出典:EPGの番組情報
開運!なんでも鑑定団【渋沢栄一の宝に衝撃値…大河ドラマ主人公のお宝大集結】[字]
■渋沢栄一が出生地・血洗島付近に残した秘宝2点!?■龍馬&西郷&伊達政宗&新選組…大河ドラマ主人公のお宝■箱根老舗旅館の江戸浮世絵&元宝塚女優・花總まりのお宝■
詳細情報
番組内容
埼玉県深谷市に住む依頼人のお宝は郷土が生んだ偉人、渋沢栄一にまつわる品。亡き祖父が渋沢と面識があり手に入れたらしく、長年保管してきた。新一万円札の肖像に決まり、大河ドラマの主人公にもなったので鑑定するなら今だと思い番組に応募した。
出演者
【MC】今田耕司、福澤朗
【ゲスト】花總まり
【アシスタント】片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
【出張鑑定】大河ドラマ主人公たちのお宝一挙大公開!
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
増田孝(愛知東邦大学客員教授)
渡邊章一郎(『渡辺木版美術画舗』代表取締役)
林直輝(「日本人形文化研究所」所長)
関連情報
【番組公式ホームページ】
www.tv-tokyo.co.jp/kantei/ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
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キーワード出現数ベスト20
- 万円
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- 片渕
- 花總
- 現在
- 鹿島神社
- 書状
- オープン
- 学校
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
では またお会いしましょう。
合田道人でした>
<日本一
チケットが取れないという…>
<幼い頃から バイオリンやバレエを習い
ゆくゆくは 音大に
進学するつもりでしたが
母の勧めもあり
<初めは 聞きなれない関西弁と
親元を離れての 寮生活に戸惑い
ホームシックになったそうです。
それでも
< すると 4年目にして
雪組 トップ娘役に。
以来 12年3か月もの間
計5人のトップスターの
相手役を
務めました。
2006年 惜しまれつつ退団>
< その後は
ミュージカルを中心に活躍>
<オーストリア皇后 エリザベートの
波乱に満ちた生涯を描いた
舞台では
少女から大人になるまでを
見事に演じ分け
第41回菊田一夫演劇大賞を
当時 最年少で受賞しました>
<勢い そのままに
『レディ・ベス』
『マリー・アントワネット』などに出演。
華麗な所作ですが
実は この衣装
重さが 12キロあったそうです。
日常生活は アスリート並みにストイック。
声帯を休めるため
夜は電話を控え
連絡は LINEかメールのみ。
また…>
<花總さんの
<柄本明さん演じる
型破りな医者を
献身的に支える妻
テル子を演じます>
依頼人の登場です。
(片渕)東京都から お越しの
ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくお願いします。
よろしく どうぞ。
よろしくお願いいたします。
お願いします。
本番になったら全然違う 華が。
楽屋に挨拶
来ていただいたときは
もう アスリートかと思いましたからね。
そうでした。
ちゃんと 着替えてきました。
ビックリしたんですが
48歳でいらっしゃるんですか?
えっ!?
はい 48です。
いや…。
見えない!
ウソです。
これは すごいですね。
なかなかの化けもんですね
これは。
いえいえ とんでもない。
美魔女という意味での
化けもんです。
美魔女じゃないです。
美魔女じゃない?
美魔女は ちょっと強引な力が。
あぁ なるほど。
でも ストイックですね~。
ストイック… 9時半に寝るんですか?
はい。
9時半から 僕は
ソーダ水を出してきて
こう… 割り出しますから。
今日 遊びたいなとかいうとき
ないですか? もう。
いや ありますよ。
でも いろんなことが
気になってしまうので…。
これを 1回 サボったことによって。
はい。
今まで積み上げてきたものが
一夜にして みたいなね。
そうですね 損な性格。
大丈夫ですって
1日くらい サボっても。
積み重ねてきたものは
裏切りませんって。
さぁ それでは お宝オープン!
あら うわ~。
(花總)はい 雛人形です。
ですよね。
(花總)そのままですけど。
かわいいながらも
なにか こう 歴史を感じる。
しかも イメージ… ファンを
まったく裏切らない。
私 この番組が 大好きで大好きで
もう どうしても出たくて
自分の家を探したら
なかなか なくて
そうだって 実家に
お蔵があったと思って。
ファンの皆さん! いかがですか!
