ガッテン!「開け!スリムへの道 新感覚☆食べ過ぎ防止術」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ガッテン!「開け!スリムへの道 新感覚☆食べ過ぎ防止術」[解][字]

スリムボディーを手に入れたい!そんなあなたに最新研究でわかってきた「スリムへの道」をお教えします!カギを握るのは「うま味(み)」。味覚と肥満の意外な関係を大解明

番組内容
スリムな体を手に入れるための方法に、新たな道が見つかった!?ガッテンが今回注目したのは“味覚”。昆布やかつお節から取った“だし”に多く含まれる「うま味(み)」に、肥満を防ぐカギが眠っているという!ある方法で自分の舌を“うま味を感じやすい舌”に変化させると、なんと自然に食べ過ぎを防げる可能性が!うま味と肥満との間に一体どういう関係があるのか!?「スリムへの道」を開くための最新研究をいち早くご紹介!
出演者
【ゲスト】柴田理恵,石塚英彦,大島麻衣,【司会】立川志の輔,小野文惠,【語り】山寺宏一

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 柴田
  2. 大島
  3. 石塚
  4. 味感度
  5. バカ
  6. 結果
  7. 肥満
  8. 感度
  9. 今回
  10. 食事
  11. 論文
  12. グルタミン酸
  13. スリム
  14. 研究
  15. 昆布
  16. 健康
  17. 実験
  18. 受容体
  19. 普通
  20. 麻衣

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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(拍手)

こんばんは。 今週も…。

ガッテン!
よろしくお願いをいたします。

(ゲスト一同)お願いします。
どうも どうも。

先日 ちょっと体の中を
調べてみましたら…

(大島)増加…。
(柴田)えっ…。

腹囲…。
あら…。
(大島)えぇ~。

えっ?

(柴田)あぁ~。
(大島)あ~ よく聞きますね。

そう言うと
コロナのせいにしてしまってますが

ものすごい 私…

(ゲスト一同)えぇ~!
あなたは そんな… 大丈夫ですよね?

(笑い)
いやいや そうじゃなくて。

年齢的に… 一番近いから

そういうのに お悩みではないかと思って
聞いただけです。 これが 私ね…

(笑い)
(大島)いますよね。

多分… ほら
外に 飲食しに行かないし

家にいると あんまり
いろんなもの食べないので

非常に いい感じになって。
はぁ~…。

私 自粛期間中に ジムとかも
行けなかった期間があったので

太ったんですけど 逆に…

ほら!

あの… 石塚さん どう?

(笑い)

肥満なの? それとも…。 いや…。

(柴田)
体格いいんじゃないの? 石ちゃんは。

いやいやいやいや…!
(大島)びっくりしたんですね。 (笑い)

びっくりしたの?

とりあえず 今日のテーマは
そういうわけで この言葉です。

(大島)え~ うれしい!
(柴田)うわあ~!

(大島)大事!
(柴田)でも みんなが…

はい 「スリムへの道」。

お待たせしました。
本日お届けするテーマは ずばり…

肥満は さまざまな病気のもと。

なので
スリムになりたい皆さんのために

「ガッテン!」は これまで
いろんな情報をお伝えしてきました。

生活習慣を変えるための
ちょっとしたアイデアもありましたよね。

こよい そこに…

…が加わる可能性が!

なんと 最新の研究で…

…につながる耳寄りな情報が
見つかったんです!

難しい理屈は一切なし!
まずは 皆さん…。

シュワーッ!

(舌打ち)

Don’t think!
Eat!

今日…

もう一つ 追加されて…。
(ゲスト一同)えぇ~!

扉を開けようとしてるのを 皆さんに
これから ご紹介をしますので。

どうぞ!

(大島)うわ~ 出た 英語だ!
さあ~ 出ました。 これです。

(小野)去年 発表された注目の論文です。

これは 英語圏の先生が
お出しになったものでしょうか?

いえいえ 鳥取県にある 山陰労災病院の

水田栄之助さんという方が
中心になって…。

日本の方が…。
はい お出しになった論文です。

まあ そうでしょうね。
(柴田)これ 何て書いてあるんですか?

