ポツンと一軒家 まるで博物館?築180年の蔵リフォーム&親子の絆を結ぶ最先端マシン[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ポツンと一軒家 まるで博物館?築180年の蔵リフォーム&親子の絆を結ぶ最先端マシン[字]

衛星写真で発見!“何でこんな所に?”という場所に、ポツンと建つ一軒家を日本全国大捜索!

◇番組内容
【熊本県】
県境に近い山の中で“ポツンと一軒家”を発見!向かう道すがら出会った男性に衛星写真を確認してもらうと、「仲の良い友人の自宅です」との有力情報が!しかし捜索隊が気になったのは、話を聞いた男性の自宅にある蔵。築180年の蔵の中には、博物館さながらのお宝が…!
◇出演者
【司会】所ジョージ
【パネラー】林修
【ゲスト】春風亭昇太、高城れに(ももいろクローバーZ)
◇ナレーション
緒方賢一、小山茉美
◇おしらせ
☆お知り合いの『ポツンと一軒家』を教えてください!

☆番組HP
 https://www.asahi.co.jp/potsunto/
☆Twitter
 https://twitter.com/potsun_abctv

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – その他

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  1. 捜索隊
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  17. 仕事
  18. 親子
  19. 長男
  20. 伐採

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

いや 別に それは ホントに
どうでもいいんですけど…。

(一同 笑い)

<衛星写真を拡大すると
見えてくる>

<人里離れた

<いったい

<こんな所に

暮らしているのだろうか?>

(捜索隊)ああ なんか…
(捜索隊)おおー コーンが…

崩れちゃったんですかね

<自然災害の爪痕が
生々しく残る

危険な山道の先に…>

(捜索隊)あっ 蔵ですか
(小嶋)天保12年に建設された…

(捜索隊)ええー?
(小嶋)江戸末期ですかね

(捜索隊)まだ残ってるんですね
(小嶋)そうですね

(捜索隊)ああー すごい
あっ 開くんですね そこが

ああー すごっ すごいな

なんか すごいの
見つけましたけど

鎧が…
(小嶋)この火縄銃とか

ここにあった
品物なんですよ

<山の神さまに感謝し

先祖代々の
歴史と おきてを

今につなぐ
暮らしがあった>

<今夜も

(スタジオ内 拍手)

どうしたんですか? これ なんか
打ち合わせしたんですか? これ

そんな感じになっちゃった…
ペアルックみたいな感じに

なっちゃった
同じような生地で

作ったんですか? それ
(高城)ははははっ

この色は誰も着ないだろうと
思って着たんですよ

全く同じですもんね
私も ふだんは

グループでいるときは
紫を着ることが多いんですけど

今日は たまたま
なんか ちょっと 気分を

変えてみようかなっていうので

ちょっと クリームっぽい…
僕もグループでいるときは

白いの着てるんですけど
そうですね

ってグループなんですか?
グループ…

はい まいりましょうか
本日の

こちらです

九州 行きましたね 熊本ですが

鹿児島に近いほうの山の中です

かなり広大な敷地に
おうちも立派ですね

(春風亭)これは 鹿児島の県境…
ぐらいですね

戦国時代 島津家に追いやられて
逃げてきたみたいな

そんなに歴史が
あるとこなんですか? ここは

中世から
これは?

そういう歴史がある所なんですね

熊本県に お友達が住んでいて
2年前に

おいしいデコポンを
いただいたことがあるんですよ

なので
それ もう一回 食べたいので

デコポンは やっててほしいなと
勝手に思ってます

デコポン
ここね 今 もう

僕 使ってないと思うんですよ
あら

米 作っても生活できないから
っていうコメントがあって

見てください ここで実際に
食べる野菜を作ってるんです

あっ あるんだ
じゃあ こっちは放置しといて

ここだけを 今 やってると

<衛星写真で見つけた 熊本県の
ポツンと一軒家を目指し

最寄りの集落から捜索開始>

(捜索隊)ああー

あのですね

(捜索隊)あっ いいですか?

(捜索隊)あっ そうなんですか?

