徹子の部屋 波乃久里子[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

徹子の部屋 波乃久里子[解][字]

~溺愛!弟・勘三郎さんの孫たち~波乃久里子さんが今日のゲストです。

◇ゲスト
波乃久里子さんがゲスト。4歳で初舞台を踏み、去年で芸歴70年。今も芝居に邁進する久里子さんの楽しいトークをお楽しみに!
◇番組内容
同じ敷地に甥家族などと5世帯で暮らしている久里子さん。コロナ禍で顔を合わせる機会が増え、特に弟・勘三郎さんの孫たちに会えるのが嬉しいという。弟の孫2人は歌舞伎のお芝居ごっこに夢中!そんな彼らの『徹子の部屋』出演VTRにも目を細める。久里子さんは、おうち時間を使い70代にして新たな家事に挑戦!これまでしなかった料理にも取り組んだが、キレイ好きが災いし、すぐにギブアップしてしまったそうで…!?
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

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  16. 奇麗好
  17. 好江
  18. 面倒
  19. ah
  20. and

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

(黒柳)まあ 可愛い。

左側の小さな女の子が

今日のお客様です。

右が お父様の勘三郎さんです。

4歳の初舞台のお写真。

波乃久里子さんです。

どうぞ
こちらにおいでくださいませ。

去年 芸歴70年を
お迎えになりました。 どうぞ。

あら 奇麗なお着物だこと。

どうも
ようこそ おいでくださいました。

ちょっと
立ってて頂いてよろしいですか?

ちょっと お着物 見せて頂いて…。
それは一体全体 なんという…。

(波乃)これはね
御所解って申しましてね…。

ええ。 模様はね。
紗でね 贅沢品なんですけども。

そうね。
これは もう 本当にね

私の大好きな親戚の姉がね

徹子さんのお部屋に
出して頂くって言ったらね

一通り こしらえてくだすって。
あら。 すごい。

それで しかもね
帯も着物も全部ですよ 帯揚げも。

全部 借り物で…。
借り物っていう…。

でも すごい ねえ やっぱり。
本当に ありがたいと…。

紗の模様は御所解なんですけども。

で 裾の方も すごく奇麗。
草履だけが自前で…。

そうでございます…。
どうぞ お座りくださいませ。

ありがとうございます。
お願いします。

まあ 波乃久里子さん
しばらくでございました。

なんか 懐かしい。
ねえ。

なんか 久しぶりに
美容院へいらしたんですって?

もうね こんなに伸びちゃったの
コロナ禍で。

それで もう
アップにしてたんです。

そしたら お姉様ね…
頂いたお姉様が

「この着物にはショートじゃなきゃ
駄目よ」って言って。

あっ そうなの。
それで もう

ここまであったのを
切ってきました。

あっ そうですか。
ありがとう存じました わざわざ。

とんでもないです。
恐れ入ります。

でも あなた あれですよね
同じ敷地の中に

5所帯 ご一緒に
お住まいになってる…。

どんな家族構成なの?
父に土地をもらいましてね

妹が…
それは家族じゃないんですけど。

妹が1人で。
妹の家族は よそにいますけども。

妹がいて 弟夫婦がいて
私がおりまして

2階に勘九郎夫婦。

それから 私の向かいが
七之助がおりまして

5所帯で住んでおります。

でも 皆さんで…
お家時間が多かったから

顔を合わす時間が
多かったんじゃないですか?

