開運!なんでも鑑定団【江戸時代<小林一茶>俳句秘宝&名画大会で驚き値】[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

開運!なんでも鑑定団【江戸時代<小林一茶>俳句秘宝&名画大会で驚き値】[字]

■絵がヘタすぎ…伝説俳人<小林一茶>俳句秘宝に衝撃鑑定額■日本に1人…超絶技巧の人間国宝作<幻の木工>に仰天■<シャガール&山下清>驚き値続出!名画大会■

詳細情報
番組内容
依頼人は2002年のFIFAワールドカップ、2019年のラグビーワールドカップで公式ポスターなどのデザイナーを務めた。
お宝は亡き祖父が遺した物。祖父は北海道で病院を経営する傍ら俳人として活動しており、俳句の師匠から、このお宝を高額で買い取ったと聞いている。依頼人も俳句を嗜んでおり、自分のデザイナーとしての目、俳人としての目、どっちで見ても本物間違いないと期待している。鑑定結果にスタジオ驚愕!
出演者
【MC】今田耕司、福澤朗
【ゲスト】平浩二
【アシスタント】片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
【出張鑑定】名画鑑定大会
【出張リポーター】原口あきまさ
【出張コメンテーター】京本政樹
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
田中大(「思文閣」代表取締役)
川瀬友和(「ケアーズ」会長)
関連情報
【番組公式ホームページ】
www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
バラエティ – クイズ
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア

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  1. 万円
  2. 作品
  3. お宝
  4. 一茶
  5. 原口
  6. 自分
  7. 木象嵌
  8. 象嵌
  9. 俳句
  10. 本物
  11. 掛軸
  12. 秋山
  13. オープン
  14. お願い
  15. 下手
  16. 結果
  17. 残念
  18. 仕事
  19. 小林一茶
  20. 栖鳳

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

こんばんは。
さあ 「鑑定団」始まりました。

今週も よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

さあ パネルが続きますけども

福澤さん ちょっと お芝居初日に
来ていただけると。

そうなんです 私と嫁と息子
3人で どっと行きます。

家族3人で。
福澤家で見られるという。

初日ってね
めちゃめちゃ緊張しますよ!

アハハハハ!

(2人)プレッシャー!

「バスを待つ間に」

<バス停留所での男女の
切ない別れを歌い上げた

『バス・ストップ』でおなじみ

歌手の平浩二さん>

<幼い頃から歌が得意で

高校卒業後 大阪の大手電機メーカーに
就職したのですが

夢あきらめきれず
わずか5か月で退職し 上京>

<二十歳でデビューしたものの
まったく売れず

銀座のクラブで弾き語りをする
日々を送りました。

そんな ある日 クラブにやって来た
有名プロデューサーが

平さんのファルセットのきいた
甘い歌声にピンときたのか…>

< と動いて
くれた
そうです。

これが 名曲 『バス・ストップ』で

1972年に発表されると大ヒット。

更に 10年後の1982年

チョコレートのCMソングに使われ
再ブレイクしたため

累計売上100万枚を超える
セールスを記録しました。

その後も 柔らかな歌声を駆使し

こんなブラジャーのCMソングも
生まれました>

「よせてよせてあげて」

知ってる!
あった これ あった!

これ 平さんだったんだ。

<2015年には
初めて自ら作詞作曲

ふるさとの美しさを歌った
『愛・佐世保』を発表。

佐世保観光名誉大使に
任命されました>

依頼人の登場です。

東京都からお越しの
平浩二さんです。

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくお願いします。

『バス・ストップ』からの 『よせてあげて』。

初めて振り付けをつけて
歌ったのが

『よせてあげて』なんですよ。

振り付けってあるんですか?
どういう振りですか?

「よせてよせてあげて グーッとアップ」

これだけです。

お客さんのほう見て
「グーッとアップ」ってやるわけです。

お客さんも ワーッて。
ドーッとくる…。

CMのために作ったってことですか。

そうです CMのために作った曲。

その部分だけしか
なかったんですけども

前後をつけて
CDを作ろうということで。

CMソングを膨らました
感じなんですね。

そういうことです。 なんと
200万枚売れたそうです。

えっ 『よせてあげて』?
CDじゃないですよ。

下着がね。

失礼な話 そこまでのヒットは
ないやろうと思った…。

下着でございます。
それでは拝見したいと思います。

お宝 オープン!