あら
おお すごい

つながった

<なんと 最初に出会った小嶋さん

偶然にも ポツンと一軒家の主と

仲のいい友達だというではないか>

(捜索隊)あっ はあはあ…

(捜索隊)あっ そうですか

じゃあ 地元の人で
昔から いるんだね

ねえ 歴史あるんですね

(捜索隊)ちなみに…

(捜索隊)カシワギさん

あら
息子さんも?

<目指すポツンと一軒家の
あるじは

74歳のカシワギさん>

<奥さんと息子さんと

親子3人で
暮らしているらしい>

ははははっ
(捜索隊)ははははっ

あっ 本当ですか?

(捜索隊)あっ 蔵ですか
(小嶋)はい

天保12年に建設された…
(捜索隊)ええー?

あっ すごい

(捜索隊)まだ残ってるんですね
(小嶋)そうですね

(捜索隊)そうなんですか

(捜索隊)いいですか? すいません

<本職は塗装業だという
小嶋さんの家の敷地に建つ

築180年の大きな米蔵>

<せっかくなので
中を見せてもらうことに>

小嶋さんちも すごいね
ねえ

(捜索隊)あっ 奥さまですね?

(捜索隊)ははははっ すいません

(小嶋)あのですね

昔からの
(捜索隊)土の…

だけん

えっ?
えっ?

(捜索隊)あっ はあはあはあ…

(捜索隊)へえー すごい

(捜索隊)
これ 昔のものなんですか?

(小嶋)大工さんが言うには
桜じゃないかな

(捜索隊)あっ 桜の…

(小嶋)ですね

<江戸時代に建てられた
米蔵を改装し

10年前から 田舎料理の店を
始めたという小嶋家>

<その店を1人で切り盛りするのは
奥さんの待子さん>

<母屋にある ちゅう房で
全ての料理を手作りしている>

<提供しているのは
自家製野菜の煮物や

手作りコンニャクなど
どれも小嶋家で作った素材を

調理したもの>

<ご主人が養殖している
ニジマスも

いろりで串焼きにして
出している>

<風情ある蔵で味わう
素朴な田舎料理に

ファンも たくさんいるそうだ>

(捜索隊)鎧が…

(捜索隊)あっ そう…
(小嶋)だから この

へえー

(捜索隊)あっ 火縄銃と日本刀

(小嶋)そうですね

へえー

(捜索隊)これ でも

(捜索隊)なんですか?

(捜索隊)あっ 銃なんですか これ

おおー ツエに見せかけて
うわ

(捜索隊)ここに火薬を詰めて…

えっ? っていうことは

(捜索隊)すいません いいですか?

(捜索隊)へえー 仕込み銃
(小嶋)仕込み銃です

昔の仕込み銃でしてね

ははははっ

ちょっと
楽しい寄り道ですね これ

ねえ いいな 行きたい
民芸館に寄ったような

よし
(捜索隊)ああー すごい

あっ 開くんですね そこが
ああー ははははっ

すいません
じゃあ ちょっと 失礼します

昔のハシゴみたいな階段ですよね

(捜索隊)うわー
本当だ

天保十二年って
書いてある

(小嶋)海蔵

(捜索隊)はあー
ここは じゃあ

本当に建った
当時のまま

っていうこと
なんですよね

(捜索隊)こういう

(捜索隊)これは
何用のあれですか?

