
大切でして
お互いが傷つかないように
やっぱり体が傷つくと
商品価値も落ちてしまうので
頻繁に行っているそうです。
こちら、大きな水槽が
教室の中に1つあって
そして、もう1つあるんですが
こちらにも水槽があります。
この水槽、何かといいますと
先ほどの水槽よりも
塩分の濃度を
少し高めているそうなんです。
この濃度の違いで
食感にどのような違いが出るかを
調べる試験を
しているんですけれども
実際に濃度が高いと
浸透圧の関係で
身が引き締まるという
結果が出たそうです。
この養殖試験を行ってきた
トラフグですが
いよいよことし
出荷のめどが立ちました。
どんな味なのか
気になりますよね。
ということで特別に今回
こちらに
てっさをご用意いただきました。
身がとても透明感があって
本当に透き通っていますね。
こちら、衛生管理された場所で
免許を持った方に
調理していただきました。
私、代表して
試食させていただいて
よろしいでしょうか。
下西≫ぜひお願いします。
吉田≫ご覧ください
この身の透明感。
ガバッといったほうが
いいですかね。
下西≫かばっといってください。
大吉≫3ついく?
4ついってる。いくね。
吉田≫本当に身が白くて
つやつやとしているんですね。
こちらをちょっとだけ
ポン酢につけまして。
華丸≫そんなもん?
もうちょいつければいいのに
ねぎもなしで。落とした。
<笑い声>
華丸≫あんたが天然か。
大吉≫フグの身のみ食べてる。
吉田≫とても身が
コリコリとしていて
うまみがすごく凝縮していて
濃いですね味が。
下西≫ありがとうございます。
吉田≫なんだろう
表現が合っているか
分からないですけれども
干物ぐらいのうまみというか。
華丸≫おい!
大吉≫ちょっと真逆だけれどもね。
華丸≫干物になっちゃ
だめでしょう。
吉田≫うまみがあるこのフグ
どうやって広めていきたいですか。
下西≫もっと規模を広くして
村に皆さんに来ていただいて
食べてもらいたいと思っています。
吉田≫この天川村のフグが
名物になっていきそうですね。
ここまで山の中で育ってる
トラフグについて奈良県の
天川村からお伝えしていきました。
大吉≫皆さん、朝から
ありがとうございました。
吉田さん、おもしろかったですね。
もっとつければいいのにポン酢。
バービー≫繊細なのかな舌が。
大吉≫実験がうまくいくと
いいですね。
華丸さん、続きましては。
華丸≫「わがままホビー」だよ。
<ヒューマンビートボックス>
<ヒューマンビートボックス>
<拍手>
駒村≫ありがとうございます。
バービー≫すごい。
駒村≫きょうは
ヒューマンビートボクサーの
TATSUYAさんに
お越しいただいています。
BGMもかけずに
唇、口だけでこの演奏ですからね。
きょうの「わがままホビー」は
ヒューマンビートボックスに
挑戦していただこうと
思っています。
改めまして
TATSUYAさんですが
国際大会でも優勝経験が
あるほどの実力の持ち主で
二十歳から独学で技を習得されて
世界的に活躍されていて
ももいろクローバーZの
皆さんと共演したりとか
あと都内の高校でも非常勤講師と
して教えていらっしゃる。
華丸≫授業であるということ?
TATSUYA≫はい。
ヒューマンビートボックスを
教えています。
華丸≫代返とかうまくなりそう。
駒村≫そういうことに
使わないでください。
経験はどうなんでしょうか
皆さんはありますか?
バービー≫ないんです。
大吉≫それ
ヒューマンビートボックス?
華丸≫DJ。
バービー≫それは私の中での
イメージはこれなんですよ。
大吉≫DJをしている
ハリウッドザコシショウ。
TATSUYA≫子どもから
お年寄りまで楽しんでいただける
ようになっています。
駒村≫何の楽器も
いらないですからね。
おうち時間が増えている方も
いると思いますので
挑戦していただけたらと
思いますが
ヒューマンビートボックス
いちばんのポイントが
あるんですよね。
TATSUYA≫音を出すときに
強く短くタイトに発音すると
声っぽくなく
かっこいい音になるのでそこを
意識していただけたらなと。
駒村≫強く短くを意識して
早速、挑戦していきましょう。
まずはこちらです。
TATSUYA≫ビートボックス
の基本がドラムの音を
鳴らすことが多いんですけれども
この3音、バスドラムで
ハイハット、スネア
という3つの種類を
やるんですけど
細かく説明すると難しいので
今回は誰でも
分かりやすく
なるように
ポテトチップスの「ポ」
「ポ、チ、プス」
だけを取った。
華丸≫マイクがないで…。
TATSUYA≫ポテトチップス
の「ポ、チ、プス」だけを
取ってドラムの音をやらせて
いただこうと思います。
「ポ、チ、プス」だけをとって
ドラムの音をやらせて
いただこうと思います。
「ポ」はバスドラムです。
「ポ、ポ、ポ…」。
TATSUYA≫遠くに息を
飛ばすように吐きながら
「ポ、ポ、ポ…」
声を出さずに息をしっかり飛ばす
ことがポイントです。
駒村≫華丸さんから
順番にやっていただきましょうか。
「ポ」だけを。
華丸≫「ポ、ポ、ポ…」。
TATSUYA≫いいと思います。
息をしっかり吐けている
と思います。
大吉≫「ポ、ポ、ポ…」。
華丸≫声を出さないで
大吉≫「ポ、ポ、ポ…」。
TATSUYA≫そうそう。
駒村≫近くなっている。
バービー≫「ポ、ポ、ポ…」。
華丸≫養殖のトラフグですか?