実家に お蔵がある!
で こう ワーッて。
探してみたら?
はい そうしたら
隅のほうに 木箱が入っていて。
中 何やろうって開けてみたら
これが 出てきた?
はい。
ほんなら あんまり
出してなかったんですか?
子どものときには また別の
もうちょっと 大きいのが…。
そうか もうちょっと
大きな雛人形が。
はい。
すごく きれいですね。
(花總)すごい お顔が かわいくて。
木箱の中に
全部 しまえるんですね。
収納できるんだ。
でも かなり もう 木箱が
ちょっと…。
確かに。
セロハンテープみたいので貼ってある…。
貼ってますね。
うん そうですね。
高額は… 難しいかな。
何段目かに座ってそうな。
「鑑定団」って 21時から22時までの
放送なんですけど。
(花總)すみません だいたい
再放送を見て…。
お昼!
ご本人の評価額になりますが
おいくらでしょう?
私 ハナフサで よく 「はな」って
呼んでいただいてるので…。
ほうほう ということは?
8万7, 000円で。
8万7, 000円?
はい。
花總さんの 「はな」で
8万7, 000円でまいりましょう。
オープン ザ プライス!
いや 想像つかない 値段は。
やった! 20万!
こりゃ すごい。
つきました 20万。
すごい! すごい!
大幅に上回りました。
ありがとうございます。
大正から昭和初め頃に作られた
木目込みの雛人形。
木目込み人形というのは
胴体に衣装を貼って仕上げます。
江戸時代には 胴体は木彫りで
作られていたんですけれども
明治の末頃になって
桐の木の粉と のりを
練り合わせて粘土状にしたものを
型抜きをして
量産できるようになったんです。
衣装を見ますと
高級な本金の金襴が
使われておりまして
きれの上から
絵の具で細かな文様を描く
丁寧な仕事を見せています。
現在 東京で作られる
木目込み人形というのは
国の伝統的工芸品にも
指定されているんですけれども
これだけ精巧に
作ることができる職人さん
ほとんど
いらっしゃいませんから
ぜひ 大切になさって
いただきたいと思います。
いや もう うれしいです。
雛祭りなんか飾られたらね。
はい 飾ります。
実際 飾ったほうがいい。 これ。
どうも ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
<続いては 今 話題沸騰中の
この人物にまつわるお宝。
やってきたのは
<次なる依頼人は 畑仕事に
精を出している この方>
<広い畑ですが
作業は いつもお一人で?>
< あらら… そうなんですか。
奥様 そんなこと言われてますよ>
ハッハッハッハッハッハッ…。
<何事も役割分担ですね。
ところで…>
なにとぞ どうぞ
よろしくお願いします。
<今田さん
誰だか わかりましたか?
スタジオで拝見しましょう>
いや 知らん。 依頼人の登場です。
(片渕)埼玉県からお越しの
ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくお願いします。
お願いします。
俺も 几帳面ですけど
物差しは ちょっと
やりすぎじゃないですか?
間隔を きちんとしないと
育たないんですよ。 平均に。
こっちが栄養分 偏ってたりとか。
そうそう。
ああ。 1人で
大変じゃないですか?
ねぇ?
大丈夫です。
(笑い声)
それでは お宝ですけども
わかんなかった。 深谷といえば…。
深谷といえばね
もう茜ちゃん わかるよね?
わかりました。 もう 今
話題の人ですね まさに。
今 話題っていったら
もう渋沢さんですか?
そうです。
あっ…。
(片渕)わかりました?
お宝 オープン!
渋沢栄一の書だと思うんですけど。
渋沢栄一書って書いてありますね。
書いてあります。
(片渕)はっきり書いてます。
じゃ あっちは?
あの ちっちゃいやつ。
渋沢栄一書とは書いてないです。
書いてないですか?
青淵って書いてあります。
青淵?
はい。 渋沢栄一さんのペンネーム
青淵ですよ。 これです。
すごい。 初めて
情報性のあるコメント言ったね?
あ…。
なんで持ってるんですか?
祖父が村会議員を
やってたりなんだりして
渋沢栄一さんと
面識があったらしいんですよ。
鹿島神社って 渋沢栄一さんと
関係のある神社なんですよね。
特徴のある字よね?