(大島)何だろう?
これ…。

(大島)おっ?
いや… というのは

やっぱりガーン! と
「あっ そういうことか!」

っていうことがないと
なかなか役に立たないじゃないですか。

「は~ん…」って言ってたら
しょうがないので…

やった!
そういたしましたら

水田先生が おっしゃってるのは…。

(大島)えぇ~!
(柴田)「バカ」?

(大島)2文字入るの!? ひっかけだ!
3文字だと思ってたのに 全部で。

(柴田)肥満の人は…。

(大島)何とかバカ?
(柴田)ほにゃららバカ?

ざっくりと意訳したら
こうなったっていうことです。

(柴田)ショックですね これ…。

さあ…。
(大島)何だろう? バカ?

中身的には ここが…。

(柴田)舌がバカ?

(石塚)一応 甘いとか しょっぱいとか
冷たい 熱いは 分かりますよ。

「味覚音痴」って 今 言葉が出たけど
そういう言葉は 確かに番組で何回か…。

紹介したことありますし。

(大島)分かりました。
はい。

猫舌がバカ…?
(大島)何て言うんですか

猫舌じゃなくて
熱いのすら普通に食べれちゃう人。

そうすると なんか熱いうちに
すぐ食べ終わっちゃうから。

ベロが 熱の感覚が狂っていると

熱いまんまでもドーッと食べ続けていくと
量もたくさん食べてしまうし…。

肥満になりがち。
あっ あぁ すごいね

もし これが ほんとに ここに
「猫舌」ってことになったら

この水田先生というのは 麻衣ちゃんと
同じレベルだってことだよね。

(笑い)
どういうこと!?
当たってるかもしれないですよ!

ごめんね。 悪い言葉で言ったけど。

(石塚)舌が異常に細いとか…。
うん。

ヘビみたいに。
(柴田)えっ 細いの?

(石塚)
ミルクとかも チャプチャプチャプチャプ
飲んじゃうじゃないですか。

(大島)あ~ 猫ちゃんみたいな…。
(柴田)あ~ 猫みたいにチャプチャプ…。

常に食べちゃうってことですか?
はい。

では 一体 何の舌がバカなのか?

ここに書いてあるんです。

(柴田)「Umami」!?
(大島)え… うまみ? 日本語だ。

(柴田)「Umami taste」?

(柴田)うまみ舌…。
(大島)えっ 初めて聞いた!

こんな言葉はありませんが 要約すると

うまみ舌の部分が バカになっている
感じなくなっているっていう…。

これ そうしますと…

(笑い)

「うまい」っていうの感じないのに

「うまい」って言っちゃってることに
なっちゃってますよね。

水田先生は うまみというものを感じる

多分 舌がバカになっている
感じなくなっている。

まひなのか それとも何かが
なくなっているのか 分かりませんが

はぁ~!

…ということが分かって頂けます。

スタジオでもご紹介した こちらの論文。
正式なタイトルは…

つまり うま味が感じにくいかどうかで
その人が将来 肥満になるかどうかを

予測することができる
というものなんです。

論文を執筆された水田さんは
こう考えています。

では 肥満とうま味が
一体どう関係しているのか?

その謎に迫っていきましょう!

まずは…

うま味を感じる
感度について。

私たちの舌は さまざまな味を
感じ分けることができます。

甘味や苦味など 5つに分けられた
基本五味の一つが うま味です。

うま味といえば こちら。

昆布などのだしに含まれる グルタミン酸。

また 肉や魚に含まれる…

かつお節に多いことで知られています。

そして…

干ししいたけに多く含まれています。

実は これらのうま味を感じる感度が

落ちてしまっている人が
いるというんです。

一体どれくらいの人の
うま味感度が 落ちているのか?

現代人の うま味感度を
測定しちゃいます!

参加してくれたのは
20代から70代の男女 103人。

皆さんには
こんなテストに挑戦してもらいました。

こちらの3つのコップ
1つだけに うま味が入っているので

それがどれかを当ててもらうんです!

