福岡初の鳥インフルエンザ確認 約9万4千羽殺処分

福岡県は25日、県内では初となる鳥インフルエンザが宗像市の養鶏場で発生したと発表しました。

鶏舎の近くには白い大きな袋が並べられています。ニワトリが入っているものと思われます。恐れていた事態が現実のものになってしまいました。

24日、宗像市にある養鶏場の1棟で、37羽ものニワトリが死んでいるのを管理人が発見。連絡を受けた福岡県が検査したところ、致死率が高い「高病原性」鳥インフルエンザの疑いがある「H5亜型」が検出されたのです。

今月に入り、香川県の養鶏場で「高病原性」の鳥インフルエンザが発生していましたが、福岡県での確認は「高病原性」、それほどの致死率はない「低病原性」に関わらず、鳥インフルエンザそのものが初めてとなります。

鳥インフルエンザは、基本的には人への感染はありませんが、死骸に触るなど濃厚接触があれば人にも感染し、病気を引き起こす可能性もあるとされています。

ウイルスを持った野鳥から飼育されているニワトリなどにうつるとみられていますが、その詳しい実態はわかっていません。

鳥インフルエンザが発生した養鶏場の近くでは、消毒マットが敷かれ車両の消毒が行われています。

県は25日早朝、対策本部を設置し、この養鶏場の約9万4000羽を殺処分する他、近くに消毒ポイントを作るなどしてこれ以上の拡大を阻止する構えです。

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