はい これ何でしょう?

懐中時計ですね。

世界的に有名な IWCという会社の。

どういう いきさつで?
40年ほど前なんですけども

居酒屋を始めたんですね。

そのときに おじが
何か苦しいときがあったら

これを使いなさいと
プレゼントしてくれたんです。

日本では 4~5点くらいしか
ないという。

え~っ そんな貴重なものを
いただけたんですか?

そうなんです。 実は ちょっと
調べに行ったんですよ。

百貨店の時計屋さんに
持って…。

言われたんですよ。
これは あちこちで

見せないほうがいいよ って。

というのは 中に宝石が
入ってるらしいんです。

ルビーだとか。
中にですか?

中に。 変なとこ行くと
抜かれる可能性があるんで。

そうでしょうね あんまり
人様に見せるとね。

時計屋さんの修理とかでも…。
信用のないところではダメよ

ってことは言われたんです。

あっ 入ってる!

ルビーだと思います… 赤いのが。

ご本人の評価額です。
おいくらでしょう?

100万くらい。
100万円。

まいります オープン ザ プライス!

15万!
ちょっと伸びなかったかな。

1916年に作られた

キャリバー73を搭載した

インターナショナルウオッチカンパニーの
懐中時計です。

最大の特徴というのが

ムーブメントのクオリティーの
高さなんですね。

懐中時計というのは

置き時計とか掛け時計と違って

いろんな姿勢に
なるもんですから

その姿勢によって時間の誤差が
どうしても出てしまうんですね。

その誤差をおさえる
調整をしてあります。

グレードが高い時計には
なるんですけども

文字盤が瀬戸物で
できてるんですね。

経年変化で ヒビが入って
しまったんだろうなと

思うんですよね。
もし その割れがなかったら

倍以上つきます。

中に入ってるのは
ルビーでよろしかったんですか?

歯車の軸というのが
すり減っていくんですよね。

で 歯車が ガタついて

時刻が ずれてくる
原因になるんで

その歯車の軸をおさえるために
ルビーが使われてるんですね。

そのルビー自体に
価値があるかというと

そうではないんですね。
そういうもんなんですか。

いかがでしょうか。
形見に 大事に。

そうですね 何かあったときは
という思いで

いただいたものですもんね
大事になさってください。

これからも。
どうもありがとうございました。

<続いては 埼玉県 久喜市から。

次なる依頼人は
こちらの匠工房 住吉建設の

社長 武井和宏さん 44歳。

創業は 1972年。

木造和風建築専門の会社で

高級な木材を贅沢に使った

建具作りは もちろんのこと

割れや虫食いなど
欠点と思われがちな部分を

そのまま生かしたデザインが
人気だそうです>

我々は 木味と呼んでいますが

その木味を生かした
仕事をしています。

<現在 請け負っているのは

老朽化した寺の山門を
150年ぶりに建て替える仕事。

いちばん こだわっているのは…>

< こちらは すべて

山門のために厳選した欅です>

まずは やっぱり
この大きさですね。

今回そろえました。

見た瞬間に いいか悪いか
っていうのは判断できるんで。

<頑張ってください。
ところで お宝は何ですか?>

自分では

私は

<美術館級のお宝
スタジオで拝見しましょう>

依頼人の登場です。

埼玉県からお越しの
武井和宏さんです。

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくお願いします。

いやぁ 将来は 鑑定士に?

木の伝道師に
なりたいと思ってます。

木の伝道師。

やっぱ木のことに関しては
誰にも負けない?

もう日本トップレベルの。
日本トップレベル。

すごい自分で。
頼もしいですね。

やっぱ こういう40代は。

大体 テレビ見てても
鑑定は当たりますか?

木に関しては 100%の。
100%!

ゆくゆくは 鑑定士で飯を
食っていきたいってことですか?

