ポツンと一軒家 大雪の爪あと残る…築450年の母屋!国の政策に翻弄された夫婦の愛[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ポツンと一軒家 大雪の爪あと残る…築450年の母屋!国の政策に翻弄された夫婦の愛[字]

衛星写真で発見!“何でこんな所に?”という場所に、ポツンと建つ一軒家を日本全国大捜索!

◇番組内容
【石川県】
山に埋もれるように建つ“ポツンと一軒家”。およそ築450年という歴史を感じさせる建物には、あまりに大きな大雪の傷跡が残されていた…。そして、代々、米農家を営んできたという山奥での一軒家暮らし。話を聞いていくと、昔の暮らしの知恵と夫婦の愛情が詰まった物語があった。
◇出演者
【司会】所ジョージ
【パネラー】林修
【ゲスト】松岡充、安藤美姫
◇ナレーション
緒方賢一、小山茉美
◇おしらせ
☆お知り合いの『ポツンと一軒家』を教えてください!

☆番組HP
 https://www.asahi.co.jp/potsunto/
☆Twitter
 https://twitter.com/potsun_abctv

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – その他

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 捜索隊
  2. 栄子
  3. 宮下
  4. ポツン
  5. 一軒家
  6. 米次
  7. 夫婦
  8. 年前
  9. 衛星写真
  10. 集落
  11. 本当
  12. ルッコラ
  13. 宮下家
  14. 目指
  15. トオル
  16. ミヤシタ
  17. 移築
  18. 屋根
  19. 間違
  20. 自分

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

ぜひ ご覧になってください。

<衛星写真を拡大すると

見えてくる>

<人里離れた

<いったい

<こんな所に
暮らしているのだろうか?>

(捜索隊)あっ なんか すごいとこ
入っていったんだけど

えっ? これ 何?

岩? 山?

うわー 両サイドに
切り立ってますよ

<無理矢理
山を切り裂いたような

険しい道の先に…>

(宮下)もう400年か
450年前の建て方なんです

(捜索隊)えっ? えっ?
ああー すごい

(栄子)穴になっとるやろ

さつまいもを保存するための…
(捜索隊)さつまいも?

これが1膳分?
(宮下)これが大体 1膳分やね

(捜索隊)まだ しっかり
残ってるんですね

<今夜も

(スタジオ内 拍手)

あなた あれですよね
自分で いろいろとやるから…

もう この番組なんか
出たくて しょうがないでしょ

もう 出たくて
しょうがなかったですし

もう やっぱり
将来は ポツンを買って

マタギになることが夢ですから
ははははっ

自分で ポツンと一軒家のほうに

取材に行きたいぐらいでしょ
行きたいです 行きたいです

えっ はい 行きたい

逆に 行くんだと思ってました
私 今回

今まで そのパターン
ないんですけども…

いや そうなんですけど
あっ 来たかと思った

行ってみたい?
行ってみたいです

でも
のディレクターさん

すごい丁寧ですよね

それ よく言われますよね
すごい丁寧で 礼儀 正しいんで

見てるこっちは
すごくいい気持ちになるっていう

この番組用に
丁寧にしてるんですよね

そんなことないですよ ふだんから
いい方ばっかりですよ

ははっ そういうことですよね

じゃあ 本日 まいりましょうか

それでは 今回のポツンと一軒家
こちらです

石川の能登半島の…

おおー すごい奥だよ これ

ここに…
茶色い屋根のおうちですかね

いやー これは 間違いなく
マタギですね

あっ 猟やってる?
やってますね

やってますか
すごい毛皮 着てると思います

それが出てくる?

あと なんか
アトリエっぽいなと思います

なんか 作ってそう
工房があるんじゃないかなと

あるんじゃないかなと思います
僕も工房っぽいなと思って

地域的に見ると輪島塗が
有名なとこですからね

あっ 塗り物
はい 塗り物職人が

この山の きれいな水で
作っているんではないかと

じゃあ 漆も その辺から
自分で採って

ええ
私はね 普通に

農業をやってるんだと思います
ははははっ

いやいや 所さん そうですけど…

こっち側がね ルッコラ
ははははっ

(松岡)ルッコラ
めっちゃ作ってません? これ

ルッコラだらけ あそこ
これ 全部 ルッコラ?