(大島)楽しそう。

今回は うま味の濃さによって
難易度を4段階に設定。

星の数が多いほど 濃度が薄い。
つまり難しいということになります。

さあ皆さん どのレベルまで
クリアできるでしょうか?

水田さんが書いた論文では…

…というデータが得られました。

そこで今回は 専門家に相談の上

その濃度に最も近い 星2つの難易度

つまり 0.025%が分からなかった人を
感度が低下している人としました。

その基準で言うと 103人中26人が

うま味感度低下という結果に
なったんです。

わあ~! えぇ~!

そうなの~?

(柴田)皆さん でも…

(柴田)
普通の体型の方の感じがしますけど。

そうです。
ですから ひょっとすると

言い方を変えると…

…なのかもしれないですよね。
(大島)はあ~ なるほど。

…ことは正確に分かったんです。

どういうことなのか
解明していきますので

これから ゲストの皆さんに
ご参加頂きたいものが ございます。

その材料を どうぞ。

(石塚)うわ 何だ…。
(柴田)うわっ すげえ!

この度 配膳ロボットを導入いたしました。

(柴田)
こないだまで あの 炉端焼きだったのに。
(笑い)

(大島)
わっ ほんとだ。 進化してる!
(柴田)すごい!

(大島)すご~い!
(柴田)おっほほほ!

すばらしいですね これ。

(配膳ロボット音声)「お待たせしました」。
(大島)あ~ しゃべった!

はい!

今 飲食業界で導入するところが
すごく増えてるんです。

(配膳ロボット音声)「ありがとうございます」。
(石塚)ありがとうございます。

(柴田)ロボットの時代ですね~。
(大島)取ったのも分かるんだ。

どうも ありがとうございました。

麻衣ちゃんの所も?

(笑い)

はい なぜかスポイトが5本あります。

5色にわたって ここに置いてございます。

それでは 先ほどのVTRとは
また少し違った形で

皆さんの うま味感度を調べましょう。

あぁ… えぇ~!

5本のスポイトの中身を順番に
舌の上にたらして その中に…

(大島)逆に水が1つ。

舌の上に こう たらす感じです。

あぁ…。

これで あなたの舌の感度が分かります。

(大島)あ~ そういうことですね。

じゃあ 真水だと思われたのは これです。
それを持ち上げて頂きましょうか。

はい!

おっ!
あっ! 合ってますね。
一緒だ。

(大島)あれ~?
よろしゅうございました。 正解です。

(大島)あれ?
(柴田)
あとは全部 舌に味が残りましたもんね。

え…?
(柴田)えっ あんた!

えっ? (柴田)麻衣ちゃん!
あれ!?

え… 何 それ!
(柴田)あれ 青じゃないの?

あっ 緑?
あっ 違うんですか?

私 緑。
あら。
あれ?

え… ちょっと… ちょっと待って下さい。

ちょっと緑… ちょっと やってみて…。
(石塚)えぇ~?

(柴田)緑 私 味するけどな。

(柴田)する。
うん…。 かすかにだけど。

(石塚)しますね。
(柴田)します します。
しますよね。

えぇ?

アハハハ! あれ!?

水が入っていたのは 青のスポイト。
…という結果になりました。

だから 入れたのは
うま味のものを入れたんです。

別に 例えば麻衣ちゃんは

塩分のものだったら
ちゃんと分かるかもしれないし

糖分のものだったら
分かるかもしれないけど…

そこの部分だけが そういう意味では
僕らと違っていたのかもしれないという。

うま味だけが抜けてる…。
だから 「うまみ舌」と

わざわざ言ってるのは
単純に「舌が…」ではないんですよ。

はあ~ うまみ舌が。

自分では気づいていないだけで

うま味の感度が落ちている人
結構いるのかもしれません。

では いよいよ
うま味と肥満の関係について

その核心に迫るお話です。

実は うま味には ある不思議な力が
隠されているといいます。

2014年に発表された こちらの論文に
その力について書かれていました。

被験者たちには
まず同じ量の朝食を食べてもらいます。

次に出されたのが 1杯のスープ。
にんじんと玉ねぎのシンプルな味です。

そこから 45分後に昼食。

メニューは…

今度は なんと…

おかわり自由です。

この食べ放題タイムで…

(大島)え~ 差が…。

別の日に もう一度 同じ実験をします。

でも 今度は スープに

うま味成分をないしょで加えておきます。

…を調べたんです。
(大島)
なるほど。

すると 前回より…。

食べる量が減ってしまう人が続出!