大熊先生の弟子に
していただければ。

えっ また謙遜して。

あの座を
狙ってるんじゃないですか?

さあ それでは
オーディションを開始します。

お宝 オープン!

おっ これ何でしょうか?

これは 秋山逸生の木象嵌です。

どういうことですか?
木象嵌って。

木を下地に
その形に彫りこんで

そこに貝だったり
金属を埋め込む。

貼ってるだけじゃないんですか。

10年くらい前なんですけれども

なじみの古美術商から
いいものが入った

って連絡をいただきまして

そこで 一目ぼれして。

いかほどで購入されたんですか?
20万円くらいで。

秋山逸生は 日本で唯一
木象嵌で人間国宝になった人物。

これは サボテンの花なんですけど

素材が桐なので
とてもやわらかいんですね。

やわらかいなかに

これだけの象嵌を
埋め込む技術っていうのは

秋山逸生以外考えられない。

ホントお話のしかたが
説得力あって

鑑定士さんみたいですよね
すでに。

ここに立ってますけど
気分は あっちに座ってますから。

次回 お伺いするときは
あちらの席に座らせて…。

早すぎますて。

<切り取り…>

<嵌める>

<木象嵌とは 木地に図案を刻み

そこに貝や金属などを嵌め込む
技法のことである。

その木象嵌の世界に
新機軸を打ち出し

唯一 人間国宝に認定された名工が
秋山逸生である>

<兄・聴古が
象嵌の仕事をしていた影響で…>

<芝山細工とは

江戸時代 下総 芝山出身の
大野木専蔵が考案した

象嵌技法の1つで

象牙や紫檀などの素地に

貝やべっ甲などを
嵌め込んだものである。

更に 25歳のときに兄・聴古から

木地に象嵌を施す木画を。

その翌年には
彫金師・桂光春から

たがねを使って金属を彫刻する
彫金を学んだ。

秋山は この 「芝山細工」

「木画」 「彫金」の
3つの技法を駆使し

独自の世界を
生み出していった。

さりとて雌伏の日々は長く

< これにより

ようやく木象嵌作家として
認められるようになった。

戦時中は 象嵌の注文が減り
生活は困窮したが

終戦の翌年に開催された
第1回日展に出品すると

またも入選。

この頃から登場する
シンメトリーの文様構成は

晩年に至るまで

秋山の木象嵌の
大きな特徴となった。

その後は
日本伝統工芸展を中心に

精力的に作品を発表し

年齢を重ねるに従って 作風は
ますます洗練されていった>

<秋山が木象嵌を制作する
貴重な映像が残されていた。

詳しく見てみよう。

まずは 下絵を描く。

次に 嵌め込むパーツを
下絵に合わせて

一つ一つ切り出し…>

<丁寧に加工。

その後 パーツがピッタリ嵌まるように
形を整える。

更に
木地を均一の深さに彫り込み…。

その溝に パーツを膠で貼り付ける>

<最後に

<気の遠くなるような
根気のいる作業である。

そのため
残された作品は極めて少ない>

<秋山 80歳のときの
代表作である。

縞黒檀の木地に
金 象牙 鹿の角 花梨などで

斬新な幾何学文様を
象嵌しており

優雅で荘厳なしつらえである。

そして 1987年
人間国宝に認定された。

秋山が象嵌の世界に入って
70年目のことであった。

改めて依頼品を見てみよう。

秋山逸生の雲板である。

雲板とは 絵や色紙などを入れる
丸型の額のことで

桐の板に 白蝶貝
銀 すず 花梨などで

サボテンの花が象嵌されている。

その技法は 秋山が得意とした
表面が平らな平象嵌ではなく

表面より高く嵌め込む
高肉象嵌である。

花弁の右下には
逸生の銘が刻まれているが…>

VTRご覧になっていかがでしたか?

間違いないです。
間違いない?

しかし ちょっと出てましたよ
ボコッて これは。

高肉象嵌っていうのは
珍しいんですか?

そうですね どちらかといえば
若いときの自分の技量を

どうだ どうだって詰め込んだ。
なるほどね。

すみません これ 偽物やったら
取り返しつかないですよ。

ご本人の評価額になります。
おいくらでしょう?