全部 ルッコラ オールルッコラ

<衛星写真で見つけた

石川県の
ポツンと一軒家を目指し

最寄りの集落から捜索開始>

すごい山だ

(捜索隊)雨ですね

(捜索隊)見た感じ

(捜索隊)出てないですね

(捜索隊)はいはいはい

ははははっ
ははははっ

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)ああ そうなんですか

(捜索隊)そうですか

(捜索隊)マイダニっていう
とこなんですか?

ユキオちゃん?

(捜索隊)あっ こんにちは
すいません

という
テレビ番組で

こちらのほう
回らせていただいて

ほら
あらあら?

でも 畑が整備されてた感じだけど

(捜索隊)空き家ですか?

空き家じゃないかなと
思うんですよ

(捜索隊)ああー そうですか

(捜索隊)ああー

<いきなり残念な情報>

<目指すポツンと一軒家があるのは

元々 家が5~6軒あった集落だが
今は もう 誰も

住んでいないのではないかという>

何? しかしって

(捜索隊)そうですか

<目指すポツンと一軒家を
知っていそうな人に

わざわざ電話をかけて
聞いてみてくれた>

この辺の人
みんな 名字じゃなくて

下の名前で呼び合うんですね
そうなんですよね

同級生なのかな?
仲いいですよね

えっ そうなんですか?

トオルさん すごい
トオルさんが知っとる

トオルさんが…
あれは ユキオちゃんですね

うん ユキオちゃんとトオルさん
で シュウイチさんと

<すぐ近くだからと
先に走っていってしまった

シュウイチさん>

お父さん 走っていっちゃったら
わかんないじゃない

消えた
はははっ

<慌てて車で跡を追う>

どっか行っちゃった

(捜索隊)お父さん

(捜索隊)って言ってましたけど

(捜索隊)あちらのお宅ですかね

こちらなんですけど
ちょっと見ていただいて…

<衛星写真を見るなり
心当たりがあるリアクション>

<やはり ポツンと一軒家を
知っているようだ>

ええー なんだろう?

ははははっ
(捜索隊)住んでないですか?

ええー!
ああー

<残念 やはり もう
空き家になっているようだ>

えっ?
ん?

<何?>

<いったい どういうことなのか?>

えっ? どういうこと?
どういうこと?

毎日 上がってる?
通ってるんだ

(捜索隊)あっ

(捜索隊)あっ そうですか

じゃあ 畑は やってんだね
うん そういうことか

ああー

(捜索隊)ミヤシタさん

初めて 名字が出てきた
本当ですね

<目指すポツンと一軒家は

完全な空き家になっている
わけではなかった>

<麓の集落に住む
ミヤシタさんが持ち主で

毎日 そこへ通っている
というではないか>

(捜索隊)えっ

<ということで
ポツンと一軒家の持ち主

ミヤシタさんのお宅まで
案内してもらうことに>

おっ なんか
いつもの展開になってきたよ

大体 置き去りにして
ピュッと行っちゃうんですよね

後ろ見ない 後ろ見ないのよ

(捜索隊)助かりますね

(捜索隊)みたいですね

毎日?

<ここが
ミヤシタさんのお宅のようだ>

<案内してくれた お父さんたちが
先に声をかけてくれていた>

全部 やってくれんだな
ははははっ

(栄子)?

すいません ちょっと
衛星写真 見ていただいて…

こちらなんですけど

間違いないって
(捜索隊)えっ 間違いないですか?

(捜索隊)ははははっ そうですか

ははははっ
ははははっ

<奥さんの栄子さんの予感が的中>

<宮下米次さんが
目指すポツンと一軒家の

持ち主だった>

親切やなー みんな

(捜索隊)どんなとこですかね

(捜索隊)ああー
上がっていきますね

(捜索隊)結構な

(捜索隊)はい

(捜索隊)へえー

(捜索隊)無くなっちゃいましたね
(捜索隊)はい

<3月の終わりだというのに
まだ雪が残る北陸の地>

<宮下さん夫婦の後を追って

高い杉の木に包まれた
深い山の中へと入っていく>

もう カナダっつったら
カナダだね これ

そうですね

すごい道ですね でも やっぱり

これ 雪 降ったら行けないね

まあ でも 雪の多いとこですよね
うん

いやいや いやいやいや
何? これ

もうじゃん
これ…

確かに

(捜索隊)そうですね

すごーい
すごいね これ

すごいですね これ なんだ?

