出典:EPGの番組情報
関ジャム 完全燃SHOW【レジェンド作詞家・松本隆の音楽的スゴさを紐解く!】[字]
誰もが知る大ヒット曲を生み出し続ける作詞家、松本隆の音楽的スゴさを紐解きます!音楽のプロ達からの質問に、本人が回答!貴重な証言で、レジェンドの凄さが明らかに!
◇番組内容
誰もが知る大ヒット曲を生み出し続けるレジェンド作詞家、松本隆の音楽的スゴさを紐解きます!松本隆と多くの作品を共にしてきた音楽プロデューサー武部聡志、作詞家いしわたり淳治、シンガーソングライター川崎鷹也、3名の音楽のプロ達からの松本への質問に、今回はご本人が回答!「あの名曲の名フレーズに込められた意味とは?」「作詞におけるルールは?」など、松本隆の貴重な証言で、レジェンドの凄さが明らかに!
◇番組内容2
ジャムセッションは、松本隆作詞の名曲、大滝詠一「君は天然色」を、武部聡志、川崎鷹也、横山、丸山、安田でSPセッション!
◇出演者
関ジャニ∞
支配人:古田新太
アーティストゲスト:武部聡志、いしわたり淳治、川崎鷹也
トークゲスト:高橋茂雄(サバンナ)、市川紗椰
◇おしらせ
☆番組ホームページ
https://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/☆番組Twitter
https://twitter.com/kanjam_tvasahiジャンル :
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – 音楽バラエティ
バラエティ – その他
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- 村上
- 松本
- 武部
- 歌詞
- 川崎
- 高橋
- 質問
- 描写
- サビ
- 大倉
- 丸山
- 言葉
- ホント
- 一度
- 横山
- 回答
- 自分
- 実際
- 表現
- 回目
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
今夜の『関ジャム』は
レジェンド作詞家 松本隆が
なるほど!
♬~
今夜の『関ジャム』は…。
レジェンド作詞家 松本隆を特集!
これまで
アイドルから
シンガーソングライター
バンドまで
400組近くもの
アーティストに
歌詞を提供。
ちなみに
ほんの一例だが…。
♬~「I will follow you
あなたに ついてゆきたい」
♬~「くもり硝子の向うは 風の街」
♬~「問わず語りの 心が切ないね」
♬~「Stay with me」
♬~「硝子の少年時代の
破片が胸へと突き刺さる」
その曲の数
なんと2000曲以上!
誰もが知る大ヒット曲
そして プロもうなる名曲の数々を
生み出し続けてきた。
(村上)そうなんです!
松本と多くの作品を
共にしてきた
音楽プロデューサー
武部も…。
(武部)どんなジャンルの音楽でも
やっぱり
自分の世界っていうものを
ハンコを押すように
爪痕を残してこられた。
実際
松本は
アイドルソングや
歌謡曲以外にも…。
ロックや…。
テクノポップ…。
そして
アニソンまで
幅広い
ジャンルを
手掛けて
きた。
今夜は そんな松本が
こちらのプロ3人からの
質問に回答!
作詞における
ルールは?
あの名フレーズに込められた
意味とは?
貴重な証言の数々で
レジェンドのすごさが明らかに!
結構 具体性があったんですね。
(丸山)えっ おもろっ!
(市川)スマホ!
こんばんは。
(高橋)立つな 立つな。
さあ 改めまして 今夜のゲストは
こちらのお三方でございます。
おなじみ 武部さん
いしわたりさん
そして
初登場は川崎鷹也さんです。
お願い致します。
(拍手)
(村上)さあ 武部さん
とうとう 松本さん特集が
やって参りましたけれども。
ついに松本隆特集ですね。
(村上)きましたね。
ああ すげえ。
(武部)ホントに そのぐらい
70年代から今まで もう
数多くのヒットチューンを
作り上げてきた方ですから。
(村上)もう 土台となる。
ホントにパイオニアだと思います。
っていうのも
めちゃくちゃ興味あります。
どんな事を聞かれて
どう答えるのかっていう
その 神のラリーをね 見せて…。
(一同 笑い)
3人からの質問の前に
まずは こんな初歩的なものも。
(村上)これは なかなかね 皆さん
改めては聞きにくいような事だと
思うんです。
プロの方からすると。
(高橋)これを聞いたんや。
(村上)この 手書きですか?