(片渕)はい。
この 「島」の書き方の この…
こっち こんなに出るって。
掛軸とか そういうの
鑑定しますなんて
リサイクルショップに持ってったんですよ。
そしたら ただの鹿島神社じゃ
欲しがる人はいないって…。
渋沢栄一やのに?
で 3, 000円っていう
値をつけられて。
右側の額に入ってるのは
なんて書いてあるんですか?
ちょっと わからないんですけど
成功するのは 苦労して
調子に乗ると失敗するから…。
メチャクチャ
わかってるじゃないですか!
<2024年 紙幣のデザインが
20年ぶりに一新される。
新たに一万円札の
肖像に決まったのが 渋沢栄一。
日本資本主義の父と
呼ばれた実業家である>
<家は 染料となる藍の葉の
仕入れ加工を営む豪農で
父からは 商売のいろはを
いとこの尾高惇忠からは
論語を学んだ。
何不自由なく育ったが
17歳の時 払う道理のない
500両もの御用金を
代官に取り立てられ
身分格差の理不尽と
武士の堕落を痛感。
そこで 自ら
尊王攘夷の志士となり
腐敗した幕府をただそうと
22歳で江戸に出た。
ところが 運命とは奇なるもの。
渋沢は 有能な人材を探していた
一橋家の重臣
平岡円四郎の目に留まり…>
< と説得され
一橋家に仕官。
その2年後 当主 慶喜が
15代将軍となり
渋沢は期せずして
幕臣となったのであった。
更なる転機が訪れたのは
28歳の時。
慶喜の命を受け
パリ万博の視察に向かう
徳川昭武の使節団に随行した際
スエズ運河の
開削工事を目の当たりにし
その出資者が
国でも皇帝でもなく
民間の一企業であると知り驚嘆。
初めて 銀行と株式会社の存在を
知ることとなった。
銀行は 個人から資金を集め
会社にまとめて貸し出すことで
大規模な事業を促す。
一方 会社は 個人に株を売り
それを元手に商売をし
利益を配当として株主に還元する。
そうすることで 個人も企業も
国も豊かになっていく。
渋沢は この仕組みを
合本主義と名づけ
日本の近代化に
不可欠と考えたのであった。
渡仏中 日本では
慶喜が大政を奉還し
明治新政府が成立した。
1868年の暮れに帰国した渋沢は
一橋家の恩に報いるべく
慶喜の謹慎蟄居先である
駿府藩で
株式会社制度を実践。
藩と民間から出資を仰ぎ
肥料や穀物を扱う商社
商法会所を設立し
藩の財政を潤した。
その卓越した経済手腕は
評判となり
新政府に依頼され
大蔵省に入省すると…>
<国家事業を次々と手がけた。
そして
<国立というものの
実際は民間会社で
資本金は すべて
株主からの出資により賄われた。
この時 渋沢は
銀行を大きな河に例え
わずかな資金でも
それが集まり
大きな流れとなれば
社会を潤すことができると説いた。
その後 34歳で野に下ると
実業家として
積極的に融資を行い
インフラに必要なガス会社や鉄道会社
新紙幣製造のための製紙会社
その他
保険会社 ビール会社
ホテルなど
500社以上の
企業設立を
支援。
更に 貧困者を
救済すべく
<学校や病院設立のため
多額の寄付を行うなど
福祉や教育の分野にも
尽力した。
生涯目指したのは
個人の利益ではなく
社会全体を豊かにすること。
すなわち
道徳と経済の両立であった>
<改めて 依頼品を見てみよう。
渋沢栄一の書 2点である。
1点は 「名を成すは
毎に窮苦の日に在り。
敗るる事の多くは
得意の時に因る」。
すなわち 成功するのは
たいてい つらく苦しい時であり
失敗するのは
慢心している時である との意味。
1927年10月
数え88歳のときのものか。
もう1点は 堂々たる書体で
鹿島神社と書かれている。
この鹿島神社は 渋沢の生家から
2kmほどの場所にあり
境内には 渋沢が学問の師
尾高惇忠の功績を
讃えるために建てた石碑と
自らが揮毫した扁額がある。
その筆致は まさに
依頼品と瓜二つだが…>
渋沢さんのことは
子どものころから
知ってましたか?
