出典:EPGの番組情報
情熱大陸【獣医師/中村篤史▽大切なペットの命を守りたい!夜間救急で全力を注ぐ】[字]
夜8時~朝6時までの間…真夜中に“家族”であるペットに何かあった時、連れて行ける専門の救命救急かある!「○○が痛い」と伝えることができない“命”を救うために奮闘
番組内容
コロナの時代。この1年で新たに犬を飼い始めた人は14%、猫を飼い始めた人は16%も増加した。大切な“家族”としてペットが重要な役割を果たす今、その命を救う獣医師のニーズも高まっている。東京・世田谷で10年に渡り夜間にペット専門の救命救急を担う獣医師・中村篤史43歳。運びこまれてくるのは重篤な症状の犬や猫たち。話すことができない彼らの情報を収集分析して適切な処置を。目の前の命を救うために全力を注ぐ。
番組内容2
内視鏡を使って犬のお腹からプラスチックを取り出したり、心肺停止で運ばれてきた小型犬に心臓マッサージを行ったり…。内臓に疾患のある高齢犬の開腹手術も真夜中に行われた。休日も動画を撮影し、学生や若い獣医師に向けて発信するなど、ペットの救命救急を普及させるため奔走。「大切な『いのち』を守りたい、1%の可能性でもかける!」そんな中、難産が予想される猫が運び込まれた。小さな命を救うため…奮闘する姿を追った。
プロフィール
【獣医師/中村篤史】 1978年広島県広島市生まれ。父は獣医師だったが、獣医には興味が持てずバスケットボールの選手になることを目指した。高校生の時に膝を故障して断念。祖母の勧めもあり獣医になることを決める。北里大学獣医科卒業後、東京大学附属動物医療センター、酪農大学で研修を経て、2年間埼玉の高橋犬猫病院で勤務医として経験を積む。2011年TRVA夜間救急動物医療センターの開院に伴い院長に就任。
プロフィール2
日本獣医救急集中治療学会理事長。
制作
【製作著作】MBS(毎日放送)
公式HP
【番組HP】 http://www.mbs.jp/jounetsu/
関連公式URL
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おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
福祉 – 文字(字幕)
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<東京の夜>
<眠らない動物病院がある>
<コロナの時代
ペットを飼う人が急増している>
<比例するように
動物の夜間救急も増えていた>
(中村篤史)まだ
お名前も付いてないんですか?
いつ来たの?
お家来たの いつです?
(男性)え~と 月曜日です
月曜日
わんちゃん…
よし…
<中村が夜間診療を始めて
既に10年になる>
…今んとこ
これがもう…
ヒロセさん どうぞ
<プラスチックの塊を
飲み込んでしまったらしい>
<誤飲は 夜間救急に多い症例だ>
分かりました
すごい おとなしいです
分かった 分かった 分かった
ちょっと行ってきます
あっ 待合室で はい
<検査は 人間のそれと変わらない>
<だが X線でもエコーでも
プラスチックの塊は確認できなかった>
恐らく 時間的なことを考えると
食べて2時間以内ですので…
万が一 腸に入って
腸を傷つけてしまった時には
完全にもう 腸を切ってっていう
手術をしていかなければ
いけなくなりますので
まぁ まず先手を打つ
っていう意味合いで 今回…
<ポチ彦に麻酔をかけ
動物専用の内視鏡を挿入する>
(病院スタッフ)取れました
よし じゃあ これで
<出てきたのは 3センチほどの
おもちゃの部品だった>
どうぞ
ポチちゃ~ん
ちょっと今ね もや~ん
ぽんやりです
ぽんやり ポチちゃんです
ねぇ 大変だったねぇ
もう ホントに…
それこそ…
<急患が 次々と運ばれてくる>
管 入れるよ
<今夜も中村は 命と向き合う>
♬~
<獣医師・中村が出勤してきた>
<夜間医療中心の動物病院は
多くない>
お疲れです
(病院スタッフ)お疲れさまです
<年中無休>
<院長の中村の他
4~5人の獣医師と
3~4人の動物看護師が
勤務している>
せ~の よいしょ
<1晩に10頭から15頭>
<年間5000を超える症例を診る>
(病院スタッフ)いいね アイライン
<ペットの夜間救急を
充実させるため
43の病院が共同出資して
この病院が生まれた>
<夜9時半>
<運び込まれたのは…>
<ササミの ゆで汁を飲んだあと
様子が変わったという>
…で それで ごめんなさい
破けてる形跡とか
そういう食べた形跡はなくて
上を ここに止めてたんで
止めてあるのは捨てて
袋もジップロックに入れて
生ゴミに捨てたんですけど…
初めて外に連れてった時に
その顔をしたんで
何か 嬉しいのかな
あ~っと思って そのままにして
結構 大きめにしたら…
えっと思って
あ~ もう…
何か…
<原因不明>
<検査が急がれた>
<血液検査・エコー・レントゲン>
<できるだけ多くの情報を
集めることで
中村は しゃべれない動物たちの
訴えを聞く>
<いくつかの病気が考えられる中
まず 脳の障害を疑った>
オクムラさ~ん
ちょっと 出して えっと…
あっ 大丈夫ですよ
<脳に
異常は見受けられなかったが
血液中のナトリウム濃度が
低いことが分かった>
フクヤマさん ララちゃん どうぞ
はい お待たせしました
今日…
今 あげてる器が
猫ちゃんが食べる ちっちゃい器で
あぁ ちっちゃい…
どのぐらいのお皿ですか?