パソコンですか?
アイデア メモしたり 作詞に向けて
何かしてらっしゃるんですか?
というお答え 早速…。
(市川)なかなか聞けない。
まず 手書きかパソコンかという
お答えですが…。
(丸山)えっ おもろっ!
(市川)スマホ!
コピペまでするんですか。
(市川)メモ帳…。
(村上)なかなか聞けない…。
こんな事 聞いていいんですね。
(村上)これを こんなご丁寧に
答えて頂けるという。
普通 聞けないですもんね。
ちなみに いしわたりさんは?
僕 パソコンですね。
スマホだと 予測変換みたいなのが
出てきちゃうじゃないですか。
「お」って打ったら 「お」がいっぱい
「おもう」とか
ワーッて出てきちゃったりして
自分が
なので パソコンの方が忠実だなと
思っていて…。
今 スマホって聞いて
衝撃を受けました。
(安田)たまに よく
リリックノートを使われる方って
多いって聞くんですけど
そうではないんですね。
このフレーズ いいな
ちょっと とっとこうとか…。
僕の場合は なんでもメモする
ノートはあるんですよ。
(村上)あっ なるほど。
歌詞にとらわれずに?
歌詞にとらわれずに
初めて知った言葉もそうだし
初めて知ったお店もそうだし…。
(村上)なるほど。
川崎さんは? そういった辺り。
そうですね… 僕は
ノートとかは持ち歩いてなくて
何か気になるフレーズとか
言葉があると
もう 携帯のメモに すぐ
入力する形の方が多いですね。
(村上)さあ では
もう一つありました。
松本先生の この アイデア
メモしたり 作詞に向けて
何かしてらっしゃるんですか?
という質問へのお答え
頂きました。 こちらです。
かっこいい!
(大倉)かっこいい!
(村上)…というのが
松本先生のご回答。
(高橋)急に…。
(一同 笑い)
(大倉)思ったけど。
では プロたちから
松本への質問だが…。
いしわたりが注目した
ポイントは
色 数字といった
具体的描写。
まずは 色の描写。
どんなものがあるか
というと…。
♬~
(安田)色か。 これ 色か。
♬~
♬~
いしわたりいわく
色の描写によって
例えば 他にも…。
♬~
♬~
♬~
(大倉)あっ ホンマや!
♬~
こうした架空の色だけでなく…。
♬~
(安田)ホンマや
色んな色 持ってる。
実在の色まで
様々な色の表現が。
(村上)ホンマや!
続いて いしわたりいわく
インパクトを与えるという
数字の描写が…。
♬~
(大倉)「8つ」。
(丸山)ああ いいなあ!
♬~
1ミリぐらい いいよ。
1ミリで変わるねん 印象が。
(市川)変わるの。
♬~
♬~
(高橋)はあ~!
松本さんの歌詞を
語る時って 結構
色の話って多いと
思うんですよね。
実際 色が出てくる曲も
たくさんあるし。
あと この数字のインパクト
っていうのも
僕は 絶対
あると思って…。
「8つ ベルが鳴った」
っていったら
もう それは 誰が想像しても
8つ ベルが鳴ってる…。
(村上)これは そこに繋がるんだと
思いました。
10人がね 全員
同じ景色 浮かべられるという。
そしたら 8つ鳴る時間
っていうのもあるじゃないですか。
そこで 時間も
表現できてるじゃないですか。
確かに。
(いしわたり)だから そういう…。
(高橋)へえ~。
想像できる。
「前髪1mm」も 多分
皆さん どうでもいいじゃんって
言ったじゃないですか。
でも これを「1mm」っていう事を
書く事によって
どれだけ恋してるかが わかる
っていうのもあると思うんですね。
(村上)言うたん あれです。
(横山)すいません。
女性心がわかってなくて
すいません。
1ミリなんて どうでもいいって
僕が言いました。 すいません。
(村上)女性の1ミリは
すごい 繊細やもんな…?