27人で実験した結果 平均で…

(大島)
減るんだ。

(大島)へえ~。
(柴田 石塚)はぁ~。

もう これで あ~って。
脳みそが「あ~ おいしかった。

もうご苦労さんでございました」って
なるんですね。

ああ 分かって頂いた。
ええ。

柴田さん そうなんです!

うま味に隠された力とは 脳に働きかけ
食欲に影響を及ぼす力のこと。

私たちの舌には 味蕾細胞
という細胞があります。

ここには
味を感じる受容体という

いわば
センサーのようなものがついています。

実は うま味を感じる
うま味受容体は 舌だけではなく

なんと
胃にもついているんです!

その うま味受容体に うま味成分が
くっつくと…。

脳に信号が送られ…

…という満足感を
感じます。

その結果 「これ以上 食べなくてもいい」と
脳が判断。

だから 食べ過ぎを抑えることが
できるのではないかと考えられるんです。

しかし…

つまり
うま味受容体の感度が落ちてしまうと

信号が脳に送られず 満足感を
感じにくくなっている可能性が…。

だから 食べ過ぎになってしまうと
考えられるんです。

水田さんの論文では
うま味感度が低下した 22人を追跡調査。

すると1年後 そのうち15人の…

また この論文では
うま味感度が低い人の中には

甘いものが好きだと答える人も多い
というデータが得られたんです。

ということで ここからは
「ガッテン!」オリジナルの実験!

うま味感度を上げることで
スリムへの道 ひらけるんでしょうか?

なるほどね~。

さあ 話は 頭の103人に戻りましょう。
番組で実験をさせて頂きました…

さあ この方々に じゃあ このあと…

(大島)えっ あぁ 上げたい…。

上がるんです!
よかったね。 よかった~。

(柴田)よかったね 麻衣ちゃん。
(大島)よかったです。 上げたい!

上げて 「ストップ・ザ・肥満」なんです。

(柴田)おぉ~ なるほど!
(大島)ストップしたい。

(柴田)だから 「スリムへの道」?
スリムへの道。

なるほど! え~ よかった。
分かりました。

さあ その扉を開けるべく
このあと やったことを

お考え下さい。
(柴田 大島)えっ?

私が思うには
よく私 冷蔵庫にさあ

麦茶と めんつゆと… とか
普通のお茶と昆布だし 入れとくんですよ。

そうすると 朝 寝ぼけて それで

「あっ お茶だ!」と思ったら
ガッと昆布のだし飲んで

うぉ~! ってなる時があるんです。
(笑い)

だから そうやって間違えていくうちに

「こっ… ぷわっ!
こりゃ うま味じゃねえか!」って

もう脳に しっかり入るから…。

(大島)間違えなきゃいけない…。

エヘヘヘヘ…
荒治療ですね…。

簡単に言えば うま味を
もうガブッと飲むぐらい… 飲む!

そう。 飲んで 「うわ~ 水じゃない!
これ 昆布だ!」っていうふうに思う。

(石塚)はっきりさせるってことですね。
(柴田)そうです! はっきりさせるんです。

それ あるだろうね!
辛いものが好きで 少~し舌が変化する

味蕾が変化するっていうの
それ 多分あると思う。

なので ちょっとドレッシングをつけずに
生野菜を食べ続けるとか。

つまり 味付けしないで 素朴なものを
こう入れていくことによって

舌を元に戻していく。
なるほど。 はい。

さあ… 「まいうー」。
(石塚)単純に あれじゃないですか?

