出典:EPGの番組情報
ポツンと一軒家 にぎやか大捜索隊を結成!?丁寧に野菜を作る夫…帰りの無事を祈る妻[字]
衛星写真で発見!“何でこんな所に?”という場所に、ポツンと建つ一軒家を日本全国大捜索!
◇番組内容
【広島県】
山奥に“ポツン”と大きく切り開かれた田畑と建物を確認!瀬戸内海を見渡す景色も美しい町並みの中、捜索を開始。地元の人たちの優しさと温かさに触れながら息も切れ切れ、ついに目的の建物に到着するのだが…山あいで見つけた“人生ヒストリー”とは?
◇出演者
【司会】所ジョージ
【パネラー】林修
【ゲスト】賀来千香子、浅利陽介
◇ナレーション
緒方賢一、小山茉美
◇おしらせ
☆お知り合いの『ポツンと一軒家』を教えてください!☆番組HP
https://www.asahi.co.jp/potsunto/
☆Twitter
https://twitter.com/potsun_abctvジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
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- 捜索隊
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- 未来
- シタムカイ
- 衛星写真
- 手伝
- 下向家
- 景色
- 鶏舎
- 建物
- 社長
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<衛星写真を拡大すると
見えてくる>
<人里離れた
<いったい
<こんな所に
暮らしているのだろうか?>
(捜索隊)という
テレビ番組で…
えっ? ウソー!
ウソウソ ウソウソ!
軽じゃないと入らないよ
(捜索隊)えっ?
四駆じゃないと まず無理だと
(捜索隊)四駆じゃないと…
歩くしかないよ
ははははっ
いや 本当に申し訳ないです
いや 見てみたいらしいんで
本人も 大丈夫です
(捜索隊)いや もう 本当
そう言っていただけると
ありがたいです
(宮本)確かに
これ 車じゃ無理やわ
(捜索隊)すごい…
うわっ
崩れた跡ですか? ここ
これ 危ない
あっ あそこ! 木の陰!
奥に なんか
屋根っぽいの 見えません?
(岡平)ああ あるある あるある
(捜索隊)あっ 屋根がある
<今夜も
(スタジオ内 拍手)
賀来さん どうですか?
ポツンと一軒家の暮らし向きは
私 山奥のいい景色で
そこに小川なんて
流れていようものなら
もう その景色が大好きで
ずっと写真 撮ってたい
っていう感じなんですけど
あの 川の音とかね
はい そこでね 朝ね
いい景色を見ながら
いい空気を吸って
ヨガとか ストレッチとか
それも ちょっと 憧れるなと
僕も 憧れますね
やっぱり 都会のけん騒に
ちょっと 疲れたときに
やっぱ 山奥に行って
静かな気持ちになって
また仕事っていう そういう…
あっ なるほど
リフレッシュするのにね
別荘感になっちゃいますけど
で そういうのを
繰り返してるうちに
年を重ねてくと
あっ ここに住もうかなに
なる可能性もあるしね
はい そうですね
今回のは
こちらです
どこでしょうか?
広島
あっ 広島ですね
しかも 海に近いんですが
近いけど 山奥だよ これ
山奥ですよ これは
いや でも 大々的に なんか
田畑やってるよ これ
すごいですね
で おうちは どうやら
これのようなんですが
道は どうやら こう
走っているようなんですよね
広島ですよね
うんうん
なんか 私 広島っていうと こう
レモンとかね
果物農園
これ 果樹っぽくないですか?
確かに
確かに 果樹っぽいですよ それ
これ 上の段々は
なんでしょうね? 線はね
これは ちょっと
わかりにくいですね
(浅利)黒ビニールですかね?
なんか 段で育ててるのかな?
先生 どう思います?
これはね…
広甘藍
何? それ
この地域独特の
キャベツっぽい野菜です
そんなのがあんの? ひろかんだ?
広甘藍
この形 見ただけで
わかるんですね
いや わかんないですけど
なんか
ごく一部の農家だけで
作ってるって話を
聞いたことがあるので
ああー
<衛星写真で見つけた
広島県のポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索開始>
(捜索隊)きれいですね
いい景色なんだろうな 上から
この港が見えんだもん
(捜索隊)でも 家が
いっぱいありますね
ここの集落は
喜んでるわー
この時点で喜んでる
こんなに歓迎してもらえるなんて
ねえ
ははははっ
家族全員 出そうってか?