全然変わらないって言ってたけど
もう… 会えないですもん。
(村上)絶対 書かれへんわ。
さらに いしわたりは
これら具体的描写があるからこそ
曲中の比喩が引き立つのだという。
例えば この曲の場合…。
この曲を聴いた時に
一番わかりにくいとこって
「心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー」
じゃないですか。
これって 言われても
「おっ」ってなる比喩だと
思うんですよ。
だけど その前の描写が
全て具体的で
関係性もわかるし
思いののった言葉が
ずっと続いてくるから
頭の中で
こういう関係だな
こういう2人だな
って思って
最後に
この一言がくるから
ものすごく感傷的に
意味が想像できるように
響くんですね。
確かに。
(大倉)説明がない。
手も握ってないですから
いわば プラトニックな感じで
関係性を
書こうと思うと
どうしても
自分の思いだけを書いたり
あるいは 視覚的な描写が
増えると思うんですけど。
「煙草の匂い」って
言われたら
もう 煙草の匂い
してくるじゃないですか。
確かに。
(村上)煙草吸う方なんだと。
そういう具体的な部分を
どんどん書いて 入ってきて
最後に 「心の岸辺に」
って言われても
ああ なんとなく わかる
ってなるんですよね。
確かに。
という事で 松本への質問。
これらの具体的描写には
どんな意図があるのか?
♬~「春色の汽車に乗って」
まず 「春色」という
色の描写については…。
結構 具体性があったんですね。
(丸山)かわいい!
(高橋)へえ~。
なるほど。 だから
2番は「線路の脇」なんですね。
♬~「何故 知りあった日から
半年過ぎても」
続いて 「半年」という
数字の描写については…。
正しかったです。
世の真理がわかってるんだ。
♬~「煙草の匂いのシャツに」
「煙草の匂いのシャツ」という
香りの描写については…。
(丸山)わかりやすい。
これら具体的な描写と
比喩のバランスに関しては…。
(丸山)うわあ 素敵。
(高橋)いや すごい。
(村上)…というご回答を
松本さんから
ちょうだい致しましたけれども
いしわたりさん いかがでした?
いや もう なんか
「春色」が あんなにね 具体的な…。
具体的だったんだっていう…。
(村上)ねえ。
…ところから生まれたという。
なんか
「皆さん 想像してください」
みたいな事ではなかったんですね。
だから こう ちゃんと 一貫した
筋があるんですね 曲の中に。
♬~「アラジンのように」
続いての松本への質問は
大ヒットした『魔法の絨毯』を歌う
シンガーソングライター
川崎鷹也。
今年 松本の
トリビュートアルバムに参加し
『君は天然色』をカバー。
そもそも この曲は…。
♬~
(丸山)ずっと流れてるよな。
1981年 ミリオンセラーとなった
大滝詠一のアルバム
『A LONG VACATION』に収められ
アルバム発売と同時に
シングルカットされた
松本作詞の名曲。
この曲を実際に歌った
川崎には
色々と聞きたい事が…。
(川崎)この
『君は天然色』に関しては
サビが3回くるんですけど
そのサビが
3回とも同じ歌詞なんですよね。
なので これを歌いながら
松本さんなりに
なんか 言葉が変わらず
あえて同じ歌詞にされ…。
もし 僕なら
ちょっと ここ変えるよなとか…。
(村上)展開つけたりとかね
したくなりがちですけども。
(川崎)なんとなく 僕なりに
この1回目の「もう一度そばに来て
はなやいで」と
2回目の
「もう一度そばに来て」とか
3回目の「もう一度そばに来て」は
なんとなく
違うニュアンスなのかなとか。
歌い方としても
1回目は…。
♬~「もう一度そばに来て」
って 流れるように
なんか 歌ってみて。 2回目は…。
♬~「も~ぅお一度」
って ちょっと
プッシュしてみたりとか
3回目は
もっと それをプッシュして
感情的に歌ってみたりとか
色々と 自分なりにコントラストは
つけてはみたんですけれども
そういったものを 実際に
松本さん どういった思いで…。
歌詞をあえて変えずになのかとか
っていうのを
ちょっと 聞いてみたいなと。
ちなみに 川崎が
ニュアンスを変えて歌ったのが こちら。
♬~「もう一度そばに来て」
♬~「もう一度そばに来て」
♬~「もう一度そばに来て」
さらに サビ以外にも
川崎には 気になった歌詞が…。
「今 夢まくらに
君と会うトキメキを願う」
っていう歌詞が
出てくるんですけど
その「君と会うトキメキ」
っていうのは
夢の中で君に会える
ワクワク感なのか
もう会えなくなってしまって
それを こう 思い出してる
トキメキなのかとか
っていうところが…。
どっちの解釈なんか…。
松本さんは どう思いながら
書かれたのかなっていうのが
すごく気になるのと
あと 「渚を滑るディンギー」。
僕 わかんなくて。
「ディンギー」ってなんだろう?