大吉≫才能あるかも。
すごく力強い。
駒村≫続いて「チ」です。
TATSUYA≫「チ」は
たちつてとの「チ」を
ささやき声で
言いながら息をしっかり吐いて
「チ、チ、チ…」と鳴らします。
駒村≫3人でいきましょう
せーの!
≫「チ、チ、チ…」。
TATSUYA≫バービーさんの
ちょっと…。
華丸≫いやいや感が。
大吉≫もっと楽しくやったほうが
いいと思うよ。
華丸≫何に対しての?
バービー≫「チ、チ、チ…」。
駒村≫感情が
だいぶ乗っていますね。
「チ」のの感じとしてはいいです
よね。
続いては「プス」です。
TATSUYA≫息をしっかり
強く吐きながら口の形を大げさに
「プス、プス、プス…」。
華丸≫難しそうだな。
TATSUYA≫ちょっと
難しいと思います。
「プス、プス、プス…」。
でも皆さん上手。
華丸≫「プス、プス、プス…」。
バービー≫「プス、プス、プス…
」。
駒村≫大吉さんは
大吉≫「プス、プス、プス…」。
空気が抜けている音ではないです。
華丸≫タイヤが…。
駒村≫3人でいってみましょう
せーの!
≫「プス、プス、プス…」。
TATSUYA≫いいと思います。
駒村≫ではマイクを
持っていきましょう。
今の「ポ、チ、プス」をまとめて
やっていこうと思います。
マイクの持ち方からお願いします。
TATSUYA≫マイクの持ち方
コツがありまして、中指と親指で
輪っかを軽く作っていただいて
ちょうどマイクが頭の部分が
隠れるぐらい。
薬指と小指もぎゅっと握ります。
そこに人さし指を添えて
いただいて少し
頭の部分に空間を作ります。
ここで唇がぶつからないように
なるんです。
これを口の近くに
持っていただいて
マイクに音をぶつけるような
イメージで音を出して
いただけたらなと思います。
バービー≫「プ」。
駒村≫出ましたね。
「ポ、チ、プス」をまとめて。
TATSUYA≫リズムよく
「ポ、チ、プス、ポ、チ、プス、
ポ、チ、プス…」。
華丸≫すげえ!
バービー≫なってるなってる。
駒村≫華丸さんから
いきましょうか。
華丸≫応用編ですね。
「ポ、チ、プス…」
TATSUYA≫かなりリズム感
めちゃめちゃいいですね。
大吉≫「ポ、チ、プス、ポ、チ、
プス、 ポ、チ、プス…」。
華丸≫「ポ」が出るな。
大吉≫なんでだろう?
TATSUYA≫「ポ」も
ささやき声から
「ポ、ポ、ポ…」と
息をだんだん強くすると。
大吉≫「ポ、チ、プス…」。
バービー≫言っているだけですよ。
小声で言っているだけ。
大吉≫「ポ」のあとの「チ」
が出ないね。
華丸≫飲酒運転の
検問じゃないんだから。
大吉≫呼気の検査は
やっていないですよ。
バービー≫「ポ、チ、プス、ポ、
チ、プス、 ポ、チ、プス…」
華丸≫さすが。
TATSUYA≫「チ」のときに
顔が。
華丸≫「天使にラブソングを」だ。
駒村≫次のステップに
行こうと思います。
特殊音「ブー、スィー、プー」。
特殊音はたくさんあるんですよね。
TATSUYA≫数えたことは
ないんですけど恐らく
100種類以上は
あるんじゃないかなと思います。
駒村≫やっていただく前に
少しちょっとだけ
マイクを前のほうに持って
もらっていいですか?
TATSUYA≫例えばロボット
機械が動くような音だったり。
<ヒューマンビートボックス>
華丸≫「ロボコップ」や。
TATSUYA≫あとは
バイクが走るような。
<ヒューマンビートボックス>
みたいなことだったり
こういうのを駆使して
音楽を作っていくんです。
華丸≫すげえな。
駒村≫100種類以上あって
日々
生み出されているようです。
大吉≫いや江戸家小猫師匠に
ライバル現る。
華丸≫江戸家TATSUYA。
駒村≫今のは難しいと思うので
基本の特殊音の中の
「ブー、スィー、プー」を
教えていただきます。
TATSUYA≫リップベースと
いうんですが唇を震わせて
ベースの低い音を出します。
ポイントとしては唇を
ブーと前に突き出して
いただいて
唇を震わせるように息を吐きます。
「プー」
最初は大げさに震わせて
いただいていいかなと思います。
駒村≫皆さんやりましょうか
せーの!