120万円で お願いします。
う~ん 120万円!

まいります! オープン ザ プライス!

やった! 180万!
おめでとうございます!

第1段階 クリア!

非常に珍しくて いいものですね。

秋山 人間国宝に認定されたときに
木象嵌と認定されちゃったんで

ついですね
平象嵌で木象嵌の人だと

思われてるんですけれども
昭和40年くらいだけは

非常に写生に長けた
雲板作ってるんですよ。

今まで3点確認されてるんですね。

それは
必ずしも平象嵌に限らずですね

高肉象嵌を基本としてると。

この作品の下絵
ご遺族のところに残ってます。

それを見ると非常に緻密ですし
写生が うまい人なんです。

もともと やっぱり
芝山細工の出なんですね。

ですから この作品は
持っている技量のすべてを

詰め込んだという
言い方もできるんですけれども

芝山細工の一番のいい部分を
見せたいから

こういったものを作った
というふうに解釈するほうが

正しいと思います。

単なる象嵌なのか
それとも芝山細工なのか

似ていますけれども工芸史では

種類をきちんと
分けなきゃいけませんから。

本日は 合格でございます。
どうも ありがとうございました。

どうも ありがとうございました。

< あなたの家に
飾られているのは

傑作か!? はたまた贋作か!?>

<本日の鑑定士は…>

<早速いってみよう!>

第16回 名画鑑定大会!

(拍手)

<ゲストコメンテーターは…>

京本さんは だって…。

だから 名画は
もう得意じゃないですか?

あっ そうなんですね。

なんか そっから

(原口)はぁ!

< まずは あの人気タレントと
漢字違いの同姓同名>

って呼ばれちゃうから。

しばらく経ってから
ザワザワがなくなってから立ち上がる。

もう1回 改めて聞きますけど

(京本)それはね…。

< お宝は こちら>

(原口)おぉ~!

<描かれているのは
旧約聖書に登場する

イスラエルの12部族>

動物とか鳥とか そういうもので
表した絵なんですね。

<8年前 神田の古書店で この
リトグラフが収められている版画集

『エルサレムウィンドウズ』を購入したが

14点すべてが切り取られていた。

そこで インターネットで
バラ売りされているものを

1枚1枚探し 3年間かけて
40万円ほどで買い集めた。

現在は すべて額装し

数点ずつ
取り替えて部屋に飾っており

この絵の前で コーヒーやワインを飲み
楽しんでいる>

額装によって すごくやっぱり…。
(野々村さん)そう 違いますね。

<本人評価額は
1点 3万円として42万円。

今日は すべてを
並べて見ることができて大感激!

これで高ければ
言うことなしだが

果たして 結果は!?>

ジャカジャン こい!

100万円!

< やった!>

(原口)きた! 100万円!

よくこれだけ
全シリーズを集められたと思います。

もともと これには
原画というものがありまして

エルサレムの西部にハダッサ医療センター
っていう病院があって

その中に
ユダヤ教の教会があったんですね。

1962年 シャガールが この教会のために
12枚のステンドグラスを完成させました。

そのステンドグラスの完成を機に
12枚にプラスして

『燭台』と 『扉絵』という
2枚のオリジナル版画を合わせて

出版しました。

シャガールというのは
もともとロシアの生まれで

フランスに帰化をしている
ユダヤ人なんですけれども

作家にとっても すごく重要な
位置づけの作品でもあるんですね。

壮観ですよね
これだけ並べていただくと。

なかなか これだけまとまって
見られることというのは

少ないと思います。
ぜひ大切にしてあげてください。

ありがとうございます。

<続いては 公園の
監視の仕事をしている岡山さん>

警備員とは また違うんですか?