そうですね。
だから… 私は大体が

5所帯でも まあ
顔を合わせるのは

普通だったら
1年に何回かなんですよ。

あっ そんななの。
それが

もう 毎日 合わせますでしょ。

それで 玄関は別なんですね
5人とも。

だけど
中から行き来できるように

なってるんですね
弟と私の家だけは。

だから しょっちゅう
入ってきてくれて

楽しませてくれましたけども。

よかったですよね でも たまには。
もう 最初はね…。

全部 壊れましたでしょ
例のように お芝居が1年半前…。

そう。 芝居が出られない
っていう… そう。

ショックで もうね ちょっとね…

ちょっと 砕けちゃって
私が立ち上がれなかったんですよ。

そしたら みんなも
同じ条件じゃないですか。

そうです そうです。
勘九郎のお家なんて

家族もいるのに…。

たくましいんですよ あの人。
あっ そう。

それで 私たちを
とても慰めてくれましてね。

フフフフ…。
だから 本当に…。

なんか 甥の勘九郎さんは
YouTubeを企画して

撮影してくれて

歌舞伎俳優のチャンネルで
一番人気になった…。

これ 勘九郎さん。
そうなんですよ。

そう。 フフ…。

VTR ちょっと
ユーチューブで お掃除の…。

この方 奇麗好きなんで
お掃除のやり方を

なんか やってらっしゃるとこで。

ユーチューブなんですけど
ちょっと 見せて頂きます。

「はい では やらせてもらいます」

あなた? これ。
そうです。

ここは仏壇ですね。

(勘九郎)「これは毎日
やってらっしゃるんですか?」

甥の勘九郎の声ですね。

(勘九郎)「これ 何棒でしたっけ?」
「マロン棒」

ハハハハ…。

(勘九郎)「うえー。 そこ いく。
はあー」

(勘九郎)「うわー」

フフフフ…。

本当だ。 すごい あなたね
奇麗好きって伺ってたけど

すごい。

(波乃)「これはね…」
(勘九郎)「うえー!」

もうね 気持ちが悪いって
言うんですよ 甥は。

奇麗すぎて?
うん。

何したの? 今。

甥がね 全部ね
めちゃくちゃにして…。

グチャグチャにしたのね。
覚えてらっしゃるかしら?

この人が小学校6年の時…
勘九郎の。

徹子さんのお部屋の時に
綿棒をやってたら

全部クチャクチャにして帰った。
そうそうそう。

覚えてらっしゃる?
覚えてます。

昔っから まあ…。

これ あなたが
奇麗にしてらっしゃるの

全部クチャクチャにしたの?
全部クチャクチャにするんですよ。

でも あなた どんな事があっても
相変わらず 奇麗好きで…。

面倒くさいのにですよ。

全部 おやりになってらっしゃる。
すごい。

お家には無駄なものが
一切ないんですって? それで。

1年使わなければ
絶対 使いませんよ。

そう。 捨てちゃう?
ですから… 捨てるっていうより

差し上げたりね。

もう本当に いつも

モデルハウスみたいに
してなくちゃ駄目なの。

すごい。 だけど 今回は

ちょっと 長く
お家にいらしたもんですから

お家時間で
太っておしまいになりまして

弟 勘三郎さんの奥様に誘われて
トレーニングをなすった。

もうね 好江ちゃんっていいますが
好江ちゃんが 私 見てね

「もう お相撲さんみたいに
太ったから」…。

どうでもいいですけど
これ あなた?

うわー そうなの。
すごいね。 顔に何かつけてるのね。

パック。
パックしながら。

でも いいじゃありませんか。
こうやって…。

まずね トレーニングをね…。

これは トレーニングの前にね
ちょっと 慣らしていかないとね

好江ちゃんが怒りますのでね。
フフフフ…。

久里錦っていうんですよ
太ってたから 私の事。

何錦?
久里錦。

あっ 久里錦。 すごい。
それでね 少しでもね 体を…

筋トレしなくちゃ駄目だって。

弟の代から来てくださってる
トレーナーの方がね

今のような時期ですから
リモートで

うちの… 好江ちゃんの家で
やってるんですね。

あっ そうなの。
そこに参加させられて。

もう 嫌だ… 私 大嫌いなんです
体をやるのが。

でも お掃除は好きだけども

そういう… 自分の体を
奇麗にするのが嫌でね。

でも 相当 これ
一生懸命 やってらっしゃるわね。

怒られるから。

それで もう
「牛にひかれて善光寺」じゃなくて

「嫁にひかれて
ストレッチ」なんですよ。

それで 1週間にいっぺん…。
でも 今 やらなくちゃ

気持ち悪くなりました。

あっ そうなの。
それは ようございましたよね。

でも あなた
こういうのやってらっしゃると

弟の孫たちにも
会う機会があるんですって?