(小嶋)田んぼの草取り
(捜索隊)あっ 草取り

(小嶋)押して引いて
(捜索隊)へえー

こういうので
やってたんですか

これ なんですか? これは
(小嶋)これ 牛に引かせて

田んぼ 起こしてっちゅうかな
(捜索隊)かくはんというか

それを牛が引くんですね?
(小嶋)そうですね

(捜索隊)ああー
(小嶋)バーッて…

(捜索隊)脱穀?
(小嶋)はい 脱穀してたんです

(捜索隊)それを引いて
落とすんですね

(小嶋)落としてた
籾だけ落ちて

(小嶋)ですね はい
(捜索隊)ダイヤルが無いの

珍しいですね

(小嶋)こうして回して
回してから

(捜索隊)へえー

(捜索隊)そうですね そっちは…
ははははっ

(捜索隊)ははははっ すごい

<180年前に建った小嶋家の蔵には
昔 実際に使われていた

農機具や生活用品が
博物館さながらに残っていた>

昔のアイロンですね あれ

すごい人に話 聞けたな これ

ねえ すごい

(捜索隊)ねえ

<思いがけず
楽しい寄り道となったが

ここからが本題>

<麓の小嶋さんの家から

4kmほど離れた山の中にある

ポツンと一軒家
カシワギさんの家を目指す>

(捜索隊)ははははっ

<小嶋さんに教えてもらったとおり

棚田の間に伸びる一本道を
ひたすら走る>

<その先に待ち受ける高い山の上に

どんな暮らしがあるのだろうか?>

(捜索隊)ああ でも

っぽく
なってきましたね

うん なんか見たことがないような
獣が出てもおかしくないよね

ははははっ
うわ 初めて見た この生き物とか

図鑑に載ってない生き物とか
出てきそうな…

(捜索隊)これ

夜とかも走れないですよね 車で
走れないね 真っ暗なんじゃない?

夜は怖いな

(捜索隊)ああ そうですね

うわー 随分 上ったな

<かなり高い所まで上ってきたが

先が見通せないクネクネと曲がる
狭く険しい山道を

延々と走り続ける>

<山道が一変 急に視界が開けた

(捜索隊)うわー すげえ

<ついに 衛星写真で見つけた
熊本県の

<緑のじゅうたんで覆われた
広大な山を切り開いた

くぼみの中に 水をたたえた
何枚もの棚田が広がり

立派な瓦屋根の建物が
並んで建っている>

うわー すごい
ちゃんと水 入ってた

うん お城じゃん

<衛星写真と比べてみても

<ここで間違いない>

(捜索隊)ははははっ すごい

立派なうちだな これ

(捜索隊)こんにちは 僕らですね

(捜索隊)はい

(捜索隊)やっぱり

<突然 来た捜索隊に
驚きながらも

優しく応対してくれた
この人が

ポツンと一軒家に
暮らす

(捜索隊)えっと

林業だ
うん

(捜索隊)そうなんですか

(久美子)ですね

(久美子)もう やっぱり

それでも作ってるよね これね
ねえ

相当 広いですよね
すごい量ですよね

<昔は 今より
もっと広かったという棚田>

<大規模に稲作を行い
出荷もしていたが

今は 林業だけで生計を立て
残っている田んぼで

自家用のお米を育てているそうだ>

<ようやく たどり着いた
ポツンと一軒家だが

この日は
ご主人が仕事で留守のため

<そして その

ふふっ 相変わらずって

そんな短期間で
変わるわけがない

そりゃそうだよ

もう ご主人
ドキドキしちゃってんだろうな

きっと
ははははっ

どうしていいか わからない…
昔の写真 用意しないと

まずいんじゃねえか? とか
ははははっ

(捜索隊)ああ 本当ですか

(捜索隊)ああ そうなんですか
すごいな

これ なんの木なんですか?
(柏木)これは欅

(捜索隊)欅 なんか

(捜索隊)あっ へえー

旅館みたいですね すごいな

(捜索隊)この辺の じゃあ

(捜索隊)あっ そうですか へえー

(捜索隊)お邪魔します
(捜索隊)うわー すごい

すごいな

この木は なんの木かね?
これは

ヒトツバじゃないか?
イヌマキかな

(捜索隊)イヌマキっていう木が
あるんですか?

(捜索隊)これ お父さんが
磨かれたんですか?