(捜索隊)すごいですね

(捜索隊)すごいですね 両側
(捜索隊)両側に…

上ったねー

能登の山々

(捜索隊)ああ~

すごいとこ下りていきますよ

(捜索隊)
あっ 家じゃないですか? あれ

あっ 本当だ

(捜索隊)畑ありますね
(捜索隊)ええー

(捜索隊)ここですかね?

<ついに 衛星写真で見つけた
石川県の

<能登半島の雄大な山並み

その頂に近い斜面を開墾した
広い棚田を見下ろす場所に

高い木々に守られ
大きな入母屋造の

日本家屋が建っていた>

いや 建物もすごいね これ

随分 奥で畑やってたね これ
ねえ ここまで奥 入らなくても…

<衛星写真と比べてみても
屋根の色や形

棚田の配置まで 全て一致>

<ここで間違いない>

(捜索隊)あっ そうなんですか

そして

(捜索隊)そうですか

(捜索隊)ええー

あっ
うわ 本当だ

<なんと
屋根に積もった雪の重みで

母屋の脇の小屋が

押しつぶされてしまった
というではないか>

雪って重いんですね

(捜索隊)
そんなに降ったんですか?

そうそう そうそう

<去年の12月から
今年2月にかけて

北陸地方に降った雪は
例年の4倍から7倍に達し…>

2倍とかじゃないんだ
4倍から7倍?

<1月に襲った暴風雪では

石川県内で およそ8000戸が停電>

<住宅や農業用ハウスなども
数多く損壊し

深刻な被害を受けた>

あららら…
やんなっちゃうな こういうの

(捜索隊)あっ お父さんの
ご実家になるわけですか

あれ なんなんだろう?

(捜索隊)そうなんですか?

(捜索隊)えっ ここから
歩いて通ったんですか?

ええー!
ええー

(捜索隊)47~48年

(捜索隊)あっ あそこ
掘ったんですか?

(宮下)はい
(捜索隊)そうなんですか

夕方 真っ暗だよ これ
なんも見えないですよね

(宮下)
それで まあ

(捜索隊)そうですか

(捜索隊)あっ
じゃあ この集落 3軒で

まとめて 少し…
ええ そうですね

(捜索隊)そうなんですね

<昔は 麓の集落まで山道を歩き

片道1時間
かかったが

切り通しの道ができたおかげで

車で20分ほどで

行き来できるようになったそうだ>

よかった

(捜索隊)奥まで 1ha分
ずっと田んぼがあるんですか?

(宮下)田んぼがあるんです

(捜索隊)ええー

あの60kgの俵を100個

(捜索隊)えっ? すごい量

(捜索隊)えっ?

(捜索隊)えっ 背中に担いで?
(宮下)担いで

ええー 60kgしょって?
女性も

すごいな
すごいな

今の写真 すごいね
うん

(捜索隊)はいはい はいはい

(捜索隊)5~6回 行くんですか?

いや 5~6往復するの?
あれで… あの形で

(捜索隊)すごいですね

じゃあ

(捜索隊)ああー なるほど
お手伝いしてくれる方が…

来てくれる方が…

<忙しい収穫期には
親戚や仲間に手伝ってもらい

1つ 60kgもある米俵を
一輪車に載せるか 背中に担ぎ

車が待つ4km先まで運んだそうだ>

<それも5~6回
往復したというから すごい>

一輪車でも大変ですよね

<そんな山の上で

米農家を営む宮下家の

4人兄弟の次男として生まれた

米次さん>

<子供の頃には

随分と苦労したそうだ>

(捜索隊)卒業式に…

<米次さんが中学校の

卒業式を迎えた その日

母 きよさんが

脳いっ血のため

49歳の若さで他界>

<当時 長女は嫁ぎ

長男は会社勤めで

すでに実家を離れていたという>

そしたら まあ

(捜索隊)ええー

(捜索隊)お弁当も?