このぐらいです
ちょっと 絵に…
実物は こんなもんです
あぁ 分かりました
ちょっと待ってくださいね
こんな感じですか?
これよりも もうちょい深い?
(フクヤマさん)あっ 深くない
もうちょっと おっきいぐらい
これの1.5倍ぐらい
これで 大体どのぐらい
飲んだのかなと思っていて
雰囲気的に
(フクヤマさん)もっと 全然飲んでます
すいません
もっと全然飲んでます その煮汁
(フクヤマさん)1杯がですよね?
1杯が ごめんなさい
もっと全然多いです
あっ 全然飲んでる
全然飲んでます
もう何か 結構 すいません
すり切り1杯ぐらい…
これで…
これで大体10ccぐらいなんですよ
じゃあ 全然…
(フクヤマさん)もう 全然です
すいません…
あ~ 1杯80ccぐらい
これ 20ccとかなんで
もう全然 すいません 多いです
全然ですね
それを 3杯
80ccを3杯飲んだの
うん
う~ん
(病院スタッフ)すごい
多分 それが原因だと思います
そうすると 塩分がない水を
一気に それだけ飲んだので
僕らでいうと ペットボトルを
一気に…
そうすると
何が起きるようって…
むくむんですよ
はい
どこが むくむかっていうと…
もう こういう よだれみたいな
症状が出たんじゃないかな
っていうふうに思っていて
脳が腫れたっていうかですね…
<ペットの急増は イコール
慣れていない飼い主が
増えることでもある>
<中村は
症状と対応を 丁寧に説明する>
そうなんです
わんちゃん 飼わなきゃ… ねっ
うちも もう…
さっき よく 240っていうの
覚えといていただいたから
まさに
この診断に早くたどりついて
もう やってあげることは
すごくシンプルで
今度 ちょっと脱水してね
っていうふうに…
<ララは 急性水中毒の疑いが強い>
<利尿剤で 脱水を促した>
<やはり 水中毒だった
ポメラニアンのララ>
<運び込まれてから
4時間がたった>
カメラ目線 半端ないな ずっと
(ほえる声)
ハハハハ!