小学校のころから知ってました。
本格的に興味を持ったのは
この2~3年ですかね。
最近じゃないですか!
ご本人の評価額です
おいくらでしょう?
40万くらいですかね?
両方で40万。
まいりましょう
オープン ザ プライス。
もうちょっと
いきそうな気すんねんけど…。
おぉ!
70万と3, 000円!
この端数な感じは
なんなんだろう?
片方が70万円。
片方が3, 000円…。
うわ おもしろい!
うわぁ どっち どっち?
どちらが70万円だと
今田さん 思いますか?
こちらが70万ですね。
なんですか? そのタメは。
反対です。
えっ 3, 000円!?
鹿島神社が70万円。
はぁ!
額入りのほうはですね
印刷なんです。
米寿のお祝いか何かに作って
配った可能性がある。
なるほど なるほど。
で 鹿島神社は本物でございます。
神社の関係者しか持っていない
珍しいものと…。
カチッとした書を
きちんと書いていくという
渋沢さんの性格でもあると
思うんだけども
依頼する人が
これに書いてくださいと
その場で
一発勝負で書くわけですよ。
ですから かたくて
ところどころ震えてる
というような緊張感
そういうものが
出てしまったんじゃないか。
大正9年に
男爵から子爵に上って
それ以後に書かれたもの。
渋沢栄一の書っていうのは
業績の高さから比べると
評価は低い。
あっちだったらよかった。
大事になさってください。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
<58年にわたり
国民から
絶大な人気を誇る
NHK大河ドラマ。
初回から
現在まで
56人の
歴史的偉人を
主人公に
取り上げてきた。
我らが今田耕司も
この大河で
歴史を学んでいると豪語。
たまには 「鑑定団」で
学んでほしいものだが…。
本日は これまで番組に登場した
さっ 先ほどの渋沢栄一に
続きまして
NHKに おんぶにだっこの
特別企画でございます。
主人公クラスのお宝も
これまでね
いろんな形で
登場してまいりました。
やっぱり
信長 秀吉 家康のあの書が
3つ出てきたときは もう
あれはビックリしましたよ。
えぇ。
いちばん印象深い作品て
なんですか?
『おんな太閤記』。
橋田壽賀子さんの
ねねっていうのも
そこで覚えましたからね。
なるほど。
私は 松山ケンイチさんが好きで
『平清盛』に決まったっていう
ニュースを見たとき
わぁ やったって思ったんですけど
見てないです。
なんだそれ?
あっ 見てない…。
< まずはこちら。
1963年の記念すべき大河ドラマ第1作
『花の生涯』。
主人公は 井伊直弼。
番組に登場したのが こちら>
(片渕)作ったんですか?
<70年前 曾祖父が
なじみの骨董商から
買ったもので…>
この世で1人だけでしょうね…。
<鑑定結果は…>
ジャカジャン はい!
100万円!
< なんと100万円>
うわぁ!
すごいじゃないですか!
天下の大珍品ですね。
井伊直弼っていう人は
石州流の茶人でね
陶芸に
大変に造詣が深い人なんですよ。
うっすらとした織部薬をね
片身がわりにかけてね
胴のところを 鋭い線をキューッと
松葉のように引いておりますね。
これが全体を引き締めてる。
こんなものがあったかと
驚くばかりです。
<続いては こちら。
まだ記憶に新しい…>
<番組に登場したのは こちら>
いやいや いやいや
それはないわ!
<遺品整理業を営む依頼人が
3年前
知り合いの老婦人に頼まれ
亡き夫の遺品を
無料で整理してあげたところ
世話になった礼にと
いただいたもの>
その老婦人は
なんで これを持ってたんですか?
なんか
知り合いの方やったらしくて
お金を融通してあげて
そのお礼として 何回かに分けて
これが送られてきたっていう。
何回かに分けて!
そうです。 融通するたびに こう。
はは~ん やりやがったな。
(笑い声)
なんか どっかで中古買ってきて。
なるほど。
いかにも西郷さんが使いそうな
筆じゃないですか。
< しかし 今田の予想を裏切り
鑑定結果は なんと…>
いった!
