土浦協同病院で 鳥インフル患者の受け入れ訓練

中国で感染が拡大しているH7N9型鳥インフルエンザの上陸に備え、土浦協同病院(土浦市真鍋新町、家坂義人院長)は30日、患者の受け入れ訓練を行い、起こり得る最悪の事態を想定し、医師や看護師ら32人が防護服を身に着け、鳥インフルエンザが疑われる患者の対応に当たった。
 
 訓練はH7N9型のほか、現在でも海外で死亡事例が発生しているH5N1型など、より重症度が高くなる強毒性のウイルスにかかった患者も想定して実施した。
 
 診察後に帰宅できるレベルから即入院が必要な重症患者まで4つのパターンで訓練。保健所や救急隊の連絡から受け入れまでの手順のほか、患者が直接来院した場合の対応、渡航歴や鳥との接触の有無などの問診、防護服の着脱手順の確認を行った。
 
 同病院が訓練を行うのは、メキシコで発生したH1N1型(豚インフルエンザ)が世界的に大流行した2009年以来。
 
 訓練を指揮した斉藤和人内科部長は「4年たって職員も入れ替わっているので再教育、再確認のために行った。課題がいろいろ見えてきたので、しっかり検討して対応できるようにしたい」と話した。

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