そういう
監視をしてるということですね。

そうです はい。
最初は 自転車なんか来ますと

こういうふうにやるんですね。
あぁ なるほど。

はい。

優しいですけどね。
優しいですよ。

< お宝は…>

<戦前 愛媛で
いち早く みかん栽培を始め

財を成した祖父が
大きな屋敷を購入した際

親戚から ぜひ床の間に飾って
ほしいと言われ いただいたもの。

しかし…>

うちの

<当時 自分は
まだ小さかったが

この絵を見るたび…>

周りをね こう警戒して…。

これは ちょっと
ただものの絵では

ないんじゃないの?
っていうふうに感じて…。

<大人になってから
調べたところ

作者は 江戸時代後期に活躍した
虎の名手 岸駒と判明。

金沢の美術館に
代表作が展示されていると知り

見に行ったが…>

ほぉ~!

<本人評価額は
自信満々の200万円!

妻には どうせ偽物
恥をかくだけ と笑われたが

子どものころの自分の感性を
信じたい。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン 来い!

<ダウンするも 本物か?>

出ましたよ 100万円です。

間違いありません。
うわぁ すげえ。

落款を
見るとですね

「越前介 岸駒」
というふうに
入っています。

越前介は 60歳から
名乗ってますので

60歳以降の作品。
岸駒はですね

50歳のときに 虎の頭と手足を
入手するんですね。

それまでの虎図 円山応挙なんかは
有名ですけども

ちょっと漫画チックに見えるくらい
もっと目が大きいんですよ。

岸駒が描く虎はですね
目が小さくなってます。

眼光ですね
やっぱり鋭いですよね。

中に金を入れてですね
ちゃんと仕事をしてますね。

そう!
純粋な目で見るほうがね

わかるんですよ。
欲が出てくるとね

やっぱりね 見間違う…。
見間違いますよね。

<続いては 恋人募集中の

彼氏いないんですか?
まったく。

まったく~とか…。

あっ! 好きな男性のタイプとかは?
芸能人でいえば…。

あら! 当番組MC。
はい。

さんまさんじゃなくて?
ごめんなさい。

私もバツイチ… ほっときなはれ。

どういったところが?

もしかしたら これを縁にね…。
そうです あるかもしれないんで。

< お宝は…>

<1963年 清が
八丈島を訪れたときのこと>

<島のシンボル 八丈富士を望む
八丈島らしい風景画だが

母のいとこは
絵に興味がなかったため

母にタダでプレゼントした。

今回 もし高ければ…>

マジですか?
今田さんはね

ディズニーランド 行ったことないから。

っていうエピソードを聞いてたんで。
そのへんまで知ってますよね。

マジに今田くん狙ってますね。

<本人評価額は
当てずっぽうで10万円。

「鑑定団」から連絡が来たときは

今田さんに会える!
と大喜びしたが

出張鑑定のほうだったので
少しがっかりした。

果たして どうなるのか?>

<58年前 母のいとこが
八丈島のホテルで

山下清の客室係になった際
本人から直接いただいた絵。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン 来い!

< これはすごい!>

川井さん!
本物です。

うわぁ すげえ。
手前にあるのが横間ヶ浦海岸。

その海岸越しに見た 八丈富士。

そして 隣には寄り添うように
八丈小島がある。

点描を非常にリズミカルに
丁寧に入れた描き方で

そこに流れている
穏やかな時間っていうのも

画面の中から
感じ取ることができる

とても山下らしい作品だな
というふうに思います。

山下というのは もともと
驚異的な映像記憶力の持ち主で

その場で見た風景を
心に撮り貯めて

東京のアトリエに持ち帰って
作品を制作していました。

ですから
現場で描いたものっていうのは

実は あまりないんですよね。
すごく珍しい作品です。

ぜひ 大切にしてあげてください。

<続いては サーフィンと
ボディーボードが趣味の

ハマるきっかけ あったんですか?
友達が誘ってくれたので

それからハマってしまって。

<冬でも思う存分楽しみたくて

<真っ黒に日焼けした。

そのときの写真が こちら>

ワォ!

絵になるなぁ。

背中とかもすごいんですよ。
なっちゃってるから。

< お宝は…>

<60年ほど前 祖父が知人から

病院を建てたいので 資金を
援助してほしいと頼まれ…>

<祖父亡きあと
光琳の掛軸を 父が

光悦の茶碗を 叔父が
それぞれ受け継いだ。

自分は この掛軸の存在を
最近まで知らなかったが

作者について調べたところ…>

<本人評価額は 期待を込めて
1, 000万円。

父は何も言い残さず
去年 他界したが

叔父が どこかに掛軸があるはず
と教えてくれたので 見つかった。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン 来い!

