出典:EPGの番組情報
NHK地域局発 えぇトコ「びわ湖の花よ!今咲き誇れ!~滋賀 湖西~」[字]
旅の舞台は滋賀県、びわ湖の西、湖西地方の高島市。長い年月をへて湖畔に花開いた伝統の宝を、オール阪神・巨人が巡る!
番組内容
湖西・高島で春の恵みをとことん味わう!▽伝統の漁でとる稚アユ、春のうまみをギュッととじこめたつくだ煮は家族の味▽90歳の炭焼き職人、こだわりの炭で焼くびわ湖だけのマス▽かやぶきの里で“何でも自分でやる”達人と味わう手作りそば、イノシシ焼き肉、シカのステーキ▽水辺の小さな楽園でごちそうになるびわ湖漁師自慢の味▽創業400年、名物・ふなずしを作り続ける老舗、湖西ならではの絶品ふなずしに感動!
出演者
【出演】オール阪神・巨人,【語り】子守康範,橋本のりこジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
情報/ワイドショー – グルメ・料理
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- 伝統
- 炭焼
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- 山里
- 小屋
- 全然
- 大切
- 池田
- アユ
- イノシシ
- お父さん
- カゴ
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
したことが
とても重要に
なってくるわけなんです。
こちらのような相談サイトの事例
へえ~! すごい。
これ 何本あんの?
ものすごいあんね。
見る者の目を奪う どこまでも続く巨木。
滋賀・高島の絶景
メタセコイアの並木です。
春 木々が芽吹くと
圧倒的な緑に包まれます。
一年を通じて さまざまな色に染まる
見事な景観。
ただきれいなだけではないんですよ これ。
これは何のため?
元は 果樹園を守るために
植えられた防風林。
今も堂々と立ち 風をよけます。
伝統の知恵が生んだ壮大な眺めです。
伝統を重んじるというね。
いい言葉だな~。
いよ~っ ポン!
湖西に伝えられてきた
いいもの ウマイもの。
永遠に残れ!
♬~
今回の「えぇトコ」は
長い歳月の末に花開いた
湖畔の宝を巡ります。
びわ湖の恵み 春の稚アユ 伝統の佃煮。
うまい!
プチプチが ものすごいおいしい。
結成46年
オール阪神・巨人の2人が出会う
湖畔に花咲く達人たち。
さあ 今 咲き誇れ!
大切に残していきたい
びわ湖の宝。
晴れやかな旅の始まりで~す。
高島市の北 びわ湖畔にたたずむ
海津の町から旅は始まります。
ほうほう お~。
いやいやいや きれいな浜やな。
ねえ。
集落の裏は びわ湖の浜。
春の輝きが出迎えてくれます。
向こうにはね 竹生島。
弁財天さんが住んではるんですよ
あそこにも。
昔からの信仰が息づく島。
その島の向かい 海津の町に
今も残る伝統の工夫があります。
ちょっとしたお城やで これ。
ホンマやね。
波風から守るために築かれた石積みが
今も現役です。
そんな石積みの町で出会ったのが…。
あっ ちょっと作業されてますわ。
中で…。
こんにちは。
え~っ!
いや~ こんにちは。
今 何やってますの? これ。
あっ 案外… 乱暴にやるよな。
そうやね。
え~ 豪快な仕事やな。
そんなして外しますか。
網から外していたのはアユ。
びわ湖では
稚アユと呼ばれる春の幸です。
見せてもらうことに。
いや ええ ええ。
ええって ええって。 何か入れるもの…。
そのままで ええって。
もう ええって もう~。
きれいやん。
あっ ホンマや。
へえ~。
すごい やわらかい。
と その時
作業場の前にある桟橋に
息子さんが 稚アユをとって
帰ってきました。
こんにちは お疲れさんでした。
あっ 若っ!
おいくつですか?
35。
これ? とってきたやつ。
はい。 へえ~。
これ 網 仕掛けてあるわけやね。
そうです。 そこへ首突っ込むわけやね。
そうです そうです。
これが とれだしたら
もう 滋賀県は春やという…。
ああ そうですね。 本当にそうです。
春の稚アユを狙う漁師 中村清作さん。
小糸漁とびわ湖で呼ぶ伝統漁。
夜のうちに立てておいた網を巻き上げ
稚アユを捕らえます。
生まれてから大人になるまで
成長に合わせ
いろんな食べ方でいただいてきたアユ。
びわ湖の漁師だからこそ知る
稚アユの一番おいしい食べ方があります。
アユの佃煮 炊いてきました。
はあ~! え~!