≫「プー」。
駒村≫皆さんマイクが
また下がっていますよ。
≫「プー」。
TATSUYA≫大吉さんも
しっかり息を吐けていますよ。
大吉≫「プー…」
「プー」…全然できてないですね。
TATSUYA≫唇を震わせるの
が難しいですね。
TATSUYA≫次は
ちょっと難しいです。
ジッパーサウンドという音で
チャックを閉めるような
音になります。
音としては…
<ヒューマンビートボックス>。
華丸≫吸った?
TATSUYA≫吸っています。
華丸≫口の中にあるもの
出しなさい!
あめも吐き出しなさい。
授業中やよ。
何か飲んだね。
大吉≫真面目に授業を
受けています。
でもこういう音ですよね。
駒村≫皆さんできていましたね。
駒村≫コツとしては吸うことが
大事なんですよね。
TATSUYA≫細い麺を1本
吸うようなイメージで。
1本だけです。
大吉≫「スィー」。
華丸≫「スィー」。
これなら、いけそう。
駒村≫最後「プー」いきましょう。
TATSUYA≫楽器の
トランペットの出し方です。
唇を1回だけ振動させて
「プー、プー、プー…」
ここで裏声で
トゥーと合体させると
<ヒューマンビートボックス>
…というような音が鳴ります。
華丸≫裏声が出ない。
TATSUYA≫大吉さん
いいですね。
大吉≫「プー…」。
駒村≫かわいい。
3人でいきましょうか。
≫「プー、プー、プー…」。
TATSUYA≫大吉さん
やっぱり上手ですね。
駒村≫いいですね。
華丸≫だんだん中丸君に
見えてきたよ。
大吉≫私もその気に
なってきました。
華丸≫衣装も。
駒村≫では皆さんで
セッションしたいと思います。
パート分けをします。
譜面のようなものを用意しました。
TATSUYA≫華丸さんが
リップベース「ブー」が上手
だったのでベースをお願いします。
バービーさんはドラムの音が
ばっちりだったので
大吉さんが特殊音が
上手だったので
トランペットの音を
「プー、プー、プー…」
という感じで
入れていただこうかなと。
大吉≫最後のやつ、はいはい。
TATSUYA≫華丸さんが
「ブー、チ、チ、チ」。
華丸≫なるほど。
TATSUYA≫これを
キープしていただいて。
バービーさんが
「ポ、チ、プス、ポ、チ、プス、
ポ、チ、プス…」。
バービー≫ああ、もう体に
入ってきている。
TATSUYA≫ちょっと
早いんですけど
大吉さんは
「プー、プー、プー…」。
大吉≫私、出番が極端に少なく
ないですか?
TATSUYA≫大事です。
華丸≫メインボーカルみたいな
もんだから。
駒村≫華丸さん、バービーさん
大吉さんの順に重ねていきま
しょうか。
TATSUYA≫カウントします。
ワン、ツー、スリー、フォー。
華丸≫「ブー、チ、チ、チ」。
バービー≫「ポ、チ、プス、ポ、
チ、プス、 ポ、チ、プス…」。
大吉≫「プー、プー、プー…」。
駒村≫どうでしょうか?
華丸≫やっている?
大吉≫やろうと思ったら
駒村さんが急に
僕の「プー」を落とすから。
駒村≫私が剥がしてしまったん
です、すみません。
ここにTATSUYAさんの声を
乗せます。
バービー≫よかった
完成するんですね。
駒村≫華丸さんから
またやりましょうか。
TATSUYA≫
ワン、ツー、スリー、フォー。
華丸≫「ブー、チ、チ、チ」。
バービー≫「ポ、チ、プス、ポ、
チ、プス、 ポ、チ、プス…」。
大吉≫「プー、プー、プー…」。
TATSUYA≫
<ヒューマンビートボックス>
TATSUYA≫「プシュー」。
華丸≫なっているの?
TATSUYA≫かなりリズム感
も特殊音だったりベースの音も
ばっちりでした。
大吉≫こんなに静寂に
スタジオが包まれると
思わなかった。
駒村≫TATSUYAさんに
教えていただきました。
中村≫きょうは
コロナ禍で起きている子どもの
家出についてお伝えしてきました。
500通近いメッセージを
いただきました。
親子関係についてです。
中村≫やっぱりほかの誰かが
入るということが大事なんですね。
中村≫子どもも親もどちらも
悩んでいるということですよね。
質問もいただいています。
中村≫個人でできること
ありますか?ということですが
幸重さん、いかがでしょうか。
幸重≫きょうの話題でもネットの
中で
無秩序に
かかわりをしてしまうんですが
そうではなくて、きちんと
守られて約束の中で
出会うことが大事だと思います。
こども食堂と聞くんですけど
10代が行きやすいところが
ないのでああいうところに10代
が行けるような、そういうところ
に関わってもらえたら
ありがたいなと思います。
中村≫きょうの放送内容に
ついてです。
中村≫番組はNHKプラスでも
配信しています。
バービーさんにも
いただいています。
生きていますといったことばに
めっちゃ元気をもらいました。
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