< う~ん 残念>

残念ながら
尾形光琳の作品ではありません。

違う?
尾形光琳も菊図は描いています。

岡田美術館の 『菊図屏風』
というのが有名ですけども

琳派は非常に装飾的だと
言われますが

それはですね 大きさも同じだし
形も同じ。

そういったものを画面に
リズミカルに配置していく。

ところが この菊を見ると
やっぱり

写実が入ってるんですね。

これは少し上向きの菊に
なってますね。

そういう描き方っていうのは
琳派では しません。

本来は すべて
こっち向いてなダメなんです。

(原口)じゃあ パッと見たときに
違うなと思ったんですね。

もうパッと見たときから…。

<続いては 骨董収集歴50年の

きっかけあったんですか?
たまたまね…。

<安宅産業で
かつて会長を務めていた

安宅英一さんは
世界屈指の陶磁器収集家で

現在 そのコレクションは

大阪市立東洋陶磁美術館に
収蔵されている。

あるとき その安宅さんが…>

自分の人生にとって

< お宝は…>

<35年ほど前
出張でパリに行った際

ぶらりと立ち寄った画廊で
一目ぼれし

70万円で購入。

帰国後 額縁を変えようと
画廊に持ち込んだところ

店主が…>

言ったんですけど
まだ買ったばかりですからね。

それは断ったの?

(原口)おお~っ すげぇ。
ああ… すごい。

<本人評価額は そこまでは
しないだろうと 300万円。

描かれているのは
フジタの自画像と猫。

この組み合わせを
とても気に入っている。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン! こい!!

<ダウンするも大健闘!>

レオナール・フジタの版画作品 本物です。
(原口)本物。

1926年 フランスの版画職人で

ダニエル・ジャコメによって制作された
複製版画。

当時 ジャコメのもとには
フジタだけではなくて

ピカソとか シャガールとか
名だたる作家たちが集まって

自らの版画の制作を依頼して
共作していたんですね。

ジャコメが最も得意としてたのは
ポショワール版画っていいまして

アルミの板に穴を細かく開けて
彩色をして

何十層にも重ねていく
技法なんですね。

肉筆画と間違えられるくらい
発色がよかったんです。

ジャコメの作品っていうのは
日本の国内の市場では

ほとんど出回ってないと
思うんですよね。

実際 これ 実物は初めて見ました。

<最後は 犬を飼っていないが
大の犬好き 辻さん>

(原口)どういうことですか?

ワンちゃんに会うために
辻さん自ら 散歩にいって。

はい。
で ワンちゃん見かけると

ワンちゃんに声かけちゃう?
そうです。

飼い主さんは知らんふりして
連れてこうとするんですけども

こっちのほうへ近づいてくる。
それで可愛がってやる。

変わった楽しみ方やな 辻さん。

< お宝は こちら>

動物を描けば その匂いまで
描くといわれる

竹内栖鳳先生の絵です。
(原口)おお~っ!

<90年ほど前
リューマチを患っていた栖鳳は

湯治のため 湯河原の老舗旅館

天野屋に たびたび通っていた。

その頃 天野屋の番頭を
務めていた祖父が

京都の栖鳳の自宅を訪ねた際

この掛軸を土産に
手渡してくれたと聞いている。

現在は 母が所有しているが

ゆくゆくは自分が
受け継ぐことになっている>

犬好きで ピッタリだったんでしょ?

顔が 優しくてですね

とても甘えてるような感じがして
もう ホントに可愛いです。

<本人評価額は 堂々の150万円。

実は 番組に応募するまで

栖鳳が有名な画家だと
知らなかったので反省している。

果たして 結果は!?>

はい! ピッタリ! 150万円!