(捜索隊)シラスを? シラスって

(柏木)砂みたいなやつな

ははははっ
私も そっちかと思った

なんで魚臭くしちゃうんだよ
はははっ

(捜索隊)へえー ああ そうですか

<玄関ホールも
木を ふんだんに使っていたが

このLDKも
床から壁 天井に至るまで

天然木を贅沢に使い
対面式のキッチンの

大きな壁一面に作りつけた
収納の建具なども

何から何まで全部 木だ>

これ 東京で頼んだら
とんでもない額ですね

(捜索隊)結構

(捜索隊)さっき
おっしゃってたみたいに

(捜索隊)あっ そうですか

うわー

(捜索隊)これ でも かなり

(捜索隊)13年ぐらい
はい

<母屋を建て替えたのは
13年前の平成20年>

<代々 林業を営んできた柏木家>

<政光さんが自分の山から
切り出した木を使って

建てた母屋は
重厚感ある入り母屋屋根の

玄関が せり出した
堂々たる日本家屋だ>

よっぽど すごい量
切ってるんでしょうね きっとね

ねえ

(捜索隊)そうなんですか

(捜索隊)ってことは じゃあ

(捜索隊)ははははっ そうですか

(捜索隊)1時間 歩いて?

(久美子)小学校はですね

本当に行ってたのかな?
途中で やめてたんじゃない?

行ってなかったかもしれない
ははははっ

(捜索隊)あっ そうですか

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)あっ そうですか

これは体力つくわ

(捜索隊)あっ 山の水を…

(久美子)ちょっと

(捜索隊)じゃあ 地下水みたいな
(久美子)地下水ですね

(捜索隊)そうなんですか

(捜索隊)ああ そうですか

(捜索隊)
じゃあ 当時は ランプとか…

ええー!

ははははっ
(捜索隊)あっ そうですか

<そんなポツンと一軒家で

たくましく育った

政光さんだったが

高校を卒業後

一度 家を出たそうだ>

(捜索隊)鹿児島のほうに
働きに出られてて…

(捜索隊)あっ そうですか
鹿児島で

はい 出会ったですね

(捜索隊)あっ そうなんですか

そんなドラマみたいなこと
あるんですか?

あるんですね
ニヤニヤしちゃう

ふふふっ

<鹿児島県出身で

当時 別の会社の事務員として

働いていた久美子さん>

<たまたま 政光さんと

同じアパートに住んでいたことが縁で

知り合い

(捜索隊)じゃあ やっぱ

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)ああ そうですか

ちょっとじゃないですけどね

(柏木)ははははっ

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)あっ 今は…

(捜索隊)ちなみに

<2人が結婚した その年

政光さんの父 佳苗さんが体を壊し

仕事に出られない日が
続いたそうだ>

<そのため
鹿児島の運送会社を辞め

新妻の久美子さんを連れて

実家に戻った
政光さん>

<以来 45年間
山の上の

ポツンと一軒家
暮らし>

<一男三女 4人の子どもが

ここで生まれ育ち

巣立っていった>

(捜索隊)45年 林業一筋
はい 林業で…

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)じゃあ…

(捜索隊)はあー なるほど

<亡き祖父が山を開拓し

稲作と林業をなりわいにしてきた
ポツンと一軒家 柏木家>

<13年前 代々 育ててきた山の木で
建て替えたという立派な母屋は

親子三代にわたる汗と努力の賜物>

<広い玄関ホールを挟んで

LDKの向かいにある
広さが20畳もある仏間には

座卓が3つ 縦一列に並んでいる>

なんか あまりにきれいなんで
山の中に思えないですね

そうですね
ねえ 忘れちゃいますね もう

(捜索隊)そうか そうか

(柏木)そうそう そうそう
(捜索隊)へえー

(捜索隊)そっか
(柏木)はい

(捜索隊)こっちも木ですもんね

(捜索隊)桑って 蚕が食べる…

へえー こんな太くなるんだ

(久美子)これで
ああー

(柏木)はい 桑の木
(捜索隊)へえー こう…

つないでるんですね ちょうど
(柏木)はい

(捜索隊)すごいな

これ 屋久杉
これ 桑の木ですよね

はははっ 桑の木で…
これ こっち…

これは 普通のテーブル
ああ そうですか

(捜索隊)えっ 10人も?