<300万円>
すごいわ。
300万だ。
直筆 手紙 間違いありません。
<書状は 西郷が
島流しに遭った際
妻 愛加那の兄に
送った
もので
妻に
決して島に
来ぬよう
また 長男
菊次郎の
養育に
念を
入れるよう
伝えて下さい
との内容で
あった>
明治の13年に
菊次郎がですね
奄美に戻って
西郷の遺品を持ち帰ります。
おそらく そのときに
この手紙とか
その筆 すずりを
持ち帰ったんだというふうに
推察できます。
いや~ すごいもん
出ましたね これは。
すごい。
持ったんですよ 西郷が。
筆をね ドラマ見てると余計に
あのときに書いてた
島流しのとこなんてね。
そうそう よかったですよね
あのシーンね。
大河見なかったら
僕 そんな知らなかったですもん。
島流しあったとか。
<大河ドラマの定番といえば
やはり…>
<今田が収録後
プライベートで撮影した
お宝との2ショット写真にも
名だたる武将がずらり。
いずれも とんでもない
高値がついた。
そして 歴代トップの
視聴率を誇る名作が…>
<主人公は もちろん
番組に登場したのはこちらの書状。
依頼人の亡き夫の遺品で
最近 部屋を整理した際に発見。
名前も書いていないので
捨てようと思ったものの
調べると花押が似ていたため
とりあえず とっておいた>
見てのとおり
紙切れですからね。
紙切れ まあね 書ですからね。
何にも読めないんです 私なんか。
安心してください
僕も何にも読めないです。
そうですか この花押がなければ
ゴミで捨ててしまいましたね。
でもなんか よさげな紙ちゃいます
これ 昔の。
年月が経ってるからだけでは
ないですか?
めちゃくちゃ疑ってますね。
<鑑定結果は…>
<150万円>
捨てないで よかったです。
捨てないで よかったですよ。
大名の手紙というのはですね
祐筆が多いわけですけども
政宗にかぎっては
たいへん自筆が多いんですね。
<重臣の茂庭綱元あてで
自分用の酒造りのために
腕のよい杜氏を
若狭から雇い入れ
仙台に住まわせたい。
また その際
有能な弟子を三人つけて
その後も同じように
酒が造れるように
しておくことなど
詳しく指示を与えている>
たいへん おもしろい内容でして
おそらく
これほど酒造りについて
こだわって述べてる手紙は
どこにもないと思います。
帰りはルンルンです。
帰りはルンルン?
いや~ 伊達政宗もありましたか!
伊達政宗ってグルメだったから
食に関しては
すごくうるさい人だった。
だから お酒造りに関して
あれだけの書を書くっていうのが。
今の細かい先輩みたいですね。
そうそうそう!
僕も 飲み方うるさいですからね
政宗っぽいとこ ありますね。
炭酸入れるとき
氷に当てるなとか言いますからね。
うわ めんどくさい先輩だな それ。
え~。
(福澤/片渕)すごい!
<新選組にまつわる珍品も登場。
お宝は新選組隊士だった
曽祖父が遺した…>
<曽祖父は 戊辰戦争の際
土方とともに函館を目指したが
途中 捕縛された。
この写真は 松本良順が
持っていたオリジナルから
直接複写したもので…>
<続いては 「いだてん」の主人公
< お宝は 実使用のマラソンシューズ。
金栗が メーカーと共同で作り上げた
まさに マラソンシューズの原点ともいえる
大珍品で…>
<続いては
『麒麟がくる』の主人公…>
<番組に登場したのが
こちら。
骨董好きの父が
遺したもので
光秀の直筆というが
結果は…>
<残念! 真っ赤なニセモノだった。
続いては 1968年の
『竜馬がゆく』に続き
2010年 『龍馬伝』でも
主人公となった…>
< お宝は 龍馬が 依頼人の曽祖父
三好慎蔵にあてた書状 4通。
2人は 親交が深く
寺田屋事件の際も同宿していた。
鑑定結果は…>
<6, 400万円!
長州征伐について 勝海舟と
議論を交わしたことなどが
書かれており 龍馬研究に欠かせぬ
第一級の資料であった。
そして最後は 1981年放送
『おんな太閤記』の主人公…>
< ねねは
豊臣秀吉の正室であり
朝廷との交渉を
一手に引き受けるなど
天下統一に大きく貢献した。
お宝は こちら!