(栄子)すごいね

(捜索隊)すごい…

(捜索隊)えっ お父さん
ちょっと すごいですね

ええー

<自分は 高校進学を諦め

農家を手伝いながら

母親に代わって家事を全てこなし

弟を高校に行かせた

米次さん>

<かたや
妻の栄子さんは

輪島市内の農家の
5人兄妹の

末っ子として生まれた>

<中学卒業後

定時制高校に通いながら

金沢の繊維会社に就職>

<米次さんと出会ったのは

その5年後>

<今から52年前のことだ>

(捜索隊)あっ そうなんですか
そしたら

(捜索隊)ははははっ
そうなんですか

<栄子さんの
会社の上司だった

米次さんの兄
政治さんの紹介で

知り合った2人>

<当時 米次さん 25歳
栄子さんは 20歳>

<初めて会ったときの
お互いの印象は?>

(捜索隊)ああー そうですか

(捜索隊)ははははっ 夢気分で
なるほど なるほど

夢気分って いい言葉ですね

(捜索隊)ええー でも

印象はね

(捜索隊)へえー

<お互い 好印象で
ひかれ合い

出会った その年に結婚>

<栄子さんが

山の上のポツンと一軒家
宮下家に嫁いだ>

(捜索隊)どうだったんですか?

(捜索隊)そうなんですか?

(捜索隊)ええー

ええー
へえー

(捜索隊)ああー

(捜索隊)なるほど そうですか

<嫁いで3年後

あの切り通しの道ができて
車が通れるようになり

ようやく麓との往来が楽になった>

よかった

<だが その年
宮下家に ある通達が…>

何?

(捜索隊)ああー そうなんですか
(栄子)そしたら

(捜索隊)そうなんですか

<家まで車道が通ったやさき

減反政策で米の出荷が
大幅に制限されることに>

<宮下さん夫婦は
やむをえず

米次さんの父
米正さんと

幼い2人の娘とともに

44年前に山を下り

麓の町で 借家住まいを始めた>

<米次さんは

<栄子さんは 電気部品の工場に

パートで勤め始めた>

(捜索隊)ああー なるほど

(捜索隊)ああー すごい

(捜索隊)立派ですね

<夫婦で昼夜交代で勤めに出ながら
山の上のポツンと一軒家に通い

残された田畑の世話をしていた
米次さんと栄子さん>

(捜索隊)あっ そうなんですか

(捜索隊)あっ ここの木を使って

あそこの麓の家 建てたんですか?
そう

(捜索隊)すごいですね
そうなんですよ

ええー
すごい

災い転じて福と成しましたね

<なんと 今 宮下さん夫婦が
住んでいる麓の家は

平成3年の台風で

山の上の実家の周りの木が
なぎ倒され

その倒木を使って建てた
というではないか>

<それから30年
2人の娘は嫁いで家を離れ

栄子さんは
工場のパートを60歳まで…>

うわ すごい

<米次さんは
警備の仕事を65歳まで

ともに 定年まで勤め上げた>

<そして 今も冬場以外は
毎週 夫婦で

山の上のポツンと一軒家に通い
畑の世話を続けている>

<麓から遠く離れた山の上で

えっ
そうだよね

そのぐらいの形だよね これ

(捜索隊)400年から450年
たってるんですか? ええー

(宮下)それが

(捜索隊)えっ
移築してるってことですか?

そうです

(捜索隊)ええー

でも

(捜索隊)おおー すごいですね

道もなかったのに
うん

<宮下家に代々伝わる話によれば

この母屋は 450年ほど前
戦国時代に建てられたもので

2km離れた集落にあった家を
解体し

人の手で山の上まで運んで
組み直したものだという>

<ここに移築されてからでも

すでに200年以上は
たっているそうだ>

(捜索隊)へえー

(捜索隊)茅葺きを
葺いてくれる人たちが…

(捜索隊)そうなんですね
お母さんが来た時は…

(栄子)そしたら

(捜索隊)ああー

<毎週 畑の世話に来て
出はいりは しているものの

麓に住まいを移してから44年間
誰も住んでいない家の中は…>

(捜索隊)うわ すごい

(捜索隊)ええー なるほど

高い

(捜索隊)サツマイモ?

(捜索隊)なんだろう?

(捜索隊)えっ そうなんですか?

(捜索隊)ええー

(捜索隊)うわ

(捜索隊)欅? すごっ

(捜索隊)ええー

400年たってるんだもんね
すごい立派なはりですね

(捜索隊)あっ これ 茅葺きの茅?
(栄子)屋根

(栄子)ええ ええ ええ
(捜索隊)じゃあ

(捜索隊)ああー そうですか

(捜索隊)ちなみに…
(栄子)箕 箕

(捜索隊)箕っていう…
(栄子)箕

(捜索隊)はいはい はいはい

(捜索隊)そうなんですか

(捜索隊)ああー なるほど

(捜索隊)ああー これも?
(栄子)これは 唐箕っていう…

あっ 唐箕 脱穀機ですよね
うん

唐箕 この間も出てきましたね
出てきました?