もう どんどん
来てくれてね。

可愛かったわよ
2人で来てくだすって。

喜んでね
出して頂いた時。

あっ そうなの?
それで 2人ともね

徹子さんのお部屋は

「あと何日? あと何日?」って

クリスマスを待つみたいに
喜んでたみたい。

あっ 本当。 可愛いわね。

本当に あのね どこのうちでも
可愛いんでしょうけど

特別に私
可愛いと思っちゃうんですよ。

本当ね… 七緒八さんは
10歳におなりで

下の子は何歳?
8歳です。

8歳。 そうなの。 もう可愛いわね。
可愛いんですよ。

ちょっと VTRで拝見します。

『徹子の部屋』で
勘太郎さんと長三郎さんです。

「ちょっと それじゃあ
お兄様の方から

お名前とお年と
言って頂いていい?」

「はい。 中村勘太郎です。
9歳です」

「恐れ入ります。
勘太郎さん。 はい」

「あなたは?」
「中村長三郎です」

「7歳です」
「そうですか」

「お二人が歌とダンスが好きだとか
聞いたんで… そう?」

「はい」
「最近 ハマってますね」

「どんな歌とダンス?」

「BTSの…
BTSってグループ…

アイドルグループの
『Dynamite』って曲が…」

「ちょっと
歌ってみて頂いていいですか?」

「はい」

♬~「Cos ah ah I’m
in the stars tonight」

♬~「So watch me
bring the fire and」

♬~「set the night alight」

♬~「Shining through
the city with」

♬~「a little funk and soul」

♬~「So I’mma light it up
like dynamite, woah」

「すごい。 もうね 足つき…
足つきが すごくいいわよ」

「足つき すごくいい」

「上手。 お上手ね。
ありがとうございました」

「英語の歌詞は
どうやって覚えたの?」

「お母さんに教えてもらいました」

「お母さんが歌ってる曲を
どんどん聴いていたら

歌えた …です」
「長三郎さんも歌える?」

「はい」
「今 ちょっと 歌ってみて」

♬~「Cos ah ah I’m
in the stars tonight」

♬~「So watch me
bring the fire and」

♬~「set the night alight」

♬~「Shining through
the city with」

♬~「a little funk and soul」

♬~「So I’mma light it up
like dynamite, woah」

「すごい」

ありがとうございます。
可愛い。 ねえ。

でも この2人は お芝居ごっこ
今でも夢中?

もう
お芝居ごっこしかしませんね。

すごいわね。
それもね 規模が違うんですよ

あのお家 行くと。

それでね お芝居ごっこの前にね
必ず呼びに来てくれるの

私が1人 つまんなくしてるとね。

「マロンばあ
やりますから いらっしゃい」

って言って呼んでくれるの。
「マロンばあ」って言うの?

「久里」だから マロン…
おばあさんだから「ばあ」ね。

おばさんだから。
マロンばあ。

マロンばあ。
「マロンばあ」って言って。

そこで… いいんだけど
作った芝居

1時間半ぐらいなんですって?
1時間半 見せてくれるんですよ。

面白いですよ。
面白いの?

私 タダで見ちゃ
悪いような気がするぐらい。

本当に。
だって 規模が違うんですよ。

幕もね 段ボールで作るんですよ。

自分たちで。
自分たちで。 それで

また うちの好江ちゃんがね

引き抜きまで
やってくれるんですよ。

で 三味線も弾いちゃうんですよ。
だから 家族総がかり。

で 1人 お客 私。
あなたね。

すごいわね でも。
面白いですよ。

今の見てても面白いもんね。
私なんか 照明係で

「お客様は 照明係だけに
してください」って言って。

本当に よくやってくれます。
本当。

で あなた 照明係やってるの?
そう。 で 1時間半ですよ。

屋体崩しまであるの。
うわー ガラガラってなるの?

自分で作って 自分で演出して
2人っきりでやるんですよ。

本当。 それで 2人とも
お話しになる時に

とても
基本的に丁寧語なんですって?

そう。
敬語っていうより丁寧語でね

怒るんでも丁寧語なんですよ。
どんなふうに?