って思って 調べて…。
ヨットのようなものなんですよね
ディンギーっていうのは。
これですね。
僕は この言葉を知らなくて…。
これを 松本さんは 見て…
このディンギーっていうものを
実際に見て 歌詞に入れたのか
それこそ 想像なのかとかも
なんか 気になって。
では これらの質問に
松本の回答は…。
『君は天然色』に関して
松本の回答。
まず サビのフレーズが
1番から3番まで
全て同じなのはなぜか?
その答えは…。
(村上)サラッと。
(川崎)なるほど。
続いての質問。
「渚を滑るディンギー」とは
どこからの発想ですか?
1年間 疑問やったんや。
そして もう一つ
この一行は どういう心情なのか?
夢で君と会うワクワク感なのか
もう 会えなくなって
しまっているのか?
これについては…。
(村上)ですって 川崎さん。
ワクワク ときめきに関しては
どちらでもなかったという…。
そうですね。
サビが なぜ同じなのか
変える必要が
なかったんじゃないかっていうの
やっぱり なんか こう
思いきってますし
そこは なんか 自分なりの
松本さんなりの
信念だったりとかが見えますね。
変える意味がなかった
という事でしょうからね 当時。
僕は割と変えがちなので
なんか
そこの力強さとかっていうのは
すごい参考になりますね。
川崎さんは 今回
トリビュートアルバム参加するに当たって
直接 お話は…
松本さんとは川崎さんは?
しました。 一度 それこそ
音楽番組でご一緒させて頂いて
「トリビュートアルバム
歌わせて頂きます」
「ありがとうございます」っていう
お話をしたら
「おお 川崎君」って言ってくれて
そもそも 名前覚えてくれてる!
って思ったんですけど…。
(村上)ありがたいですよね。
はい。
で 「君は最高だね」って
言ってくださって…。
(村上)宝物やん!
(川崎)うわっ! と思って
「ありがとうございます」って
言ったら そのあとに
「君は もう 一生大丈夫だよ」って
言ってくださって…。
(高橋)そんな太鼓判ある?
僕の
これから先の音楽人生の中で
ずっと忘れない言葉だろうなとは
思いますね。
めちゃめちゃ
(村上)欲しいわ そのハンコ。
欲しいわ!
では ここで
まず
いしわたりが選んだのは
薬師丸ひろ子が歌う あの名曲
サビの一行。
♬~
このサビに対し
いしわたりが注目したのは
Aメロ。
それが…。
♬~
いしわたりいわく
このAメロは
わかりやすい言葉だが
サビは難しく
もし 今のJ-POPなら
Aメロに。
逆に わかりやすいAメロは
サビにと
歌詞のわかりやすさ
という面で
今の主流とは
逆転していると分析。
ちなみに
この曲に関して
サビの「横たわった髪に胸に
降りつもるわ
星の破片」。
この表現は
どういう情景ですか?
そして
松本の答えは…。
なるほど!