これ 資料館に保管したほうが
いいんじゃないの?

(栄子)そうそう そうそう
それにベルトかけて した

(捜索隊)なるほど

(捜索隊)これ

(捜索隊)そうなんですね

(栄子)稲扱き…
(捜索隊)稲扱き

(捜索隊)あっ 籾を
これで落とすんですか?

(捜索隊)あっ 足で踏む

(宮下)これ 足で…
足で踏むんです

(捜索隊)本当だ

ああー そういうことか

(捜索隊)すごい

あっ これも
田植えに使う道具なんですか?

(捜索隊)枠?
うん

<これは 田植えが
機械化される前に使われていた

枠と呼ばれる農機具>

すごい

<八角形に組んだ横長の木枠を
田んぼの中で転がし

目印を付けて
均等に苗を植えていく

定規のような道具だ>

これ 日本の農業の歴史を伝える
番組でしたっけ?

そうです
そうですか

(捜索隊)あっ 日傘
(宮下)はい

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)風通しがいいように…

棚田で この帽子かぶってたら

いい画だろうね
いいですよね

もう そのまま
民俗資料になりますね

ねえ

(捜索隊)そうなんですか へえー

(捜索隊)なんですか?
(宮下)これね

(捜索隊)せながち

(捜索隊)背負子みたいな?
(栄子)そうやね

(捜索隊)ああー これで
俵 運ぶんですか? すごい

(捜索隊)へえー

<昔 米俵を担いで運ぶときに
使っていたという しょいこ>

でも やっぱり これは
腰が曲がりそうですね

女子で60キロだからね これ
いや 本当に

<木で組んだ骨組みに
荒縄を巻きつけ

米次さんが手作りしたものが
残っていた>

(捜索隊)そうですか

(捜索隊)あっ ここが
居間になるわけですね

(栄子)ははははっ
(捜索隊)えっ でも

ものすごい これ

(栄子)ねえ
(宮下)ははははっ

(捜索隊)ちょっと失礼します

(捜索隊)うわー

<450年ほど前に
麓に建てられた家を

200年前 山の上に移築したという
宮下家の母屋>

<44年前に家族で
麓に移り住んでからというもの

畑仕事に来たときに
休憩で使うだけとなっていた

その家の中は…>

ドア

(捜索隊)へえー そうなんですね

(捜索隊)あっ ここで じゃあ
囲炉裏があって

たき火して 暖を取って

いいなー
あそこで勉強してたんだ

(捜索隊)自在鉤が
ちょうど下りてくる…

ああー そうなんですか

(宮下)ほんで ここにね
火山いうて…

(捜索隊)火山

(捜索隊)火山
っていうんですか?

(捜索隊)えっ?

(捜索隊)へえー

(捜索隊)なるほど

(栄子)はははっ
どんなん なっとるかね

(捜索隊)ここが台所で…
ええー なんだろう?

(捜索隊)えっ これ
お風呂ですか?

(捜索隊)ははははっ すごい

ああ そっか
じゃあ 思い出がいっぱいですね

<土間敷きの玄関から
囲炉裏のあった居間に上がると

台所と反対側には
畳の間が続いている>

(宮下)まあ 仏間なんですよ
(栄子)仏間

(宮下)はははっ 仏壇なんですよ
(捜索隊)そうですか

(宮下)なんか 埋め込んであるよね
(捜索隊)ああ そういうことですか

(捜索隊)うーわ すげえな これ

立派ですよね これね

細工も細かいし

(栄子)昔の仏壇にしちゃね…

(捜索隊)へえー

(捜索隊)すごいな

(栄子)お客さん用
(捜索隊)客間?

(捜索隊)青い壁 珍しい

(捜索隊)ええー そうなんですね

これ 砂壁だ すごい

あんな きれいな青の砂壁
あるんですね

(捜索隊)まだ残ってるんですか?

あっ すごい!
(栄子)こんなんなってんの

うわー
ああ 立派

うん

(宮下)これ 大体 一膳分やね

昔の宿屋さんみたいですね
うん

(捜索隊)ああー

(捜索隊)煮物

(捜索隊)ああー

(捜索隊)はははっ
これも載せるんですか?