要は…

ベロブラシ。 はい。

あれを思いっきりやると 舌がまた
元の健康な状態に戻るんじゃないですか。

ベロブラシ お使いですか?
(石塚)僕 使ってますね。

私も使ってます。 麻衣ちゃんは?
(大島)私 使ってないです。

ここに もう差が出てまいりましたね。
あ~ 出てるかも。

理恵ちゃんは?
使ってます 使ってます。

あっ… みんな使ってる…。

(石塚)おかげさまで ちょっとした
うま味も感じちゃいます。 (笑い)

今回は…

8人の方にチャレンジして頂いたのが
2週間。

え~ 何だろ?
さあ それでは…。

実は これをやって頂きました。 どうぞ。

うま味感度をアップするための実験!

2週間 毎日 あるものを1日小さじ1杯

朝昼晩の3食に分けて
摂取してもらいました。

その あるものとは…。

(柴田)昆布茶 入れると
おいしい。

(大島)え~
覚えさせるってこと?

(石塚)逆に… 柴田さんの
あれじゃないですか。

(石塚)逆に うま味を
追加してるんですもんね。

(柴田)おっ 昆布だ!
そう!

昆布だしなどに含まれるグルタミン酸を

ふだんの食事に
少し足してもらったんです。

(大島)へえ~ そうなんだ。
プラスするんだ。

実験を続けるうちに
ご本人も味覚の変化に気づいた様子。

再び うま味感度を測定します。

(石塚)面白い これ。

果たして 結果は…?

(大島)え~ やりたい これ。

(柴田)えぇ~!

(拍手)

なんと8人中6人の方が
うま味感度がアップしました!

そして ふだんの食生活にも
変化の兆しが…。

(スタッフ)なんとレベルが
2つもアップしておりました。

(スタッフ)
その他 何か気がついたことありました?

今回 8人の被験者の方には 日々の
食事内容も記録してもらっていました。

実験開始当初と2週間後の食事を
比べてみると

こちらの女性は ⅔ほどのご飯の量で

満足できるようになりました。

カロリーも およそ半分に!

以前は濃い味が好きだった こちらの女性。

だしのきいた
薄味でも おいしく感じるようになり

和食を
メニューに取り入れるようになりました。

この日の夕食は 2週間前と比べて…

こちらも カロリーがおよそ半分に!

結果 8人中5人の方で

1日の摂取カロリーの平均値が減少。

半数以上が食べ過ぎを防ぐことに
成功したようです!

すご~い!

(柴田 大島)へえ~!

やったことは 実にシンプル かつ…。
うん 簡単。

だしを足す。 つまり… そういうことです。
(柴田)私ですか!?

(大島)すご~い!
え~!

あなたが おっしゃった…。
(拍手) すご~い。

…いうことなんでしょうね。
(柴田 大島)あぁ~!

でも 2週間 足していくと…

うま味が分かるようになっていくって
いうのは おかしいと思いません?

だって足していくんだから どんどん…。
(柴田 大島)そうですよね。

(大島)私 そうですよ。
辛いの 足りないから足してくんですよ。

舌が どんどん まひしていくんでしょ。
(大島)まひしていきます。

もっと うま味が
分かんなくなるのかと思ってたら…

(大島)うま味を覚えていくんだ。 不思議。

(石塚)
最後の方 野菜の甘みが分かったって…。

(大島)
「ドレッシングかけなくても…」って。

(柴田)微妙なことが どんどん
分かってくるってことですか。

すごい不思議。

その人間の不思議なところを
先生に ずばり ご回答頂くために

つながっております。

うま味の感度を健康にするための
研究をなさっています

徳島大学大学院 医歯薬学研究部
堤 理恵さんです。

お待たせをいたしました。

よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
(拍手)

まず もう率直に
今の全員のスタジオの疑問でございます。

うま味が分からない舌の方に…

…という この まか不思議なマジックは
タネは何でしょう?