なんと 番組で初めて
ねねの書状と判明したもの。
登場したのは 昨年のこと。
きっかけは 山口県立萩高等学校の
生徒会から届いた 一通の手紙。
学校が所蔵するお宝を 番組で
鑑定してほしいとの内容であった。
早速 石田が伺うと…>
こんにちは。
こんにちは。
ちょっと待ってください… えっ!
ここが 高校!?
このへん一帯
世界遺産になっておりまして…。
(石田)すみません すみません!
まず…。
石田さん どうも…。
<萩高校は 高杉晋作らを輩出した
明倫館の流れを汲む
県内最古の名門校で
同窓生や地域の方から…>
< そのいくつかを
創立150周年の記念イベントで
展示することになったのだが…>
まず 疑った?
はい。
< そこで…>
< まずは 百万塔>
今から…。
称徳天皇が国家安穏を祈り
三重の小さな塔を
100万基 作らせたものです。
<鑑定結果は…>
(石田)150万円!
< いきなりの 大ホームラン!
続いては 松林桂月の掛軸で
画題は 『萩』>
松林桂月は 1876年
山口県萩市で生まれました。
近代の写生画の流行を
取り込みながら
そこに 漢学の素養に裏付けされた
高い品格の作品が特色です。
<鑑定結果は…>
(石田)15万円!
<ダウンするも みごと 本物!
続いては…>
<18世紀に出版されたもの>
フランスの司祭で農学者の…。
<萩の豪商が
シーボルトから いただいたもので
その後 長州藩の医学稽古場に
貸し出された。
鑑定結果は…>
(石田)200万円!
< これまた 大珍品!
そして 大トリとして登場したのが
この書で
実は 豊臣秀吉の朱印状として
伝わっていたものであった>
1 2 3 4 5…
全部ですか? これ。
上の段の2番目を
調べたんですけど…。
(石田)これが 秀吉だという…。
わっかんない…。
(笑い声)
朝鮮出兵で
わかるんですね。
これで?
< もちろん これも
創立150周年記念イベントで
展示する予定のため…>
と願います。
願いますか。
願います。
<鑑定結果は!?>
ジャカジャン!
2, 000万円!?
< あまりの高額に 一同あ然>
とんでもないモンが出てきました。
問題は 右の黒印状です。
これは 北政所 ねねです。
えっ!? あのねね!?
はい。
ねねの書状っていうのは
ホントに珍しいです。
実物で見たのは初めてです。
えっ!?
それが半分くらいですよ。
ねね 1, 000万!?
はい。
すべて 朝鮮出兵のときに
赤間関の船奉行にあてた文書です。
いやぁ すごい!
この番組で発見された
お宝ですよ。
田中さんが 本物見たの初めてや
って言うくらいですもんね。
そうですよ。
そりゃ 石田も噛みかけますよね。
なんか さわやかというか
いい学校ですね。
青春だ。
ねぇ 青春。
さあ 今夜はですね あの萩高校の
竹村校長と
リモートがつながっております。
校長先生!
こんばんは。
またピンク。
ピンクのTシャツが
お好きなんですか?
これはですね
生徒の発案でですね
学校一体となって コロナに
打ち勝とうっていう
そういうメッセージで クラスごとに
色を変えた
そのTシャツを着てですね 当日
応援をしました。
ただですね 実際 本番では
なんで校長
着替えたんだろうかという
謎だけが残ってしまいましたので。
それは 失礼しました。
そのおかげで 今 私ですね
ピンク校長って まるでピンク映画
みたいな呼ばれ方してます。
校長 何を
おっしゃってるんですか。
生徒は頑張ってるのに
足引っ張らないでください。
反響は いかがでしたか?
すごかったですね。
展覧会をですね
やったんですけども…。
番組のおかげで
来ていただいたんですね。
それはすごい!
そりゃ そうだ。
学校のお金 使わせてしまいまして
すみません。
ねねの書状は まだそちらの学校に
あるんですよね?