< お見事!!>

東の大観 西の栖鳳っていうふうに
よく言われますけども

横山大観は 非常に
テーマの大きいものを描いて

それに比べて栖鳳は
こういった身近なものですね。

それを好んで描いた。

省筆といわれるんですけども

無駄な線は一切 描きませんね。

ワラと こう戯れた子犬がね

飼い主が帰ってきて

で こう ちょっと
上目遣いに見て

尻尾 よく見ていただくと
これ 振ってるんですよ。

(原口)わ~っ! 振ってますね。
リアルな毛っぽいですもんね。

そうなんですよ。
枯れたような渇筆を

自在に操って

見事に その一瞬を
捉えてるっていうのが

栖鳳の神髄ですね。

いや~ 見事ですよ 辻さん。

どうも ありがとうございます。

<第16回 名画鑑定大会は

これにて無事 閉幕>

<日本中を
熱狂の渦に巻き込んだ

2002年のサッカー日韓ワールドカップ。

更に 記憶に新しい

<次なる依頼人は
この

< お伺いしたのは
東京都 文京区にある

<日本サッカー協会が事務所を置く

日本のサッカーの総本山です>

ようこそ いらっしゃいました。

< この方が…>

<東アジアサッカー連盟は

日本 中国 韓国など

東アジアの10の国と地域が加盟。

サッカーの普及や競技レベルの向上を

目的とした組織です。

嶋田さんは ここで
デザイナーとして働いています>

この…。

< もともとは
大手広告代理店に勤務しており

2002年の日韓ワールドカップでは

公式ポスターや
スタジアムに飾られるのぼり。

更に 記念切手 記念硬貨など

あらゆるデザインを統括。

その経験が買われ
2019年のラグビーワールドカップにも

デザイナーとして参加しました。

これまでで
特に印象深い仕事は?>

FIFAワールドカップの文字は…。

それで FIFAには それだと…。

と説得して黒にしました。

< そうだったんですか。

ところで…>

誰もが知っている…。

<祖父 学さんは 北海道で

病院を経営するかたわら

唐笠何蝶の号で
俳人としても活動していました。

その祖父が 俳句の師匠から
買ったもので…>

<実は 嶋田さんも
趣味で俳句をたしなんでおり

俳句の季語辞典である
「ホトトギス新歳時記」に

自作の句が
掲載されています>

私の…。

どっちの眼で見ても これは

本物間違いなしだと思っています。

鑑定 よろしくお願いいたします。

< かなりの自信と
お見受けしました。

スタジオに登場です>

依頼人の登場です。

東京都からお越しの
嶋田言一さんです。

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくお願いします。

お願いします。
すごいお仕事されてますね。

はい。 恵まれてます。
いや でも 説得力ありましたね。

ホットドッグね。
(片渕)そうですね。

比喩を使わないと やはり
文化を超えて説得するには

難しいので。
そうですね。

やっぱ 食べようと
思わないですよね。
そうですよね。

気持ち悪いですもんね。

すごく いいお声ですけど。
オペラの歌手として歌っております。

えっ!? オペラ歌手なんですか?
はい。

デザインもして歌ってもいると。
は~っ。

ミュージカルとかもやってます。
えっ!? 舞台 立ってるんですか?

はい。
ひと節…。

「本物であれ~」

ハッハッハッハッハッ!

お宝 拝見しましょう。
お宝 オープン。

お~!

さあ これは
どなたの作品でしょうか?

(嶋田さん)小林一茶の掛軸です。
小林一茶。

絵も描いておりますね。
もともとは おじいさんが。

なぜ買ったんですかね?
小林一茶の句が

すごくこう ユーモアのある俳句なので
好きだったんだと思いますね。

いつ頃とか
いくらくらいっていうのは

わからないです。
細かいことは聞いていない?

どういう俳句
書かれてるんですか これ?

実は私もよくわかりません。
そうですか。
はい。

自分としては
ここがいいんじゃないかと。

どう思われますか?
そうですね まぁ 文字。

そのバランスとかが
すばらしくいいなと思って

すごい気に入ってます。
それはデザイナーとしての目ですね。

やっぱりね。
(片渕)
屋根から何のびてるんですか?