頭も骨も
おいしく いただく
湖西に昔から伝わる味。
とれたての稚アユに山椒の実を加え
地元の醤油と コクがある三温糖で
じっくり炊きます。
これ以上 大きくなると
丸ごと食べられないため
佃煮にはできないそう。
びわ湖の春のうまみを
ギュッと閉じ込めた
今も変わらず残る ふるさとの味です。
うん! うまい!
おいしいな。
この苦みが またいいね。
うん。 身がたくさんついてて。
なっ おいしい。
こりゃ おいしいわ。
おいしい春の旬を 家族みんなで
力を合わせて とっている中村家。
しかし 清作さんは 漁師を継ぐ気は
全くなかったといいます。
苦労する両親の姿を見てきた清作さん。
何で また 後 継ぐことになったの?
学生時代 悪かったの?
いやいや そういうことじゃないですよ。
お母さん どうやったんですか?
(笑い声)
お前 やることなかったら やってみるか。
もう まさに それ。
最初は いやいや始めた漁師ですが
成功や失敗を繰り返すうちに
その面白さを知り
どんどん のめり込んでいきました。
大切なのはお金ではなく やりがい。
そのことに
ようやく気付いたといいます。
びわ湖のほとりで
しっかりと受け継がれる
春に花咲く
甘く ほろ苦い伝統の美味です。
びわ湖の水運で栄え
人が行き交った海津。
当時の宿場町の面影が
今も残ります。
いや~ なかなかね。
ああ これ 焼いてあんねんな。
♬「粋な黒塀」
♬「見越しの松に」
♬「死んだはずだよ お富さん」
(笑い声)
いや ええやんか 何か この…
路地っていうんかな。
そやね。
路地の奥も昔のままです。
ほう~。
何か 東映の撮影所の風景みたいやね。
これは もう ふだんから ず~っと
お使いになって…。 ええ そうです。
町の人が洗い物をする
みんなの生活の水。
湖畔に残る伝統です。
びっくりすんのは その…
残り物をきれいにしてくれるため
昔から大切に飼ってきたコイ。
そんな会話も弾む
この集落で生まれた
竹本萬蔵さん。 お仕事は?
炭焼き?
えっ 炭焼き やってはるんですか。
実に 90歳という炭焼き職人。
昔から変わらぬやり方で
炭を焼き続けています。
びわ湖を見下ろす高台にある
炭焼き小屋に
連れていってもらうことに。
これがね 小屋。
あっ これが 小屋ですか。
木立の中の
炭焼き小屋には…。
これが 考えて考えて…。
あっ レールになってる。
炭にする木を運び入れるためのレール。
押して。
フッフ~! 楽しいな~! ヤッホー!
子供やねんからな
もう 本当に この子はな。
このレールは 竹本さんが考え
1人でつくったもの。
炭焼き窯も 自分でつくり上げました。
へえ~。 萬蔵さん すごいな。
小柄な大人一人がギリギリ入れるだけの
狭い入り口から
重い木を 一本一本 運び入れ
窯の中へ ぎゅうぎゅうに詰めていきます。
大変やな。 立派。
窯に火を入れ
実に10日間 燃やし続けてつくる
90歳の炭焼き職人 こだわりの炭です。
その炭で魚を
焼いてくださることに。
びわ湖だけに住む マス ビワマス。
炭の力で 外は こんがり
中は ふんわり焼き上がります。
炭火がうまみを逃さず閉じ込めたビワマス
いただきます。
うまいわ。
おいしい。
身が やわらかい。 上品。
おいしい。
炭で焼いた方が
間違いなく うまいもんね。
一番いい食べ方やってるんかも
分かりませんね。 ホンマに ぜいたくな。
もともと この辺りは
炭に適した木が豊富にあったため
炭焼きの伝統が受け継がれてきた地。
竹本さんも…
以来 燃料がガスや電気に変わり
炭が売れなくなっても
変わらず黙々と手を動かしてきたのです。
そして 今 バーベキューなどの
炭火ブームのおかげで
竹本さんの炭も
人気を呼んでいるのだそう。
長いことやってて 伝統続いてて
あかんかったら やめた人も
いてると思うんですよね。
それ やっとくと また その時代がまた…。
ブームが来んねんな。
人に認められる いいものを
己の力で生み出せることが
幸せで たまらないといいます。
今 楽しいて しゃあない?