例えばね 私が…

似てるって事が嫌いなんですよ。

で 「弟に似てるわね」
なんて言うと

勘三郎の… 弟。

「すごくうれしい事ですが
僕は波野哲之でございます」

って言うの…。

似てるのなんか 嫌なのね。

似てるって事が
あんまり好きじゃないみたい。

でも なんか 以前
甘いものを差し入れした時…。

私はね… 七緒八っていうのが

すごい大好きなんですよ
甘いものが。

で ノブに
引っかけといてあげたの。

そしたら お礼の電話があって
今度 哲之が出てきて

「私は甘いものは あまり
好きではございませんから…

おじいちゃまが
でも 喜んでたから

私は
お礼を言わせて頂きます」って。

それが… 「基本的に 僕は…」
基本的って言ったかな?

「僕は おせんべいが
好きでございます」。

でも 月日が経つのは早くて
あなたの弟さんの…

私たちが知ってる
勘三郎さんが

もう9年前ですって?
亡くなったのが。

ねえ。 57歳で。
生きてたら66ですよ。

あっ そう。
いい俳優さんだったってね

思うのに。

勘三郎さんに一番似てるのは
誰っていうの わかる?

私 個人的に言えば
七之助が一番似てますね。

あっ そうなの。
だから 私の家の前の玄関を

通っていくんですよ。
間違えて この間…

哲明っていうんですけど。

「哲」って
言っちゃったんですよ。

なるほど。
こうやってると

そんな似てないけど
よく似てきた。

あっ そうなの。
舞台が 勘九郎が似てますね。

あっ そうなの。
それで 孫が…

哲之がそっくり。

あっ そうなの。
名前が哲… 哲明でね。

ですから… でも 似てるって
怒られるから…。

まあね あんまり
似てるって言っちゃね。

ほら なんか すごく似てません?
あら 可愛いわね。 本当ね。

右が勘三郎さんで
左側が長三郎さん。

本当に可愛いの。
可愛い。

この長三郎さんも可愛いわね。
可愛い。 そうですか。

弟 勘三郎さんの孫たちは みんな
とても個性的なんですって?

そうですね。
勘太郎さんは のんびり屋さん

割と。
勘太郎は のんびりで

お公家さんみたいなとこがあって。
あっ そうなの。

何しろ 歴史が好きで。
文楽も大好き。

大好きです。
それで この方 私に

歴史クイズ出してくださった…。
そうでした そうでした。

難しくて
答えられなかったっていう。

知る人ぞ知るみたいな…。
ちょっと そこのところの

VTR ご覧くださいますか?

「ちょっと 武将クイズを…」

「武将クイズを出すんですけど…」
「私に?」

「はい」
「できないと思いますけど

一応 おっしゃってください。
どうぞ」

「第1問 チャラン!」

「はい。 チャラン」

「立花道雪は あるものを
刀で斬った事があります」

「それは なんでしょう?
3択です」

「1 山。 2 海。 3 雷」

「どういう時に…」

「何? 3?」

「3が正しい?」

「正解は3の雷でした」
「フフフフ…」

「可愛いな。 ねえ」

「長三郎さんね
そっとね 教えてくださった…」

「だから わかった。 フフフ…」

難しいんだね。
まあ 雷だろうと思いましたけど。

雷の… 1時間半やるんですよ。
ハハハ…。 本当?

自分で作って。
芝居を?

はい。 どうしても…
2人でやってるから

どうしても 子供の可愛い…
ちっちゃい子の方に…

見ちゃうじゃない。
そうすると 七緒八は

「こっちもやっております」とか
言って。

ハハハハ…。 可愛い。
「こっちもやっております」。

おかしいですよ。
弟さんの長三郎さんは

あなたと同じ奇麗好きで

人のものも 整理しちゃう
ぐらいなんですって?

私の家に来ても ちゃんと

なんか 知らないうちに
そろえてくれたり。

道具箱ってあるんですよ
自分の。

ちゃんと 丁寧に

ちゃんと入ってますよ 順番に。
あっ そうなの。

でも よく泣くので
あなた 慰めるんだって?