そうですね。 うま味が来ると
その受容体が発現していきます。

その受容体で味を感知すると
感知したものが シグナルとなって…

(堤)こちらの被験者の人たちは…

(柴田)なるほど。
こちら ご覧下さい。

今回 被験者の方々の 舌のうま味受容体の
数を調べさせてもらったんです。

舌の細胞を ちょっとだけ拝借しました。

こちらの分析機で 数を測定します。

結果は…?

8人のうち4人が

うま味受容体の数が
アップしていました。

(柴田)はあ~!
(大島)へえ~!

先生 なぜ この方たちは
受容体の数が増えたんでしょうか?

うま味の受容体は
よく使えば使うほど増えるもので…

(大島)へえ~!

…と考えられます。

(柴田)いろんなものを感じるアンテナ。

うま味のアンテナが足りない時は

うま味を足してあげたら アンテナが
ググググ… って感度が良くなって

それで うま味を感じられるように
なるってことですか? (堤)はい。

またとり直さなきゃいけないんですか?

そうなんです。 細胞は すごく速くて
大体 健康な人だったら…

はい。
(柴田)なるほどね~!

でも だし文化だから…

そうですね。
すごく極端な食事をしているという方は

やはり味覚が
全体的に低下しているっていうことが

今回も よく分かったことでして。

それぞれ うま味がありますよね。

分かりました。

すごく偏った食事しか
とってない方が いらっしゃって

それを補整するために 今回 1日3gの
グルタミン酸をとって頂いているんです。

なので すごく不足している分を 今回
補って頂いたっていうことになるので…

(柴田)なるほどね~!

そうですね。 今のところ

水田先生のもそうだと思うんですけれども
ほとんどの場合が

肥満の人が多かったっていう
結果になっていて

それは 私は そういう たんぱく質とか
だしとか そういうものを

不足しているっていうふうに
考えているんですけれども

そういった偏食が 今後…

いわゆる この研究で
一つの理論が成立はしたんで

これから その結果が どんどん出てくると
うれしいな というところでございますね。

どうも ありがとうございました。
ありがとうございました。

(拍手)

さっき先生が 毎日の…
普通にちゃんと送ってれば

バランス良く うま味っていうのは
入ってくるって おっしゃったので

やっぱり こう…

きちんと まあ手作りであったりとか
ちゃんとした素材を使うとか

そういうふうに 自分の体のために
やっぱり滋養というかね 大事なんですね。

うま味を感じることで

食べ過ぎを抑える!

皆さんも スリムへの道
ひらいてみては いかがでしょうか?

実は うま味には
食べ過ぎを抑えるだけじゃなく

他にも秘められたパワーが
あるのではないかと

研究が進められています。

そのパワー 私たちの健康を守る
可能性があるというんですが

皆さん そもそも「うま味」って
どんな味か ひと言で言えますか?

ここからは
うま味だけが持つ すごいパワーを

あるヒーローたちの物語に乗せて
ご紹介しま~す。

これは 一見 平和に見える
あなたの口の中で

健康と豊かな食生活を守るために戦う

味覚たちの
活躍の記録である!

♬~

彼らの敵は 秘密結社…

栄養不足で人間を不健康に陥れようとする
悪の化身である。

甘くておいしい
甘味レンジャー!

ダイレクト・パンチ!

食べたら止まらない 塩味レンジャー!

甘味と塩味は いわば花形の味。

みんな大好き! 人気者だ~!

パンチ!

酸っぱい酸っぱい
酸味レンジャー!

超 存在感 うす~って感じ~。
ハハハハ…!

嫌な感じ~!
苦味レンジャー!

酸味と苦味
ちょっと嫌われ者ではあるが

食べ物が腐っていないかなどを知らせる
大切な役割を果たしている。

トォーッ!
一方 うま味は…。 ヤーッ!

先輩たちに追いつかないと!

ちょっと なに チンタラしてんのよ!
(うま味レンジャー)す… すいません!

新米の彼には
これといった必殺技がないようだ…。

ふぅ~。

(うま味レンジャー)司令!

なんで僕だけ
先輩たちのような技がないんですか?