この番組で はしゃいだ声
久しぶりですね
うん
ははははっ
(捜索隊)こちらなんですけども
ははははっ
行ったこと ないんだろうな
おかしい なんか
<奥から お父さんも
出てきてくれた>
<すると 衛星写真を
ひと目 見るなり…>
<なんと お父さん
あっ 知ってんの?
あっ ありがたい
(捜索隊)えっ?
(宮本)細い道がね
(捜索隊)えっ?
軽じゃないと…
お父ちゃん 行っちゃりんさい
行っちゃりんさい
いいですね
行っちゃりんさいですよ
えっ 無かった?
でも 昔から ありそうですよね
棚田ね
そうですよね
<ポツンと一軒家が
どの辺りにあるのかは
おおよそ 見当がつくが
住んでいる人の名前や
何をしているかまでは
わからないという>
(捜索隊)移動販売?
ですね
うわー うれしい!
こういうこと やってくれてんだ
<実は この辺りには
<5軒の魚屋さんが手分けして
車に魚を積んで 集落を回り
移動販売しているそうだ>
いいなー 瀬戸内海の…
生きがよくて いいですね
そうですよね 最高ですよね
<この日 道を聞いた 宮本水産も
そのうちの一軒で
ご主人が その日の朝
刺網漁で獲ってきた
新鮮な魚を届けている>
<家業を手伝う娘の未来さんは
今年 結婚を控えていて
そのお相手が 最初に出会った
和也さんだった>
むちゃくちゃ親切じゃん
ねえ
<ご親切に 宮本さん親子が
軽トラックで
ポツンと一軒家まで
案内してくれることに>
いや そりゃ わかんないわ
あそこ?
<海岸沿いの道を右に曲がり
山の上に向かって
坂を上がっていく>
(捜索隊)へえー
<急に車が停まり
お父さんが降りてきた>
<どうしたのだろう?>
あっ そうなんですか?
わかりました はい
<だいぶ昔の記憶しかなく
少し不安だからと
あっ 責任感 強い
うん
<待つこと わずか3分
<わざわざ 来てくれたのは
この辺りの土地に詳しいという
地元の
(捜索隊)ちょっと こちら
見ていただいても
よろしいですか?
(捜索隊)先生?
(捜索隊)先生? えっ 先生って?
えっ また この方から
先生に確認?
これで あと50人ぐらい来たら
面白いですね
どんどんね どんどん
<地元に詳しい 建設会社の
社長さんでも わからず
何でも知っていて
「先生」と呼ばれている人に
電話をかけてくれた>
ああー シタムカイ
(捜索隊)シタムカイさん?
うん 多分
(捜索隊)シタムカイさん
というのが お名前ですか?
そうそう そう
<ようやく ポツンと一軒家の
あるじが判明>
<シタムカイさん
という人らしい>
(捜索隊)えっ?
小屋?
<なんと 衛星写真に映っている
黒い屋根の建物は 家ではなく
農作業用の小屋だと
いうではないか>
<だが 小屋にしては
随分 大きく見えるが…>
そうだよ
でかい
土地がいいんだ
<電話で話を聞いた「先生」いわく
シタムカイさんの家は 別の場所にあり
山の上の畑に通っているそうだが
そこで できた野菜が
大層おいしいと評判らしい>
あっ じゃあ その野菜かも
キャベツ
そうですね
当たりましたか? 広甘藍
くるかも
(捜索隊)四駆じゃないと…
なんたら かんたら言いよったけど
(捜索隊)その道が
すごい危ないってことですか?
ヤバいな
(捜索隊)ええー
(捜索隊)ああー
<目指すポツンと一軒家が
<確かめに行きたいのだが
そこへ向かう道は
狭くて険しいため…>
ははははっ
(捜索隊)1時間ですか?
<目指すポツンと一軒家が
本当に
畑の農作業小屋なのかどうか
確かめに行きたいのだが
そこへ向かう道は
狭くて険しいため
四駆の軽トラックでなければ
登れないという>
<ということで
車で向かうのを諦め
およそ3kmある山道を
歩いて向かうことに>
<宮本さん親子に
車を止めておける場所まで
案内してもらった>
ああ…
えっ でも…
<道がいくつも枝分かれしていて
迷うかもしれないと
なんと 一緒に歩いて
案内してくれる
というではないか>
娘も行くの?