こんだけ きれいにしてたら
来るよねえ

(捜索隊)ああ じゃあ

<孫が10人もいるという
柏木さん夫婦>

うわ これは楽しいわ
うわー 楽しそう

<お盆や正月に勢揃いするときに

3つ並べた座卓が大活躍>

<去年から
コロナの影響で会えていないが

また 皆で ごちそうを囲める日を
楽しみに待っている>

(柏木)息子の部屋で
(捜索隊)息子さんの部屋で…

(捜索隊)あっ 息子さんも 今
お仕事 一緒にされてるんですね

(柏木)一緒に そうです

(捜索隊)そうなんですか
(柏木)はい

<ふだん 長男の光裕さんも一緒に

親子3人で暮らしている柏木家>

<地元の高校を卒業後

林野庁に勤めていた光裕さんは

家業を継ぐべく
8年前に退職して実家に戻り

平日は 父親と一緒に
山で働いている>

<週末には 奥さんと
4人の子どもたちが待つ

鹿児島県の自宅に帰り

家族水入らずの
時間を過ごすという>

<長男が四代目を継いで
家業の林業は安泰の柏木家>

<13年前に建て替えた母屋の両隣に

瓦葺きの建物が建っているが

向かって右側の2階建ての建物は

64年前
昭和32年に建てられた納屋>

(捜索隊)ああー 牛が…
(柏木)いとったけんな

そのとき 上に わら
全部 上げよったんですよ

ああー あっ ここから
上れるようになってるんですね

おおー

これ なんですか?
(柏木)これは 杉

これ 杉
はい これが檜な

へえー

(捜索隊)ん? どれですか?

おおー これですか

広重の絵とかに
出てくるやつですもんね

(柏木)いや シュロ

(柏木)はい それで… 着てな

欲しいな あんな蓑
欲しいの?

いいじゃないですか
何かと語れるじゃないですか

一句 詠んだりとか
「実のひとつだになきぞ悲しき」

とかなんか言ったりなんかして
所さんち ありそう

ねえ

<時代を感じさせる蓑や
良質な材木が置かれた納屋と

母屋を挟んだ反対側に建つ

平屋の小さな建物>

<こちらは 35年前

昭和61年に
建てられたそうだが…>

(捜索隊)
くど小屋? ってなんですか?