最高でっか。
なるほどね。
炭を焼き続けてきた日々に悔いなし。
90歳の達人の人生は 今 花開いています。
続いては 湖畔から
山を一つ越えた所にある在原へ。
平安時代の歌人 在原業平が
隠棲したという言い伝えから
名が付きました。
ここら辺まで来ると…
あ~ 茅葺きのね。
カラスが止まってて。
なっ。 フフフフフ。
カァ~。
そんな集落で…。
お父さん 何か上の…。
こんな雨の日に
えらい作業やってはりますよ。
こんにちは。
こんにちは。 こんにちは。
お父さん 何されてるんですか? 今。
大変やな。
茅葺きの家が今も現役の在原。
この地で生まれ育った池田武治さん。
お父さんの手 見てみ。
うわ すごいな。
すっごいで。 男の手やで。
ごついね。
コンクリートも割んのちゃう? これ。
バリバリバリ~って。
この手で 何でもつくり出し
山里の厳しい暮らしを
乗り越えてきた池田さん。
実は そば打ち名人でもあります。
山里に伝わる秘伝のそば
食べさせてもらうことに。
あら… お孫さん?
お孫さん。
いや~ こんにちは。
こんにちは。
何歳と何歳ですか?
5歳と3歳 いっぱい出したで。
ホンマやな。 6歳と3歳。
アヤ アヤ アヤ アヤ
アヤ アヤ アヤ エ~。
やった。
最後 笑てくれた。
お~ はいはい はいはい。
あっ あら ええ感じやな。
これ お父さん 自分で つくりはったん?
ああ 全部。
ええ~! 何でもできんねんな。
お邪魔しま~す。
お邪魔します。 どなたですか?
巨人・阪神です。 お入りください。
(2人)ありがとう。
どうもありがとうございます。
(笑い声)
どうぞ。
はい お邪魔します。 全部 手づくりやな。
そんな中でいただく自慢のそばが…
これも自分でつくった
シイタケが たっぷり入った
手打ちの十割そばです。
昔は米があまりとれなかった在原で
主食として重宝されてきた そば。
池田さんは その伝統を守り
今でも そばをつくり続けています。
山里に残る そばのお味は?
めっちゃ そば。 おダシも おいしいし。
何から何までされますね。
何でもできる山里の超人 池田さんは
猟師でもあります。
そば以外にも 自らとった獲物を調理し
振る舞っています。
こちらは
この冬とったイノシシの焼肉です。
全然 臭くないんですよ。
ものすごい おいしい。
めっちゃうまいな。
うん。
そして
都会では あまり食べることができない
シカのステーキです。
おいしい。 ものすごい やわらかい。
味の付け方もうまいし いや うまい。
笑たら いいんですか?
(笑い声)
(笑い声)
これ えっ イノシシも
自分でとってきはんのやね?
ええ 自分で。
イノシシは向かってきますやん。
え~!
かまれましたん?
どんな余裕?
生きていくため 厳しい山の暮らしを
己の手で切り開いてきた池田さん。
80歳を超えた今 そんな毎日を
楽しめるようになってきた
といいます。
茅葺きの里で花開く人生。
山の超人は
今日も こつこつ 手を動かします。
続いて 2人は
葦が群生する湖畔へやって来ました。
びわ湖の水をきれいにしてくれるという
大切な葦。
屋根や すだれなどにも使われ
人々の暮らしを潤してきました。
その近くにある港で
漁師さんと出会いました。
こんにちは。
何を漁をされに行くんですか?
ギンブナ。
びわ湖の漁師 石津文雄さんに
春の漁へ連れていってもらいました。
ええね~。
このまま遊覧してもろても
いいんですけどね。 ホンマやな。
そうやね。
湖 違うね。
しかし 漁をするのは
この広いびわ湖ではありません。
はい。
(2人)へえ~。
船が通るギリギリの幅を通り抜けると
そこは…。
あっ 鳥が!
うわっ あの前とか いっぱい。
葦が茂る野鳥の楽園です。
へえ~。
めっちゃ気持ちええわ。
鏡のような水面が続く
昔から変わらない景色。
その中で
昔から変わらない漁があります。
産卵に来るんです。
葦に産卵に来るフナを狙い
カゴを仕掛けておくのです。
びわ湖伝統の もんどり漁。
このカゴに 魚が入っていれば…。
そう カゴが揺れると 魚がいる証拠。
今のは入ってないんですか?
入ってないです。
どんどん見ていきますが…。
あきませんね。
入ってるかな~?