全員?
(捜索隊)ええー
<お父さんばかりか
娘の未来さんと
婚約者の和也さんも
つきあってくれることに>
あら
まあ いい思い出になるけどね
そうですね 絶対
<先頭に立ち
<だが 5分ほど登ったところで…>
<まだ10分の1も来ていないが
思っていた以上に
上り坂がきつかったようだ>
<呼吸を整えようと
ちょっと休憩していると…>
(未来)あっ
<バイクに乗って現れたのは
さっき 別れた
建設会社の社長さん>
(捜索隊)えっ?
大丈夫かな?
<なんと 社長さん
ポツンと一軒家が どんな所なのか
先回りして
確かめに行ってくれたのだ>
なんとか探検隊みたいに
なってきましたね
うん
(捜索隊)よいしょ
歩くので精いっぱいですよ
(捜索隊)えっ? っていうか
(未来)ははははっ
すごいですね でも
ちゃんと舗装されてる
っていうの…
そうですね
言った途端に…
言った途端に…
景色がいいよ やっぱ
<舗装が途切れ
ガタガタに荒れた
細い道の両脇に
竹やぶが続き
まるで 嵐のあとのように
なぎ倒された竹や木が
道に覆いかぶさっている>
危ないな
すごくなってきた
これ でも
畑で色んな収穫できてもさ…
あっ でも 軽トラで
荷物 出すんだね
ねえ
<本当に こんな道を
車で往き来している人が
いるのだろうか?>
<にわかには 信じがたいが…>
(捜索隊)ああー
(捜索隊)轍が…
やっぱり
車で往復されてるんですね
<そして 山道を登り始めて
20分ほどたったところで…>
(捜索隊)えっ?
(捜索隊)ここ
ブルーシートで見えないけど
怖いよ
ねえ
崩れてんだから
<崖崩れを起こした跡が残る
山の急斜面>
<ブルーシートをかけて
応急処置が施されていた>
応急処置
ブルーシートって…
(捜索隊)ブルーシートの上
いやー 怖い 怖い 怖い
雨の日とか怖いですね
ねえ
<崩れた崖にかぶせた
ブルーシートに残る
タイヤの跡>
<この危険な山道を
確かに
車で行き来しているようだ>
<バイクでポツンと一軒家の様子を
見に行ってくれた
建設会社の社長さんが戻ってきた>
(捜索隊)帰ってる?
まず
(捜索隊)ああー
<道は 間違いなかった>
<このまま険しい山道を
登っていけば
目指すポツンと一軒家に
たどり着く>
(捜索隊)はい
いやー
こんなに登場人物の多い回って
ないですよね
そうですね
まだ着いてないんですけどね
(捜索隊)いや すごい…
<お父さんの携帯に
電話が かかってきた>
(捜索隊)えっ
えっ そうなんですか?
そのネットワーク… 早いな
ねえ
電話あって
<バイクで様子を見に行ってくれた
社長さんが
あのあと ポツンと一軒家のあるじ
シタムカイさんに
直接 連絡してくれたようだ>
<近づいてはいるが
まだ3分の1ほど残っている>
(捜索隊)ええー? うわ すごっ
この岩 なんですか? これ
(宮本)ああー 一枚だね
(捜索隊)ここ
1個の岩だ
(捜索隊)えっ そうなんですか?
(捜索隊)ええー
(捜索隊)
桜御影石っていうんですか?
ここなんだ
<桜御影石とは
淡い桜色を帯びた花崗岩のこと>
<この地域で採掘される桜御影石は
国会議事堂や議員会館などに
使われていることから
議院石とも呼ばれているそうだ>
<捜索隊が訪ねた
この辺り一帯の山は
花崗岩で できているため
斜面のあちこちに
その大きな岩が
露出しているのだという>
(捜索隊)この上ですか
(捜索隊)ああ…
ここ 車が走ってんの?
(捜索隊)えっ ありました?
(和也)ある? ああー ほんまだ
(捜索隊)ええー
ああー 本当だ
あっ
きましたよ
本当に当たりですか?