やっぱ きれいなんだな
うん

傷んでないですもんね
うん

ほら 屏風
(捜索隊)ああー すごーい

なるほど
ああー

パーテーション代わり
うん

(捜索隊)えっ?

ははははっ

(捜索隊)
具合 悪くなったんですか?

(捜索隊)えっ?

(捜索隊)何癌だった…

(捜索隊)大腸癌

<実は 栄子さん

工場を定年退職した12年前

60歳のときに大腸癌が見つかり

治療を始めたときから この日まで

一度も この家の中に
入っていなかったというのだ>

(捜索隊)えっ そんなに?

そんなに?
ああー 長い

(捜索隊)えっ?

(捜索隊)通い?

(捜索隊)ああー そうですか

(捜索隊)ああー
なるほど なるほど

(捜索隊)家にいると?

(捜索隊)あっ 運動を兼ねて

(捜索隊)ああー

(捜索隊)どうだったんですか?

(捜索隊)お父さん ショック
やっぱり 受けますよね

(栄子)ははっ あら うまいこと…
(捜索隊)そうですか

ははははっ

<辛い時も2人で寄り添い

支え合い 乗り越えてきた

宮下さん夫婦>

<栄子さんの癌が寛解し

2年前には 元気に金婚式を迎え

今は 子供や孫たちに囲まれた

幸せな老後を送っている>

<そして 今年も冬が明け

また山の上のポツンと一軒家に
通う生活が始まる>

<真っ先に取りかかるのが
家の周りを塞いでいた

<麓に移り住んでから
もう44年たつが

春になると
毎年 欠かさず行う大仕事だ>

でも また 暮れになると
これ やるんだもんね

そうですね

やりっぱなしにしないのが
すごいな

(捜索隊)ああー
もう慣れちゃってるんだ

なるほど

(捜索隊)そうなんですね

うわー
うわー

もっと大変だった
へえー

いやいや するだけって言ったって
大変ですよ これ

うん

(捜索隊)そうなんですね

(捜索隊)ははははっ
ははははっ

<実は 床下が高く空いているのは

通気性を
よくするためだけではない>

<雪囲いの骨組みの竹を
次の冬が来るまで

しまっておく場所を
兼ねているのだ>

ああー 知恵があんだな こういう

(捜索隊)これは

そういうの 代々400年だもんね
うん

すごいですね 400年

(宮下)そういう感覚ですね
(捜索隊)ああー なるほど

という そういう思いやね
(捜索隊)そういうことですか

そういうことですね

<冬の間 閉めきられていた戸を
開け放ち

新鮮な山の空気を取り込むと
この家の新しい1年が始まる>

<米次さんが生まれ育ち
栄子さんが嫁いだ

山の上のポツンと一軒家>

<ここは 夫婦が初心に返れる場所>

<そして 共に過ごしてきた
長い年月に感謝出来る場所>

<自然の恵み豊かな 心和む
2人のパワースポットだ>

<妻の大病を乗り越えた
おしどり夫婦は

今年も この山に通い
畑仕事を楽しみ

先祖が大変な思いで移築した
築450年の家を大切に守っていく>

すてきですね なんでしょう?
なんか これといった

すごい衝撃的な
感動の話じゃないんだけど

なんか感動しますね これ

お母さん 死んで
で 嫁に来てもらって

もう それから天国だ
っていうんですよ

夢気分って おっしゃってましたよ
だから 本当に

うれしかったんじゃないですか?
そうですね

だから 癌になったとき
どうでしたか? って言われて

言葉
詰まってらっしゃいましたもんね

その夢気分が
崩れたっていうとこが

やっぱり
すごく つらかったんでしょうね

私 ちっちゃいころから
とかが好きで

すごい の
ああいう ふすまっていうか

ドア…
ここは まっくろくろすけ

必ず いるよね
もう まっくろくろすけですね

家 開けた途端に ババババッ…
(安藤)バーッて出てきて

でも すごい行きたいなと思います
ああー

ただ 虫が苦手なんですよ
1日 2日で慣れると思いますよ

寝てる間に
この辺 虫がはっても全然…

それは 嫌かも
えい! ってやれると思う

Source: https://dnptxt.com/feed/

powered by Auto Youtube Summarize

おすすめの記事