(捜索隊)あっ ああー

(捜索隊)ああー 本当だ

(久美子)はい

(捜索隊)ちなみに その

(捜索隊)あっ この近くに?
(柏木)はい

(捜索隊)16日っていうのは…

(捜索隊)じゃあ

(捜索隊)林業をやってる方に
とっては常識というか…

(柏木)はいはい
(捜索隊)そうなんですか

最近 山の神って駅伝のときに
聞く言葉ですからね

そうですね
ああ そうね

<今は
個々で祈願するようになったが

昔は 山仕事をする人が
20~30人集まって

山の神を祭る
祠の脇に建っていた

造林小屋で
祭りを開いていたそうだ>

<その際 祠に近い柏木家の
このくど小屋で

炊き出しが
行われていたのだという>

<今は 盆や正月など

子どもや孫たちが集まった時に

大人数用の調理場として
重宝しているそうだ>

<そんな くど小屋で…>

(捜索隊)すごいの
見えちゃいました

なんですか? これ お父さん
ものすごい お酒の量ですね

神さまに奉納する?
ああー

奉納するんじゃなくて
本人が飲むんだ ははははっ

(捜索隊)へえー

(捜索隊)ははははっ すごい

(柏木)そう…

(捜索隊)
ああ そうなんですか じゃあ

(捜索隊)ああ そうですか

<代々 林業を営む
ポツンと一軒家 柏木家>

<週初めの

(捜索隊)あっ おはようございます
おはようございます

(捜索隊)すいません
よろしくお願いします

<週末 鹿児島の自宅に帰って

家族と過ごした
長男の光裕さんも戻ってきて

親子で山に向かう>

<挨拶を済ませると すぐに出発>

<柏木家の3代目と4代目が
別々の車に乗り込んだ>

<この日 向かうのは
山の上のポツンと一軒家から

<以前は 政光さんが
個人事業で行っていた林業だが

3年前 長男の光裕さんが
法人化して社長に就任>

<従業員も7人 抱えている>

あっ そうなんだ
意外と もう…

特に 今年
ウッドショックですからね

国内林業への期待が
高まってますから

ああ そう
そうなんですね

<柏木さん親子の車は いったん

(捜索隊)あっ ここ 上ってくんだ
上に ははははっ

ああー すごい ははははっ
なるほど

(捜索隊)どんどん行きますね

(捜索隊)おおー ははははっ

ここを運び出すの大変だよね
行ったはいいけど

<右へ左へと
クネクネ蛇行しながら上る

急勾配の山道>

<親子の車に
置いていかれないよう

捜索隊も
必死にハンドルを切って

ついていく>

<そして
山の上まで上がってくると…>

(捜索隊)あっ 看板…

(捜索隊)ああ ありますね

(捜索隊)あっ 本当だ
(捜索隊)この辺なんだ

ああ これ
切り倒しちゃってるんだ みんな

(捜索隊)おおー すごーい

<ポツンと一軒家から

車で30分ほど走って着いた現場は

柏木家が所有し

3か月前から
伐採作業を続けている山の上>

<すでに伐採が終わっている
範囲だけでも

広さ およそ4haにも及ぶという>

(柏木)はい 向こうの上際をな
(捜索隊)上のほうを

(柏木)はい
(捜索隊)ここ じゃあ

(捜索隊)ははははっ

これ 何年ぐらいで
元 戻るんだろう?

<山頂に残された林の中で
伐採作業が始まった>

あっ…

<この日 切っていたのは 檜>

<まず 木を倒す方向の根元に

受け口と呼ばれる
三角の切り込みを入れ

そのあと 反対側に
追い口と呼ばれる切り込みを

まっすぐに入れる>

<追い口を入れたら
そこに くさびを差し込み

ハンマーで打ち込む>

<すると…>

<受け口のほうに 木が倒れる>

おおー

<こうして 同じ方向に
木を切り倒す事が

安全性は もちろん
このあとの作業においても

とても重要になるのだという>

<ある程度の範囲の木を
伐採し終えると

今度は 重機の出番>

すごいのがあるな
UFOキャッチャーとは

訳 違いますもんね
ははははっ

<倒した木を
同じ向きに積み上げたあと

その脇を重機で整地し
道を造っていく>

<こうして
木材搬出用の道を確保しながら

伐採と搬出を繰り返していくのだ>

(捜索隊)索道ってなんですか?
(柏木)ケーブルみたいに

線を張って…
(捜索隊)ワイヤーみたいな?