どうしたの?
ケンカすると 泣くんですよ。

でね ハグが嫌いなの。

コロナ禍だから できないけども。
絶対 やってくれないのが

泣いた時に
かじりついてくれた時

いつも泣いててほしいなと
思うぐらい可愛いの。

可愛いわね。 そうですか。
でも 絵が得意だって

あの時 おっしゃってたわね。
そうですね。

だから 私が… どうしても
教わりたいからね

「道具箱をお見せください」
って言うんですよ。

で 私の道具箱…
「筆が3つ足りません」とか

「今度まで お買い求め
してください」なんて…。

でも 上手よね なんかね。
なんか 不思議な絵を

描きますよね。
そうそう そうそう。

小さいのにね。
これ 私の事 描いてくだすった…。

そうなんですよ。
可愛い。

アメが…
頭の中からアメ出すから 私がね。

そうなんですよ。
可愛い。

アメ 頂いたでしょ?
うん。 でも さっきの絵と

これと すごい違うのが
おかしいけど。 違う…。

面白いでしょ?
色々… これね。

なんかね 面白いんですよ。
でも 上手。

でも 今 あなたも70代にして
新たな家事に挑戦…。

あなたも
家事しない人なんですってね。

家事っていうよりは
私 大体ね 瞬発力はあるんだけど

持続力が駄目なんですよ。
去年の3月に

初めて ご飯炊いたって。
それ 本当?

ご飯は初めてじゃないんですけど
ご飯のやり方も

簡単に シャシャッてやって
サッてやっちゃう…。

もっと丁寧に炊くと
ふわっとするっていう事を

覚えたんですよね。
うん うん。

だから もう 全部が…
不思議な事がいっぱいありますよ。

何なすったの?
それで あと 他には。

あと ギョーザ。 ギョーザでも
ヒダ作るでしょ? こう。

あれが面倒くさくて
チューッてやっちゃったり。

もう 私 やっぱり
主婦じゃなくてよかった。

主婦は大変ですね。
大変ですよね。

女優でよかった。
そうかもしれない。

今 もう お料理 でも なさるの?
とんでもない。

もうギブアップ… 駄目です。
全部 駄目?

あのね
片付けものに集中しちゃって。

例えば ケチャップでもなんでも
フタが汚れるのが嫌だから

それを まず掃除して
入れてっていうとこから…。

あなた そういうところが…
奇麗好きなところがね。

だから 面倒くさいんですよ。
それが 面倒くさいわね。

でも 家族には なんか
食べさせた? 作って。

とんでもない。
逃げ回りますよ みんな。

あっ 逃げるの?
わかりません。 作った事…。

言ったけど びっくりしてました。
「ええー マロンがお料理?」

なんて言って。
本当に。

でも あなた 今年に入って
電気洗濯機の扱い方を

習得なすった。
だから 洗濯機も

チャッてやって
サッてやるじゃない

面倒くさがって。
でも あれ やっぱり

秤も入れて
ちゃんとやるものなんですね

柔軟剤 入れるとか。
そうなの?

ご存じないですか? 同じ…。

うれしい。
ちょっと あんまり知らない。

よかった。
フフ。 初めに

洗濯せっけんも入れたら
そこに柔軟剤も入れて。

それで ちゃんとやって
ふっくらさせる事を

ちゃんと覚えたんです。
知ってます?

わからないでしょ? よかった。

私 ちょっと
あんまり やらないですね。

ちょっとじゃないでしょ?
私も絶対やらないんです。

あと あなたは でも
着付けを完璧にしたい。

着付けもね
衣装屋さんにやって頂くし

今日はコーディネートの方も
やって頂いて…。

それはコーディネートの…。
もちろんで…。 こんなふうに

着れるわけがないですよ。
あっ そうなの あなた。

あなたでも 着られないの。
簡単に着るのはできますけどね。

ええー 私 あなた
着られると思った 着物…。

だって 舞台は
衣装屋さんじゃないですか。

まあ 舞台はね。
ただ ボーッと立ってたら

着せてくださる…。
そうよね。

久里子さんは
4歳で初舞台をお踏みになって

去年で ちょうど芸歴70年。

せっかくの記念の年なのに
コロナで色んな事

できなかったんだけども。
もう本当にね。

でも その時に鶴兎会っていう…。
ええ。

河合雪之丞さんってね…
劇団の方で。

鶴兎会っていうのを作って
4月16日って 父の祥月命日に

父の小唄が出てきたんです。

お父様の声が出てきた…。
そうなんです。

それでね…。
ああ 懐かしい。

懐かしい。
勘三郎さんですよ。

この方の唄ってらっしゃる
声が出てきたので

それで 鶴兎会で
あなたたちが踊った。

ちょっと ご覧ください。
わあー。

♬~

お父様の声です。

♬~

あなた?