<元気になってくれることが
中村のエネルギー源だ>
(病院スタッフ)ごはんくれた人だね
ありがとうございました
こんな感じで
元気になりました
はい
ありがとうございました
すいませんでした
よかったね 来た時 大変だったね
ありがとうございました
よいしょ あらっ
フフフフ
は~い
よかったね 元気になっちゃったね
は~い
<飼い主も
どうやら 落ち着いたようだ>
<時刻は午前5時を回っていた>
あぁ 特に それはなくて
もちろん 初めて飼われるので
それは そうだな
その時に
ご存じになられなかっただけで
理解されれば
「そういうことだったんですね
ごめんなさい」っていうふうに
おっしゃられる方
たくさん いていただけるので
何か まぁ…
…っていう話ですよね
<毎日 文字どおりの朝帰りだ>
<広島から上京して
もう25年になる>
ぐしゃぐしゃなんすけどね…
ハハハハ ハハハハ
このランダムさが いいんすよね
好きな時に 運命的に会う本を
拾って読むみたいな
お風呂に入りながら よく…
仕事終わりなんで 本が水に
つかって みたいなことになります
(スタッフ)なるほど
マジで汚いんで
マジで勘弁してもらいたい…
<とにかく 本が好きだ>
もう ヤバいんですよ
(スタッフ)ホントだ
ここ ちょっとNGっすね
撮影NGなんすけど
<父が獣医師だった>
<3人兄弟の長男として
生まれた中村も
幼い頃から 動物が大好きだった>
<だが
獣医になろうとは思わなかった>
でも ああやって…
…っていうふうに思いますよね
すいません
何かもう 質素なごはんで
みそ汁 作ろうと思ったんですけど
面倒くさいんで インスタントで
やったんですよ フフフフ…
いただきま~す
<思えば 勤務医をしていた時
早い診断と処置があれば
救える命が多いことを知った>
<10年前
今の病院を開いてからは
動物の救命救急の本場
アメリカを視察>
<スピード感ある医療の大切さを
訴え続けている>
<中村は
よく この神社に立ち寄る>
<手を合わせるようになる
きっかけがあった>
<5年前 講演会などで
病院を留守にすることが増えた>
(かしわ手)
<次第に
スタッフとの間に溝が生じた>
<その時
気付いたことがあったという>
はい 出ます
感謝の練習って
言ってるんですけど
とにかく ありがとうございますと
あと 感謝をしますと
もう この2つだけなんですよね
(スタッフ)
先生 そんなこと思う 何か…
自分は…
自分でやってきた感が
ずっとあった人間で…
でも それって
どこかで欠落してたのが…
<この日 歩けなくなった犬が
運び込まれてきた>
<8歳になる…>
<重篤な状態だった>
<中村は 緊急手術を決断する>
この子は…
多分 脾臓が破裂した瞬間に
血の巡りが…
今…
<脾臓に出来た腫瘍が破裂し
大量の血が 腹部にたまっていた>
<すぐに処置しないと 命に関わる>
脾臓 出ますって分かったら…
<たまった血を取り除き
傷ついた脾臓を摘出する>
押さえて
脾臓 ギリで 一旦 出ます
大丈夫そうだね オッケー よし!
<手術は 2時間に及んだ>
<大手術の5日後>
よしよし よしよし
<クッキーが 退院の日を迎えた>
お待たせしました
すいません お待たせしてしまって
めっちゃ お利口で 昨日も
みんなで お散歩に行ったり…
来た時はね もう
ぐったりでしたもんね
またね
よし よかった よかった
さようなら
ありがとうございました
最後 ああいうふうに 歩いて
帰ってくれるっていうのは
やっぱり 嬉しいもんですね
こういうふうに…
<意識が戻らない犬が
運び込まれた>
<だが もう
手の施しようがなかった>
<「救急の現場は過酷です
嬉しいことも つらいことも
共有できる仲間がいるから
乗り越えられます」
と 中村は言う>
(電話のベル)
<急患は 妊娠中の猫だった>
(病院スタッフ)レントゲン撮ります?
あっ 撮る撮る 即行… うん
<出産予定日が過ぎ
かなりの難産が懸念された
2歳のメインクーン・ラム>
<やむなく 帝王切開と決まった>
(スタッフ)すいません
1 2 3 4… はい
赤ちゃん 分かります
まぁ これ 来てから すぐに
レントゲンを撮らせて
いただいてるんですけれども
この頭 頭蓋骨を数えることで…
1 2 3 4 5… 6頭ですね
今 見ると
1 2 3 4 5 6頭ですね
(スタッフ)6頭
(病院スタッフ)お願いします
お願いします
<取り上げたら すぐ
呼吸を補助してやる>
(鳴き声)
(病院スタッフ)
6頭いるんでしたっけ?
6頭
(病院スタッフ)3頭目 動いたそうです
この子 ちょっと頑張って
(病院スタッフ)はい
(鳴き声)
(病院スタッフ)頑張れ 頑張れ!
<みんな 無事のようだ>
(病院スタッフ)
6匹ショット 6匹ショット
(病院スタッフ)×6
<小さな命は いつも
仕事の過酷さを忘れさせてくれる>
<夜が明けていた>
おっ うわ~!
今日 いいっすね これは
これがね いいんすよ
この朝日ですよね
これはもう
僕らの特権だと思ってるんで
(スタッフ)
今日は どういう予定ですか?
今日は ちょっと
いろいろあったので…
<そして ラムは6頭の母になった>
(鳴き声)
<次回の「情熱大陸」は…>
<第6波に備えて
僕たちにできること>
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