(柏木)ワイヤーで吊るして

林道まで運びよった
(捜索隊)ワイヤーを

張ってってことですか?
(柏木)はい

(捜索隊)
それは すごい大変そうですよね

ええー それで運んでたんだ

索道って日本語 初めて聞いた

先生も 初めて聞く言葉
あるんですね

ボキャブラリー不足です まだ
へえー

まあ 便利になったですよ 今

(柏木)馬とか牛なんかで

出しよったもんな
(捜索隊)ははははっ そうか

あら よう…
馬も大変だ

馬も面倒 見なきゃ
いけないんだもんな

<続いて 先ほどとは
また別の重機に乗り込んだ

長男の光裕さん>

<長い鉄のアームの先端に

複雑な構造の機械を備えた
特殊な重機>

<これまでの林業の作業効率を
劇的に進化させた

ハイテクマシンだという>

(捜索隊)お父さん

はははっ

(柏木)枝を落とすやつな

(捜索隊)ははははっ
(捜索隊)ははははっ

あら すごい
うわー すごい

気持ちいい
気持ちいい 気持ちいい

<この機械には
木をスライドさせる

車輪状の装置が2つ>

<そして 枝切りの刃が
3か所に付いている>

<車輪状の装置2つで
木を挟み込んで

スライドさせながら

3つの刃で枝を全て切り落として

丸太にするのだが…>

今 林業
こういうふうにやるんですか

ああ いいね
動画サイトでバズりそう

本当だね

<このとき
木をスライドさせた分の長さが

自動で計測され
運転席のモニターに表示される>

<これを見ながら
機械に装備されたチェーンソーで

丸太を同じ長さで
切りそろえていく>

すごいね
すごい

これ 油圧って考えた人は
すごいですよね

すごいですね
すごいです

(柏木)それから
竿取りっていって…

チェーンソーないころは
ノコギリだもんね

何十倍も効率よくなってますね
すごいな これ

なんだ? これ
気持ちいいな


映像じゃないじゃん

ははははっ
ははははっ 確かに

大々的じゃん これ

<こうして あっという間に
きれいに枝が落とされ

必要な長さに
切りそろえられた丸太>

<よく見ると ただ
積み上げているわけではなく

太さや長さによって
仕分けられている>

<実は これにも意味があった>

(捜索隊)これ なんか

(捜索隊)出荷先用で
分けてらっしゃるんですか

(光裕)はい
(捜索隊)ちなみに

(光裕)えーっとですね…

(捜索隊)合板って

(捜索隊)…になるんですか?

(捜索隊)あっ そうなんですね

うわー
剥くんだ

うわ 気持ちいい
ははははっ

剥かれちゃうんだね ああやって

はい 細めの木なんですけど…

(捜索隊)杭木? 木の杭?
(光裕)はい …に使う

(捜索隊)ああー

(光裕)ああ そうですね
(捜索隊)ああー

(捜索隊)でも あれですね

(光裕)そうですね
もう すべて使うようには…

(捜索隊)有効活用 じゃあ 一応
全部できてるっていう

そうですね すべてね
(捜索隊)はあはあ すごい

なんか 日本の林業の未来
明るい気がしてきましたね

明るい こういう仕事だったら
したいと思う人

いるんじゃないですか
うんうん

<こうして 伐採される木は

1haあたり およそ1500本>

<この現場だけで
6000本もの木が伐採され

用途に合わせて
仕分けされた丸太が

それぞれの出荷先へ運ばれていく>

うーん 全体で

(捜索隊)150ha? じゃあ

(捜索隊)あっ そうですか
はい

(捜索隊)あっ 植林を
(柏木)はい

(捜索隊)ああー
(柏木)ですね

半世紀先を見据えた
仕事なんですね

(捜索隊)それは 政光さんとしては
どうなんですか?

(捜索隊)やっぱり そうですか
ははははっ

そうですよね
はい

<政光さんの願いどおり
跡を継いだ光裕さん>

<代々 続く家業の林業を
守ってきた父のことを

どう思っているのだろう?>

ああー もう

(捜索隊)あっ そうですか
(光裕)はい

働き者だな もう

(捜索隊)そうですか ははははっ

<自分も父の跡を継ぎ

ふるさとの山に戻って45年>

<山仕事に励み
米作りも続けてきた政光さんが

日々 感じているのは
自然の恵みをつないでくれた

父や祖父への感謝>

<時が流れ
仕事のしかたは変わっても

その感謝の思いは変わらず

息子の光裕さんへ
そして 孫の代へと続いていく>

<そう この山の豊かな緑とともに>

(スタジオ内 拍手)

すばらしい
すばらしいですね 今日

すごい
すばらしい日本人の

映像を見たような
(高城)ねえ

まあ 住んでる所は
ポツンなんだけど

精神的には
全然ポツンとじゃないんですよね

今まで 林業って聞いても

パッと何かっていうのが
浮かばなかったんですけど

すごく充実してるんだなって…
してるね

林業っていうと なんか
ちょっと厳しいのかなと

収入面が
っていうイメージじゃない

だけど 真面目な人がやると

あんな
すてきな感じになるんですね

おっしゃるとおりで
本当 林業 食えないってことを

何回も聞いたじゃないですか

でも ちゃんと
食える林業があるんですね

そうですね 全部チップにしたり
無駄がないっていう

で この ちゃんと
後継者がいる方の名字が

柏木っていうの
なんか 僕 うれしいですね

だって 柏っていうのは
葉っぱが枯れても

次のが出てくるまで
落ちないんですよ

だから ちゃんと
代々 受け継げるってことで

それで かしわ餅みたいに使われる
柏木

へえー
名字どおりだなと思って

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