うんうん
(捜索隊)なんかありますよね
あそこに
テンション上がってますね
そりゃそうでしょうよ
1時間以上ぶりに見た家だもん
ははははっ
(未来)えぇー
黒い 黒い
黒かった 黒かった
(捜索隊)で 今 こう 来て
<山を上り始めて1時間>
<ついに 衛星写真で見つけた
広島県の
<瀬戸内海から
階段状に隆起していく山々>
<尾根から少し降りた一角に
段々畑が広がり
その真ん中に黒いトタン屋根の
大きな平屋の建物が建っている>
うわー 開拓したな
大農場ですね
本当
<衛星写真と比べてみても
<ここで間違いない>
(捜索隊)ああー
(捜索隊)あっ
(未来)ははははっ
ははははっ お父さんが…
そりゃ疲れますわ
お父さん ご苦労さまでした
<と
(捜索隊)あっ 軽トラックだ
うわ 来るわ
すげえ
ここ 走ってるんだ すごい
このお父さんに
あそこの映像
撮ってほしかったね
そうですね
ブルーシートのとこ
(未来)和也さん 和也さんが鍵…
慣れたもんだな
(捜索隊)うわー
すごい
(捜索隊)ははははっ
1時間…
<日焼けした顔に
笑みをたたえた この人が
ポツンと
一軒家のあるじ
お元気だな
すごい
えっ?
そんなつながりが…
<ここまで つきあってくれた
宮本さん一家に
お礼を言って お別れ>
すごいね
帰り道で話してんだろうね
どんだけ使うんだろうな
この映像なんて
本当ね
やけん
自分は そう思うんですよ
<宮本さん一家と同じ集落に
自宅があるという下向さん>
<山の上の畑まで
毎日 車で通っているが
あの崩れた崖に
ブルーシートをかぶせた
崖っ縁の狭くて危険な道が
通勤ルート>
いやー ははっ
所さんのリクエストが…
カメラ 載せてもらいましたよ
<いつも集中して緊張感を持って
運転していることが
元気の秘訣かもしれないと笑う>
ああー!
危ない 危ない 危ない
(捜索隊)ははははっ
<実は 崖崩れが起きた跡に
被せてあった
あの大きなブルーシートは…>
えっ?
ははははっ
(捜索隊)自分で直した?
(捜索隊)はあはあ はあはあ…
<今から3年前の2018年>
<西日本を襲った
記録的な豪雨により
各地で河川の氾濫や
土砂崩れが発生>
<下向さんの畑に向かう途中の
崖崩れも
そのときに 起きたものだった>
<その後 下向さんは
弟さんにも手伝ってもらい
道を塞いでいた土砂を撤去>
<崩れそうな山の斜面を
自分たちの手で
ブルーシートで覆ったのだという>
(捜索隊)ああー
(捜索隊)ああー
(捜索隊)ああー これは ゴミで
(捜索隊)ああー
(捜索隊)へえー
(捜索隊)へえー!
いや これ 1人で
やってらっしゃるんですか?
(下向)そりゃ この
(下向)いえいえ いえいえ…
(下向)えっ
(捜索隊)えっ これ
取ってるんですか? はあー
ええー すごい
これ わかるな
草が生えてると お前らにあげてる
肥料じゃねえんだよ
この野郎って 腹立つんだよ 草
へえー
使ってんじゃねえよ 俺の肥料って
そうですね
(捜索隊)野菜って
(捜索隊)主にネギ?
(下向)はい
(捜索隊)ああー はあはあはあ…
あっ そうだ
(捜索隊)あの方が
そりゃね
(捜索隊)ああー
(捜索隊)へえー
(下向)それで
ああ そうか
(捜索隊)甘すぎて? ええー
(捜索隊)ああー
(捜索隊)ああー じゃあ
<海の近くまで 山が迫り
田んぼや畑など
耕作地にする土地がほとんどない
瀬戸内海に面した集落>
<そんな海辺の集落に住みながら
祖父の代から この山の上で
米農家を営んでいた下向家>
<所有する山は 10ha>
<東京ドーム
およそ2個分の面積に及ぶ>
普通 漁業のほう 行っちゃうよね
そうですよね こんなね
目の前に海があったら
あそこを段々畑にして
畑やろうって…
<狭くて危険な道とはいえ
今でこそ
車で通えるようになったが
かつては 牛に荷車を引かせ
それに乗って
毎日 山を上り下りしていた
というから
当時の苦労が しのばれる>
<そんな下向家の長男として
生まれた瑞穂さん>
<中学を卒業すると すぐに
家業の農家を手伝い始め
以来 70年近く
ほぼ 毎日 この山の上に
通っているという>
<もともとは 田んぼだった
畑の脇に建つ
黒いトタン屋根の
大きな平屋の建物は…>
(捜索隊)えっ お父さんが?