技が ない…。
どうやら 君は 誤解をしているようだ。

君にしかない価値が
ちゃんと あるのだよ。

それは…。

くそ…! 今日の敵は
いつになく手ごわいぞ。

先輩! 合体です!

(甘味レンジャー)はっ? お前 何 言ってんの?

いきますよ~!

(酸味レンジャー)ワン!
(塩味レンジャー)トゥー!
(甘味レンジャー)スリー!

説明しよう! 五味レンジャー
「うま味」の大切な役割

それは 他の味と合体することで…!

味の強さをパワーアップさせることが
できるのである!

ありがとう! うま味レンジャー!

ということで
うま味だけが持つパワーとは

他の味を強く感じさせてくれる力のこと。

それは…

…と呼ばれています。

その相乗効果を利用して

私たちの健康を守る
取り組みをしているのが…

それは ひいては…

後藤さんが研究しているのが
うま味を利用した減塩法。

少ない塩分でも うま味を足せば
味が濃く感じると言われています。

なので 無理なく減塩できる
可能性があるんです。

後藤さんは 脳の活動量を計測する

ファンクショナルMRI
という装置を使い

うま味の効果を検証しました。

これが 薄い塩の溶液を味わった時の
脳の反応。

しかし 同じ薄い塩の溶液に
うま味を足して味わうと…。

先ほどより
活動している領域が広くなりました!

味を濃く感じている証拠です。

うま味を足して
脳をうまく だませば

おいしく食べながら
減塩ができるかもしれませんね。

更に もう一つ うま味を足すことで
改善が期待されているものがあります。

それが…

こちら 聖マリアンナ医科大学で

糖尿病の研究をしている中村祐太さんは

糖尿病患者に ある共通点が多いことに
気がつきました。

味がよく分からない…

そこで 中村さんたちが行ったのが
食べ物にうま味を添加する対策。

糖尿病で入院している患者の食事に

顆粒のかつおだしなどを
加えて 出したんです。

すると2週間で 53人中8人の患者の
味覚障害が 正常に戻ったんです。

健康効果と うま味の関係。

今後 研究が更に進むことを
期待したいですね。

皆さん ふだん何気な~く飲んでいる
おみそ汁ですけど

「うま味」という今日のキーワードを
頭に置きながら

普通のみそ汁を 普通に飲んで頂いて

うま味なるものを
味わう時間でございます。

(ロボット音声)「お待たせしました」。
(柴田)礼儀正しいねえ あんたは。

大したもんだ。 よいしょ。
(ロボット音声)「ありがとうございます」。

アハハ こちらこそ。

具も わかめとお豆腐。

(大島)鼻から…。
(柴田)おいしい~。

(柴田)おいしいです。
ですよね。

この…

(石塚)感じますね。

でも 豆腐のうま味もあるし
わかめもあるし おみそもあるし

すばらしいですね みそ汁は。
すばらしいです。

(笑い)

ちょっと スープに…
おみそに ちょっとこう

白飯入れると またおいしいですよね。

(笑い)

NHKなら どっかに
白飯あるのかなと思って。 (笑い)

それでは最後に
うま味をうまく取り入れるための

食事のコツをお伝えします!

舌の受容体の数をアップさせることが
科学的に確かめられているのは

うま味成分のうち 昆布などに含まれる…

では 次の食事の中に グルタミン酸が
多く入っている食材はどれか

お分かりになりますか?

のり 焼きじゃけ
あさりのみそ汁 肉じゃが ご飯。

だしがきいた みそ汁や肉じゃがには
多く入っていそうな気もしますが…。

実は 全ての食材に
グルタミン酸が含まれているんです。

バランスの良い食事をとれば 自然と

グルタミン酸を取り入れることが
できるんですね。

だから うま味を取り入れられるのは
和食だけではありません。

例えば こちら。

これも 全ての食材に
グルタミン酸が
含まれています!

ふだん何気なく食べている食材に
少しずつ含まれている うま味。

うま味感度を適度に保ち
おいしく食べながら

スリムへの道の扉

ひらいてみませんか?

ということで…!

次回も…。

(一同)ガッテン!

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