♬~「横たわった髪に胸に」
♬~「降りつもるわ星の破片」
続いて 武部は
あの2人組アイドル
大ヒット曲の一行をチョイス。
♬~
ミリオンヒットを記録した
KinKi Kidsのデビュー曲
『硝子の少年』。
中でも 武部注目のフレーズが
こちら!
♬~
♬~
彼らを「硝子の少年」と
本当に よく…
よく見て よく表現した…。
もう これ以上の表現はないなと
思いますし。
剛も光一もね
「これ 一生 僕ら
歌っていける歌ですわ」って
やっぱり 言ってたから。
その曲をもらった
アーティストが
それだけ大事にできる歌
っていうのを
書き続けてきたっていうのは
すごい事だなと思います。
続いて 川崎が選んだのは
名曲 『木綿のハンカチーフ』
ラスト4番の一行。
♬~
(大倉)確かに。
(安田)うん そうね。
続いて
武部が選んだのは
それが こちら!
♬~
武部注目の
この冒頭の歌詞が
生まれた理由に関して
松本は…。
(武部)そうか。
カラオケで よく
南佳孝さん 歌うんですけど
あの「Want you」
めちゃくちゃ緊張するんですよ
あのタイミングと
あの音で「ウォン…!」だから。
あれは やっぱり もう ご本人が
やりたいって言ったんだなって。
(村上)あそこだけは 南さんのね
デモテープから使われたと。
ビックリしたやろうな。
返ってきた歌詞 見て…。
(村上)「Want you」残った! って。
(横山)でも
ハマりが良かったんでしょうね。
(高橋)そういう事なんやろな。
続いて
いしわたりが選んだのは
松本の歌詞の中で一番好きだと
絶賛する この曲。
♬~
吉田拓郎の 別れの名曲
『外は白い雪の夜』。
別れ話をする男女を
1番と2番で
それぞれの目線から歌っている。
♬~
♬~
中でも いしわたりが
絶賛するのは
サビでの情景描写。
(大倉)いやあ~
悲しい。
♬~
(大倉)素晴らしいな。
♬~
最後に 「外は白い雪の夜」で
終わるんですけど
この美学って
僕は 俳句だと思うんですよね。
俳句って 最後に 季語を立たせて
その季語…
季節と その映像っていうものを
最後 バッて立ち上がらせて
終わるのが
やっぱ 日本人の美学
って感じがするんですけど…。
これを聴くと なんか
そういう古典の要素も入ってて
かつ 男の人と女の人
両方の気持ちも描かれてて
すごいなと思って。
(村上)
武部さんは この制作過程で
拓郎さんに なんか
おっしゃられてたりとかは…?
拓郎さんはね
松本から上がってくる歌詞は
もう 読まないでも
そのフォーマットっていうか
字面 見ただけで
あっ いい詞がきたって
わかるの。
熟読しなくても
パッて見ただけで
あっ これは いい詞だ
っていう…。
だから さっきの俳句に
通ずるものかもしれないですね。
だから すごいですよね
その域に達するのは。
そうですね。
さらに 武部は
松本の こんな部分も
すごいと絶賛。
それが…。
松本隆さんって 元々
はっぴいえんどというバンドの
ドラマーだったんですね。
やっぱり ミュージシャン出身の
作詞家ですから…。
要するに メロディーに対して
すごくリズミカルな詞を
のせられる方じゃないかな
というふうに思うんですね。
おいしいワードを こう
なんていうんですか…
シンコペーションの食うところに
持ってきたりとか
音符が3つしかないところに
何ワードものせたりとか。
(村上)ギュッと詰めたりだとか。
(武部)そのバランス感覚は
ものすごいなと思いますね。
(村上)はあ~!
例えば 『ルビーの指環』っていう
曲なんですけど あれも…。
♬~(キーボード)
…っていう 食ってくメロディー
なんですけど
それが
「くもり硝子の向うは風…」って
この硝子とか風っていう
破裂音が 必ず この食いのね
シンコペーションで食うところに
こう…。
前倒ししてくるところで… はい。
それによって こう メロディーに
より
スピード感が生まれてきたり。
♬~
っていうのが あるんだけど…。
タタタ…。
♬~「ジェットコースター」
っていう
もう 3文字ですよね。
「ジェット コー スター」。
そこに「ジェットコースター」って
8文字のせてるんですよね。
へえ~!