駄目みたいですね。
コン コン。 駄目です。
残念。
諦めかけた その時!
あっ 入ってます 入ってます。
入っとる!
あげてみはるけ?
うわっ でかっ! 引きあげんの?
おっ おっ おっ すごい!
やった~! やった やった やった!
やった やった!
でかっ!
かかっていたのは ギンブナではなく
ふなずしに使うニゴロブナ。
結局 とれたのは この1匹。
川のほとりに建つご自宅に お邪魔し
いけすに生かしておいたギンブナを
食べさせてもらうことに。
ええな。 ここへ座って
ちょっと コーヒーでも置いて。
いや もう本当に
ええ経験させていただきましたね。 ねえ。
絶景の中でいただく料理は…。
これが 子まぶしっていいます。
卵をまぶしてある?
そうです。
刺身に卵をまぶした フナの子まぶし。
フナから とり出した卵を
たっぷり塩を入れ ゆでます。
卵と内臓をとったフナを洗うのは
各家に湧き出る 山からの水。
かばたと呼ばれます。
飲み水に 炊事に 洗い物
昔から使い続けている仕組みです。
洗ったフナの身に卵を混ぜれば 完成。
卵を持つ春のフナでないとできない
伝統の味です。
あっ 歯応えある。
プチプチが ものすごいおいしい。
全然 臭みもないわ。
そうそうそう 臭み 全然ないですよ これ。
卵に味があるね。
うん おいしいわ。
更に びわ湖に伝わる味が…。
これも びわ湖で昔からとられてきた
イシガイを
大豆と一緒に炊いた貝豆です。
うん おいしい。
あ~ おいしい。
豊かな恵みを与えてくれる
楽園に魅せられ
水辺に暮らすようになった石津さん。
今 この景色に包まれ
日々 幸せを感じています。
穏やかな日ざしを浴びる
水辺に咲いた暮らしです。
続いては
ここも江戸時代の趣が残る勝野。
これも 昔からの雰囲気あるな。
何百年か分からへんね。
山からの清らかな水が流れる町では
その水を利用して 古くから
日本酒やお酢など 醸造の技が
今に受け継がれています。
そんな伝統が残る町で…。
おっきいな!
おけの中で泳ぐ ニゴロブナ。
ここにいる訳は…。
そう びわ湖名物 ふなずしを
江戸時代の初めから
つくり続けている老舗。
お邪魔することに。
こんにちは。
あっ もう いい匂いが。
何代目になるんですかね?
(2人)18代!?
ここで育った
18代目の北村真里子さんが
夫の篤史さんと
2人だけでつくる ふなずし。
普通は1年ぐらい漬け込みますが
こちらでは…。
3年漬けるという老舗のふなずし。
特別に お店の前でいただくことに。
発酵した独特の風味が
苦手だという人もいる ふなずしですが…。
うん 歯応えがありましてね
ものすごいおいしい。
あったかいごはんで食べたいね~。
発酵食は得意ではないという巨人さん。
果たして…。
全然 イメージちゃうな。 おつな
手の込んだ 非常にいいお味ですね。
続いては…。
ふなずしを入れた椀に湯を張るだけの
ふなずし汁。
昔から伝わる 通の食べ方です。
ふなずしからも味が出て
うまいわ なかなか。
すごい脂なんですよ。
そして もう一つ
湖西独特のふなずしがあります。
3年漬けたふなずしを 更に
酒かすに1年以上漬けた 甘露漬けです。
こっちの方が食べやすい。
ねえ 食べやすいね。
ものすごくおいしい。
これは また 甘い。
ふなずしっていうと…
高島の人には なじみ深い甘露漬け。
そのつくり方は 昔のままです。
フナを漬けるのは 今でも全て木のおけ。
昔から受け継ぐ このおけで
代々 味を守り続けてきました。
しかし 8年前
ニゴロブナの激減などにより
ふなずしをつくることが
できなくなったといいます。
そんな時 聞こえてきたのは
老舗の灯を絶やさないでほしい
という多くの声。
その声に励まされ
新たなスタートを切りました。
支えてくれたのは 料理人の仕事を捨て
ふなずしづくりに専念してくれた
夫でした。
ニゴロブナの数も徐々に増えてきた今
夫婦2人で ふなずしづくりに
精を出しています。
そうですね。
そうですね。
奥様から ご注意やないけども…
そうですね。
(笑い声)
守り続けて400年。
今も絶えることなく 見事に花開く
びわ湖の宝です。
♬~
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