今 萩市の博物館のほうに預けて
大切に保管して
いただいております。
何よりも
ものもすごいんですけども
やっぱり 生徒が宝だな
というふうに思いましたし
あと…。
今 私。
自分で言うたら あきませんねん。
ホント みんなで
コロナを乗り越えてですね
この萩の町に
遊びに来てくださればと
思います。
どうも ありがとうございました。
どうも ありがとうございました。
<続いては 風光明媚な
箱根の温泉郷から。
こちらの旅館
お伺いしました。
ごめんくださ~い>
いらっしゃいませ。
ようこそ
お越しくださいました。
< さわやかに
出迎えてくださったのが
次なる依頼人…>
<塔ノ沢 一の湯本館は
<老舗旅館。
現在の建物は 100年ほど前の
<国の登録有形文化財に
指定されています。
特に人気なのは 源泉かけ流しの
露天風呂が付いている
こちらのお部屋だそうです。
小川さんは
<接客や経営のいろはを学び
店長も務めました。
しかし
<旅館業が大打撃を受けた際…>
< それから3年後の
<新たに3つの旅館をオープンさせ
現在は
計10施設を運営しています>
< だそうです。
ところで
< それは 70年ほど前
祖父が友人からいただいたもの。
実はその友人の
祖父は
旧三井物産の
創設者 益田孝。
益田鈍翁の
名でも知られる
茶人にして
熱烈な
骨董収集家
でした>
そこに祖父が
遊びに行ったところですね
そのご友人の方が
というふうに
教えていただきまして
タダで譲っていただいたそうです。
どれくらいの価値があるのか
非常に気になっています。
鑑定よろしくお願いします。
<果たして そのお宝とは?>
依頼人の登場です。
(片渕)神奈川県からお越しの
ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくどうぞお願いします。
いや 16代続いてるって
すごいですよね。
はい 16代目。 はいそうなんです。
サイゼリヤで学んだこと
そっちに生かすみたいな
なんかあるんですか?
チェーンストアの理論というのを
取り入れてまして
予約センターを… 各宿で取らずに
10施設分 すべて
その場で取るですとか。
こちら満室ですけど
こちらが空いてますよっていう
勧め方もできるわけですよね。
それはいいわ。
いいじゃないですか。
一番人気の部屋。
ありがとうございます。
落ち着いたらね。
従業員の方 口は堅いですか?
「今田耕司 女と来てる ウケる」
とか書かないですね?
さぁ それでは拝見しましょう。
お宝オープン。
うわ。 さぁ これはなんでしょう?
歌川広重の
『箱根七湯図会』でございます。
今 箱根二十湯というふうに
呼ばれているんですけれど
この絵が描かれたのが 1852年。
当時は 箱根七湯でして
それぞれの温泉場が
描かれているという。
すごくきれいな
状態じゃないですか これ。
上の段の真ん中の 塔ノ沢の図
というのがあるんですけれど。
橋を渡った 右側の
青い窓の建物が
あるんですけれども。
あります。
そこが 一の湯なんですよね。
1階に人が写ってまして
我々のご先祖様なんだよと。
2階に写っているのが
当時のお客様なんだよと。
すごいわ。
広重に描いて
いただいてる宿ですよ。
はい。
それくらい
景色のいいところに
あったんでしょうね。
昨年にですね NHKさんの番組に
出させていただいたときに
こういうのが あるんですよって
言ったところですね
「なんでも鑑定団」さんに
ぜひ出てみたらどうかと。
NHKの方から勧められたんですか。
はい。
こっちも大河ドラマに
のっかってますし相思相愛ですね。
<突然の雨。
風が吹きすさぶ。
降り積もる雪。
道すがらの風景を斬新な
感覚で捉えた浮世絵師…>
<幼い頃から絵を描くのを
好んだが…>
<火消の職を継ぐも
絵心を断ち切れず…>
<当初は美人画や
役者絵など
幅広く
手がけたが
頭角を現したのは
30歳の頃
風景画を描き始めた
ことによる。
当時 庶民の間では
伊勢参りや富士詣など
旅が大流行し
人々は まだ見ぬ景色や風俗に
強い憧れを抱いていた。
そんな折 『東海道五十三次』を
発表するや
大ベストセラーとなったのである。
広重は この前年
< しかし この五十三次は
単なる風景画ではない。
そこには 広重ならではの
独創的な工夫が凝らされていた。
例えばこの 蒲原は
現在の静岡市にあたり
決して雪深いところではない。
しかも広重が訪れたのは
真夏であった。