(村上)「ジェット」で もう…。
♬~「ジェットコースター」
これで やっぱり こう
なんか グルーヴというかね…。
そこ 特徴的ですもんね。
♬~
こういうのは なんか
ちょっとした
テクニックでしょうけれど
ものすごい効果的だと思うんです。
(村上)はあ~!
さあ 川崎さん いかがでした?
そういった…
こういう独特なリズムのはめ方…
『君は天然色』歌われた時。
そうですね…
最初の一行ですね。
「くちびるつんと尖らせて」って
12文字なんですけど。
その2番ですね
「机の端のポラロイド」
だったりとか
「夜明けまで
長電話して」とか
同じ文字数なんですけど
リズムの取り方が違うんですよ。
拍だったりとか。
そこが やっぱり 例えば こう…。
♬~「くちびるつんと尖らせて」
♬~「机の端のポラロイド」
とか。 あとは…。
♬~「夜明けまで長電話して」
…とか歌いながら
やっぱり 難しいので
松本さんも そこは
「この曲は 歌うのは
すごく難しいよ」っていうのは
おっしゃってたんですけど。
そこも それこそ 亀田さんと
一緒にレコーディングしながら
「これ わざと難しくしてるよね」
って言って…。
(村上)はあ~ あえてね。
「遊んでるね」っていうのを
2人で…。
ああ そうなんだ
とか思いながら。
マル 大変やな 今日。
(丸山)いやあ そうですね…。
(村上)セッションな このあとな。
(高橋)そうか。 それ やんねや。
しかも 詞のところで
注目されてた部分を
僕が歌うっていう事に
なってるんで…。
(村上)やったやん。
そうだったんだって思いながら…。
解釈し直し…。
(大倉)ホンマやな。
そして 歌詞の描写に関して
武部から質問。
それが この曲。
♬~
松本が作詞 ドラムを務めた
日本のロック黎明期を象徴する
伝説のバンド はっぴいえんど。
日本語でロックを歌う
というジャンルを切り開いた
このバンドの代表曲の一つ。
中でも 武部がすごいと言うのが
情景描写。
そのフレーズが こちら。
♬~
ちょっと難解な この描写は
どう生まれたのか? というのが
武部からの質問。
(大倉)なるほど。 難しい。
いや これね
日本のポップスの中の情景描写の
ホントに あの
(村上)71年ですもんね。
世に出ているのが。
「防波堤ごし」って…
こっちが防波堤越しに
日の光がバーッて こう
差し込むわけですよね。
(高橋)そういう事ですか。
で 都市が こう…
見えるわけですよ。
それを 「緋色の帆を掲げた都市が
碇泊してるのが見えた」
っていう…。
武部は 日の光が雲の合間から
帆のような形に
差し込んでいる情景
と分析するが…。
これはね 普通では
書けない言葉だなって思いますし。
よく… ユーミンが
『海を見ていた午後』
っていう曲でね
「ソーダ水の中を 貨物船がとおる」
っていう表現があるんですけど
あれが すごく なんだろう…
写実的というか
その情景
そのまま切り取ったような
映像的な表現だけど。
松本さんの この
「防波堤ごしに
緋色の帆を掲げた都市」
っていうのは なんか ちょっと
妄想のような 幻想のような…。
確かに。
実際に この映像を
隆さんが見て 書いたのか
それとも 頭の中で
これをイメージして書いたのかが
知りたいなと思って。
(村上)うわあ~。
今 説明してもらうまで
どういう意味なんか
全く わかんなかったですもん。
僕の解釈が
間違ってるかもしれない…。
僕は そう解釈してたんだけど。
(高橋)はあはあ はあはあ…。
それの答え合わせが
あるわけですね 今から。
武部 絶賛!
この情景描写は
なぜ この詞になったのか?
小5で?
東京なんだ!