♬~「二人連れの万才が」

♬~「一人は峠へすごすごと」

♬~「すっぽん すぽすぽ すっぽん
すっぽんというては」

♬~「舞を舞いて候」

♬~「えい えい
すぽぽんのぽん」

♬~「えい えい
すぽぽんのぽん」

今の
「えい えい」なんていうとこが

いかにも お父様。
そうですね。 だから

父が よく申しておりましたのは
「私はね 歌舞伎役者よりも

小唄の方がうまいよ」って
言ってましたから。

あっ そうなの。
私 初めて聴きました 父の小唄を。

そしたら 踊れたの?
踊れたっていうより 気持ちがね

役作りしなくても
父が乗せてくれた

みたいなとこ ありますよね。
でも すごいですよね。

懐かしかった。
でも さっきも申しましたけど

あなたは4歳で初舞台で
去年 芸歴70年。

まあ 大変…。 まあ 4歳。

覚えてらっしゃる?
この時の事。

はっきり覚えてます。
あっ すごい。

一番最初にね…
初日ですよ。

子供だから
転んじゃったんですよね。

あら。
可愛いから…

お客様って子供には寛大だから
拍手してくれて。

それが忘れられなくて
次の日も わざと転んだの。

フフフフ…。
そりゃ わざとらしいですよね。

あんなに怒った事ないですよ。
わざと転んでも

やっぱり 拍手だった?
もちろん。

だけども まあ わかるでしょ
お客様 わざとって事。

もう 父が怒った 怒った。
すごい怒りました。

そんな事でね…。
わざとらしい芸だけは

やるなって言って。
それだけは守っております。

でも あなたは
お父様たちと違って

新派に参加なさって
もう60年になるんですって?

そうですね。
すごいですね。

60年 あっという間です。
ああー 出た。

これ 舞台の上?
そうです。

ふーん。
早いもんですね。

早いものだわ。 でも 今度
花柳章太郎追悼で

『十月新派特別公演』
っていうのがある?

もう 1年8カ月ぶりに…
それも 藤山直美さんが

特別出演してくだすって。
あっ そうなの?

花柳章太郎先生の追悼を
やってくださるんですよ。

ええー。

直美さんが 本当にね 新派を
愛してくだすってるもんですから。

あっ そうなの。 ええ。

直美さん 一緒に
おやりになると

どういう方? あの方。
いや もう 本当に

姉妹みたい。 「姉さん
姉さん」って言って。

向こうの… 妹の方が
しっかりしてますからね。

フフフフ…。 でも 姉さんって?
私が どうしても…

『太夫さん』っていう芝居を
やるんですけども。

「やりたい やりたい」って言って
3年ぐらい前から言ってました。

そしたら
「姉さんの言う事 聞きます」

「やりましょう」っていって
電話くだすって。

あっ そう。
でも あなたは映画に出たいと

思ってらっしゃるんですって?
そうですね。

それも やっぱり
山田監督に出して頂きたい。

山田洋次さん?
ええ。 もう 本当に

兄とも父とも思っております。

親戚みたいに思っちゃって
慕っておりますから

ぜひ 映画には挑戦したいですね。
出させて頂きたい。

もし これ 見てらしたら

山田洋次さん…。
ぜひ 先生 よろしくお願いします。

映画に出たいと
おっしゃってますので。

それから あなた お習字も
やりたいと思ってらっしゃる。

お習字って 大体 大人になったら
奇麗になると思ってたから

練習しなかったんですよね。
そうそう。 ねっ。

絶対なりませんね あれは。
自分でやんなきゃ駄目だよね。

やっぱり 無理です。
それだけは私ね

70の手習いでやりたいと思います。

でも あなたは
人生 これからだって

思ってらっしゃるんですってね。
うん。

今はね 私の一生は
これからっていう気がして

ならないんです。
いいじゃないですか。

それは私 徹子さんを見て
そう思いますよ。

恐れ入ります。
見本です。

私も これからだと
思っておりますので。

でしょ?
じゃあ 一緒に これからだって

手をつないで やりましょう。
本当に いい人生を歩みましょう。

『徹子の部屋』は

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