(下向)ええ
そやから
(捜索隊)ああー
(捜索隊)もともと この建物は
鶏舎だったんですか?
(下向)そうです
(捜索隊)あっ さらに まだ2棟?
(捜索隊)1500羽?
(下向)ええ
<瑞穂さんが実家の手伝いを始めて
間もない 昭和30年頃
農家と兼業で養鶏を始めた下向家>
<今も残る この建物は
当時 瑞穂さんの父親が
周りの山の木を切り出して
建てた鶏舎>
<それで こんなに大きかったのだ>
<昔は これと同じ規模の鶏舎が
ほかに2棟あり
1500羽もの鶏を
飼育していたという>
(捜索隊)ああー はあはあはあ
今 なんか
(捜索隊)いやいやいや…
えっ でも これは
(捜索隊)丸太が
そのまま 梁に使われてて
土壁とか…
(捜索隊)へえー
(下向)はい
(下向)なんぼか
(捜索隊)あっ じゃあ 今で言う
断熱材?
(下向)まあ それもじゃし
(捜索隊)ふーん
(捜索隊)ああー はいはい
今 なんか積んである
(下向)はい
(捜索隊)あれが…
(捜索隊)へえー
<鶏舎を手作りして始めた
養鶏だが
採算が合わず 10年ほどで
廃業してしまったそうだ>
<海辺の集落に住みながら
瀬戸内海を見下ろす 高い山の上で
祖父の代から米農家を営んでいた
下向家>
ええー あれかね
全部
(捜索隊)全部 スイカに? へえー
ですから
(捜索隊)軽いものをっていうので
ネギを選んだっていうのは
(捜索隊)はあー
(捜索隊)ああー
<瑞穂さんが40歳のとき
減反政策もあって
田んぼを畑に変え
野菜作りに専念>
<中でも力を入れたのが
軽くて運搬しやすいという理由で
作り始めたネギ>
なるほどね
色んな理由があるもんですね
ねえ
<だが 本格的に
(捜索隊)あっ そうなんですか?
ええ
(捜索隊)ああー
(捜索隊)はあー
<キャベツや大根などに比べて
収穫までの期間が長く
効率が悪いとされていたネギ>
<でも 瑞穂さんが
山の上で育てるネギは
味がしっかりしていて
甘くて美味しいと評判になり
ネギだけでも なんとか採算が
取れるようになったそうだ>
へえー すごい
(下向)はははっ
本当だよ みんな 丈が同じで
また 列まで同じで
すごいね この人
<鎌を手に
ネギ畑に入った瑞穂さん>
<あした 出荷する分のネギを
収穫する>
(捜索隊)カットネギ?
(捜索隊)おおー
すごい
私 ネギ 大好きなんだ
ははははっ
これでですね…
(下向)さあ これ
ほいじゃけんね
(捜索隊)ええー? これ1杯?
(捜索隊)はあー
(捜索隊)ほう えっ?
(捜索隊)はあー
<畑で収穫したネギを軽トラに載せ
かつて 鶏舎だった小屋の前に
運ぶと…>
<何やら
黄色いホースがつながれた
赤い機械の前に陣取る瑞穂さん>
<籠の中のネギを
10本ほど つかんで束ねると
赤い機械のスイッチをオン>
クルクルっと
巻いてくれんのかね? なんか
(捜索隊)おおー!
<切ったネギの根元を
穴の中に突っ込んだ>
(捜索隊)こうやって 今 これ
根元を洗ってるってことですか?
(下向)そうです
ああ すごーい
(捜索隊)そういうことで
残してるんですね
(捜索隊)機械の名前が
あらいくん 野菜洗い機
(捜索隊)これ
(捜索隊)
大根とかにも使うんですね
(捜索隊)なるほど
<こうして 2籠分
およそ400本のネギの根元を
きれいに洗浄>
<洗ったネギは
再び軽トラに積んで
麓の集落にある自宅へ持ち帰り
出荷作業を行う>
これ 全部
1人で やってるんですもんね
この流れを
ええー?