それでも雪ですっぽり
覆ってしまうと
なんの変哲もない景色が一変。
切ないほどの深い
静寂がしみわたる。
あるいは 庄野では
あえて 激しい
夕立を降らせることで
山里のわびしさと
旅の臨場感を際立たせている。
そして 三島の朝では
宿をあとにする一行の背景を
すべてシルエットで描き
立ちこめる朝もやを
見事に表現している。
広重は 作品ごとに
季節や時刻 気象を自在に操り
また 庶民の姿を
生き生きと描くことで
美しくも温かみのある
まったく新たな風景画の連作を
生み出したのであった。
無論 これは広重だけの
力によるものではない。
絵をもとに彫師が
色数に合わせて版木を彫り
摺師は 絵師の指示どおりの
色を使い 摺り上げる。
まさに
三位一体の芸術といえよう。
広重は その後
数多くの風景画を手がけたが
晩年の傑作と言えば
1856年より刊行された
『名所江戸百景』であろう。
実は前年 江戸は
未曾有の大地震に見舞われ
壊滅的な被害を被っていた。
そこで広重は その復興の様子を
今で言う スナップ写真の発想で
描いてみせたのである。
しかも 奇抜なアングル
近景を極端に拡大し
遠景を覗き見るような
構図など
大胆で斬新な手法を
取り入れることにより
見慣れた場所を
新鮮な風景として
蘇らせたのであった。
改めて依頼品を見てみよう。
歌川広重の 『箱根七湯図会』
全7図である。
これは 1852年
広重56歳のときに
刊行されたシリーズで
箱根で名高い七つの湯治場が
描かれている。
険しい山々に抱かれた温泉郷は
それぞれ風情があり
湯治客は皆 景色に酔いしれ
実に楽しげで
旅心が大いに刺激される。
現在の箱根の様子と
比べてみると
広重が いかにアレンジを
加えていたかが うかがえよう。
塔ノ沢の中央にある この宿が
今回の依頼人 小川さんが
先祖代々経営する
一の湯だというが…。
確かに 橋の長さや道幅が
変わってはいるものの
間違いないようだ>
高額がついたら どうしますか?
複製したものは
展示してまして
実際のものをですね
見られる宿泊プランというのを
作りたいなというふうに。
さすが社長!
宿泊プラン なるほど。
これを使わない手は
ないですから!
ご先祖様やってみませんか…。
1階の窓から顔を出す みたいな。
それでは ご本人の評価額です。
おいくらでしょう?
50万円で お願いします。
ということは 1枚いくらとか。
5万円… 違うか え~と…。
経営者 大丈夫ですか?
ざっくり50万あればいいか
という感じですか。
まいりましょう オープン ザ プライス。
21万… ちょっと微妙ですね。
もうちょっと いくかなと
思ったんですけども。
『箱根七湯図会』 7枚そろって
これ 本物で間違いないんです。
ただですね 初摺りから だいぶ
あとになった摺りと思われます。
広重という字のところが ちょっと
ずれてたりしまして
版が ずれててもいいから
早く摺れというのが
江戸時代の後摺りの
悪いところなんですけど
それが ちょっと出てますね。
色がですね 褪めている。
退色してしまっているんですね。
見比べていただくと
よくわかるんですが。
これは!
違う!
それから 余白が全部
カットされてしまっています。
更に 裏打ちといって
後ろの紙に貼られている…。
補強のために そうしたんだろうと
思うんですが
価値は大幅に下がってしまう…。
余白に いろいろ版元の印とか
出版された年号だとか
そういったものがわかる
手がかりがあるんです。
広重は 箱根といえば
このシリーズが最も人気です。
もし保存状態や色がよければ
1枚30万くらいはあるだろうと。
悪いことばっかり言って
非常に恐縮なんですが
本物であることは
間違いないですから。
これ いかがですか?
ちょっと残念な結果には
なったんですけど。
ちょっとね 複雑な。
本物だということは
聞かさせてもらえたので…。
「なんでも鑑定団」出演記念
お得な宿泊プランを
作ろうと思います。
いいですね! 従業員の方にも
徹底して値段は言わないように。
どうも ありがとうございました。
ありがとうございました。
< お宝鑑定希望の方
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お待ちしています。
詳しくは番組ホームページを
ご覧ください>
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