(高橋)へえ~。
(村上)…というお答えでした
武部さん。
って事は
頭の中で描いた景色なんですね。
(村上)ですね。
実際に見たんじゃなくてね。
明確な答えが ちゃんとあるの
すごいよね。
感覚じゃないねんな。
メモ取らないって
おっしゃられてる意味が
わかりますよね。
ねえ。
ちゃんと ルーツもあって…。
ねえ。 50年前ですよ。
(村上)ねえ。
しかも
小5で読んでる詩集って…。
大体のヤツ
『コロコロ』が出る前やから これ。
出てても
読んでなさそうですけど。
さらに 他にも
プロから松本へ こんな質問も。
(村上)さあ 川崎さんから
「作詞におけるルールは?」
そして 「作詞する時に
重要視している事は?」の2つ。
(川崎)そうですね 例えば
自分だと 『魔法の絨毯』とかも
そうなんですけど
僕の奥さんに対して フォーカスを
グッて当てて 曲を書いたりとか
ホントに
身近な友達だったりとかに
割と当てて
曲を 僕は書くのを
ルールだったりとか
モットーとしてて…。
そうですね もう…。
(横山)それこそ 枯渇しません?
(古田)しますか。
(川崎)そうですね。
だから ホントに
何げない食卓だったりとか
ホント 2人で
一緒にコンビニ行ったりとか
なんでもいいんですけど
そういったシーンを切り取るように
僕は曲を書いてるので。
そこの なんか 重要視してる…
何を こう 優先順位として…
言葉のパンチラインなのかとか
響きなのかとか
ホント 見た景色なのかとか
そこら辺が
すごい聞いてみたい
ポイントですね。
では 最初の質問。
その答えは…。
(高橋)へえ~。
(横山)だから きれいなんやなあ。
続いて
♬~
そして いしわたりからも質問。
今 でも 減ってるんですか?
詞先って いしわたりさん。
(村上)そうなんですね。
(いしわたり)
僕がやらせてもらう中でも…。
恐らく 「この曲にする」
みたいな…。
(いしわたり)なので
曲だけが集まっている状態で
あとで呼ばれる
っていう事が多いんだと…。
完成形として 詞が先のものと
曲が先のものって
ちょっと質感が違うと
僕は思っていて。
そうなると 片方ばっかりが
いっぱい出てるって
松本さんも
思ってらっしゃるのかな
みたいなところもあって。
では
この質問への松本の回答は…。
(村上)うわ~! という
回答を頂きましたけれども…。
やっぱり 日本独自のポップスを
作っていかないと
あの… 日本の曲が ビルボードの
チャートで上がったりね
それこそ グラミー賞を取ったり
っていう未来を考えたら
やっぱり 日本独自のものを
作っていかないと
いけないと思うんですよね。
だから そこを やっぱり 隆さんは
憂いてるなっていうのは…。
(村上)詰まってますよね。
ねえ。
これ ホント 真理だと思います。
さあ そして いしわたりさん
改めていかがだったでしょう?
自分が聞いた事に
答えてくれたんだっていう感動が
遅れて 今 やって来ました。
(一同 笑い)
ここ エンディングで やっと?
そして 今夜の
ジャムセッションは
大滝詠一が歌う
松本作詞の名曲
『君は天然色』を
武部アレンジで!
(スタッフ)本番まで5秒前。
4 3 2…。
♬~(演奏)
♬~
♬~
(スタッフ)オッケーです。
ありがとうございます!
♬~(ピアノ)
(横山)ありがとうございました!
♬~(ピアノ)
(丸山)ありがとうございました!
(山崎)目線…。
はい 止めます!
(山崎)このペース!?
(横山)このペースでいけます?
周りの方にも教えてあげよう!
同じ振りを2回やってる?
(TAKAHIRO)正解!
次週 TAKAHIROが
Snow Manの振り付けを
恒例の熱血解説!
ダンス界の松岡修造みたい…。
さらに 福岡在住
振り付け界のニュースターが登場。
クルー全体で福岡に来てくれて…。
(横山)えーっ!
話題のダンス動画も続々。
一体 これ 誰の振り付け!?
Source: https://dnptxt.com/feed/
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