わからへん。
電波みたいな謎の線が出てますよ。

描けるよね?
そうですね。

ちょっと 下手ですよね。

味があるって 今までもね
やっぱり違う作家の方で

見たことあるような
気ぃするけどね。

ホントの下手のようにも見える…。
ホントの下手か。

下手だからこそ
本物かもしれないですね。

<小林一茶は形式よりも
あるがままの心を重んじ

生きとし生けるものを
平明かつ素朴な言葉で詠んだ

江戸時代後期の俳人である>

<継母に育てられたが
懐かなかったことから…>

<俳句を
たしなむようになったのは

二十歳を過ぎた頃。

一茶という俳号は

茶の泡のように はかない存在
というほどの意味である。

この頃の一茶は
松尾芭蕉を崇拝しており

芭蕉と同じように

< しかし どこに行っても
安心して暮らせる場所はなく

ふるさとへの思いは
募るばかりであった。

39歳のとき 父が他界すると

義弟との間で
遺産相続争いが起こり

その解決には
12年もの歳月を要した。

わずかな田畑を受け継ぎ

ようやく生まれ故郷に
落ち着いたときには

51歳になっていた>

<翌年

< この頃 発表した句集
『おらが春』は

一茶の代表作である>

< しかし その
ささやかな幸せも つかの間>

< この経験は
あまりにもつらく

結びの句 「さりながら」
という5文字に

慟哭の思いが
込められている。

その後 再婚するも3か月で離婚。

更に2年後
3番目の妻を迎えたが

中風を患う中 大火で母屋を失い

暗く冷たい土蔵で息絶えた。

不遇と不幸が織り成す
生涯であったが

それでも一茶の句は
不思議と明るい。

北国の厳しい自然の中で

たくましく生きる
生き物たちや

庶民の姿を詠んだ句は

滑稽 風刺
慈愛に満ちており

今なお
人々を魅了してやまない。

改めて依頼品を見てみよう。

小林一茶の掛軸 2幅である。

1幅は碓氷峠と軽井沢の
情景を詠んだ句で…>

< とあり その下には

民家が素朴な筆致で描かれている。

詳しく調べたところ
一茶は このような自画賛を

いくつか残しており

一茶自身と思しき人や

かやぶきの小屋を
好んで描いている。

もう1幅は色紙を3枚
貼りつけたもので…>

本物のような気がしてきた。
なんか俳句が

なんかいいじゃないですかね。
俳句もさることながら

今田さんは 3回の結婚ってとこ
一番驚いてました。

いや どうですか 改めまして
自信のほうは?

揺るぎないですね!
揺るぎない。
はい!

確かに茜ちゃん 似てたね あの…。
似てましたね。

なんなら VTRに出てきた絵より
こっちのほうが上手ですもんね。

もっと下手な絵が…。
もっと下手やった? あれ。

ご本人の評価額になりますが
おいくらでしょう?

400万円。
400万円 わかりました。

まいりましょう オープン ザ プライス。

30, 000円!
あちゃ~ 残念!

ありゃ!
あららら…。

小林一茶の作品ではありません。

右側 画賛のほうですけども
絹本に書かれてますが

一茶の作品で絹に書かれてる
ってのは見たことないですね。

よく こういった絵
描いてますけども

藁屋根なんですね。
軒が直線で引いてあります。

そういった描き方はしないですね。

そして左側の掛軸ですけども
筆跡を見ると

一茶よりも上手です。
スラスラと軽やかでですね

これは やはり一茶の作品とは
見受けられない。

その真ん中の…。

門人の白飛という人の
句なんです。

注目は最後の
「那」という部分ですね。

右に折れ曲がった線が
ありますけども

最初のカーブは
もっと急激に曲がります。

これが一茶の特徴なんですね。

おそらく
おじいさんの時代では

本物として受け継がれてきたもの
ではないかと思いますね。

現在の研究では

残念ながら
認められないのではないかと。

いかがですか?
残念です。
残念ですね。

急に声が小さくなっちゃった。
大丈夫ですか 今の気持ち

歌わなくても?
せっかくですから。

「負けた」

出てますね 出てます。
ありがとうございます。

ありがとうございます。
最初と同じくらい出ております。

これからも
大事になさってください。

どうもありがとうございました。

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