よく働きますね
働き者で… すごい
(下向)出ます
ああ そうですか
(捜索隊)お願いします
<瑞穂さんが親の勧めで
2歳年下の奥さん
ハルコさんと結婚したのは
昭和35年 22歳のとき>
<1男2女
3人の子供たちを育て上げ
皆 結婚して家庭を持った>
<ひ孫も3人できた今
夫婦水入らず
麓の家で暮らしている>
それが
(捜索隊)やっぱり 心配ですか
(捜索隊)あっ ああー
(捜索隊)ええー
<いつもは 夫婦2人で並んで行う
ネギの
<この日は お手伝いに来てくれた
ご近所さんと3人>
<一本一本 根元を切り
葉と皮をむいて形をそろえ…>
(捜索隊)これ やってるんですか?
(下向)
このネギっていうものはね
(捜索隊)あっ 2本が…
(下向)はい
これは 芯ですから この
(捜索隊)ああー
はあはあ はあはあ
(下向)こういうようなのは
(捜索隊)ああー
<余分な葉を取り除いたうえで
太さが小指ほどの中と
それ以上の太さの大に
サイズを分けていく>
<そして 太さをそろえて
籠にネギを詰めていくのだが…>
(捜索隊)1kg 400円?
はい
(捜索隊)っていうことは…
(捜索隊)ああー
(下向)100円 安いんです
(捜索隊)えっ?
(下向)1kgで
(下向)はい
っていう計算になるでしょ
<スーパーで
刻みネギにして販売される際
中サイズの方が扱いやすい
という理由で ニーズが高いため
卸値も その分 高いのだという>
<農協による生産調整で
<そのため 下向家でも できるだけ
1箱につき
500円 高く買ってもらえる
中サイズを出荷できるよう
生産しているそうだ>
そら… どういうんですか?
そら…
(捜索隊)へえー
(捜索隊)美味しいですか?
美味しいです
(捜索隊)ああー
(女性)分かります
(捜索隊)ええー
すごいな
「私みたいな味知らず」
っていうのがいいね
恥知らずみたいな言い方でしたね
味知らずがね 食べても…
<毎日 畑仕事に励む
83歳の瑞穂さん>
<週末には 頼れる助っとが
来てくれるという>
(捜索隊)ああ そうなんですか?
(捜索隊)はあー
<会社が休みの日曜日
自宅がある呉市内から
車で1時間ほど掛けて
この山の上まで通っているという
長男の和穂さん>
<ネギや ほかの野菜の収穫の
手伝いのほか
高齢の父親に代わって
害獣よけのネット張りや
草刈りなどの作業を担っている>
はい
(捜索隊)あっ ああ もう…
もう…
35年以上 上がったもんで
なんか 別の免許にしても
いいぐらいですね
ここはね
(和穂)はい
(捜索隊)ああー
そうですね
(捜索隊)今
(捜索隊)大体?
はい
(捜索隊)はあー
<農業を始めて およそ70年>
<ネギを作って40年以上の
大ベテラン>
<それでも 毎年
1年生だという瑞穂さん>
<緊張感を持って山に通い
向上心を持って
畑仕事に挑むかぎり
まだまだ元気に
年を重ねていけそうだ>
はあー
ありがとうございます
ありがとうございました
もう 感心しか出ないよね
いや 本当ですね
あと お母さんと並んで
あれ やってるのが
1箱 2000円 3000円
あれが楽しいんでしょうね
またね あのひとときがね
そうですね
でも ちょっと安い感じはしますね
安いね
しますよね
商品しか 消費者は見ないから
あの工程を見たら 余計…
もうちょっと出したくなるよね
はい はい
(賀来)でも 私 あらいくん?
あらいくんが
いい仕事をしてるときに
そこにネギを残しとくっていうね
土が掘れちゃうからって
あんなことも すごい
そうなんだって
目からウロコばっかりでした
多分 一回は掘れたんでしょうね
そうですね
考えられないぐらい掘れた
ははははっ
そのつど 初めのうちは
場所 変えてたんですよ
なるほど なるほど
だんだん 自分が掘っていく所が
丘になってきちゃったんで
変えるに変えれなくなって
これは ネギをまいとこうと
こうなったんだと思いますよ
学ばれたわけですね
学ばれたんだと思いますよ
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